吉田鋼太郎「80代になってもまだカッコよくいようとしている自分の顔を見てみたい」ライフワークとも言うべきシェイクスピア劇の新シリーズ(【彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd】)を、演出・上演台本と出演の二刀流でスタートさせる吉田鋼太郎さん。どのように今の自分を築いてきたのか、お話を伺いました。 CREDIT :文/浜野雪江 写真/平郡政宏 スタイリング/安西こずえ PEOPLE大人の“カッコいい”を取り戻せ Vol.07 まさに男の貌(かお)。撮影のためにカメラを睨んでいただいた吉田鋼太郎さんの顔は、生きてきた濃厚な時間が滲み出た、力強くも艶っぽい表情が印象的でした。 人の生き様は顔に出るとも言いますが、果たしてご本人はご自分の顔をどのように思っているのでしょう? ── 吉田さんにとって顔は商売道具でもあると思いますが、特別な思いがありますか? 吉田鋼太郎さん(以下、吉田) それは役者をや