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古事記の検索結果281 - 320 件 / 687件

  • 声に出して読む「古事記」発行 大小田さくら子さん:朝日新聞デジタル

    言葉の種がいっぱいの古事記を声に出して読んでみて――。稗田阿礼(ひえだのあれ)ゆかりの地をアピールする奈良県大和郡山市はこのほど、古事記を読み下し文にした書籍「ゆずりは 古事記」を発行した。郷土の歴史を知ってもらおうと、市内外の学校や図書館に1千冊を寄贈する。 著者は古事記など口承文芸を独特の節回しで読み上げる「やまとかたり」で知られる大小田(おおこだ)さくら子さん(63)。古事記の上巻(かみつまき)神代編の全原文と現代語訳からなり、声に出して読みやすいよう「あめつちの はじめのとき」というように、ひらがなを区切って表記した。 「古事記には日本人が大切にしてきた自然観や、言葉に対する思いが込められている」と話す大小田さん。言葉の魅力が途絶えることなく伝えられることを願い、次々と若い葉が生まれる樹木ユズリハを題名に採り入れたという。藍型染めの挿絵は次女で、型染め作家の万侑子(まゆこ)さん(3

      声に出して読む「古事記」発行 大小田さくら子さん:朝日新聞デジタル
    • 古事記の神様と神社・番外編(1) - のと爺の古事記散歩

      今回から三回に分けて番外編をお届けします。番外編とはなにか? 訪れた神社のご祭神が古事記に出てくる神様ではない、そもそも訪れたところが神社ではない、といったことから番外編としています。 そしてまず今回は、芝東照宮です。ここは前回訪れた愛宕神社から徒歩約20分のところにあります。東照宮とくればもうどなたもご存じ、徳川家康を祀っていますね。東照宮は全国に数多くありますが、総本山は日光東照宮で、東京都内では上野と芝にあります。 1.場所 2.ご由緒 3.ご祭神 4.参拝 1.場所 ハイ、ここですよ。 2.ご由緒 社号碑の隣にご由緒板がありましたが、いたってシンプルでしたので、当神社のHPを見てみました。抜粋ですが以下のようになります。 当宮「芝東照宮(しばとうしょうぐう)」は、当初、増上寺内境内に勧請された。増上寺は天正18年(1590年)家康公の江戸入府の折、源誉存応が公の帰依を得て徳川家の菩

        古事記の神様と神社・番外編(1) - のと爺の古事記散歩
      • 「日本書紀」の特徴とは。誰がどんな目的で制作した? 書かれている内容は?「古事記」との違いも分かりやすく解説 | Hugkum(はぐくむ)

        日本書紀という名前を知っていても、実際に読んだことがある人は少ないのではないでしょうか。日本書紀とはどのような書物なのか、いつ誰がどのような目的で制作したのか、またあらすじや内容、同時期に作られた古事記との違いについて分かりやすく解説します。 <上画像:9世紀の現存最古写本(応神天皇紀)・巻第十(田中本)奈良国立博物館蔵 国宝> 日本書紀とは、どんなもの? ひと口に歴史書といっても、さまざまなジャンルがあります。まずは「日本書紀(にほんしょき」)のジャンルや書かれた年代、作者など基本情報をチェックしましょう。 日本初の正史(国編さんの歴史書) 日本書紀は、奈良時代初期の720(養老4)年に完成した日本最初の「正史(せいし)」です。正史とは、国が編さんした正式な歴史書を指します。全30巻で構成され、系図が1巻添えられていました。ただし系図は現存せず、写本もないため内容は分かっていません。 日

          「日本書紀」の特徴とは。誰がどんな目的で制作した? 書かれている内容は?「古事記」との違いも分かりやすく解説 | Hugkum(はぐくむ)
        • 古事記の神様と神社・ご近所編Part3(96)~駒込天祖神社~頼朝が祀ったのが始まり - のと爺の古事記散歩

          さぁ、富士神社を出て、さらに信号一つ分南下し、次は駒込天祖神社に向かいます。ここもとても歴史ある神社で、なにしろ、あの大泉洋、じゃなくて源頼朝が祀ったのが始まりだとか。地元の皆さんの信仰も厚いようです。 1.場所 2.ご由緒とご祭神 3.参拝 4.拝殿 5.本殿 6.境内社 7.その他境内 8.ご朱印 9.まとめ 1.場所 ここです。 2.ご由緒とご祭神 江戸時代には駒込神明宮と称され駒込の総鎮守として信仰を集めた社である。社伝によれば、文治五年(1189年)、源頼朝公が奥州藤原泰衝追討の途次、霊夢に感じ家臣籐九郎盛長に仰せ其所を探させたところ、老松に大麻がかかっており、此を見て神霊の効験を喜び、その松の辺りに神明宮を建立したのが神社の起源と言われる。その後、中絶して宮守もなく神木の老松の下に小祠のみありしを、慶安年中(1648~1659)堀丹後守利直再興ありし、と伝えられている。(当社H

            古事記の神様と神社・ご近所編Part3(96)~駒込天祖神社~頼朝が祀ったのが始まり - のと爺の古事記散歩
          • 「ヒーロー爆誕」「人生大逆転」 『古事記』は面白い – 國學院大學

            編纂から1300年余を経た『古事記』は、日本最古の歴史書かつ日本初の物語として八百万(やおよろず)の神々が活躍するファンタジーを語り継ぎます。人間味あふれるキャラクターの魅力は近年、漫画やアニメにもなるなど再評価されますが、『古事記』講読の授業を長年担当する神道文化学部の武田秀章教授(専門:神道史)は「わが国の成り立ちを伝える貴重な語りごと。ぜひ原文で読みこむことを勧めたい」と話します。 ②失敗も成功も― イザナキ、イザナミの国生み、神生み ③愛する人との別れで定まった「死の宿命」と「世代交代」 ④天の石屋戸神話が示す「出口が見えない暗黒」からの脱出法 ⑤暴れん坊からスーパーヒーロー爆誕へ スサノヲの成長譚 ⑥スサノヲからオオクニヌシへ 試練と継承の「国作り」 ⑦神々の相互連携で進む大事業「国譲り」とは? ⑧地上の世界に稲の実りをもたらした「天孫降臨」 ⑨「日向三代」がつなぐ天上・地上の絆

              「ヒーロー爆誕」「人生大逆転」 『古事記』は面白い – 國學院大學
            • オモイカネの自伝 プロローグ - 古事記の話

              オモイカネの自伝 1 わたくしの名はオモイカネと申します。 わたくしは高天原に生まれた神であります。そして高天原ではアマテラス大御神に仕えてまいりました。そしてアマテラス大御神からの御命令で、ニニギさまのお伴をして日向の高千穂に降りてきたのでございます。 わたくしの父はタカミムスビ、この世で初めて生まれた造化三神の一人であります。母はおりません。わたくしはアマテラス大御神やスサノオの大神と同じく、母は無くして父親から生まれてきたのでございます。悠久の昔、神代の時代ならではのことでありましょう。 そしてわたくしには妹が一人おります。名をトヨアキツシヒメと申します。 トヨアキツシヒメはアマテラス大御神の御子、オシホミミさまの后となりました。そして生まれた子がニニギさまであります。 日本に降りてきてからもニニギさまに仕えてまいりました。しかし、高天原から来た天つ神であっても、日本に降りてきてから

                オモイカネの自伝 プロローグ - 古事記の話
              • 古事記の神様と神社・東京編(14) - のと爺の古事記散歩

                前回、前々回と日本橋七福神巡りの二社(小網神社、水天宮)をお送りしました。これは、ハナから七福神巡りをしようと思って訪れたのではなく、Eテレの放送を見て触発されたというのが正直なところです。 そのあと、爺さんは考えたのですね。残りの五社はどうすっぺ、このままだとなんか中途半端だんべ、んだなー、行ってみっか。 ということで、行って来ました。冒頭地図の①②は先日行ってますので、今回は③から⑦を巡りました。番号は爺さんが巡った順番ですので効率は良くないです。 目次 1.七福神巡り 2.日本橋七福神巡りの特色 3.各神社の特色 4.まとめ 1.七福神巡り 七福神とは、多国籍軍なんですねー。日本の神様は恵比寿神だけです。 椙森神社(すぎのもりじんじゃ) 恵比寿神(日本、神道) 松島神社   大黒天 (インド、ヒンドゥー) 末廣神社   毘沙門天(インド、ヒンドゥー) 水天宮    弁財天 (インド、

                  古事記の神様と神社・東京編(14) - のと爺の古事記散歩
                • 古事記聖書にもそう書いてある

                  英語でも"It says in the Bible"の形でそのままミームとして使えるらしい 実例 "If you don't like sushi you're a sinner, it says in the bible." 寿司が嫌いな者は罪人だ。聖書にもそう書いてある。 "As it says in the Bible, God fights on the side with the heaviest artillery." 神は最も重武装した者に味方し給う。聖書にもそう書いてある。

                    古事記聖書にもそう書いてある
                  • 花の命はなぜ短い?日本の神話と歴史が記された「古事記」に伝わる花嫁たちのエピソード : Japaaan

                    かつて作家の林芙美子さんが「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」と言った通り、人間の一生なんて長くてもせいぜい百年、実に儚いものです。 今回は日本の神話と歴史が記された『古事記』から、人生が儚いものとなった理由について紹介したいと思います。 ※以下、神様のお名前表記は『古事記』に倣います。 木花之佐久夜毘売との出逢い 昔々、豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに。現代の日本)を治めるべく、天照大神(あまてらすおおみかみ。日本における至高の女神)の命よって高天原(たかまがはら。天上の世界)から派遣された彼女の孫(天孫)・天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命(あめにぎしくににぎしあまつひこひこほのににぎのみこと)……名前が長すぎるので略して邇邇芸命(ににぎのみこと)は、笠沙(かささ)の岬という場所(現:鹿児島・宮崎県のどこか。諸説あり)で、一柱(※)の若く美しい女神に一目惚れします。 (

                      花の命はなぜ短い?日本の神話と歴史が記された「古事記」に伝わる花嫁たちのエピソード : Japaaan
                    • 「古事記」下巻試論 | NDLサーチ | 国立国会図書館

                      所蔵のある図書館から取寄せることが可能かなど、資料の利用方法は、ご自身が利用されるお近くの図書館へご相談ください 地域の図書館を設定する

                        「古事記」下巻試論 | NDLサーチ | 国立国会図書館
                      • 古事記の神様と神社・ご近所編Part2(30)~一言主神社 - のと爺の古事記散歩

                        ご近所編Part2も30記事目になりました。コロナ禍のため東京方面の神社を避けながら続けてきましたが、そろそろテーマを変えた方がいいかなぁ、とか考えながらこれまで訪れてきた神社をボーッと振り返っていて気がつきました。 2019年7月からボッチ神社巡りを始め、ご朱印を集め始めたのは6社目の大寶八幡宮(茨城)からです。つまり、最初の5社を巡ったときはご朱印をいただくことに考えが及んでいなかったのです。この5社の内、2社はその後の再訪でご朱印をいただき、他の2社はもともと無人で取り扱いがありません。 で、残りの1社がまだご朱印をいただいていないので、こりゃ行かずばなんめぇ、と思いたち、行って来ました。茨城県常総市にある一言主神社(ひとことぬしじんじゃ)です。 1.場所 2.御由緒と御祭神 3.参拝 4.拝殿 5.本殿 6.摂末社 7.その他、境内には 8.ご朱印 9.まとめ 1.場所 ここです。

                          古事記の神様と神社・ご近所編Part2(30)~一言主神社 - のと爺の古事記散歩
                        • 『ぼおるぺん古事記 一』 - 愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

                          古事記の現代語訳は、ちょいちょい目にすることがあります。 しかし昔の言葉遣いだと、意味をとるのさえ難しくて、なかなか手が出ませんでした。 本書は、古事記をマンガで描いています。 それも現代語訳と原文をわかりやすく書いてくれています。 実に親切です。 日本人だから、神話は知っておきたい。 すべての日本人におすすめの著書です。

                            『ぼおるぺん古事記 一』 - 愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。
                          • 【学芸万華鏡】バチクソ面白い『古事記』、ラノベ、漫画…若い世代に浸透

                            現存する日本最古の歴史書『古事記』が小説や漫画に取り入れられ、若い世代に浸透している。「因幡の白兎」など以前から親しまれてきた神話部分にとどまらず、天皇の事績を記した部分も自由に解釈される。くだけた文章に意訳した本も好評だ。古事記の何が作家や読者をひきつけるのか。 「天皇記までラノベ化なんて…」3巻から成る古事記は上巻に神話、中・下巻に神武天皇から推古天皇までを収録。世界のはじまりと神々の出現、国の統一と皇位継承の様子が記されている。 「天皇記までラノベ化なんて…本気なんですか?」 「はあ⁉ 天皇記バチクソ面白いからな?」 刺激的なキャッチコピーが帯に躍るのは、古事記をセリフ調の文体に意訳した小野寺優著『ラノベ古事記』の第2弾だ。 親しみやすくキャラクター化された初代・神武天皇が特別な力を持つ神剣「布都御魂(ふつのみたま)」を神から賜り、仲間を増やしながら国をまとめて「家族みたいな国にして

                              【学芸万華鏡】バチクソ面白い『古事記』、ラノベ、漫画…若い世代に浸透
                            • 鬼滅の刃の鬼舞辻無惨の元ネタはイザナミ?古事記の日本神話から考察!産屋敷との関係も | やおよろずの日本

                              「鬼滅の刃」の鬼舞辻無惨の元ネタは「古事記」の神話に登場イザナミなのかもしれません。 イザナミって何?それってどういうこと?と気になった人はぜひ読んでみて下さい。 イザナミ(伊邪美岐神)とは?『古事記』の神話から簡単に解説! まずは鬼舞辻無惨の元ネタと考えられるイザナミ(伊邪那美神:イザナミノカミ)についてどんな神様なのか『古事記』の神話から簡単にご紹介します。 イザナミとはどんな神様なのか簡単に解説 イザナミとは、まだ世界が混沌としていて日本の国土も無かった頃に誕生した女神です。 この世界に誕生した神様は始めは男女の区別のない独神(ひとりがみ)でしたが、やがて男神と女神の夫婦が誕生し、その最後に生まれたのが夫のイザナギ(男神)と妻のイザナミ(女神)の夫婦の神様です。 ちなみに、一番最初に生まれた神様は「天之御中主(アメノミナカヌシノカミ)」といい、イザナギ・イザナミが生まれる前に多くの貴

                              • 八俣のおろち - 古事記の話

                                わたしは再びアシナヅチに聞いた 「八俣のおろちだと・・・それはいったい、どんな奴なのだ?」 「・・・はい・・・それは・・・口に出すのも恐ろしいほどで・・・」 そういうと、アシナヅチは涙を拭いて・・・そして続ける。 「八俣のおろちというのは、その身体は一つですが、頭は八つ、尾は八つに分かれており・・・」 「ほう、頭八つに尾が八つか・・・どのくらいの大きさなんだ?」 「はい・・・谷八つ、山八つも簡単に超えてしまうほどでございます」 「なるほどな・・・それで、どんな姿をしているのだ?」 「その目は真っ赤なほおずきのように光り・・・身体には檜や杉が何本も生え、カズラが巻き付いており・・・腹はただれて・・・何時も血が滴っているのでございます・・・」 「ほほう・・・そいつはすごい怪物だな・・・」 わたしはアシナヅチの話を聞いても、何の恐怖感も感じなかった。いやむしろ、今までになかった興奮を感じていた。

                                  八俣のおろち - 古事記の話
                                • 町田康訳「古事記」・中嶋隆訳の西鶴 現代人に響く翻訳 - 日本経済新聞

                                  日本古典文学を現代語訳する動きが続く。作家で歌手の町田康が「古事記」を、研究者で小説も書く中嶋隆が「好色一代男」を訳した。「二足のわらじ」を生かし、現代人に響く訳を目指した。4月に刊行された町田訳「口訳 古事記」(講談社)は、とにかく会話が面白い。例えば、父・伊耶那岐命(いざなきのみこと)に永久追放を宣告された弟・須佐之男命(すさのおのみこと)がこれから高天原に来るという報告を、天照大御神(あ

                                    町田康訳「古事記」・中嶋隆訳の西鶴 現代人に響く翻訳 - 日本経済新聞
                                  • インタビュー「古事記って何ぞや!?」 『巨竜戦記』を2倍楽しむ歴史ガイド - マガポケベース

                                    「週刊少年マガジン」35号から連載が始まった『巨竜戦記』、もう読みましたか? 手がけるのはモンスターパニック漫画『ハカイジュウ』やホラー漫画『彩子』や『切子』など、数多くの人気作を描いてきた本田真吾先生! 本作は、日本の都市に突如現れた竜と人との戦いを描いたダークファンタジー作品。 「竜」は中国から伝来し、日本にも定着。友松の「雲龍図」など、有名な屏風絵や水墨画の題材にもなっています。 今回は、本田先生自ら、日本で最も有名な「竜」、ヤマタノオロチについての記述がある「古事記」と「日本書紀」について第一人者にインタビュー! 『巨竜戦記』を2倍楽しめる、歴史に迫っていきました。 『古事記』はこのために作られた! 本田先生: 松本先生、本日はお忙しいところ、ありがとうございます! 今号から始まる『巨竜戦記』はズバリ『古事記』の神話をモチーフに物語を進めていこうと思っています。今回は読者に、より漫

                                      インタビュー「古事記って何ぞや!?」 『巨竜戦記』を2倍楽しむ歴史ガイド - マガポケベース
                                    • 三行棚字 - 古事記・「序」のこと

                                      【 解説・11 】 《前段・三/ⅱ》(8、9、10/10行) ○この状況に対し、何もしないという訳にはいかない。 (各家から集められた文書類を見ると)歴史上の同じ出来事を記した物も多くある。書によって、紙面をふんだんに使い事細かに著している物もあれば、概略だけを数行で纏めているだけの物もある。その様な差はそれぞれ有ったとしても、表現の仕方が異なっていたり、由々しきは、内容(事実)までも同じではないものが混ざっていることである。 先人の教えを考えて正さなければ、礼儀道徳がそのうち廃れてしまう。今ここに見直して補繕しなければ、社会規範が絶えてしまうと思う。 [莫不]ナサズコトナシ。行わない事など無い。二重否定の語。棚字として置かれているが、その行に対してではなく三行全体に係る。三行棚字。 ※「三行棚字」とは、三行を一組とし、中央の行の上部にその三行全体に係る文字を置いた一文型をいいます。古事記

                                        三行棚字 - 古事記・「序」のこと
                                      • (156)『古事記』木梨之軽太子は日本初の流罪か・古代の流刑国

                                        今回は木梨之軽太子(キナシノカルノヒツギノミコ)の流罪についてと、古代における道後温泉についての記事となります。 前回のお話し(衣通王物語) 允恭天皇の皇位継承者とされていた木梨之軽太子と同母妹の衣通王 (ソトオリノミコ) は禁断の恋に落ちました。 人民の心が弟の穴穂御子(アナホノミコ のちの安康天皇) に移り、皇位継承争いに敗れた木梨之軽太子は道後温泉に流刑となりました。 軽太子を追って道後温泉に来た衣通王と再会し、2人は心中しました。 古代の流刑国 古代の流刑国 (もう一度学びたい 古事記と日本書紀 p147) 日本初の流罪か 木梨之軽太子( 以下 軽太子) は伊予国の道後温泉に流刑となりました。 允恭天皇の崩御が西暦453年と言われていますので、流刑もその頃でしょう。 高天原を追放になった 須佐之男(スサノオ)を除けば (参照:(21)大暴れした「スサノオ」)、記録に残っている日本初

                                          (156)『古事記』木梨之軽太子は日本初の流罪か・古代の流刑国 
                                        • ギリシア神話と聖書と古事記

                                          ************ ヨハネの黙示録と千福年説 ************ 「神学論争」で知られるアレクサンドリア司教ディオニシオス(二○○~二六五頃)は、「千福年説」はアジア的すぎるという理由から『ヨハネの黙示録』の正典化に強い異議を唱え、その筆者が十二人の使徒のひとり「ゼベタイの子ヨハネ」であるという伝承までも否定しました。ラテン教会側はいったん彼の論を退(しりぞ)けますが、結局『ヨハネの黙示録』の正当性を証明しきれず、その真正を議決したのはやっと一五四二~一五六三年「トリエント公会議」でのことでした。 アレクサンドリア教会の流れを汲(く)む正教会(ロシア正教=ギリシア正教、セルビア正教など)においては、『ヨハネの黙示録』は今も祭儀で朗読されません。 アレクサンドリア(トルコ)やギリシアなどに建設され、信徒の多くが自(みずか)らも「アジア人(当時の「アジア」はギリシアから東を指す)」

                                          • 古事記諸本概説 (上) (昭和二十一年一月十二日報告)

                                            メタデータをダウンロード RIS形式 (EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)

                                            • 『古事記』について - いもみの日記

                                              こんばんは、いもみ🍠です。 本日は『古事記』のお話ですよ~。 いきなり本文に入っても理解しづらいので、本日は世界観などをご紹介します。 こんばんは、いもみの相棒のアキです。 主に解説を担当しています。 ちなみにノーギャラです。 今夜は『古事記』の概要について説明しています。 『古事記』について 稗田阿礼(ひえだのあれ) 太 安万侶(おおの やすまろ) 『古事記』は紀伝体の書 帝紀 本辞 成立の背景と目的 歴史書『古事記』が必要になった 『古事記』成立までの年表 日本最古の歴史書 『古事記』より古い書物 内容と構成について 【上巻(かみつまき)】 【中巻(なかつまき)】 【下巻(しもつまき)】 『古事記』の注釈書 「命・尊(みこと)」って何?違いは?? 天津神・国津神って何? 『古事記』の世界観について ①高天の原 ②葦原の中津国 ③黄泉の国 ④その他の国 『古事記』について 『古事記』と

                                                『古事記』について - いもみの日記
                                              • 古事記 スサノオ オオクニヌシ(大国主命)編 中田敦彦You Tube大学 - You Tubeをもっと活用しよう

                                                神話なのであるが 事実に基づいたお話だと思って読み解くと 面白いですよね 地方の言い伝えなどの データベースを整理すれば もっと明確になってゆく歴史も増えてくるのだと思います。 youtu.be

                                                  古事記 スサノオ オオクニヌシ(大国主命)編 中田敦彦You Tube大学 - You Tubeをもっと活用しよう
                                                • 古事記はだれが書いた?編者でありイノベーター太安萬侶と、特殊スペックホルダー稗田阿礼の人物像を探ってみる。

                                                  『古事記』は誰が書いたのか?分りやすく解説します。 『古事記』を編纂したのは太安萬侶おおのやすまろ。 稗田阿礼ひえだのあれが誦習していた「帝紀ていき(帝みかどの系譜)」や「本辞ほんじ(神話や縁起などの伝承)」をまとめた、とされてます。 今回は、太安萬侶おおのやすまろのほかにも、謎の人物稗田阿礼ひえだのあれも含めて、分かりやすく解説していきます。 本記事の独自性、ここにしか無い価値 日本神話研究の第一人者である榎本先生監修。確かな学術成果に基づく記事です 日本神話全体の流れや構造を解き明かしながら解説。他には無い分かりやすい記事です 現代語訳のほか原文も掲載。日本神話編纂当時の雰囲気を感じてもらえます 登場する重要ワードへのリンク付き。より深く知りたい方にもオススメです

                                                    古事記はだれが書いた?編者でありイノベーター太安萬侶と、特殊スペックホルダー稗田阿礼の人物像を探ってみる。
                                                  • 古事記の神様と神社・ご近所編Part3(95)~駒込富士神社~江戸期富士信仰拠点 - のと爺の古事記散歩

                                                    さて、次は来た道を駅方向へ逆戻りして駒込富士神社(こまごめふじじんじゃ)を目指します。 1.場所 2.ご由緒とご祭神 3.参拝 4.社殿 5.境内社 6.ご朱印 7.まとめ 1.場所 ここです。 2.ご由緒とご祭神 本郷村の名主が(天正元年1573)、現在の東京大学の地に駿河の富士浅間社を勧請したことにはじまる。寛永5年(1628)加賀前田家が上屋敷をその地に賜るにあたり、浅間社を現在地に移した。拝殿は富士山に見立てた山の上にあり、江戸期の富士信仰の拠点の一つとなった。(文京区観光案内より) ご祭神は木花咲耶姫(このはなのさくやひめ)です。 当社HPは見当たりませんでしたので、文京区観光案内をご覧ください。 天孫降臨したニニギとコノハナの出会いはこちら。 3.参拝 妙義神社から駒込駅方面に戻り、駅を通り過ぎて10分強ぐらい歩くと、富士神社入口という交差点に着きます。ここを左折するとすぐ、鳥

                                                      古事記の神様と神社・ご近所編Part3(95)~駒込富士神社~江戸期富士信仰拠点 - のと爺の古事記散歩
                                                    • 『古事記』言語モデルroberta-kojiki-base-charの作成 | yasuokaの日記 | スラド

                                                      昨日の日記で作成したroberta-classical-chinese-base-charを改造して、『古事記』のRoBERTaモデルを作成してみた。Google Colaboratory (GPU付)で2時間程度かかる。 from google.colab import drive drive.mount("/content/drive") !pip install transformers !cp /dev/null train.txt !for F in 古事記/上卷 古事記/中卷 古事記/下卷 ; do curl -L 'https://ws-export.wmcloud.org/?lang=zh&format=txt&page='$F | sed -e 1,/Exported/d -e '/About/,$d' -e 's/〈[^〉]*〉//g' -e 's/。/&\n/g' 

                                                      • 超入門古事記(19)ニニギの嫁探し~美しすぎるヒメ登場 - のと爺の古事記散歩

                                                        さてさて、降臨を果たしたニニギは、国の統治はそっちのけで嫁探しに没頭します。 僕のよめ~、僕の嫁はおらんかのー。そんなある日、笠沙之岬(かささのみさき・鹿児島県南さつま市笠沙町の野間岬と言われています)で運命のヒメ神に出会います。 さぁ、どうなることやら・・・・ 1.美しすぎるヒメとの出会い 2.コノハナとの結婚 3.大山津見神の怒り 4.コノハナの壮絶な火中出産 5.今回のポイント 6.まとめ 1.美しすぎるヒメとの出会い ニニギは笠沙之岬で、超~見目麗しいヒメ神に出会います。一目見た瞬間、ニニギはビビッと来てフォールインラブ♡、鼻血ブー、ヨダレだらだら垂らしながら尋ねます。 ニニ「あなたの名前、なんてーの?」(皆さん、トニー谷をご存じですか?) ヒメ「大山津見神の娘で、木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)と申します。」 二二「あなたには兄弟姉妹がおるんか?」 ヒメ「石長比売(いわな

                                                          超入門古事記(19)ニニギの嫁探し~美しすぎるヒメ登場 - のと爺の古事記散歩
                                                        • 4. 鼇頭古事記|東京都立図書館

                                                          Copyright (C) 2016 東京都立中央図書館特別文庫室 All Rights Reserved. 無断で転載・転用することを禁止します。 鼇頭古事記 ごうとうこじき 度会延佳校 刊 3冊 貞享4年(1687)序 請求記号:井1576 古事記全巻の注釈書としては最初のもので、延佳本古事記と通称されます。伊勢外宮の神官であった度会延佳(わたらいのぶよし)が、当時の流布本である寛永版本(卜部系)を底本とし、当時見得る限りの諸本をすべて使用して校勘を行い、五十点以上述べ四百数十条の国書・漢籍等の文献を引用し、句読点・訓点を加えて、校異・注釈上の注記を鼇頭(ごうとう、頭注に同じ)で付したものです。このような考証態度は、従来のややもすれば恣意的な古典解釈とは一線を画するもので、後代の賀茂真淵や本居宣長に多大な影響を与え、近世の古事記研究の基礎となりました。本文の校訂は現代に至るまで継承され

                                                            4. 鼇頭古事記|東京都立図書館
                                                          • 『古事記』と『日本書紀』で書かれている時代が異なるのはなぜ?【古代史ミステリー】─『古事記』は推古朝、『日本書紀』は持統朝まで─ | 歴史人

                                                            ■壬申の乱が編纂に影響を与えた可能性 『古事記』は推古天皇の時代までが叙述の対象となっている。推古天皇は推古元年(592)から36年(628)まで皇位にあり、6世紀の末から7世紀の初めにかけての女帝ということになる。『古事記』の成立が和銅5年(712)、すなわち8世紀のはじめであることから数えて、推古天皇の崩御から『古事記』の完成までは84年しか経過していない。1世代を30年とすると3世代も経っていないといえる。 古代人と現代人の時間感覚を同一に考えるのは危険であるが、古代人にとっても84年という年数は、遠い過去とはいえないであろう。『古事記』の推古天皇の段をみると、天皇の名称、都、統治年数、崩御年、陵名が列挙されているのみで具体的な伝承は記されていない。そこには当然のことながら、聖徳太子も蘇我馬子も登場しないのだ。これらは、省略したという理由では説明のつかないことである。 それでは、なぜ

                                                            • 【私考】古事記 イザナミの死とカグツチ : いにしえララバイのブログ

                                                              いにしえララバイのブログ いにしえララバイのブログは、平成22年4月に開設しましたブログで、先史時代の謎を推理する古代史のブログです。 「いにしえララバイのブログ」は、日本の先史時代や古代史を中心にした歴史を探索・推理するブログです。カテゴリーは、古代史ファイルと小説(いにしえララバイ、ひろりんとプー子の物語、たつやの古代旅日記、私考 古事記)を掲載しています。ごゆっくりと「いにしえララバイのブログ」をお楽しみください。 http://historyman.blog.jp/archives/cat_325686.html イザナミは、アワジノホノサワケシマの神からヒノヤギハヤオの神までを兄のイザナギとまぐわれ、多くの神をお産みになった。火の神であるカグツチの出産後、陰部を火傷されて病気になられ、嘔吐かれた痰や糞から神をお生みになって、ついに亡くなられます。そして、悲しんだイザナギは涙を流さ

                                                                【私考】古事記 イザナミの死とカグツチ : いにしえララバイのブログ
                                                              • 『古事記』は 上・中・下つ巻で構成【古事記】 | ラブすぽ

                                                                『古事記』は上・中・下つ巻から成る『古事記』は上・中・下つ巻から成ります。 上つ巻は、『古事記』成立の経緯をまとめた「序文」ではじまり、天地創造、神々の誕生、国土や人々の暮らしがつくられていく様子が描かれます。 中・下つ巻では、歴代の天皇の功績や神々から続く系譜が綴られています。 『古事記』には、全部で312柱の神が登場するといわれています。 『古事記』全体の約3分の1ほどを神話が占めており、天皇家の創造や民間神話をもとにした神々の物語が多く語られていることがわかります。 【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 古事記』 監修:吉田敦彦  日本文芸社刊 執筆者プロフィール 1934年、東京都生まれ。東京大学大学院西洋古典学専攻課程修了。フランス国立科学研究所研究員、成蹊大学文学部教授、学習院大学文学部日本語日本文学科教授を経て、同大学名誉教授。専門は、日本神話とギリシャ神話を中心とした神話

                                                                  『古事記』は 上・中・下つ巻で構成【古事記】 | ラブすぽ
                                                                • 『藤原氏の陰謀 古事記、日本書記は偽書である! 日本文化発祥の地は青森県から』

                                                                  世界の動向と経済を分かりやすく語る ニュースやテレビでは私達は真実を知る機会を失っています。学んで来た教科書もウソだらけで、世界が見えない。もう一度私達の世界をチェックしよう。 新しい地球は目覚めた私達全員で作って行くものだと信じて参考になりそうな記事アップをしています。

                                                                    『藤原氏の陰謀 古事記、日本書記は偽書である! 日本文化発祥の地は青森県から』
                                                                  • 勝手にブログ開設1周年記念(8) - のと爺の古事記散歩

                                                                    外出を控えていると、家でテレビを見る時間が増えますね。今日もワイドショーや国会中継をやっていました。ワイドショーはコロナの不安を煽ってばかりだし、国会は野党が上から目線の態度で政権批判ばかりだし、どうして、この国難を与野党一体になって乗り切ろうという話が出来ないのか、不思議だよね~。(意見には個人差があります。) すみません、神様や神社とは関係のない話で始まってしまいました。 それでは、2020年1月以降に参拝した神社の鳥居です。 目次 1.参拝した神社の鳥居(2020年1月~2月) 2.まとめ 1.参拝した神社の鳥居(2020年1月~2月) 左:香取神社(千葉) 右:出雲大社東京分祠(東京) 左:東京大神宮(東京) 右:水天宮(東京) 左:小網神社(東京) 右:椙森神社(東京) 左:末廣神社(東京) 右:笠間稲荷神社(東京) 左:茶ノ木神社(東京) 右:松島神社(東京) 左:日枝神社(東

                                                                      勝手にブログ開設1周年記念(8) - のと爺の古事記散歩
                                                                    • 勝手にブログ開設1周年記念(5) - のと爺の古事記散歩

                                                                      昨年の一番の思い出と言えば、奈良旅で念願の大神神社、橿原神宮、神武天皇御陵を参拝できたことです。一昨年10月に奈良国立博物館で開催された正倉院展を見に行ったことがきっかけで、昨年も同時期に行って来ました。 一昨年は、まだ神社とかお寺とかの認識はそれほどでもなく、春日大社、東大寺、興福寺を参拝し、奈良公園側エリアは修学旅行生と中国人観光客がムチャクチャ多いことを実感して帰ってきました。 しかし昨年は違いました。ここで奈良旅の話を蒸し返してもしょうがないんですけど、古事記を読み、神社めぐりを始めたことにより得た古代の感覚と、現代の現地での感覚をマッチングさせていく作業は、爺さんの錆びた脳ミソを刺激するには十分なもので、実に楽しかったです。(爺さんもたまには真面目な話をする・・・) 目次 奈良旅レポ ご朱印(2019年11月~) まとめ 奈良旅レポ 過去の記事ですが、もし、興味をもっていただけた

                                                                        勝手にブログ開設1周年記念(5) - のと爺の古事記散歩
                                                                      • イワレとタギシミミ - 古事記の話

                                                                        神武天皇の自伝 番外編 1(カムヤイミミの自伝) わたしの名はカムヤイミミ。大和の地に生まれた。 わたしは3兄弟の次男である。兄の名はヒコヤイ、弟の名はカムヌナカワミミという。 そしてわたしの父は天皇(すめらみこと)のイワレである。 父はアマテラス大御神の子孫であり、日向から日本の国を統治すべく大和に出てきた偉大な存在であった。大和で母イスケヨリヒメを見初めて后にし、わたしたち3兄弟が生まれたのである。 そして、父は137歳で亡くなった。 父の没後、日向からタギシミミが上ってきた。タギシミミは父イワレが日向の地に居たときに生まれた子だという。 そしてこともあろうに、父の死で宮廷がごたついているのをいいことに、美しい母イスケヨリヒメを自分の妻にしてしまったのである。半ば脅すようにして・・ そんな、ある日のことだった・・・ 前<<<  山百合の屋敷で - 古事記の話 (hatenablog.c

                                                                          イワレとタギシミミ - 古事記の話
                                                                        • 愛知県の旧県社 : 神社と古事記

                                                                          本ページは、愛知県に鎮座している神社の中で、近代社格で県社に指定された、いわゆる旧県社(府県社)の神社を一覧表示した。他に、愛知県の神社の中で、近代社格で官国幣社(官大・国大・官中・国中・官小・国小・別格)に指定された神社のリンクも掲載している。 尾陽神社 [住所]名古屋市昭和区御器所2-9-19 [電話]052-872-4851 若宮八幡社(名古屋市中区) [住所]名古屋市中区栄3丁目35-30 [電話]052-241-0810 那古野神社 [住所]名古屋市中区丸の内2-3−17 [電話]052-231-4036 名古屋東照宮 [住所]名古屋市中区丸の内2-3-37 [電話]052-231-4010 成海神社 [住所]名古屋市緑区鳴海町乙子山85 [電話]052-891-2830 片山八幡神社 [住所]名古屋市東区徳川2-13-26 [電話]052-935-9662 吉田神社(豊橋市)

                                                                            愛知県の旧県社 : 神社と古事記
                                                                          • オオクニヌシよ!! - 古事記の話

                                                                            とにかく、逃げたオオナムヂとスセリヒメを追いかけねば!! わたしは髪の毛に結び付いた柱をほどこうとしたが、からまってなかなかほどけない・・・えい!面倒な! わたしは十束の剣(とつかのつるぎ)を手に取ると、それで柱ごと髪の毛を切った。そして柱を外し終わると、すぐに二人を追いかけた。 しかしおそかった・・・ わたしが追いかけて、逃げる二人の姿が見えたとき、すでに彼らは黄泉比良坂を駆け上がり、日本の国に入ろうとしていたのだ・・・日本に入られてしまったら、もうわたしは追いかけてはいけない・・・もう追いつけない・・・ ・・・その時、わたしは二人に対する負の感情・・・怒りやくやしさというものが、急速に消え失せていくのを感じた。そして、よくやったと、心の底から二人を祝福する気持ちがわたしの心を覆ったのである・・・ わたしは言った 「わっはっは!オオナムヂ!よくやったぞ!! もう追いかけぬ、追いかけぬから

                                                                              オオクニヌシよ!! - 古事記の話
                                                                            • 古事記の神様と神社・ご近所編Part3(1)~埴生神社 - のと爺の古事記散歩

                                                                              先日、別ブログ「のと爺のお寺散歩」を始め、最初にご紹介したのは成田山新勝寺でしたね。この新勝寺から徒歩10分ぐらいのところに埴生神社(はぶじんじゃ)があります。参道のお店を見たり、名物のウナギを食べたくて新勝寺を再訪しましたので、足を延ばして埴生神社へ行って来ました。金運、美・健康運、恋愛運等の神様なのですが、成田空港が近いこともあり、空の安全を祈願する空港関係者の参拝も多いそうです。 1.場所 2.御由緒と御祭神 3.参拝 4.社殿 5.境内には 6.ご朱印 7.まとめ 1.場所 ここです。 2.御由緒と御祭神 こりゃ、字が小さくて読めませんよね。 社務所でいただいたパンフレットには、このように書いてあります。 創建年代は不詳ですが、和名抄(わみょうしょう)によると、この辺りは埴生郡(はぶこおり)と言われ、約1500年前にこの地方に集落を構え、土師器(はじき)を作って生活を営んでいた、土

                                                                                古事記の神様と神社・ご近所編Part3(1)~埴生神社 - のと爺の古事記散歩
                                                                              • 神功皇后大研究(2) - のと爺の古事記散歩

                                                                                国宝 神功皇后木造坐像(なら仏像館) ①そもそもどんな方なの? 息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと・後の神功皇后)は14代仲哀天皇の皇后で、15代応神天皇の母ということはご存じだと思います。そして、父は開化天皇の玄孫である息長宿禰王(おきながのすくねのおおきみ)、母は葛城之高額比売(かずらきのたかぬかひめ)ですね。ん~、ちょっと分かりづらいので系図を作ってみました。すると興味深いことが分かりましたよ。 ハイ、これです! 9代開化天皇の御子で、異母兄弟の御真木入日子印恵命(みまきいりびこいにえのみこと・後の10代崇神天皇)と日子坐王(ひこいますのみこ)のそれぞれの子孫である14代仲哀天皇と息長帯比売命(神功皇后)が年代を経て結ばれるんですねぇ。 そしてもう一つ、古事記の応神天皇の段を読んでみると、神功皇后の母の葛城之高額比売の先祖である天之日矛(あめのひぼこ)は新羅国の皇子だと書いてあ

                                                                                  神功皇后大研究(2) - のと爺の古事記散歩
                                                                                • 『古事記の真実』 - 愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

                                                                                  古事記は日本人なら、全てとは言わないまでも、ある程度は知っている物語集です。 イザナギとイザナミから始まり、死後の世界があり、多くの神々がいて。 人により、好きなエピソードや感じることは、実に様々でしょう。 本書では、これらのよく知られた話から考察される事柄を、紹介しています。 昔話かも知れませんが、トロイア戦争のような発見があるのかも知れませんね。 なんだかワクワクします。

                                                                                    『古事記の真実』 - 愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。