あの城繁幸がまたぞろ、書いています。ほとんどデマゴーグの域を出ないと私は思います。 しょせん登場しているのは『Voice』なのですから、割り切ってよいのかもしれませんが、それにしてもひどい内容です。彼が、つい先日は、たしかテレビ朝日に出演していたのですから、受け入れるメディアも相当、右派(といえるのでしょうか?)に甘く、右傾化しているといえなくもないのでしょうが。 城が書いているのは、全体が4つの部分からなる「労働組合は社員の敵」という文章です。タイトルからしてすでにいかがわしさが漂うわけですが、さて、この城がのべる論点をいちばん最初のパートからひろってみました。これだけあります。それぞれにできるだけコメントを入れてあります。 1.「派遣さんがかわいそうだから派遣なんてなくしてしまえ」 派遣切りは、企業が可能なかぎり利益確保を維持できるように、ダメージを最小限にとどめようとした行為なのです