6月9日に、皇太子ご夫妻が1993年のご成婚から25年の「銀婚式」を迎えられた。皇太子と雅子さま揃っての記者会見が期待されていたが、設けられることはなかった。会見がなかったのは、天皇皇后両陛下の被災地訪問と重なったことが理由だ。そして、皇太子ご夫妻からは文書での回答が寄せられた。 《この25年間は、短かったようでもあり、長かったようでもあり、沢山の喜びも悲しみもありましたが、皇太子殿下には、いつも傍らで私を支えて下さいましたことに感謝の気持ちで一杯でございます》 雅子さまは、文書にそうも綴られていた。皇室ジャーナリストが言う。 「皇室に入られてから、公式の場で『悲しみ』に直接的に言及されたことは恐らく初めてのことで、非常に驚かされました。確かに、雅子さまが嫁がれてから、公務を果たせないことや、愛子さまの登校問題などに、さまざまな心ない批判が向けられたことがありました。その中でもいちばんの悲