※この記事は、最後まで無料で読めます(2019/4/14、4/16加筆、4/17 八項目後半を修正) 漫画家の楠本まき先生がハフポストの取材に応じた4月10日の インタビュー記事 を読んでいて、先生の「ジェンダーバイアスにも何らかのルールを作ればいいと思う」という発言が気にかかった。 4月8日は、過激コンテンツ放置のネット企業に制裁金、欧州議会委が承認 というロイターの記事を読んだ後だったこともあり、筆者としては、改めて表現規制について考えるきっかけとなった。 先に述べておくと、筆者は、ルールによって他人の表現に口を挟むことに反対する立場だ。 楠本先生ご自身が、ジェンダーバイアスに囚われない作品づくりを追求することは先生の自由だ。しかし、その価値観をルール化して他のクリエイターに強いることは、他人が描く作品に対する表現統制であり、それはおかしいと考えている。 少女漫画は変化してきたし、この