例えば私が、100km先にいるあなたのもとに向かって5時間歩く。当然、あなたのもとにはたどり着かないだろう。それでも、確実に、じわじわと、5時間ぶん、あなたのことを追いつめたことにはならないだろうか? いや、「なる」と断言できる。 人は誰しも、地道な努力のぶんだけ目標を追いつめることができるのだ。 今回はそのことを検証&実証するため、酒の穴のふたりがそれぞれ「北極」と「南極」を徒歩で5時間ぶん追いつめてみることにする。 ルールはたったひとつ、「無理はしない」だ。 日常的な生活の中にぽっかりと現れる「今ここで乾杯できたらどんなに幸せだろう」と思うような場を探求するユニット。なんでもない空き地とか、川沿いの原っぱとか、公園の売店だとか、そういったところに極上の酒の場があるのではないかと活動中。 前の記事:「天国酒場」の魅力を語り合う 編集部より: 今月の「酒の穴」はパリッコさんが北極を、ナオさ