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太陽系外縁天体の検索結果1 - 16 件 / 16件

  • 小惑星「アオ(Ao)」命名 『恋する小惑星』にちなんだアプリによる市民科学的発見

    太陽系に無数に存在する「小惑星」は、一定の条件を満たすことで名前を付けることができます。命名に関するルールは比較的緩いため、フィクション作品に登場する架空の人物に由来する名称も多数あります。 国際天文学連合(IAU)の小天体命名作業部会(WGSBN)は、提案された小惑星の名称が適切かどうかを審査する作業部会です。このWGSBNが2024年9月2日付で発行した速報にて、697402番小惑星「2017 BX232」の名称として提案された「アオ(Ao)」が承認され、正式に命名されたことが公表されました(※1)。これは漫画作品『恋する小惑星(アステロイド)』の2人の主人公が交わしたある “約束” に由来しています。その理由は、同漫画の略称にちなんだ未発見小惑星検出アプリ『COIAS』を通じて発見されたことにあります。 COIASを通じて発見・命名された小惑星はアオが初めてであり、市民科学の成功の一

      小惑星「アオ(Ao)」命名 『恋する小惑星』にちなんだアプリによる市民科学的発見
    • 「修正ニュートン力学」は「プラネット・ナイン」を否定する? 短距離での修正ニュートン力学の影響が初めて明らかに

      正体不明の「暗黒物質(ダークマター)」を仮定せずに宇宙の重力の謎を説明できるとされる「修正ニュートン力学」は興味深い仮説ですが、あまり多くの支持を受けてはいません。特に、恒星や銀河程度のスケールと比べて距離が短い太陽系程度のスケールにおける修正ニュートン力学の効果は、これまでに説明されたことがありませんでした。 ハミルトン大学のKatherine Brown氏とケース・ウェスタン・リザーブ大学のHarsh Mathur氏の研究チームは、修正ニュートン力学の下で太陽系外縁天体の公転軌道のシミュレーションを行った結果、軌道に偏りが生じたことを明らかにしました。これは、短い距離における修正ニュートン力学の効果を示した初めての事例であるとともに、太陽系外縁部に未知の惑星があるとする「プラネット・ナイン」仮説を否定するものです。 ただし、結果の前提となるデータ量の限界から、この結果が偶然生じたもので

        「修正ニュートン力学」は「プラネット・ナイン」を否定する? 短距離での修正ニュートン力学の影響が初めて明らかに
      • 太陽系の外縁に11個の未知の天体 太陽系は想像よりずっと大きい | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

        千葉工業大学惑星探査研究センターは、太陽系の外縁に広がるカイパーベルトのさらに外側に11個の未知の天体が存在する可能性を発表した。太陽から地球の距離(1天文単位:1au)の80倍という遠いところに天体が発見されたことで、太陽系はこれまで思われていたよりも大きい可能性がある。 ハワイのマウナケアの山頂にある国立天文台のすばる望遠鏡は、2020年からNASAの太陽系外縁天体探査衛星ニューホライズンとのカイパーベルト天体の共同観測を行っている。カイパーベルトとは、海王星の軌道の外側で、太陽から約30〜55auの黄道面に小惑星や氷などがリング状に密集している領域のことだ。 すばる望遠鏡には、暗い天体を撮影できる超広視野の巨大なデジタルカメラHyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム:HSC)が備えられている。ただ、これを使っても地上からでは遠くの天体は太陽の光を反射して見える

          太陽系の外縁に11個の未知の天体 太陽系は想像よりずっと大きい | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
        • アニメをキッカケに新小惑星「Ao」誕生!由来はキャラの名前、作中の夢が“リアルで叶う”出来事に感激の声(オタク総研) - Yahoo!ニュース

          研究者と学生、一般市民とが協力し小惑星などの未発見天体を探索するプロジェクト「COIAS」は3日、運用開始から1年が経過するなか、新たに小惑星を発見し、同天体の命名提案権を得て「Ao(あお)」を命名したことを発表した。 【関連】望遠鏡がなくても未知の天体を発見できる「COIAS」の使用イメージ・原作者によるコメント COIAS(よみ:コイアス)は、ハワイ・すばる望遠鏡の画像データを用いることで、これまでに誰も見つけていない数100m程度の小さな小惑星を見つける市民天文学プロジェクト。小惑星のほか太陽系外縁天体を見つけることを目指し、2023年夏に一般提供を開始している。発表当時は国際会議のACMにてポスターセッションも行っていた。 このプロジェクトの興味深い点はその誕生経緯にあり、発足のきっかけからアプリケーション名まで、2020年に放送されたアニメ『恋する小惑星(通称:恋アス)』から来て

            アニメをキッカケに新小惑星「Ao」誕生!由来はキャラの名前、作中の夢が“リアルで叶う”出来事に感激の声(オタク総研) - Yahoo!ニュース
          • アオ (小惑星) - Wikipedia

            (697402) アオ(英語: Ao[1])は、小惑星帯を公転する小惑星の一つである[3][4]。すばる望遠鏡の2017年1月の観測データから2024年2月に検出され、5月に小惑星番号が付与、9月に命名が発表された。 (697402) アオの軌道。各天体の位置は2024年9月1日0時 (UTC) 時点のもの。 アオは、太陽からの軌道長半径が約 3.23 au(約4億8320万 km)離れた、軌道離心率が約0.09の真円に近い楕円軌道を約5.8年(約2,119日)の公転周期で公転している[3]。黄道面に対しての軌道傾斜角は約8.94°となっている[3]。物理的特徴についてはほとんど分かっていないが、絶対等級は約17.1等級とされる[2][3]。この絶対等級を基にアルベドを 0.15 と仮定すると、直径は 1.3 km と推定される[注 1]。 アオは2017年1月23日に、ハワイ島のマウナケ

              アオ (小惑星) - Wikipedia
            • 殺戮の中で地球に笑顔と自由が定着する日までの道程を、秩序と無秩序の同居を主張する「不和と争いの女神」エリスの言葉から知る - In Deep

              ブログ記事の引用・転載はすべて自由です。その際、ページのリンクを示していただけると嬉しいです。以下でキーワード記事検索ができます。 女神エリス主義者の教典『プリンキピア・ディスコルディア』よりエリスの言葉 「私は混沌(カオス)です。 私は、芸術家や科学者たちがリズムを構築するための物質です。 私はあなたの子どもたちや道化師たちが幸せな無秩序の中で笑う精神です。 私はカオスです。私は生きています。そして私は、あなたがたはみな自由だとあなたがたに宣言します」 The Principia Discordia 2020年3月にパンデミックが始まったときの天体座位 最近、天体の位置についてたいへんお詳しい方から、「2020年3月」の頃の天体座位の位置が「数百年規模で見ても特異なものとなっていた」ことをお知らせいただいたことがあります。 2020年3月は、パンデミックが宣言されたときでした。 社会が徹

              • 太陽系の外側は予想よりも “埃っぽい” ことが判明 塵の量の実測結果

                太陽系の外側には冥王星などの氷天体が無数にあり、「エッジワース・カイパーベルト」という密集した状態を作っています。エッジワース・カイパーベルトがどこまで広がっているのかはよくわかっていませんが、これまでの予測では太陽から約75億kmを超えた距離で天体の密度が低くなり始めると予測されていました。その場合、空間内にある塵の量も少なくなるはずです。 しかし、コロラド大学ボルダー校のAlex Doner氏などの研究チームが、NASA(アメリカ航空宇宙局)の冥王星探査機「ニュー・ホライズンズ」の観測データを分析したところ、塵が減少すると予測された距離を超えてもほとんど低下していないことを突き止めました。この結果は、エッジワース・カイパーベルトが予想よりも遠くまで広がっているか、または外側にもう1つのエッジワース・カイパーベルトがある可能性を示しています。 【▲ 図1: 天体同士の衝突で塵が発生してい

                  太陽系の外側は予想よりも “埃っぽい” ことが判明 塵の量の実測結果
                • “冥王星のハート” は低速の巨大衝突が起源? 地下に海はないかもしれない

                  「冥王星」の表面には、目を引くハート型の地形「トンボー地域」があります。トンボー地域は東西で地形が大きく異なっており、特に西側は「スプートニク平原」と呼ばれる非常に平らな低地となっています。 ベルン大学のHarry A. Ballantyne氏などの研究チームは、スプートニク平原の起源は衝突クレーターではないかと考察し、シミュレーションを実行しました。その結果、直径約730kmの天体が低速で斜めに衝突すると、スプートニク平原に一致する涙形の低地が形成されることが判明しました。一方、このシミュレーションが正しい場合、冥王星の地下には液体の水でできた海がないという、これまでの推定とは異なる内部構造が予想されます。 【▲ 図1: 冥王星に大きな天体が衝突する様子の想像図。今回の研究で、冥王星のハート型の地形の成因として示されました。(Credit: Universität Bern / Illu

                    “冥王星のハート” は低速の巨大衝突が起源? 地下に海はないかもしれない
                  • 新たな太陽系第9惑星の有力情報!未知の「巨大地球型惑星」の公転軌道を特定か(宇宙ヤバイchキャベチ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                    どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。 今回は「太陽系第9惑星の概要と最新有力情報」というテーマで動画をお送りします。 ●太陽系の第9惑星 太陽系には現在、8つの惑星が知られています。 太陽から近い順に、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星です。 以前までは冥王星が第9の惑星として扱われてきました。 しかし2006年に冥王星は「準惑星」に降格しています。 その理由は観測技術の進歩により、冥王星が存在する海王星以遠の領域(太陽系外縁部)に、冥王星に匹敵する規模の天体が数多く発見されるようになったためです。 研究者たちは惑星を再定義し、その下に「準惑星」という新たな天体分類を設けることで、惑星の数が不用意に増加するのを防ぎました。 では海王星以遠の遠く暗い領域に、未発見の第9惑星は実在するのでしょうか? これまで明確な観測的根拠をもとに、いくつかの第9惑星の候補天体の存在が

                      新たな太陽系第9惑星の有力情報!未知の「巨大地球型惑星」の公転軌道を特定か(宇宙ヤバイchキャベチ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                    • おはようー おはますー 増田選手の故郷は 太陽系外縁天体くらい遠い遠い所..

                      おはようー おはますー 増田選手の故郷は 太陽系外縁天体くらい遠い遠い所にあって そう簡単には帰れませんわ みずみずしいトマトを丸かじりすると みずみずしい汁がいきおいよく飛び散り 超光速のエネルギーが宇宙へ放出されるので みんなにおはようーを伝えられますの 超光速トマト航法と呼ばれますわ

                        おはようー おはますー 増田選手の故郷は 太陽系外縁天体くらい遠い遠い所..
                      • 太陽系に新たな惑星「プラネット・ナイン」を発見?木星に弾き飛ばされた説、浮遊惑星を捕獲説などを紹介(スペースチャンネル) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                        ■太陽系に未知の惑星「プラネット・ナイン」を発見? 私達が住んでいる太陽系には、地球を含めて惑星が8個あります。2006年には元t元惑星であった冥王星が太陽系の仲間から外れています。水星、金星、地球、火星は岩石型惑星。木星、土星はガス型惑星。天王星、海王星は氷や液体の水を主体とした、氷惑星と呼ばれています。 そして、海王星より更に遠い天体の軌道を調査したところ、新たに9個目となる惑星「プラネット・ナイン」が存在する可能性が浮上しました。その惑星は地球の約1.5から3倍の質量を持ち、天王星や海王星のように、薄いガスで覆われた巨大な氷惑星と考えられています。 セドナからみた太陽系の想像図 出典:Wikipedia プラネット・ナインは、地球と太陽の距離の250倍以上の距離を公転していると考えられています。このような領域を公転している「太陽系外縁天体」は、マケマケやエリスなど、今までにも複数見つ

                          太陽系に新たな惑星「プラネット・ナイン」を発見?木星に弾き飛ばされた説、浮遊惑星を捕獲説などを紹介(スペースチャンネル) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                        • すばる望遠鏡、カイパーベルトの外縁を超える可能性のある天体を発見

                          千葉工業大学(千葉工大)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、国立天文台(NAOJ)の3者は6月26日、現在、海王星の外側に広がる「エッジワース・カイパーベルト(カイパーベルト)天体」を探査中のNASAの探査機「ニュー・ホライズンズ」の探査天体候補を探すため、すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「Hyper Suprime-Cam」(HSC)で撮影されたカイパーベルト天体の探査画像に独自の解析手法を適用した結果、カイパーベルト領域を広げる可能性のある天体を発見したと発表した。 同成果は、千葉工大 惑星探査研究センター 非常勤研究員の吉田二美博士(産業医科大学 医学部 准教授兼任)、NAOJ 天文シミュレーションプロジェクトの伊藤孝士講師らの共同研究チームによるもの。詳細は、日本天文学会が刊行する欧文学術誌「Publications of the Astronomical Society of

                            すばる望遠鏡、カイパーベルトの外縁を超える可能性のある天体を発見
                          • 太陽の空より vol.10 河村聡人|SPACE SHIP PEQUOD CREW

                            タイトルの「太陽の空」を追いかけるシリーズも残り今回と次回の予定です。前回は太陽風の仕組みについて、マニアックなお話となりました。 今回はその太陽風の行き着く先のお話です。 太陽から吹き出した風は外へ外へと広がっていきますが、その勢いは弱まり、やがて恒星の間を埋める物質(星間物質)の流れと釣り合います。 このスケールにおいては星間物質は均質に一方向から流れているとします。その上流方向に向かう方向において、太陽風は星間物質と正面衝突し、横へと流れます。全体的な形としては下の図の緑色~赤色の範囲の様に彗星の様な形となります(形について は彗星型派閥とクロワッサン型派閥があります。僕は彗星型派閥の出身なのでこちらの形で)。 この星間物質と太陽風の境界面のことをヘリオポーズと呼びます。太陽からヘリオポーズの距離は最も近い星間物質の流れの上流方向において約120天文単位です。1天文単位が地球と太陽の

                              太陽の空より vol.10 河村聡人|SPACE SHIP PEQUOD CREW
                            • 地球の準衛星「2004 GU9」の命名キャンペーン開始! その意外なきっかけとは

                              ある天体から見ると、その天体の周りをまるで衛星のように回って見える小惑星があります。これは実際には衛星ではなく、見かけ上は衛星のように見えるというだけの存在なため、これを「準衛星」と呼びます。地球の準衛星は10個以上見つかっていますが、ほとんどの準衛星にはまだ名前がつけられていません。 天体の公式名称を決定している「国際天文学連合(IAU)」は2024年5月31日付の発表で、ニューヨーク市の公共ラジオ局「WNYC」の番組「Radiolab」とのコラボレーション企画として、まだ名称がつけられていない地球の準衛星の1つである164207番小惑星「2004 GU9」の命名キャンペーンを2024年6月1日から行うと発表しました。このキャンペーンは一般公募と一般投票を経て行われるものであり、一般の人々が天体に命名できる数少ない機会となります。採用された名称は2025年1月中旬に公表される予定です。

                                地球の準衛星「2004 GU9」の命名キャンペーン開始! その意外なきっかけとは
                              • 太陽系内の隠れた惑星「プラネット・ナイン」は本当に存在するのか?

                                長い間、宇宙を愛する人々を魅了し、困惑させてきた太陽系外縁に存在するとされている惑星「プラネット・ナイン」は本当にあるのか? 新たな研究によると、それが隠れているであろう可能性のある場所の78%の調査が完了し、そこにないことがわかったという。 これによってプラネット・ナインが実在する可能性はガクンと低くなった。だが諦めるのはまだ早い。 残り22%の領域にそれが隠れている可能性は依然としてある。そして仮に見つからなかったとしても、過去にそれが存在した可能性までをも否定はできないのだ。 太陽系9番目の惑星「プラネット・ナイン」 「プラネット・ナイン」は、太陽系の果てに存在するとされる仮説上の惑星だ。 その存在が初めて示唆されたのは、2003年に太陽系外縁天体「セドナ」が発見されたときだ。 その軌道はきわめて珍しいもので、太陽に110億km以上接近することはなく、一番遠ざかるときには海王星の軌道

                                  太陽系内の隠れた惑星「プラネット・ナイン」は本当に存在するのか?
                                • 太陽系外縁部に未知の天体群が存在する可能性 すばる望遠鏡による観測成果

                                  国立天文台(NAOJ)は2024年9月4日付で、ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」に設置されている超広視野主焦点カメラ「Hyper Suprime-Cam(HSC、ハイパー・シュプリーム・カム)」を用いた観測を通じて、太陽系の外縁部にこれまで知られていなかった天体群が存在する可能性を示した研究成果を紹介しています。 【▲ 国立天文台ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」(左)と、アメリカ航空宇宙局(NASA)の無人探査機「New Horizons(ニュー・ホライズンズ)」の想像図(右)(Credit: 国立天文台/Southwest Research Institute)】 すばる望遠鏡はアメリカ航空宇宙局(NASA)の無人探査機「New Horizons(ニュー・ホライズンズ)」のミッションと2004年から協力関係にあり、太陽系外縁部の構造の解明に貢献しています。2006年1月に打ち上げられたNew

                                    太陽系外縁部に未知の天体群が存在する可能性 すばる望遠鏡による観測成果
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