「助けてくださーい」 コンビニエンスストアに行った帰り道、84歳の母親=東京都葛飾区=が突然、ふらついて倒れそうになった。付き添っていた娘のアキさん(仮名)は慌てて、助けを求めた。母親の体を一人では支えきれなかった。駆けつけてくれたのは、道路の向かい側にあるヤマト運輸営業所のドライバーだった。 アキさんは6月27日、暑さが増してくる中で、離れて暮らす母親の食欲が落ちていると知り、心配して会いに行った。持参した豆腐を差し出すと、母親は喜んで完食した。 「見たところ元気そうでした。自分で好きな食べ物を選べたら、もう少し食べられるかもと思い、買い物に出かけることにしました」 少し離れたコンビニまで母親と歩いて行った。だが、店内で母親の具合が悪くなった。帰り道に倒れそうになり、焦って大声で何度も叫んだ。 「助けてくださーい! 助けてくださーい!」 すると、道路の向かい側のヤマト運輸の葛飾柴又営業所