最初期の氷室冴子作品が読める! 2020年刊行作品。氷室冴子デビューの契機となった「小説ジュニア青春小説新人賞」佳作入選作の「さようならアルルカン」に、初文庫作品『白い少女たち』、更に集英社の若年層向け小説誌「小説ジュニア」(雑誌「Cobalt」の前身)に掲載されながら、いままで書籍化されてこなかった四つの短編を収録した作品集となっている。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) 最初期の氷室冴子作品。特に今まで書籍化されていなかった幻の四編を読んでみたい方。1970年代の時代感を懐かしく思い返したい方。これを機会に氷室冴子作品を最初から読んでみたいと思った方におススメ。 あらすじ 誇り高き少女の憧れと幻滅、その後の意外な展開(さようならアルルカン)。新しく赴任してきた男性教諭に想いを寄せた女学生の心の変遷(あなたへの挽歌)。物静かな少女が抱えた意外なストレスと