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吉原真里の検索結果1 - 24 件 / 24件

  • 炎上したNHK「抗議デモ特集番組」、何が問題だったのか徹底解説する(吉原 真里) @gendai_biz

    6月7日に放送されたNHKの番組『これでわかった!世界のいま』(以下、『世界のいま』)のうち、「拡大する抗議デモ アメリカでいま何が」と題された26分間ほどの特集の内容と関連投稿に国内外から大きな批判が寄せられ、NHKは放送2日後に「お詫び」を発表して、見逃し配信を停止し動画を削除、14日の放送の冒頭では約4分間にわたって謝罪を述べる、という騒ぎがあった。いったい何が問題だったのか。 『世界のいま』が描く抗議運動 世界各地から大きな非難を浴びたのはまず、番組内で使われた後にSNSで配信された、1分20秒のアニメーション動画だ。放送された番組の視聴者よりもTwitterでこの動画を見た人のほうががはるかに多いと思われるので、そこに批判が集まるのも当然だ。しかし、問題の核心は動画だけではなく、特集全体の報道と解説のありかたにある。 この特集は、出所不明の爆発音のなか人々が走り回る実写映像で始ま

      炎上したNHK「抗議デモ特集番組」、何が問題だったのか徹底解説する(吉原 真里) @gendai_biz
    • Amazon.co.jp: ドット・コム・ラヴァーズ: ネットで出会うアメリカの女と男 (中公新書 1954): 吉原真里: 本

        Amazon.co.jp: ドット・コム・ラヴァーズ: ネットで出会うアメリカの女と男 (中公新書 1954): 吉原真里: 本
      • ネットが加速するセックス・アンド・ザ・シティ~『ドット・コム・ラヴァーズ』 吉原真里著(評:尹雄大):日経ビジネスオンライン

        アメリカでは、インターネットでデート相手を探す「オンライン・デーティング」が盛んだという。2006年度の業界の売り上げが6億4900万ドルと、有料サイトの中でもきわめて高い収益をあげる産業として成長著しい。 オンライン・デーティングは、結婚をゴールに掲げ、それに向けてまっしぐらに突き進む性格はなく、かといって売買春の温床と後ろ指をさされるような出会い系サイトでもない。 年齢・人種・職業を問わず、「今どきみんなやっている」ものであり、カジュアルにデートを楽しむ相手を探すシステムとして、アメリカの主流文化の一部になっているという。 ユダヤ系やアフロアメリカン、モルモン教徒といった特定の民族、人種、信仰を対象にしたサイトもあるというから、いかにも多文化、多民族国家アメリカらしい。 この手の「出会い」に抵抗を感じる人もいるだろうが、ネットでご当地名物を取り寄せ、チケットを予約しと、当然のようにオン

          ネットが加速するセックス・アンド・ザ・シティ~『ドット・コム・ラヴァーズ』 吉原真里著(評:尹雄大):日経ビジネスオンライン
        • カバノー最高裁判事の性暴力疑惑に見る「米国のスクールカースト」(吉原 真里) | 現代新書 | 講談社(1/4)

          アメリカの最高裁判事候補カバノー氏が高校時代の性暴力について告発され、判事承認が延期される事態となった。そこで注目を浴びたのが、カバノー氏が飲酒や性行為を自慢したとされる高校時代の学生アルバム「イヤーブック」だ。 この例に象徴されるように、イヤーブックにはアメリカの学生文化が映し出されやすい。とくにそこであからさまになるのが「アメリカ流のスクールカースト」だ。 あらゆる人が公聴会中継に釘付けに 中間選挙も間近に迫った季節、アメリカ中で大騒ぎになったのが、連邦最高裁判事候補としてトランプ大統領に指名されたブレット・カバノー氏の10代のときの性暴力疑惑。カバノー氏の指名が発表された2018年7月、パロアルト大学・心理学教授のクリスティーン・ブラゼイ・フォード氏は、1982年の夏、パーティで酔った高校生のカバノー氏とその友人に性的暴行を受けた、という経緯を、彼女が住むカリフォルニア州選出の民主党

            カバノー最高裁判事の性暴力疑惑に見る「米国のスクールカースト」(吉原 真里) | 現代新書 | 講談社(1/4)
          • Amazon.co.jp: 現代アメリカのキーワード (中公新書 1857): 矢口祐人, 吉原真里: 本

              Amazon.co.jp: 現代アメリカのキーワード (中公新書 1857): 矢口祐人, 吉原真里: 本
            • 『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?──人種・ジェンダー・文化資本』吉原真里(アルテスパブリッシング) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

              →紀伊國屋ウェブストアで購入 アジア人にとって、西洋音楽であるクラシック音楽は特異なものではない。日本の環境もそうであるように、若者は西洋音楽の中で生まれ、育ち、教育される。彼らにとっての音楽は西洋音楽なのだ。そうした環境の中、音楽にのめりこみ、もっと上手になりたい、と願う者が出現するのは当然だろう。そのためにクラシック音楽の生まれ故郷であるヨーロッパ、あるいは“西洋人の国”であるアメリカその他の国々に留学することには、それなりのメリットがある。ただしその実現には才能とともに経済力も必要で、かつては日本、その後に台湾、韓国、そして近年では中国から数多くの留学生が渡航するようになっている。それと並行してシンガポールをはじめとする東南アジア地域でも、クラシック音楽の勢いは以前にも増して強まっているように見受けられる。 こうした教育を享受するためには、家族のサポートが欠かせない。専門職としてのス

                『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?──人種・ジェンダー・文化資本』吉原真里(アルテスパブリッシング) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
              • 吉原真里との議論(復活) - jun-jun1965の日記

                「都立大英文掲示板」というところで吉原真里の『聖母のいない国』への書評への反論を載せたら吉原から返事が来たのでさらに返事をした。しかし掲示板が消えてしまったようなので、ここに再掲する。(下から読んでね) ■ 吉原さま / 小谷野敦 吉原真里さま お便り拝読いたしました。変則的な場に載せたものでしたので、何より、お目にとまったことが確認できて喜ばしく、また「黙殺」もされなかったことを、吉原さまの誠実さの証しとして受け取っておきます。 さてしかし、私信でやりとりを続けたいというお申し出については、首肯いたしかねます。もし吉原さまがさらにお返事をしたいというのであれば、やはり公の場で行うのが筋でしょう。「理解できない箇所」があるのでご質問なさりたいとありますが、私はお答えの中で、『恋愛の超克』『中庸、ときどきラディカル』『男であることの困難』『江戸幻想批判』『夏目漱石を江戸から読む』と、拙著の題

                  吉原真里との議論(復活) - jun-jun1965の日記
                • 『ドット・コム・ラヴァーズ』吉原真里(中央公論新社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

                  →紀伊國屋書店で購入 「客観的記述から浮き彫りになるアメリカの男と女」 なんとも不思議な本の登場である。「ネットで出会うアメリカの女と男」というサブタイトルは、ある程度内容を伝えてはいるものの、本書を読んで感じとったものはもっと多様で豊かだ。著者はアメリカ文化研究を専門とするハワイ大学の教授である。そのようなアカデミックな立場にいる者が、こういう書き方をすることはかつてなかったのではないか。サブタイトルのもつ客観的な響きからあふれ出るものに、本書の魅力と特徴がある。 著者は勤務先のハワイ大学から一年間のサバティカル(学校業務から解放されて個人的な研究に従事する期間)をとってニューヨークに滞在中、インターネットでデート相手を探すサイトに登録し、さまざまなアメリカ男とデートする。ハワイにもどってもそれをつづけて、その体験を本書に著した。肝心なのは、本を書くためにオンライン・デーティングをしたの

                    『ドット・コム・ラヴァーズ』吉原真里(中央公論新社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
                  • Amazon.co.jp: 性愛英語の基礎知識 (新潮新書 370): 吉原真里: 本

                      Amazon.co.jp: 性愛英語の基礎知識 (新潮新書 370): 吉原真里: 本
                    • 吉原真里『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?』(アルテスパブリッシング) | L'art de croire             竹下節子ブログ

                      比較文化の社会学をこういう切り口で分析してみるなど考えたこともなかったので、非常に新鮮だった。 当事者を含めて皆が薄々感じていながらもあえて意識に上らせないような微妙な覗き見感もある。 はっきり言って、この研究をWASPの男性社会学者が企てたなら逆に偏見を持って見られそうだ。 NY生まれ東京育ちでピアノを本格的に勉強してアメリカで文化批評のスペシャリストとなった著者でないと分け入ることのできなかった世界かもしれない。 私自身、著者が取り上げるアジア人女性でありフランスの音楽師範学校に通ったこともあり、複数のアンサンブルでいろいろなところで演奏する活動をもう30年も続けていて、生徒に個人レッスンをするのもかれこれ30年近く、またアーティストを支援するアソシエーションを立ち上げてパリに来るさまざまな音楽家に演奏の機会を提供するようになってからも20年経つ。二軒長屋の自宅の片側には日本人女性のピ

                        吉原真里『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?』(アルテスパブリッシング) | L'art de croire             竹下節子ブログ
                      • 吉原真里を見直す - jun-jun1965の日記

                        ハワイ大学の教授・吉原真里の新刊『ドット・コム・ラヴァーズ』(中公新書)が出たので、さっそく購入して、吉原を見直した。 非婚化・晩婚化が進む現代において、ネットお見合いやネット恋愛はもっと奨励されるべきだと私は思っているが、世間は依然として、「セックス目当ての出会い系」への偏見を持っている。サクラだらけのサイトは問題外だが、ちゃんと恋愛や結婚の相手と出会えるサイトはある。この本は、ニューヨークやハワイでの、吉原自身の「オンライン・デーティング」の経験を描いており、女性学者が実践し、こうして本として世に出したのは画期的である。日本の女性学者は、フェミニズムやらジェンダー論の優等生的な論文を書いて、セックスについても先鋭的なことを言いつつ、自分自身の恋愛やセックスについて語る人があまりに少ない。吉原は、それを書いた。ネットで出会った相手とセックスしたこともちゃんと書いてある。米国の大学教授(4

                          吉原真里を見直す - jun-jun1965の日記
                        • 吉原真里さんのぶっちゃばけ方 - jun-jun1965の日記

                          吉原真里さんがすごいことになっている。『新潮45』に連載している「恋愛単語で知るアメリカ」五回目にいたって「ベッドの中のあれこれ」となり、「あの女の尺八はすごいぜ」「rimming(肛門のまわりを口で愛撫すること)」「snowballing(口に含んだ相手の精液をその相手に口移しすること)」など、卑猥語続出である。 しかし、清水正二郎(胡桃沢耕史)もこんな英語卑猥語の本は出していたし、鹿島茂だってセックスの正しい体位とか書いているし、やはりこの衝撃は、女性教授、しかもまだ40代、が書いているということから来るものだろう。しかし私はますます吉原さんに好感を抱いてしまったのであった。 - 石井桃子の自伝的長編とされる『幻の朱い実』が、女同士の友情を描いたように見えて実は精神的レズビアン小説だということは言われている(鳴原あきら「幻のままの朱い実」『女性学年報』2002)。しかしその相手について

                            吉原真里さんのぶっちゃばけ方 - jun-jun1965の日記
                          • Amazon.co.jp: 「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?──人種・ジェンダー・文化資本: 吉原真里 (著), アルテス (編集): 本

                              Amazon.co.jp: 「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?──人種・ジェンダー・文化資本: 吉原真里 (著), アルテス (編集): 本
                            • 吉原真里 - Wikipedia

                              吉原 真里(よしはら まり、Mari Yoshihara、1968年5月28日[1] - )は、ハワイ在住のアメリカ文化研究者、ハワイ大学教授。ニューヨーク生まれ[1]、東京都大田区育ち。桐蔭学園高等学校を経て、1991年東京大学教養学部教養学科卒、1997年ブラウン大学博士号取得、ハワイ大学准教授を経て教授(アメリカ研究学部)。 専門はアメリカ文化史、アメリカ文学、アメリカ=アジア文化交渉史、ジェンダー研究など[1]。日本語の著作として『アメリカの大学院で成功する方法』、自身のオンライン・デーティングの経験を綴った『ドット・コム・ラヴァーズ』などがある。 『親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』で第80回日本エッセイスト・クラブ賞、第11回河合隼雄物語賞受賞。 単著 Embracing the East: White Women and American Orient

                              • 1968年生まれ女性研究者が語るジェンダー――フェアで自由な社会の実現にむけて【大庭三枝】【吉原真里】【川上桃子】

                                『公研』2021年4月号「対話」 大庭三枝・神奈川大学法学部教授×吉原真里・ハワイ大学アメリカ研究学部教授×川上桃子・アジア経済研究所地域研究センター長 森発言を契機にしてジェンダーをめぐる議論が盛り上がりを見せている。 第一線で活躍する女性研究者にそれぞれの歩みを振り返っていただき、 現代日本のジェンダー力学のあり方を考える。 森発言をどのように受け止めたのか 大庭 今日は「1968年生まれ女性研究者が語るジェンダー──フェアで自由な社会の実現にむけて」というテーマで議論していきます。きっかけになったのは、やはり東京五輪・パラリンピック組織委員会前会長の森喜朗さんの「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」発言なんですね。あの発言にどうして自分はこんなにイライラするのかと考えてみたんです。まず思ったのが「男性も会議での発言が長いときも、結構あるのに」と。しかしそれ以上に深刻だな、と

                                  1968年生まれ女性研究者が語るジェンダー――フェアで自由な社会の実現にむけて【大庭三枝】【吉原真里】【川上桃子】
                                • ハーバード大が入試で「人種差別」?訴訟の背景を読み解く(吉原 真里)

                                  「差別」か「人格総合評価」か? ボストンの連邦裁判所で、ハーバード大学を相手にした訴訟が進行中だ。 原告団の主張は、ハーバードの入学審査では、アジア系アメリカ人には他の応募者よりも高いハードルを課されており、これは人種差別である、というものである 。 ハーバードの今年度の新入生のうち、約23%がアジア系アメリカ人であり、アフリカ系アメリカ人とヒスパニック・ラテン系がそれぞれ約15%と12%を占めている。より公平な「人種的中立」な審査方法であれば、アジア人の割合はもっと高くなるはずである、というのである。 これだけみると、差別に抗議するリベラル団体による訴訟であるかのように捉えられるが、現実はずっと複雑である。というのも、Students for Fair Admissions(公平な入学を求める学生たち)という原告団を代表しているエドワード・ブルーム氏は、これまでにも同様の訴訟を起こしてき

                                    ハーバード大が入試で「人種差別」?訴訟の背景を読み解く(吉原 真里)
                                  • 『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』吉原真里(アルテスパブリッシング) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

                                    →紀伊國屋書店で購入 「市民が育む芸術イヴェント」 毎年世界各地で若いピアニストの登竜門となる、大小さまざまなピアノコンクールが開催されている。しかし数の多さが災いし、たとえ上位入賞しても、それがプロのピアニストとしてのスタートに必要な「ピアニストとしての知名度」につながるケースは思ったより少ない。そのため「プロとしてのデビューに直結するコンクール」が求められるようになった。「プロとして通用する」ということは、本人の実力もさることながら、メディアを介して広く一般の人々に自分の名と評価を知ってもらう、ということでもある。「世界に向かってアピールさせる」のであれば、そのための仕掛けは緻密かつ大規模な、経費もかかる一大イベントとならざるを得ない。日本人が優秀な成績をおさめた場合にNHKの全国放送でも報道される海外の音楽コンクールと言えば、ワルシャワで開催されるショパンコンクールやモスクワを舞台に

                                      『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』吉原真里(アルテスパブリッシング) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
                                    • 「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?──人種・ジェンダー・文化資本(吉原真里 著) 商品詳細情報

                                      10月25日発売! 水村美苗さん(作家)推薦! 「問われるべきだったのに、問われなかった問い。それを問うのが学問のすべてである」 小澤征爾、内田光子、竹澤恭子、ヨー・ヨー・マ、チョン・キョンファ、ラン・ラン、ユンディ・リー、サラ・チャン── 西洋クラシック音楽の世界でアジア人が活躍しているのはなぜか? 音楽は本当に人種や国や文化の境界を超えるのか? 70名におよぶアジア系音楽家の証言をもとに、歴史・文化・民族誌の見地から、クラシック音楽ひいては芸術の本質にせまる! A5判・上製・304頁 定価:本体2500円[税別] 発売:2013年10月25日 ISBN978-4-903951-70-6 C1073 装丁:桂川 潤 ジャンル:クラシック/演奏家/比較文化論 ●内容 本書は2010年に『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール』(弊社刊)でアメリカの一地方都市の市民ボランティアが育む音楽

                                      • 河合隼雄物語賞に吉原真里さん 学芸賞は国分功一郎さん | 共同通信

                                        Published 2023/06/06 19:02 (JST) Updated 2023/06/06 19:19 (JST) 第11回河合隼雄物語賞・学芸賞の選考会が6日、京都市内で開かれ、物語賞は吉原真里さんの「親愛なるレニー」(アルテスパブリッシング)に、学芸賞は国分功一郎さんの「スピノザ」(岩波新書)に決まった。賞金は各100万円。授賞式は7月14日、京都市中京区のホテルオークラ京都で。 物語賞の選考に当たった作家小川洋子さんは「(同賞で)ノンフィクションが選ばれるのは初めて」とした上で「人生の中で人が体験する偶然の意味の重さを感じ、物語賞としてふさわしいと思った」と力を込めた。 学芸賞選考委員の批評家若松英輔さんは「哲学がどう働き得るのかということを創造的に論じた優れた作品」と評した。

                                          河合隼雄物語賞に吉原真里さん 学芸賞は国分功一郎さん | 共同通信
                                        • 「アジア人によるハリウッド映画」メガヒットにみるアメリカ社会(吉原 真里)

                                          予想を上回る大ヒット 9月28日(金)に、映画『クレイジー・リッチ!』が日本で公開される。これは、ケヴィン・クワン作の小説Crazy Rich Asiansをもとにした、ジョン・チュウ監督による同タイトルのロマンチック・コメディで、アメリカでは8月15日に公開された。 製作中から、近年の映画界では珍しいほどの話題となり、ロスアンジェルスでのプレミアを含む特別先行上映を含め、公開から5日間で予想を大きく上回る3520万ドルの収入を上げて、興行収入ランキング1位の座を獲得し、現在でも人気を集め続けている。 ネタバレにならないように、すでに情報が出回っている範囲で物語を紹介しよう。 ニューヨークでゲーム理論を専門とする経済学の大学教授であるレイチェル・チュウが、ボーイフレンドのニック・ヤングに誘われて、彼の故郷シンガポールを訪ねて行くと、実はニックは不動産で巨万の富を築いたヤング家の御曹司である

                                            「アジア人によるハリウッド映画」メガヒットにみるアメリカ社会(吉原 真里)
                                          • Interview:吉原真里さん 学者だからこその物語に 著書『親愛なるレニー』が話題に | 毎日新聞

                                            東京世界音楽祭で来日公演を行うニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団。米国最古のオーケストラで、常任指揮者はレナード・バーンスタイン=東京都内で1961年(昭和36年)4月、東京本社写真部員撮影 毎日グラフ1961年5月14日号 4-5ページ掲載 20世紀を代表する巨匠、レナード・バーンスタイン(1918~90年)と市井を生きる2人の日本人が深い絆で結ばれていた。そんな知られざる真実の物語を丹念に紡いだ『親愛なるレニー』(アルテスパブリッシング)が話題を集めている。世界的な音楽家と日本人の交流を通じて、その背景にある戦後の国際社会や音楽界の歴史をも描いた著者の吉原真里さんに話を聞いた。 物語は運命とも言えるような偶然から誕生した。日米の文化史を研究するハワイ大学教授の吉原さんは2013年、ワシントンのアメリカ議会図書館で「レナード・バーンスタイン・コレクション」を読みあさっていた。目的は、

                                              Interview:吉原真里さん 学者だからこその物語に 著書『親愛なるレニー』が話題に | 毎日新聞
                                            • 吉原真里『ドット・コム・ラヴァーズ ネットで出会うアメリカの女と男』 - はてダ保管所 by ogijun

                                              ドット・コム・ラヴァーズ―ネットで出会うアメリカの女と男 (中公新書) 作者: 吉原真里出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/06メディア: 新書購入: 6人 クリック: 45回この商品を含むブログ (41件) を見るこれはすごい本。すごすぎる。現役大学教授の体験型ドキュメンタリで、match.comからお金もらってもいいんじゃないかと思うような生々しい、けれど楽しい話が満載。そしてそれを通して現代のアメリカ文化についてのある一面を克明に知ることができる。 ハワイ大学教授の職にある著者が一年間のサバティカルでニューヨークに滞在した際にいわゆる「出会い系」の雄であるmatch.comに登録する。そのことを同僚に告白調に報告したら、そんなことは誰でもやってるからたいしたことではないというようなことを言われ拍子抜けしたりするのだが、ともかくその後、match.comを通じて出会った

                                                吉原真里『ドット・コム・ラヴァーズ ネットで出会うアメリカの女と男』 - はてダ保管所 by ogijun
                                              • 今週の本棚:川本三郎・評 『親愛なるレニー』=吉原真里・著 | 毎日新聞

                                                (アルテスパブリッシング・2750円) 巨匠の音楽人生に関わった二人の日本人 とても美しい秘話を読んだ。 一九九〇年に七十二歳で亡くなったアメリカの指揮者レナード・バーンスタインにこんな秘められた物語があったとは。 すべてはワシントンの議会図書館から始まる。アメリカ文化研究家の著者はある時、冷戦期の文化政策の日米比較分析を研究しようとこの図書館に足を運んだ。 そこにはレナード・バーンスタイン・コレクションがあり、厖大(ぼうだい)な資料が保存されているのを知った。世界各地からこのマエストロに送られた手紙も保管されていた。「興味本位」でその手紙を見ると二人の日本人のものがあった。

                                                  今週の本棚:川本三郎・評 『親愛なるレニー』=吉原真里・著 | 毎日新聞
                                                • ハーバード大が入試で「人種差別」?訴訟の背景を読み解く(吉原 真里) | 現代新書 | 講談社(2/4)

                                                  そのような「人格評価」には、応募書類の一部であるエッセイや、 推薦状、面接などが使われるが、これらはテストの点数と違って客観的に数量化できるものではない上に、さまざまな基準がどのような比重で考慮されるのかを、大学側は明らかにしていない。 さらに厄介なのが、「レガシー枠」である。とくに私立大学においては、大口寄付金の提供者の子弟は、入学審査において特別扱いされる、ということを、大学側も隠していない。富裕層 が優遇されるという制度が「公平」な「全人格総合評価」であるとは言いにくく、アメリカの大学の矛盾を象徴している。 大学における「ダイバーシティ」の価値 それらの要素に加えて、ここでもっとも問題になっているのが、「ダイバーシティ」である。 今回の裁判におけるハーバード大学側も、これまで同様の闘いをくぐり抜けてきた他大学も、入学審査における基準のひとつとして人種を考慮する、ということ自体は否定し

                                                    ハーバード大が入試で「人種差別」?訴訟の背景を読み解く(吉原 真里) | 現代新書 | 講談社(2/4)
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