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  • 『「創作子どもポルノ」と子どもの人権』 お詫びと回収のお知らせ - 株式会社 勁草書房

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    • 本田由紀『「家庭教育」の隘路』(勁草書房) - shinichiroinaba's blog

      「家庭教育」の隘路―子育てに強迫される母親たち 作者: 本田由紀出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2008/02/25メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 82回この商品を含むブログ (30件) を見る 店頭で少し立ち読み。 本書は若年労働市場研究と前後して進めてられていた、ワーキングマザー研究のまとめである。既に共同報告書が刊行されており、前作『多元化する能力と日本社会』でもその分析が紹介されていたが、ここで改めて議論をまとめ直している。 子を持つ親としてまったく他人事ではないネタであり、データとその分析自体大変に有意義だと思うのだが、ことに興味深いのは、あとがきでの本田の述懐である。 前著が大佛次郎論壇賞奨励賞を受けた際の講評を読み、「あちゃー」と頭を抱えたのはぼくだけではないはずだ。端的には以下の橘木俊詔のコメント: これまでは学力、つまりメリトクラシーの下で人の能力が判断

        本田由紀『「家庭教育」の隘路』(勁草書房) - shinichiroinaba's blog
      • 『「創作子どもポルノ」と子どもの人権』 お詫びと回収のお知らせ - 株式会社 勁草書房

        東京都文京区水道2-1-1 〒112-0005 営業部 TEL:03-3814-6861 FAX:03-3814-6854 コミュニケーション事業部 TEL:03-3814-7112 FAX:03-3814-6904

        • オルグ学入門  村田宏雄 勁草書房(1982年1月30日発行)

          タイトルで何の本だかわかる人はある程度以上の年齢の人だろう。オルグとはorganizerの略で、 大衆や労働者の中に入って、政党や組合の組織を作ったり、その強化や拡大をはかったりすること(人)。[狭義では、共産主義のそれを指す]」(新明解国語辞典第三版) 私が大学生の頃には細々とながらキャンパスでこういう人たちが活動していたものだ。ほとんど誰にも相手にされてなかったけど。 つまり本書は、共産主義系勧誘・洗脳マニュアルなのである。著者は大正8年生まれの東洋大学社会学科の教授。帯の惹句はこうだ。 大衆を組織化し、より強力なパワーを発揮させることがオルグの目的である。勘や経験のみに頼る試行錯誤から脱し、普遍妥当な学としてのオルグ技術の開発を目指す画期の書 洗脳本は多々あれど、これほど、その正当性を確信した立場から書かれた本も珍しい。しかも、勁草書房といえば、思想書などを出してる出版社ではないか。

          • 【書評】鈴木健 著『なめらかな社会とその敵』(勁草書房) ~ kazeto blog

            2013年2月23日土曜日 【書評】鈴木健 著『なめらかな社会とその敵』(勁草書房) Posted on 0:08 by kazeto 本書は革命的な何かを為そうとしているのではない。  革命に死をもたらすという意味において、革命を、真に新しい意味での革命を起こそうとしているからである。  -鈴木健 『なめらかな社会とその敵』は、ひときわ異端の書だ。この本は「まだ見ぬ未来」へ向けて書かれている。 「国家」「社会」「個人」。歴史によって自明化した社会システムはまるで自然法則のように機能する。しかし、社会システムは誰かが発明したものであり、本質的に常に暫定のシステムである。新しい社会システムを実装することによって、私たちの想像力と文明を再設計しよう。それが本書のメッセージである。 「これまでの社会が依存してきたコアシステムと呼ぶべき社会制度そのものを、情報技術を用いて完全に置き換えてしまう

            • 心の哲学MAP&心の哲学ブックガイド - 株式会社 勁草書房

              「心とは何か」という問いは、古代のプラトンや近代のデカルトを経て現代に至るまで、哲学の中心問題のひとつとされてきました。そして、心と身体の因果関係(心身問題)を軸に、心の哲学は20世紀半ば以降の英語圏で大きく発展します。その背景には、心理学、認知科学、脳科学、コンピューター・サイエンスや人工知能など、様々な科学的知見を通じて私たちの「心」の理解が急速に変わりつつあることが要因として挙げられるでしょう。現代の科学的な成果をふまえながら、「心とは何か」を多様な視点から考えることに、心の哲学のおもしろさがあります。 勁草書房では、入門・概説書から最先端の議論まで、心の哲学に関する書籍を数多く刊行してきましたが、このたび、『心の哲学入門』の著者である金杉武司先生のご協力により、心の哲学の議論の見取図となる「心の哲学MAP」をつくっていただきました。あわせて、MAPに連動した「心の哲学ブックガイド」

              • 勁草書房

                上野 達弘 編著奥邨 弘司 編著 2024年2月刊行 好評につき2刷出来 高機能生成AIは著作権の夢をみるか? 世界各国の最新動向と我が国における議論状況を踏まえ、今後の法規制の在り方を検討する。

                • 心を科学する - 株式会社 勁草書房

                  「心理学がこんなに科学的とは思わなかった」多くの学生から聞かれるこうした声は、心理学のイメージが偏って伝わっていることを意味する。本書はそうした誤解を解消するため、基本的なポイントを抑えつつ、脳や進化といった最新の動向を盛り込み、科学としての心理学を解説。また実際に学生から寄せられた疑問とその答えを紹介する。 はじめに 第1章 科学としての心理学 1.1 科学という行為 1.2 科学としての心理学の歩み 1.3 心理学におけるパラダイムシフト 1.4 心理学の研究対象と方法 1.5 心理学と統計 第2章 脳と心 2.1 心の座はどこか 2.2 心とは 2.3 神経系と脳 2.4 機能局在 2.5 大脳半球機能の左右差 2.6 覚醒と睡眠 第3章 心の進化 3.1 進化と遺伝子アルゴリズム 3.2 ヒトの特徴 3.3 直立2足歩行 3.4 脳の拡大 3.5 ヒトの家族の成立 3.6 道具の使

                    心を科学する - 株式会社 勁草書房
                  • 「現代哲学の見取図」勁草書房

                    現代哲学の一大潮流である「分析哲学」は、19世紀後半から20世紀はじめにかけての実証主義や論理分析の発展を背景にヨーロッパに登場し、のちに舞台をイギリスやアメリカへ移して20世紀を代表する哲学のひとつにまでなりました。 論理学、プラグマティズム、科学哲学、心の哲学など、多様な動向と関連の深い分析哲学ですが、その成立から様々な展開に至るまでの道筋や哲学者ごとの位置づけは意外に認知されていません。そこで、千葉大学の柏端達也先生にご協力いただいた哲学者の見取図をもとに、英米を中心とした現代哲学の総合ブックガイドを作成しました。 今まで断片的に興味を持って読んでいた本はどんなふうに他の本とつながり、ひとつの文脈をかたちづくっているのか。この見取図とブックガイドが、つぎの一冊との出会いや、哲学への新たな探究心を深めるきっかけになれば幸いです。

                    • 勁草書房創立70周年社長にあれこれ聞いてみる:01

                      哲学・思想、社会学、法学、経済学、美学・芸術学、医療・福祉等、人文科学・社会科学分野を中心とした出版活動を行っています。 2018年、勁草書房は創立70周年を迎えました。[けいそうブックス]を創刊するとともに、この1年、勁草書房の70年をいろいろな角度から改めて紹介していきたいと思っています。 その一環として、勁草書房の書籍を手に取ると奥付で必ずご覧になっている名前の持ち主、そう、井村寿人社長に、ゆるくあれこれ聞きながら振り返るシリーズを設けてみました。というわけで、あちらこちらに寄り道しながら、井村社長に勁草書房の70年(とこれから?)を、あまり会社のことを知らない編集部員相手にのんびり道案内してもらいます。[編集部] ――こんにちは。今日から仕事のあいまによろしくお願いします。 井村寿人社長 こんにちは。井村寿人(ひさと)です。こちらこそよろしくお願いします。 ――勁草書房70年なので

                        勁草書房創立70周年社長にあれこれ聞いてみる:01
                      • クレメント・グリーンバーグ(→2005)『グリーンバーグ批評選集』 勁草書房 - Amazon

                          クレメント・グリーンバーグ(→2005)『グリーンバーグ批評選集』 勁草書房 - Amazon
                        • 分析美学基本論文集 書評|西村 清和(勁草書房)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

                          「分析美学」とは、分析哲学に対応する仕方で主として英語圏においてこの半世紀ほど展開してきた新潮流の美学であるが、これまで日本において十分議論の対象とされてきたとはいえない。本書は、分析系の理論を駆使して日本の美学研究を牽引してきた西村清和自身が編纂し、主に若い研究者に声をかけて翻訳したもので、分析美学の発展において時代を画したと目される九本の論文が大きく四つの主題の下に収められている。 第一章は芸術の定義をめぐる論文二本からなる。さまざまなイズムの提唱された二〇世紀は、従来の芸術の定義を逸脱する作品を次々に生み出し、そのために「なぜこれが芸術なのか」という(以前にはありえなかった)問いがしばしば提起された。アーサー・ダントーの論文「アートワールド」は、芸術作品をその他のものから区別するのは知覚的特徴ではなく「芸術のある特定の理論」「芸術の歴史についての知識」であるという画期的な命題を提起す

                            分析美学基本論文集 書評|西村 清和(勁草書房)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
                          • 【渡辺真由子を使うな】”「創作子どもポルノ」と子どもの人権 ”(勁草書房2018年)への(勁草書房2018年)が破滅的出鱈目さで編まれていた - Togetter

                            コミュニケーションが生まれるツイートまとめツール

                              【渡辺真由子を使うな】”「創作子どもポルノ」と子どもの人権 ”(勁草書房2018年)への(勁草書房2018年)が破滅的出鱈目さで編まれていた - Togetter
                            • 勁草書房創立70周年記念企画 「著者が選ぶ 勁草書房のこの3冊」 公開のお知らせ - 株式会社 勁草書房

                              勁草書房は2018年4月12日に創立70周年を迎えました。その記念企画として同月から1年をかけてフェア「著者が選ぶ 勁草書房のこの3冊」を全国の書店17店で開催してまいりました。フェアでは17名の著者の方々に選書と推薦コメントをいただき、店頭では選書された書籍を展示するとともに選者コメントを掲載した小冊子を配布し、好評のうち2019年3月に幕を閉じました。 創業から71周年を迎え、このたび創立70周年記念フェア開催店でお配りした小冊子の内容を公開する運びとなりました。勁草書房がこれまで刊行してきた書籍6,500点の中から選ばれた書籍をご覧いただき、皆様の読書の一助となれば幸いです。(2019年4月12日) ● 「勁草書房のこの3冊」選者17名(五十音順・敬称略)の選書とコメント ※ フェアで完売し品切の書籍がございますのでご了承ください。 ※ 選者の皆様の肩書は2018年4月現在のものです

                              • 上野千鶴子編『構築主義とは何か』勁草書房

                                上野千鶴子編 20010220 『構築主義とは何か』 勁草書房  305+10p.,2800+税 *ここでは、序章、第2章、第6章および第9章を紹介する。 〈目次〉 はじめに             上野千鶴子 序章   構築主義の系譜学 千田有紀 第1章  臨床のナラティヴ 野口裕二 第2章  言説分析と構築主義 赤川学 第3章  文学とジェンダー分析 飯田祐子 第4章  〈文化〉? 〈女〉? ――民族誌をめぐる本質主義と構築主義 中谷文美 第5章  歴史学における構築主義 荻野美穂 第6章  構築主義と身体の臨界 加藤秀一 第7章  構築されるセクシュアリティ ――クィア理論と構築主義 伊田真一 第8章  「資本主義社会はもはや異性愛主義を必要としていない」のか ――「同一性(アイデンティティ)の原理」をめぐってバトラーとフレイザーが言わなかったこと 竹村和子 第9章  〈構築されざる

                                • けいそうビブリオフィル - 勁草書房編集部ウェブサイト

                                  「おもちゃのユートピア」を論じるこの記事の中編では、死を内蔵する遊技場というテーマに深く関連する議論として、遊戯と聖性、芸術との関係を論じたホイジンガの『ホモ・ルーデンス』とそれへのいくつかの応答を紹介する。とりわけ『ホモ・ルーデンス』を批判的に継承する議論から発展したアンドレ・シャステルやジョルジョ・アガンベンの著述は、聖なるものと戯れる芸術家の振る舞いを理解する上で重要な鍵となるだろう。

                                    けいそうビブリオフィル - 勁草書房編集部ウェブサイト
                                  • 勁草書房『妊娠中絶の生命倫理』サポートページ

                                    ジョン・ヌーナン、「歴史上ほぼ絶対的な価値」(抄)(太田徹訳)。典型的なプロライフです。胎児も人間であって、人間の命には平等な絶対的価値がある、と主張しています。 ジュディス・ジャーヴィス・トムソン、「妊娠中絶の擁護」(塚原久美訳)。紹介さえ不要な超超有名論文。応用倫理学で一番有名な論文でしょう。ただし『バイオエシックスの基礎』では抄訳でしたが、今回は全訳しています。抄訳しか読まないでこの論文に言及していた人は 必ず 読みなおしてください。読みなおさずに生命倫理学の議論する人は今後インチキ生命倫理学者と認定される可能性があります。 バルーク・ブロディ、「妊娠中絶に関するトムソンの議論」(藤枝真訳)。トムソンの議論を「自己防衛」ととらえて攻撃しています。 ジョン・フィニス、「妊娠中絶の是非:ジュディス・トムソンへの応答」(小城拓理訳)。カトリック倫理学の立場からトムソンを全力で攻撃しています

                                    • 現代哲学の見取図 - 株式会社 勁草書房

                                      現代哲学の一大潮流である「分析哲学」は、19世紀後半から20世紀はじめにかけての実証主義や論理分析の発展を背景にヨーロッパに登場し、のちに舞台をイギリスやアメリカへ移して20世紀を代表する哲学のひとつにまでなりました。 論理学、プラグマティズム、科学哲学、心の哲学など、多様な動向と関連の深い分析哲学ですが、その成立から様々な展開に至るまでの道筋や哲学者ごとの位置づけは意外に認知されていません。そこで、千葉大学の柏端達也先生にご協力いただいた哲学者の見取図をもとに、英米を中心とした現代哲学の総合ブックガイドを作成しました。 今まで断片的に興味を持って読んでいた本はどんなふうに他の本とつながり、ひとつの文脈をかたちづくっているのか。この見取図とブックガイドが、つぎの一冊との出会いや、哲学への新たな探究心を深めるきっかけになれば幸いです。 ◆ 現代哲学の見取図(PDF) ◆ 現代哲学 総合ブック

                                      • 心と感覚(センス)を論じる全ての人に:フィッシュ『知覚の哲学入門』(山田圭一監訳、源河亨、新川拓哉、國領佳樹訳、2014、勁草書房) : ページからページへ

                                        知覚の哲学入門 [単行本]ウィリアム フィッシュ著、山田圭一監訳、源河亨、新川拓哉、國領佳樹訳、2014年8月勁草書房2014-08-31 世界的に今も議論の盛り上がりを見せている知覚の哲学の待望の入門書が日本語になって登場である。 大変喜ばしい。 邦訳も読みやすく仕上がっているので、これからこの分野を知りたいと思う日本語話者の学生や研究者にとって、本書が大いに意義のある仕事であるのは間違いないだろう。 また、翻訳者の1人である源河亨さんがこの邦訳の紹介サイトを作成してくださっている(ウィリアム・フィッシュ『知覚の哲学入門』)。まだ本書を入手していない場合でも、こちらで目次と簡単な内容を確認できるようになっている。 本書の構成は大きく二つに分けることができる。一つは知覚の本性をめぐって競合する理論を紹介する内容であり、2章から6章にかけて、5つの理論それぞれの利点と欠点が提示されている。も

                                          心と感覚(センス)を論じる全ての人に:フィッシュ『知覚の哲学入門』(山田圭一監訳、源河亨、新川拓哉、國領佳樹訳、2014、勁草書房) : ページからページへ
                                        • 稲葉振一郎『ナウシカ解読 増補版』(勁草書房)刊行記念トークイベント 「ハッピーエンドの試練とバッドエンド症候群」(稲葉振一郎×山川賢一)配布資料 - shinichiroinaba's blog

                                          実際のトークではとてもではないがこの半分も話せてはいません。 ============ 2020年1月31日 『ナウシカ解読増補版』刊行記念トークセッションのためのメモ 稲葉振一郎 1.山川賢一のプロジェクト: ピンカー、デネット、ドーキンス的な現代啓蒙(無神論)の立場からポストモダン左派(「啓蒙の弁証法」的ニヒリズム)を批判している。 しかしその単なる反転(例えば「暗黒啓蒙」)に行かないためにはどうすればよいのか? ex.ドーキンスの宗教否定は裏返しのファナティシズムの危険 単なる現世否定と破滅志向は革命志向や過激な進歩主義の裏返しにしか過ぎない。問題はギアをニュートラルにすること。しかしこれが難しい。 ex.ナウシカのやったことは、ただ未来を餌に人類を管理する権力を拒絶したこと、人類を滅ぼそうとしたわけではない――しかし結果的に、副次的効果として、人類滅亡の可能性を高めた? 私見では「

                                            稲葉振一郎『ナウシカ解読 増補版』(勁草書房)刊行記念トークイベント 「ハッピーエンドの試練とバッドエンド症候群」(稲葉振一郎×山川賢一)配布資料 - shinichiroinaba's blog
                                          • 渡辺克典「書評 社会の歴史(ポール・ピアソン著,粕谷祐子監訳『ポリティクス・イン・タイム』勁草書房2010)」

                                            「書評 社会の歴史(ポール・ピアソン著,粕谷祐子監訳『ポリティクス・イン・タイム』勁草書房2010)」 歴史社会学は社会学の一大トピックでありつづけている。社会を理解するうえで歴史をどのように位置づけるかという問題は、ヴェーバー社会学の問いでもあった(小路田他[2009],折原[2010])。また、『社会学評論』と『ソシオロジ』の掲載論文における方法論の比率を年次比較した太郎丸博らの研究によれば、歴史社会学は1960年代から70年代に一度盛り下がったものの、計量分析と入れ替わるかたちで1980年代以降に「再度」用いられるようになってきた方法である(太郎丸他[2009])。歴史社会学はいまだフロンティアでありつづけている(cf.筒井編[1994:1])。 さて、このような状況の中で、ピアソン『ポリティクス・イン・タイム』が翻訳された。この本は「ポリティカル・サイエンス・クラシック」という政治

                                            • 清塚邦彦『フィクションの哲学』(勁草書房、2009): temporalia

                                              ◆清塚邦彦『フィクションの哲学』(勁草書房、2009) 恵投いただき読了。(ありがとうございます。) およそ基礎知識の欠落した人間でも居心地の悪さを感じずに済む丹念な議論運びであるけれども、何分こうした方面には全く不案内なこともあって、以下はかなり取り留めのない個人的感想。 「おもに言語的なフィクションの場合を念頭において、「語る」行為に焦点をおいた展望から、映画・演劇や絵画・彫刻のような「見せる」作品をも視野に入れたより包括的なフィクション理論の展望」(p. 15)を切り開くことが本書全体を通じての狙いとのことで、第四章までの前半部分ではまず、基本的に言語的フィクションを対象として統語論、意味論、語用論の見地に立つアプローチの整理と批判的検討が示されている。本書の中の長大な助走段階とも言えそうなこの前半部分については、全体を通じてそれほど大きな疑問は感じなかったのだけれども、ただ一点

                                              • 新しい古典がやってくる!『芸術の言語』刊行記念フェア「グッドマン・リターンズ」特設サイト| 企画:慶應義塾大学出版会 協力:勁草書房

                                                【盛況のうちに終了、資料を公開しました】『芸術の言語』から現代の分析美学へ――5人の若手研究者が徹底討論! 2017年6月30日18時から東京大学駒場キャンパス 駒場コミュニケーション・プラザ北館2F 多目的教室4で開催しました。 当イベントで使用された資料(松永伸司氏×岩切啓人氏×源河亨氏×高田敦史氏×森功次氏)アップしました。ぜひ、ご覧ください。 【資料はこちら】 紀伊國屋書店ウェブストアでも、グッドマン! グッドマン・リターンズ 新しい古典がやってくる! 『芸術の言語』刊行記念 最強のブックフェア 公開! ■『芸術の言語』はもちろん【リターンズの基礎】【芸術と記号の理論】【ホンモノの芸術作品?】 【知覚・情動】【芸術形式/芸術のメディア】【芸術的認識と科学的認識】多彩なカテゴリでフェアをWEBに表現されています。ぜひ、ご覧ください! 『芸術の言語』刊行記念フェア「グッドマン・リターン

                                                  新しい古典がやってくる!『芸術の言語』刊行記念フェア「グッドマン・リターンズ」特設サイト| 企画:慶應義塾大学出版会 協力:勁草書房
                                                • 図書館情報学 = Library and Information Science 上田 修一(著/文) - 勁草書房

                                                  × 図書館情報学 = Library and Information Science 上田 修一(著/文) - 勁草書房 【利用不可】

                                                    図書館情報学 = Library and Information Science 上田 修一(著/文) - 勁草書房
                                                  • 【連載】 藤田尚志『ベルクソン 反時代的哲学』 ページを移動しました - 株式会社 勁草書房

                                                    これまでこちらで連載してまいりましたが、 今後は勁草書房編集部サイトけいそうビブリオフィルで公開してまいります。 http://keisobiblio.com/author/fujitahisashi/ これまでの公開分も勁草ビブリオフィルにて掲載しております。 引き続きよろしくお願いいたします。

                                                    • 考えたいのは「市民(有権者)の責任」――『「高齢ニッポン」をどう捉えるか』(勁草書房)/浜田陽太郎(著者) - SYNODOS

                                                      2020.10.19 考えたいのは「市民(有権者)の責任」――『「高齢ニッポン」をどう捉えるか』(勁草書房) 浜田陽太郎(著者) #「新しいリベラル」を構想するために 「政治部のデスクからは「世の中は、20人が決めている。それを取材するのが政治部」とたたき込まれた。官邸に常駐する「政府首脳」に生活に密着した社会保障の現場を取材してきたと自己紹介すると、「ああ、そういうの、男の記者でもやるんだ」といわれたことを、今も鮮明に覚えている。 そこでは、社会保障の制度・政策は生活から切り離され、「権力闘争の材料」の一つとして扱われていた。」(本書219ページ) この本の中で、ひときわ思い入れの深い一節です。 「記者クラブ」という言葉を聞いたことがありますか。中央省庁などの役所に「記者会」などの看板を掲げた部屋があるのが普通です。多くの記者がそこに拠点に仕事をし、新聞やテレビで流れるニュースはここから

                                                        考えたいのは「市民(有権者)の責任」――『「高齢ニッポン」をどう捉えるか』(勁草書房)/浜田陽太郎(著者) - SYNODOS
                                                      • 勁草書房創立70周年記念企画 「著者が選ぶ 勁草書房のこの3冊」 公開のお知らせ - 株式会社 勁草書房

                                                        勁草書房は2018年4月12日に創立70周年を迎えました。その記念企画として同月から1年をかけてフェア「著者が選ぶ 勁草書房のこの3冊」を全国の書店17店で開催してまいりました。フェアでは17名の著者の方々に選書と推薦コメントをいただき、店頭では選書された書籍を展示するとともに選者コメントを掲載した小冊子を配布し、好評のうち2019年3月に幕を閉じました。 創業から71周年を迎え、このたび創立70周年記念フェア開催店でお配りした小冊子の内容を公開する運びとなりました。勁草書房がこれまで刊行してきた書籍6,500点の中から選ばれた書籍をご覧いただき、皆様の読書の一助となれば幸いです。(2019年4月12日) ● 「勁草書房のこの3冊」選者17名(五十音順・敬称略)の選書とコメント ※ フェアで完売し品切の書籍がございますのでご了承ください。 ※ 選者の皆様の肩書は2018年4月現在のものです

                                                        • 勁草書房創立70周年記念フェア 「著者が選ぶ 勁草書房のこの3冊」 - 株式会社 勁草書房

                                                          ※フェアはすべて終了しております。開催中はたくさんの方にご来店いただき誠にありがとうございました。17人の著者が選んだ書籍と推薦コメントは当ホームページ内「読み物・読書案内」カテゴリーのこちらに移動し全文を公開しております。こちらのページでは著者の方の選書書籍一覧と開催店の様子を掲載いたします。 1948年4月12日に創業しました勁草書房はおかげさまで今年70週年を迎えることができました。これを記念しまして全国の書店で勁草書房創立70周年記念フェア「著者が選ぶ 勁草書房のこの3冊」を開催いたします。 フェアでは勁草書房がこれまで刊行してきた書籍の中から下記の著者の方々におすすめの書籍や思い出の書籍をそれぞれ3冊ずつ選書いただきました。また全ての書籍について選者よりコメントを頂いており、フェア開催店にてコメントを掲載した20ページの小冊子を無料で配布しております。 10月から開催のフェアでは

                                                          • 現代日本社会を読み解くための「報奨金化」というツール――『交差する辺野古 問いなおされる自治』(勁草書房)/熊本博之(著者) - SYNODOS

                                                            日本学術会議の会員任命見送り、秋田県へのイージス・アショア配備、そして普天間基地の名護市辺野古への移設。これらの問題には、当事者側が強く反発する一方で、世間一般の人たちの反応は鈍く、むしろ政府の方針を支持する人たちも少なくないという共通点がある。このうち、イージス・アショアの配備については、安全面での問題もあって白紙撤回となったが、残る2つは見直されることのないまま今に至っている。 なぜ当事者側の反発が世論を喚起できずにいるのか。それを、社会の報奨金化という観点から考察していきたい。 報奨とは、ある人の功労や善行などに報い、それをさらに奨励することである。そして奨励は主にお金によってなされる。これが報奨金だ。つまりはインセンティブである。 ここでのポイントは、何が功労で、何が善行に当たるのかを決めるのは、報奨金を出す側だということである。そのため、報奨金をもらうためには出す側の意向に沿わな

                                                              現代日本社会を読み解くための「報奨金化」というツール――『交差する辺野古 問いなおされる自治』(勁草書房)/熊本博之(著者) - SYNODOS
                                                            • 近刊情報ページを一新しました - 株式会社 勁草書房

                                                              ★☆★ 近刊情報ページを一新しました ★☆★ 毎月初頭に更新してきました近刊情報は以下のサイトに移動しました。 http://www.keisoshobo.co.jp/search/next.html これまで1ヶ月分の近刊情報を掲載してきましたが これからは2ヶ月分の近刊情報をお知らせしてまいります。 ※刊行時期は変更する場合がございます。また価格は予価となります。 引き続きよろしくお願いいたします。

                                                              • ラーニング・コモンズ 加藤 信哉(翻訳) - 勁草書房

                                                                目次 ラーニング・コモンズ文献案内-翻訳論文のまえがきに代えて 米国の大学図書館-今日のラーニング・コモンズ・モデル インフォメーション・コモンズ-未来の大学図書館 ラーニング・コモンズの進化する風景 インフォメーション・コモンズあるいはラーニング・コモンズ-私たちはどちらを持つのか? 新しいモデルへの進化-インフォメーション・コモンズ 図書館文化と新世紀世代の価値との断絶-図書館は次世代の学生にとって適切であり続けるために、方針とテクノロジーの両面で変革を検討すべきである 高等教育における学習スペースの設計に当たって最初に問うべき質問 インフォメーション・コモンズを学習に結び付ける コモンズ環境におけるレファレンス・サービス ラーニング・コモンズに共通するものは何か?この変化する環境でレファレンス・デスクを見ると 国内の大学図書館におけるラーニング・コモンズの現状:アンケート調査を中心に

                                                                  ラーニング・コモンズ 加藤 信哉(翻訳) - 勁草書房
                                                                • 戦慄系宣言 ~『なめらかな社会とその敵』を読むために~ - 株式会社 勁草書房

                                                                  1月に刊行以来みなさまにご好評いただいております 『なめらかな社会とその敵』(鈴木健)のフェア「戦慄系宣言」を全国の書店で開催します。 フェアでは著者の鈴木健さんが選んだ『なめらかな社会とその敵』を読むための推薦書に加え 『なめらかな社会とその敵』をめぐって各分野を代表する論者が選ぶ推薦書を展示します (選者と推薦書は下記に記載しております)。 フェア開催店ではそれぞれの選者が推薦書に寄せたコメント・推薦理由を掲載した小冊子を無料で配布。 ご来店のうえぜひご入手ください。 【フェア終了書店】ご来店ありがとうございました。 青山ブックセンター六本木店 3/27~4/末 東京大学生協駒場書籍部 4/1~4/末 ジュンク堂書店京都店 4/12~5/中旬 蔦屋書店代官山店 4/9~5/末 八重洲ブックセンター本店 4/18~5/31 MARUZEN & ジュンク堂書店渋谷店 4/22~5/末 ブッ

                                                                  • 実践学探訪 概念分析の社会学(エスノメソドロジー)からはじめる書棚散策 - 株式会社 勁草書房

                                                                    【速報】紀伊國屋書店グランフロント大阪店での開催が決まりました! 紀伊國屋書店新宿本店で開催し大好評だったフェアを 今回はナカニシヤ出版、新曜社との共同企画として紀伊國屋書店グランフロント大阪店にて開催いたします。 新宿本店でのフェアと比べて規模は小さくなりますが グランフロント大阪店でのフェアのために酒井泰斗さんが自ら約30点を厳選しました。 新宿本店では大変ご好評いただきました小冊子も内容はそのままで無料でお配りいたします。 皆さまのご来店を心よりお待ちしております。 開催店: 紀伊國屋書店グランフロント大阪店 社会フェア台 開催期間: 2014年5月26日(月)~6月末 当フェアは終了しました。ご来店ありがとうございました。 写真 紀伊國屋書店グランフロント大阪店 以下終了しました紀伊國屋書店新宿本店でのフェアについての情報です。 小冊子についてはグランフロント大阪店でも同様のものを

                                                                    • 現代リベラリズムとその周辺 ブックガイド 増補・改訂しました - 株式会社 勁草書房

                                                                      1971年のロールズ『正義論』の刊行によって現代リベラリズムは開始し、それから現在にいたるまでその影響範囲は広がりノージックやサンデルら現代を代表する思想家を輩出し続けています。現代リベラリズムとその周辺の議論は、哲学・政治学・法学・経済学・社会学など幅広いジャンルに亘り議論されており、応用される範囲の広さが特徴となっております。しかしそのことが正義をめぐる現代リベラリズムとその周辺の議論が一つのジャンルとして認識されづらい要因にもなっているようです。 現代リベラリズムを中心に一つの思想圏が形成されていることを伝えるべく、勁草書房では以前より現代リベラリズムとその周辺のブックガイドを作成し、フェアの開催を通じて読者の方にお配りし、あるいは書店での棚構成を考える際のお役に立てるべく書店様にもお配りして参りました。この度数多くの書店様より最新のリストのご要望があり、急遽最新版をホームページにて

                                                                      • 勁草書房創立70周年社長にあれこれ聞いてみる:02

                                                                        哲学・思想、社会学、法学、経済学、美学・芸術学、医療・福祉等、人文科学・社会科学分野を中心とした出版活動を行っています。 創立70周年を迎えた勁草書房の話を、井村寿人社長に、あちらこちらに寄り道しながら、ゆるく聞いて振り返る(社員もけっこう知らない)シリーズ。前回は現社長の自己紹介で、勁草書房先代社長の息子であるがゆえに巡り合ったフィリピンの大学進学の話から始まりました。第2回目は大学卒業後、勁草書房入社につながるお話です。[編集部] ――前回にひきつづき、現・井村社長の自己紹介的振り返りをお願いしたいんですが、フィリピンの大学を卒業後、就職は? 井村寿人社長 1983年3月に卒業して、入社式の前々日に日本に帰ってきました。 ――でも、勁草書房に入社されたんではないんですよね。 井村 なんでだか、商事会社かホテルに入りたいと思ってたんです。商社のダイナミズムに憧れたんですかね。商社いいなぁ

                                                                          勁草書房創立70周年社長にあれこれ聞いてみる:02
                                                                        • 保城広至(2015)『歴史から理論を創造する方法:社会科学と歴史学を統合する』 勁草書房 - Amazon

                                                                            保城広至(2015)『歴史から理論を創造する方法:社会科学と歴史学を統合する』 勁草書房 - Amazon
                                                                          • 大学図書館専門職員の歴史 利根川 樹美子(著/文) - 勁草書房

                                                                            紹介 なぜ大学図書館専門職員の設置・教育が日本では進まなかったのか。戦後の歴史的経緯を明らかにしつつ、根本的要因とその構成要素を文献調査によって詳細に解明する。さらにその結果をふまえて、法令および教育の問題点を明らかにし、「専門職化」の観点から大学図書館専門職員の設置・教育に関する今後の施策のあり方を考察する。 目次 はしがき 第1章 本書の目的・方法・構成 1 背景と目的 2 研究課題と方法 3 用語の定義 4 先行研究 5 本書の構成 第2章 戦後の大学・大学図書館・大学図書館職員はどうであったか 1 大学 2 大学図書館 3 大学図書館職員 4 まとめ:大学図書館専門職員の枠組み 第3章 どのような大学図書館専門職員の論議が展開されてきたのか 1 本章の目的と方法 2 時期区分 3 論議の展開 4 まとめ:論議の展開の整理 第4章 法制化による大学図書館専門職員の設置はなぜ実現しなか

                                                                              大学図書館専門職員の歴史 利根川 樹美子(著/文) - 勁草書房
                                                                            • Amazon: ポール・ポートナー『意味ってなに? 形式意味論入門』片岡宏仁 訳、勁草書房

                                                                                Amazon: ポール・ポートナー『意味ってなに? 形式意味論入門』片岡宏仁 訳、勁草書房
                                                                              • ヴィクター・バーギン『現代芸術の迷路』(室井・酒井訳、勁草書房) - Amazon

                                                                                  ヴィクター・バーギン『現代芸術の迷路』(室井・酒井訳、勁草書房) - Amazon
                                                                                • 飯田隆選『分析哲学 これからとこれまで』読者のための分析哲学ブックリスト - 株式会社 勁草書房

                                                                                  勁草書房では「分析哲学」と呼ばれる分野の哲学書をたくさん刊行してきました。主に英語圏で発展し、現代哲学のスタンダードとして定着している分析哲学ですが、日本ではいまひとつなじみがないという方もいるかもしれません。 このたび小社では、日本におけるこの分野の第一人者として、長年「分析哲学とは何か」という問いに向き合ってきた飯田隆先生のエッセイ集、『分析哲学 これからとこれまで』を刊行いたしました。哲学とは何か、分析哲学とは何か、哲学は今後どこへ向かうのかといった問題を、多くの人に開かれた言葉で論じたエッセイの数々をおさめています。 こちらのページでは、さらに分析哲学に親しんでもらうために、飯田隆先生おすすめの分析哲学書をご紹介いたします。「日本語で書かれたオリジナルなもの」、「専門書ではなく、一般の読者向けに書かれたものを主とする」という基準で選書いただいています。 リストを通して、日本でも分析