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情報処理学会の検索結果1 - 11 件 / 11件

  • 接触確認アプリCOCOAからの教訓|情報処理学会・学会誌「情報処理」

    楠 正憲(内閣官房 政府CIO 補佐官) 2021年1月 Android版の接触確認アプリCOCOAが数カ月にわたって動作していなかったことが明らかにされた.筆者は 2020年4月から接触確認アプリの導入について,有志での議論に参加し,有識者会議のメンバとして,また途中から政府CIO補佐官として, 接触確認アプリの導入を支援してきた.本稿では接触確認アプリCOCOAの開発と運用について,どのような課題があったかについて振り返る. 接触確認アプリ導入の経緯 筆者が接触確認アプリについて知ったのは昨年(2020年)3月頃のことである.ちょうどシンガポールのTrace Togetherが話題となって,日本でも接触確認アプリをリリースできないかといった話題で,いくつかのコミュニティが盛り上がり始めた. Androidのシェアが高いシンガポールに対して,日本ではiPhoneのシェアが非常に高く,iP

      接触確認アプリCOCOAからの教訓|情報処理学会・学会誌「情報処理」
    • 「プログラミング教育の最前線」はしょーもなくも生々しいエピソードでいっぱい。これが現実だ。 情報処理学会誌 2020年8月号|TAKASU Masakazu

      だてに「プログラミング教育の最前線」というタイトルになっていない。最前線はエキサイティングで身も蓋もなくてもの悲しいものだ。出てくる具体例、現場ならではのリアルなものが多くて面白い。情報処理学会の月刊誌だが、紙版もKindle版も1号ずつamazonで買えるのでオススメ。 ・プログラミング教育の流れから始まったコンピュータ的思考が、結局は「フローチャートをみんなで書く」ようなカリキュラムになり、先生がフローチャートの意味を理解できてないのでまともな指導ができず、「なんとなくプログラミング教育が必要だから」みたいなお題目のもと換骨奪胎していく ・実際に機材を購入する各地方自治体の教育委員会の中には、注文ルートがファックスと指定代理店しかなく、市価で2000円程度のmicro:bitが納品時に6000円になるところもある ・CoderDojo等の市井のプログラミング教室が広がり、小学生が親のた

        「プログラミング教育の最前線」はしょーもなくも生々しいエピソードでいっぱい。これが現実だ。 情報処理学会誌 2020年8月号|TAKASU Masakazu
      • 「9600bpsのモデムで在宅勤務にトライ」河野太郎防衛大臣が寄稿した情報処理学会の巻頭コラム『私と情報処理』が完全にガチ勢だった

        八谷和彦 @hachiya 河野太郎さん、ツイッターで無双してるのを眺めていたのだが、情報処理学会の巻頭コラム『私と情報処理』にも執筆してて(私も昨年10月に書きました)、拝読するに完全にガチ勢だった。(そして結びも真っ当) ipsj.or.jp/magazine/9faea… 2020-04-30 02:18:26

          「9600bpsのモデムで在宅勤務にトライ」河野太郎防衛大臣が寄稿した情報処理学会の巻頭コラム『私と情報処理』が完全にガチ勢だった
        • 情報処理学会 情報入試委員会 - 情報科全教科書用語リスト

          情報処理学会情報入試委員会は、高等学校情報科において現在までに出版された検定済教科書すべての索引に現れる用語を整理した用語集[1](論文[2]が刊行された時点のもの)を基に、用語のカテゴリづけや、要約説明文づけ等の手を加え、再構成した「情報科全教科書用語リスト」を作成しました。 ここに広く、CC 4.0 BY-SA ライセンスを利用して、公開します。 https://docs.google.com/spreadsheets/d/1FYsq1-ZmwrovR1j8_Q_M5QmSlj6NIZdy/view (2024年5月9日改定、2024年4月12日初版公開) 高等学校の情報科は2003年から実施されており、20年以上の歴史があります。しかし、他の教科と比較すると歴史は浅く、情報科についての共通認識は広まっているわけではありません。 情報科の検定済み教科書は既に100冊以上出版されており、

            情報処理学会 情報入試委員会 - 情報科全教科書用語リスト
          • 「継続は力なり」よりも「好きこそ物の上手なれ」|情報処理学会・学会誌「情報処理」

            杜甫々 (「とほほのWWW入門」サイト管理者) 「とほほのWWW入門」というWeb関連の技術情報を掲載するサイトを運営しています.1996年9月に始めたので,もうそろそろ29年目に突入となります.HTML, CSS, JavaScriptを始め,Python, Rust, Goなどのプログラミング言語,React, Vue.js, Angularなどのフレームワーク,Docker, Kubernetes, OpenSSLなどのツール群,文字コード,正規表現,暗号化などの要素技術などなど,目につくIT関連情報を色々紹介してきました.途中サボっていた時期もありますが,ここ最近は1週間に1つはなんでもよいので記事を追加したり更新したりしています. ある講演会で,私が初めてコンピューターに触れたころの話から,サイト作りを始め,継続してきたことについて一通り語ったあと,来場者からの質問で「続けられる

              「継続は力なり」よりも「好きこそ物の上手なれ」|情報処理学会・学会誌「情報処理」
            • 画像生成AIは電子ウキヨエの夢を見るか?|情報処理学会・学会誌「情報処理」

              杉ライカ(ダイハードテイルズ) 画像生成AIは電子ウキヨエの夢を見るか? こんにちは,ダイハードテイルズ(DHTLS)の杉ライカです.DHTLSは商業出版だけでなくクリエイター自身のSNSもまた重要な作品発表の場と捉え,オンラインに軸足を置いて活動し続けているプロのクリエイターグループで,自作小説や翻訳小説などを,インターネット上で連載したり,各種出版社から書籍としても発刊してもらっています. ここでは,最近登場したtext-to-imageの画像生成AIサービス「Midjourney」を,自分たちのTwitter連載小説でどのように活用しているか,またそこから何を感じたかなどを,簡潔にレポートしてみたいと思います.まず,Twitterで小説といっても想像しにくい方も多いかと思いますので,DHTLSがどのように小説を連載したり(図-1),AI描画の挿絵を投稿したりしているのか(図-2),具

                画像生成AIは電子ウキヨエの夢を見るか?|情報処理学会・学会誌「情報処理」
              • 1bit LLM の時代は来るのか,来ないのか,どっちなんだい?|情報処理学会・学会誌「情報処理」

                徳永拓之(LeapMind(株)) 1bit LLMの時代が来る? 2024 年2 月,The Era of 1-bit LLMs: All Large Language Models are in 1.58 Bits¹⁾ というタイトルの論文がarXiv上で公開され,にわかに話題となりました.“1.58 Bits” という表現はあまりなじみがありませんが,log₂(3) = 1.58 . . . ということで,パラメーターを三値にした場合の情報量を示しているようです.この論文(以下b1.58 論文とする)は,同じ著者グループによる文献2)を少し拡張したもので,大規模言語モデル(LLM)の効率化についての研究です. 本稿の前半ではこれらの論文の主張を解説し,後半ではその主張の妥当性について検討します. なお,これらの2本の論文は,本稿執筆時点では,査読を経たものではありませんのでご注意くだ

                  1bit LLM の時代は来るのか,来ないのか,どっちなんだい?|情報処理学会・学会誌「情報処理」
                • アジャイル開発向けソフトウェア開発委託契約書(準委任型) 情報処理学会

                  • 一部国立大の共通テスト「情報」配点ゼロ予告に情報処理学会が反発 「不適切な入試を看過できず」

                    情報処理学会は10月12日、大学入学共通テストで「情報」科目の配点を0点にすると予告した一部国立大学に対して、抗議する声明文を発表した。情報処理学会はこのような事態を“不適切な入試”と表現し、全ての受験科目で適切な配点をするよう強く求めている。 全国86の国立大学で構成される国立大学協会は1月、2024年度実施の国立大学入学試験から「情報」を必須科目に加えると発表。22年度から高等学校の必須科目として「情報I」が順次導入されているのを受けての決定で、必須科目はこれまでの国語、英語、数学、理科、社会に情報を加えた6教科8科目になる。 この方針を受けて、北海道大学など一部国立大学は24年度の入試では情報の成績は配点しない旨を9月に発表。北海道大学に理由を聞いたところ「新設の科目で前例がないため、問題の傾向や点数が不安定になると予想している。慎重な対応を行いたいため24年度は配点0にした。25年

                      一部国立大の共通テスト「情報」配点ゼロ予告に情報処理学会が反発 「不適切な入試を看過できず」
                    • 情報処理学会の全国大会、現地は中止もオンライン会議「Zoom」で一部開催 3000人規模さばけるか

                      新型コロナウイルス感染症の対策でイベントの中止が相次ぐ中、一般社団法人情報処理学会も金沢工業大学で3月5~7日に予定していた「第82回全国大会」の現地開催を中止した。しかし、一部のセッションについてはオンライン会議システムを用いて開催するという。 2月25日時点でオンライン開催を決定しているのは、一般セッションと学生セッション。当初の予定通りの時間にオンラインで研究成果を発表する。他の一部セッションについてもオンライン開催を検討している。大会中に行う予定だったコンテストの審査もオンラインで行うとしている。 オンライン会議に用いるのは、米Zoom Video Communicationsのビデオ会議システム「Zoom」。一対一や多対多のビデオ通話ではなく、会議のホスト(主催者)がオンライン上に仮想の会議室を開き、各メンバーが会議室にアクセスする形で用いるのが特徴だ。新型コロナウイルス対策でリ

                        情報処理学会の全国大会、現地は中止もオンライン会議「Zoom」で一部開催 3000人規模さばけるか
                      • 強力なグラフィック機能を備えた組版処理システムTwight|情報処理学会・学会誌「情報処理」

                        和田 優斗(わだ ゆうと) 組版とは,書籍やパンフレットなどを作る際,文字や図をページに配置する作業のことである.Microsoft Wordを使って文書を作る作業は組版であるし,研究論文を書く人ならLaTeXを使う人も多いだろう. 組版ソフトウェアには,大きく分けて2種類ある.文書のテキストに指示を埋め込んでいく文字ベースの組版処理システムと,画面上で組版結果を見ながらそれを操作していくWYSIWYGエディタである.前者にはTeXや(未踏OBの諏訪敬之氏の)SATySFiが,後者にはWordやAdobe Illustrator,InDesignがある. どちらにも利点がある.WYSIWYGはとっつきやすいが,文字ベースにも,文書から分けてスタイルを記述するゆえ再利用性が高かったり,文字ゆえ差分の把握やバージョン管理がしやすかったり,マクロ定義による拡張や自動処理が可能になる,といったさま

                          強力なグラフィック機能を備えた組版処理システムTwight|情報処理学会・学会誌「情報処理」
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