HOME »» 最後の特攻「赤トンボ」の戦い 最後の特攻「赤トンボ」の戦い 神風特別攻撃隊第三竜虎隊 九三式中間操縦練習機(通称:赤とんぼ) Photo:小名木善行 ねずさんの ひとりごとより 沖縄戦終結後(6月23日)の7月27日、台湾の竜虎海軍基地で、三村弘上飛曹以下7名、計8名に、特攻命令が下りました。7月28日の早朝に台湾の新竹基地に到着。そこで彼らに「神風特別攻撃隊第三竜虎隊」の命名式と別盃式が行われました。そして直ちに宜蘭基地を経由して、石垣島へ転進、石垣島から宮古島へと移動しました。 神風特別攻撃隊第三竜虎隊の命名式と別盃式(台湾新竹基地) なぜ、このように小刻みに移動しなければならなかったのか。本来なら台湾から慶良間まで真っ直ぐ飛べる距離です。ところが第三竜虚隊の乗る飛行機は、もともと練習機として採用されたもので、躯体は木でできていており、翼は布張りで鋼管フレームの複葉機で