血液クレンジングについては、その後、いろいろな立場のお医者様に話を聞く機会があり、 病気を「治療」できる標準医療ではないけれど、 「予防」医療の観点では部分的効果が認められ、「ニセ医療」ではないと断言する方にも複数お会いしました。
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ちまたには「がんが消える」と称する食事法や代替療法が多数ある。本当にがんは消えるのか。内科医の名取宏さんは「標準医療以外のいわゆる代替療法で、臨床試験で効果が証明されたものはありません。一方で、きわめてまれながら、がんが自然退縮するケースはあります」という――。 「がんが消えた!」体験談はほぼウソ 世の中には、各種がんの標準医療以外に「がんが消える」と称する食事法や治療法が数多くあります。野菜ジュースで、玄米菜食で、塩で、精神統一で、温熱療法で……さまざまな方法でがんが消えたと、WEBサイトや書籍、雑誌、商品の通販ページなどに書かれています。こんなに種類があるのかと驚くほどです。がんが消える食事法がない理由は前回の記事の通りですが、治療法でも同じこと。標準医療以外のいわゆる代替療法で、きちんとした臨床試験で効果が証明されたものはありません。 がん治療は副作用や合併症を伴うことがありますから
日本共産党の高橋千鶴子議員は16日の衆院予算委員会分科会で、化学物質過敏症(CS)の問題を取り上げました。 CSは、シックハウス症候群や電磁波障害、香害などを総称し、患者数は予備軍を含め1千万人とも言われています。高橋氏は、周囲に理解されず専門医が少ないため、多くの患者が苦しんでいるとして、「一日も早く標準医療に位置付け、せめて全都道府県に一つ以上の専門外来を配置すべきだ」と迫りました。 後藤茂之厚生労働相は、発症メカニズムが未解明で、「診断基準や治療法は存在しない」などと述べ、対応に背を向けました。 高橋氏は、約9割の子どもにアレルギー疾患があり、学校生活管理指導表で共有していることを示し、化学物質も含めるべきだと主張。2012年の参考資料で、文部科学省自身が、アトピー性皮膚炎などと化学物質過敏症の関係を認めていると指摘しました。 さらに、国民生活センターの情報提供にもとづき、香料の規制
なぜ糖尿病は治らない病気とされているのか。医師の水野雅登さんは「国や専門家が作った糖尿病の標準治療のガイドラインに原因がある」という――。 ガイドラインを守った治療をした結果、悪化した 私が医師になるべく研修を終え、ようやく外来診療を一人で始めた頃、「あること」を実感するようになりました。それは、糖尿病の患者さんだけ、かなりのスピードで悪化していくということです。 当時の私は、「ガイドライン至上主義」といえるほど、治療のガイドラインの内容を守っていました。そして、その悪化していった患者さんたちも、その内容に沿った運動や食事をしていました。それなのに、改善するどころか、どんどん悪化していったのです。 私の実感は、実際に数字にはっきりと表れています。現代は日本国内の、糖尿病が疑われる人と可能性を否定できない人を含めると、2000万人にもなる時代です(平成30年版厚生労働白書より)。1997年に
1976年千葉県生まれ。医師、医学博士。皮膚科専門医。京都大学医学部特定准教授。がん治療認定医。日本アレルギー学会代議員。 2003年信州大学医学部卒業、2010年京都大学大学院卒業、チューリッヒ大学病院客員研究員を経て2017年より現職。アレルギーの薬剤開発研究にも携わり、複数の特許を持つ。アトピーに関連する講演を年間40以上こなす。 アトピー性皮膚炎をはじめとしたアレルギー患者をこれまでのべ10000人以上診察。正しい知識がないために、間違った医療で悪化する患者を多く経験し、医師と患者を正しい情報で橋渡しする発信に精力を注ぐ。京都新聞、AERA dot、BuzzFeed Japan Medical、Yahoo!個人などに寄稿・執筆。自身もアレルギー体質で、喘息に加え鼻炎と結膜炎をもち、今も軽度の白内障と網膜剥離がある。著書に『心にしみる皮膚の話』(朝日新聞出版)がある。 Twitter
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