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橘玲の検索結果201 - 240 件 / 439件

  • 世界を数学的に把握する者たち – 橘玲 公式BLOG

    新刊『テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想』(文春新書)の「はじめに 世界を数学的に把握する者たち」を出版社の許可を得て掲載します。3月19日(火)発売ですが、一部の書店さんではすでに店頭に並んでいるようです。見かけたら手に取ってみてください(電子書籍とAudibleも同日発売です)。 ****************************************************************************************** 乗っていた飛行機が乱気流に巻き込まれ、思わず叫び声をあげたことはないだろうか。 このとき、隣に座っていた乗客が、「ちょっと計算してみたんですが、この飛行機が墜落する確率は0.001%以下で、無視してかまいませんよ」といったら、あなたは「世界を支配する秘密結社」のメンバーの一人にたまたま出会ったことになる。 秘密結社といっ

    • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

      経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

        世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
      • 「お願い」で私権を制限するのは全体主義(橘玲) - エキスパート - Yahoo!ニュース

        新型肺炎の感染拡大を防ぐために自治体がパチンコ店に休業要請したところ、それでも営業を続ける店に客が殺到し、一部の自治体が店舗名の公表に踏み切りました。さまざまな議論を呼んだこの問題を2つに分けて考えてみましょう。 まず、自治体による「要請」というのは「お願い」で、当然のことながら、相手から「お願い」されてそれに応じるかどうかは本人の自由です。店舗名公表によってこれを実質的に強制するのは、憲法で保障された「基本的人権」を明らかに侵害しています。 しかし現在は、治療法のない感染症が蔓延する「緊急事態」です。そんななか、ほとんどの店が要請に従っているのに、一部の店舗だけが営業をつづけて利益をあげるのは間違っているとほとんどのひとは思うでしょう。 この疑問は当然ですが、なぜこんなおかしなことになるかというと、緊急事態なのに「お願い」しかできない法律だからです。ここから「営業させないなら休業補償しろ

          「お願い」で私権を制限するのは全体主義(橘玲) - エキスパート - Yahoo!ニュース
        • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

          経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

            世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
          • 原発の町の助役はなぜ「贈与」を続けたのか? 週刊プレイボーイ連載(404) – 橘玲 公式BLOG

            関西電力の役員ら20人が、原発の立地する町の元助役(故人)から計3億2000万円にのぼる金品を受領していた問題は、会長・社長ら幹部の大量辞任に発展し、原発再稼働を進める国の戦略を大きく揺るがせています。 「原発とカネ」の話はこれまでもたびたび報じられてきましたが、そのほとんどは巨額の裏金が地元の有力者に流れているというもので、電力会社の現場責任者が利益の一部を下請けにキックバックさせることはあったとしても、町の助役から電力会社の役員に金品が贈られるというのは前代未聞です。 このスキャンダルで奇妙なのは、役員たちにとって助役からの「贈り物」は迷惑以外のなにものでもないことです。常務執行役員と元副社長が商品券や米ドル、金貨、小判など1億円を超える金品を受け取ったとされますが、だとすると残りの役員・幹部は1000万円に満たないお金できびしい批判の矢面に立たされ、会社人としての人生が危機に瀕してい

            • 「強すぎる言葉の呪い」が社会を蝕んでいる 週刊プレイボーイ連載(525) – 橘玲 公式BLOG

              強すぎる主張には呪いがかけられています。 ロシアの国営メディアはウクライナのゼレンスキー政権を「ナチ」と呼び、東部のドンバス地方ではロシア系住民の「ジェノサイド」が行なわれていると非難してきました。しかしこれをあまりに長く言い続けていると、「ロシア人が殺されているのに、なぜ放置しているのか?」と国民が疑問に思いはじめるでしょう。 もちろんプーチン政権は、こうした強い言葉をたんなるレトリックとして使っていたのでしょう。言葉によって大衆の感情を煽るのは、もっとも安上がりに支持を獲得する方法です。「まもなく世界の終わりがやってくる。破滅から逃れる唯一の道は私を信じることだ」というのは、古来、教祖(カルト)の常套句でした。 しかし、どのような予言もいずれ事実によって反証されることになります。ほとんどの新興宗教は、この壁を超えることができずに消えていきます。そして新たな予言者や陰謀論者が現われ、強い

              • 才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア(『無理ゲー社会』あとがき) – 橘玲 公式BLOG

                出版社の許可を得て、新刊『無理ゲー社会』の「あとがき」を掲載します。昨日発売で、すでに書店さんには並んでいると思います。電子書籍も同日発売です。 ************************************************************************************** めったにないことだが、中学3年生から手紙をもらった。大阪の中高一貫公立校の男子生徒で、卒業レポートを書くために私の著書を読み、「上級国民」「下級国民」の定義を教えてほしいのだという。すこし考えて、次のような返事を書いた。 上級国民 知識社会・評判社会において、「自分らしく生きる」という特権を享受できるひとたち 下級国民 「自分らしく生きるべきだ」という社会からの強い圧力を受けながら、そうできないひとたち これがそのまま本書のコンセプトになった。 ちょうどその頃、20代のライタ

                • 「わたしはシャルリ」のデモを、エマニュエル・トッドの家族社会学から考える – 橘玲 公式BLOG

                  ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2016年2月25日公開の「リベラル化した欧州で「リベラルでないもの」に 分類されたイスラームを排除する論理」です(一部改変)。 Melanie Lemahieu/Shutterstock ****************************************************************************************** 今回はフランスの人類学者エマニュエル・トッドの『シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧』( 堀茂樹/文春新書)を参考に、移民問題で混乱するヨーロッパについて考えてみたい。 2015年1月7日、パリの風刺雑誌『シャルリ・エブド』がイ

                  • ワクチン接種とフリーライダー問題 週刊プレイボーイ連載(483) – 橘玲 公式BLOG

                    工場が汚れた空気や水を排出し、それを浄化する費用を払わないことを経済学では「負の外部性」といいます。外部性はあるひと(企業)の行為が他者(社会)に影響を及ぼすことで、それがよいことだと「正」、悪いことなら「負」です。 公害が負の外部性の典型だとすると、正の外部性の好例がワクチン接種です。免疫をもつひとが増えれば細菌やウイルスは広がりませんから、ワクチンを打つことは自分が病気にならないだけでなく、社会全体を感染症から守ることになるのです。 ところが正の外部性は、フリーライダー(ただ乗り)というやっかいな問題を引き起こします。 ワクチンは副反応を起こすことがあり、ほとんどは発熱などで数日で快癒しますが、まれに重篤な症状を呈することがあります。ワクチンを接種するひとは、(きわめてわずかな)副反応のリスクを負って、社会に正の外部性を提供しているのです。 しかしそうなると、大多数がワクチン接種するこ

                    • 公平だけど不平等な社会 「無理ゲー社会」(橘玲) - 読書家になりたい

                      無理ゲー社会(小学館新書) 作者:橘玲 小学館 Amazon 今後社会はますます格差が広がり、持たざる者はより一層苦境を強いられる、そんな事情を淡々と突きつけられる本でした。 公平だけど不平等な社会 50メートル走で全員が同じスタートラインに立ち、同時にスタートしたら、足の速さに違いがあるので結果は「平等」になりません。 それに対して、足の遅い人を前から、速い人を後ろからスタートさせたら、結果は「平等」ですが「公平」ではなくなります。 この結果に人々はどう思うでしょう。 おそらく、足の早い人が1位になるのは容認するけど、足の遅い人が優遇されるのは「ずるい」と感じるのではないでしょうか。 これがそのまま今の社会に当てはまります。 人々の生活が豊かになるにつれて、皆が自分らしく生きれる社会(公平な社会)になる一方、そこでは持つ者と持たざる者の格差が広がります(結果の不平等)。 努力できるかは運

                        公平だけど不平等な社会 「無理ゲー社会」(橘玲) - 読書家になりたい
                      • 「朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論」橘玲著 - 爽風上々のブログ

                        橘さんの本は何冊か読んでいますが、タブーも含めて微妙な問題を敢然と述べてしまうという感想を持ったのですが、この本では「リベラル」と「保守」というものを、論じています。 それも、これまで一般的に言われていたリベラル論とはかなり違った見方を取り、改めて目を開かせてくれるような論法で語られているので、興味深いものでした。 本書題名の「朝日ぎらい」、もちろんあの「朝日新聞社」です。 ネトウヨなどと言われる人々が最も嫌い、攻撃しているのが朝日新聞ですが、それがなぜなのか、それを原理的に分析しようというのが本書であり、別に朝日を擁護しようとか批判しようとかしているものではありません。 本書テーマは「リベラル化」と「アイデンティティ化」です。 「リベラルが退潮して日本は右傾化した」と言われますが、これは誤りであるということです。 世界でも日本でも人々の価値観は確実にリベラル化しています。 日本のいわゆる

                          「朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論」橘玲著 - 爽風上々のブログ
                        • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                          経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

                            世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
                          • ベストセラー作家・橘玲さんが『となりの億万長者』を読んで悟った「真の自由」を手に入れる方法 | 特集

                            各界の読書家が「心が救われた本」を語る特集企画「しんどい時によみタイ  私を救った1冊」。 前回は、『何者』で直木賞を受賞した小説家・朝井リョウさんが、しんどさに襲われた時に読む本を紹介してくださいました。 今回は、先日『無理ゲー社会』を上梓した橘玲さんに、三十代半ばで会社を辞めようと考えた際、人生設計への大きなヒントになった本を紹介いただきました。 世の中のお金の仕組みを知るために 「私を救った1冊」というと、精神的な危機に陥った時に“啓示”を受けた宗教書や哲学書をふつうは挙げるのだろうが、ここでは徹底的に世俗的・現実的な本を紹介したい。それがトマス・J・スタンリーとウィリアム・D・ダンコの『となりの億万長者 成功を生む7つの法則』(早川書房)だ。 トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ『となりの億万長者』(早川書房) 私にとっての「危機の年」は阪神・淡路大震災とオウム真理教事件

                              ベストセラー作家・橘玲さんが『となりの億万長者』を読んで悟った「真の自由」を手に入れる方法 | 特集
                            • ふつうの奴らの上を行け(『裏道を行け ディストピア世界をHACKする』プロローグ) – 橘玲 公式BLOG

                              出版社の許可を得て、新刊『裏道を行け ディストピア世界をHACKする』の「プロローグ」を掲載します。発売日は明日ですが、すでに一部の書店には並んでいます。ディストピアSFのような表紙を見かけたら手に取ってみてください(電子書籍も同日発売です)。 ************************************************************************************** 現実は攻略不可能な「無理ゲー」 ネットフリックス史上最大のヒットとなった韓国ドラマ『イカゲーム』はいわゆるデスゲームで、参加者は人生を逆転する賞金を求めて、〝だるまさんが転んだ〟や綱引きなど子どもの頃の遊びで勝負する。 ゲームの参加者は456人で、主人公のソン・ギフンは456番目。1人が死ぬと1億ウォン(約1000万円)が積み立てられ、45億円相当の賞金を目指して6つのゲームに

                              • 「異次元の少子化対策は少子化を加速させる」 橘玲が明かす少子化の“真の原因” | デイリー新潮

                                「週刊新潮」の発売前日に速報が届く! メールマガジン登録 デイリー新潮とは? 広告掲載について お問い合わせ 著作権・リンクについて ご購入について 免責事項 プライバシーポリシー データポリシー 運営:株式会社新潮社 Copyright © SHINCHOSHA All Rights Reserved. すべての画像・データについて無断転用・無断転載を禁じます。

                                  「異次元の少子化対策は少子化を加速させる」 橘玲が明かす少子化の“真の原因” | デイリー新潮
                                • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                                  経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

                                    世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
                                  • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                                    経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

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                                    • 「ネットポルノ依存症」という大問題が、いよいよ世界を揺るがしはじめた…!(橘 玲) @gendai_biz

                                      いま、世界では「ネットポルノ依存症」が大きな問題になっている。なぜポルノ中毒に陥る人が増え、そこにはどのようなメカニズムが働いているのか。『裏道を行け ディストピア社会をHACKする』(講談社現代新書)を上梓した作家の橘玲氏が解説する。 インターネットポルノ依存症 binge(ビンジ)は「限度を超えて熱中する(浮かれ騒ぐ)」の俗語で、欧米では若者たちがパーティでbinge drinking(ビンジドリンキング)し、酩酊して性交に及ぶことが社会問題になっている。日本ではあまり知られていないが、インターネットポルノのbinge watching(ビンジウォッチング)もはげしい議論になっている。 一般にポルノの弊害というと女性や子どもへの性暴力につながることが懸念されるが、強迫的なポルノ利用について警鐘を鳴らしつづけた医師のゲーリー・ウィルソン(2021年5月死去)は、思春期以前からポルノ漬けに

                                        「ネットポルノ依存症」という大問題が、いよいよ世界を揺るがしはじめた…!(橘 玲) @gendai_biz
                                      • 遺伝人類学が解き明かす「人類誕生」と「人種」の謎 – 橘玲 公式BLOG

                                        人類学者の篠田謙一さんと対談させていただいたので、関連記事として、デイヴィッド・ライク『交雑する人類 古代DNAが解き明かす新サピエンス史』(日向 やよい 訳、NHK出版)の紹介をアップします。一緒にお読みいただければ。 原題は“Who We Are and How We Got Here: Ancient DNA and the new science of the human past(我々は何者で、どのようにしてここに至ったのか 人類の過去を探る古代DNAと新しい科学)”(「海外投資の歩き方」のサイトでの公開は2018年10月19日。一部改変)。 ****************************************************************************************** 30億ドル(約3300億円)の予算をかけたヒトゲノム計画が

                                        • マッチングアプリは恋愛を自由化し、男女の生物学的な性差を拡大させる 週刊プレイボーイ連載(574)  – 橘玲 公式BLOG

                                          進化心理学では、男女の生物学的な性の非対称性から、男と女では性愛戦略が大きく異なると予想します。男はほぼ無制限に精子をつくることができるのに対し、女は卵子の数に限りがあり、いったん妊娠すると出産まで9カ月かかるだけでなく、子どもが乳離れするまで数年間の子育て期間が必要になります。これほどまでに生殖コストに差があると、男は手当たり次第にセックスしようとするのに対し、女は性愛の相手をきびしく選り好みするはずだというのです。 ポリコレの基準では「男と女には(生殖器を除いて)なんのちがいもない」とされているので、こうした主張は「セクシズム(性差別主義)」だと批判されてきました。ところがオンラインでのデートが当たり前になると、ビッグデータを使って男女がどのように行動しているかを観察できるようになりました。 欧米を中心に20代のあいだで大人気のマッチングアプリTinder(ティンダー)は、興味や関心で

                                          • 『言ってはいけない』著者・橘玲が直言 「2024年に損する人」

                                            2024年になってから1カ月がたとうとしているが、何か新しいことを始めた人はいるだろうか。それとも、日々の生活は23年の延長線上? ビジネスパーソンのこれからの生き方について、ベストセラー作家の橘玲氏に疑問をぶつけた。 ベストセラー作家の橘玲氏(イラスト)。近著に『運は遺伝する』(NHK出版)、『人生は攻略できる』(ポプラ社)、『世界はなぜ地獄になるのか』(小学館)などがある ――2024年あるいはそれ以降、幸せになる、人生を満喫する。そんなことを考えたときに、どんな秘訣がありそうですか? 少なくとも損はしたくないのですが。 橘玲(以下、橘) まず幸せについて知っておきたいのは、どんな幸せも、脳の仕組み上、すぐに慣れてしまうことです。経済学で言う「限界効用の逓減」で、真夏の喉がからからに渇いたときに飲む生ビールを例に挙げると、最初の一口はものすごくおいしい。でもジョッキ2杯目、3杯目になる

                                              『言ってはいけない』著者・橘玲が直言 「2024年に損する人」
                                            • 【アクセス5位】睡眠はもっとも強力な自己啓発 – 橘玲 公式BLOG

                                              ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなってしまったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 アクセス5位は2021年12月16日公開の「ひとはなぜ夢を見るのか?睡眠と夢の驚くべき効能とは」です(一部改変)。 ****************************************************************************************** 若い頃は、友人たちが夢について語るのをいつも不思議に思っていた。なぜなら、夢を見たことがほとんどなかったから。大学生でフロイトの『夢判断』を読んだときも、困惑しかなかった。判断しようにも、肝心の夢がないのだ。 同じようなひとはかなりいると思うが、いまではこれは夢を覚えていないだけだとわかっている。眼球運動

                                              • 同性婚を「類似の制度」で認めることは「不当な人権侵害」なのか 週刊プレイボーイ連載(528) – 橘玲 公式BLOG

                                                同性婚を認めない民法や戸籍法の規定が憲法に違反するとして、3組の同性カップルが国に損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は「違憲とはいえない」と原告の訴えを退けました。 この判決で興味深いのは、「婚姻は、両性の合意のみに基づいていて成立」とする憲法24条1項が、「明治民法下の封建的な家制度を否定し、婚姻は当事者間の合意だけに委ねられるとした」ものだと述べながらも、「両性」とは英語原案の「both sexes」の翻訳で、「(婚姻が)異性間でするものであることが当然の前提」だったとしたことです。この英語原案はGHQがつくったものなので、日本国憲法がアメリカから敗戦国の日本に与えられたものであることを認めたという意味で「画期的」かもしれません。 判決では、同性カップルが法制度の保護を受けられないことで不利益を被っていると認定しつつも、「婚姻類似の制度やその他の個別的な立法」で解消可能で、どのような制度

                                                • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                                                  経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

                                                    世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
                                                  • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                                                    経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

                                                      世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
                                                    • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                                                      経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

                                                        世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
                                                      • 『スター・ウォーズ』はなぜあのような終わり方だったのか? 週刊プレイボーイ連載(417) – 橘玲 公式BLOG

                                                        1977年にスタートした『スター・ウォーズ』シリーズが、42年の時を経て「スカイウォーカーの夜明け」で完結しました。 1970年代のハリウッドは危機の時代を迎えていました。それまでドル箱として、インディアンが開拓者を襲い、騎兵隊が討伐する勧善懲悪の西部劇を大量につくってきたのに、開拓者(ヨーロッパ白人)こそがアメリカ原住民の土地を奪い、虐殺し、差別してきたではないかと批判されるようになったのです。 その象徴が1970年公開の映画『ソルジャー・ブルー』で、コロラドで米軍が無抵抗のシャイアン族などを女子どももろとも無差別殺戮した「サンドクリークの虐殺」を描いて衝撃を与えました。これ以降、ハリウッドは西部劇をつくることができなくなります。 それでもひとびとは、「善が悪を滅ぼす」楽観的で夢のある物語を求めていました。スター・ウォーズ(ジョージ・ルーカス)の大ヒットの秘密は、PC(ポリティカル・コレ

                                                        • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                                                          経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

                                                            世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
                                                          • 政界の裏金疑惑をリベラル化と「説明責任」から読み解く 週刊プレイボーイ連載(587) – 橘玲 公式BLOG

                                                            政治資金パーティをめぐる裏金疑惑が拡大し、岸田政権はますます窮地に追い込まれています。実態はこれから検察によって解明されていくでしょうが、ここではこの事件を「説明責任」から読み解いてみましょう。なぜならこれが、今年の(というよりも、リベラル化する社会の)キーワードになるからです。 副大臣を辞職したある安倍派議員は、それがよほど悔しかったのか、記者団に「派閥から収支報告書に記載しなくてよいと指示があり、適法と推測せざるを得なかった」と語っています。 この正直な告白からわかるのは、ほとんどの政治家に違法行為の認識がなかったらしいことです。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」で、長年やってきているのだから、自分だけが批判されるいわれはないという理屈です。派閥の事務方も、違法行為を隠蔽するというより、たんに前例を踏襲していただけなのでしょう(その後、ある大臣経験者はこれを「文化のようなもの」と説明し

                                                            • ロシアはファシズムではなく「反リベラリズム」 – 橘玲 公式BLOG

                                                              ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトでロシアのウクライナ侵攻について書いたものを、全6回で再掲載しています。第5回は前回につづき、歴史家マルレーヌ・ラリュエルの『ファシズムとロシア』(翻訳:浜 由樹子/東京堂出版)の紹介です。(公開は2022年5月13日。一部改変) モスクワ、赤の広場(クレムリン) (@Alt Invest Com) ****************************************************************************************** 歴史家マルレーヌ・ラリュエルの『ファシズムとロシア』は、原題の“Is Russia Fascist?(ロシアはファシストか?)”のとおり、現在のロシアを「ファシズム」と定義できるかを論じている。この問題を考える前段として、ソ連崩壊後に、中東欧やバルト三国

                                                              • フェアトレードで貧困をなくせるのか? – 橘玲 公式BLOG

                                                                ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなってしまったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2014年1月23日公開の「フェアトレード”の不公正な取引が貧しい国の農家をより貧しくしていく」です(一部改変)。 コーヒー農園(Photo:ⒸAlt Invest Com) ****************************************************************************************** まるでカルト宗教の集会 フェアトレードは、「市場経済は貧しい国や貧しいひとたちを搾取している」として、「公正な取引Fair trade」を企業に求めるアンチ・グローバリズムの運動のことだ。欧米(とくにイギリス)では「倫理的に意識高い系(et

                                                                • 欧州はなぜ3000年謝り続けるべきなのか 週刊プレイボーイ連載(545) – 橘玲 公式BLOG

                                                                  ワールドカップのカタール大会が開幕し、この記事が掲載される頃には日本がグループリーグを突破できたかどうかわかっているでしょう(グループリーグを1位突破したものの、PK戦で16強敗退)。今回は中東ではじめて行なわれる大会ですが、欧米諸国からの批判で開幕前からぎすぎすした雰囲気になっています。 きっかけになったのは、イギリスの新聞が昨年の2月、「W杯の開催決定後、6500人以上の移民労働者が死亡し、37人がスタジアム建設に関わっていた」と報じたことで、これに招致をめぐる買収疑惑や、LGBTQ(性的少数者)の権利が尊重されていないなどの批判が加わって、ドイツの内務・国家相がカタールでの開催を疑問視する発言をしたり、FIFA(国際サッカー連盟)のゼップ・ブラッター前会長が「カタールでのW杯は間違いだ。選択が悪かった」とインタビューにこたえたり、英BBCが開会式の放映を「ボイコット」するなど異例の事

                                                                  • 格差問題を語る前に「公平」と「平等」を再定義しよう 週刊プレイボーイ連載(465) – 橘玲 公式BLOG

                                                                    新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に失業率が上昇しているにもかかわらず、金融市場は大賑わいで、GAFAなどプラットフォーマーが軒並み最高益を更新し、新興ゲーム会社の株価がSNSの投稿で乱高下し、イーロン・マスクのテスラが購入したビットコインなど仮想通貨の価格も上昇しています。その結果、経済格差はさらに拡大しており、今後、政治的な争点になるのは間違いありません。 ところで、格差の問題を考えるとき、いたずらに議論を混乱させるのは「公平(機会平等)」と「平等(結果平等)」がごっちゃになっていることです。ここではそれを50m競走で説明してみましょう。 「公平」とは、子どもたちが全員同じスタートラインに立ち、同時に走り始めることです。しかし足の速さには違いがあるので、順位がついて結果は「平等」になりません。 それに対して、足の遅い子どもを前から、速い子どもを後ろからスタートさせて全員が同時にゴール

                                                                    • 【橘玲 1万字】この国の「マネーのしくみ」を理解しよう

                                                                      世界の富裕層がやっているのも「港区おじさんと港区女子」みたいな(あるいは紀州のドンファンみたいな) 寂しい話なのですね。お金で大きな幸せを獲得しようと思うと効率がとても悪い。 しかし逆にお金はかけずとも楽しく過ごす手段が山ほどあるのが現代社会が成し遂げた大きな成果だと思います。 一昨日の日曜日にはうちの町内会のイベントで畑にブルーシートで生簀をつくり、ヤマメを放流して親子掴み取りand焚き火で串焼きのパーティを開催しました。原資は町内会の空き缶回収で貯めた数万円。 それでも若い女子も男子も(小学生ですけど)wたくさんきて随分と楽しみました。 うちは夫婦で起業し、4法人経営していますが、2法人は社会活動の非営利組織なので2法人で営利活動をして社会活動の安定経営につなげているというようなことになっています。 子どもも3人いて、借家暮らし、畑も事業所も借りているので手元資産含めてほぼすっからかん

                                                                        【橘玲 1万字】この国の「マネーのしくみ」を理解しよう
                                                                      • 第84回 金融リテラシー 高齢者にこそ(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG

                                                                        かんぽ生命保険が、保険の乗り換えで顧客が不利益を被った事例が5年間で2万件以上あると発表した。健康状況の告知などで新契約が結べなかったり、告知書類の記入不備などで保険金が受け取れなかったりしたのだという。契約者からの二重徴収の疑いも発覚し、法令に抵触する可能性も指摘されている。 この問題については、2018年4月にNHK「クローズアップ現代」が、「郵便局が保険を“押し売り”!?~郵便局員たちの告白~」として取り上げている。それから1年以上たち、金融庁からも報告を求められたことで、しぶしぶ実態を認めたのだろう。 NHKの番組は、「高齢の母が、郵便局員に保険を押し売りされた」という1通のメールから取材が始まった。同様のトラブルがないかSNSで情報提供を呼びかけたところ、わずか1カ月で400通を超えるメールが届き、その大半が現役職員など郵便局の関係者からだった。「郵便局というだけで、高齢者の場合

                                                                          第84回 金融リテラシー 高齢者にこそ(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
                                                                        • ニューヨーク版「セレブという生き方」 – 橘玲 公式BLOG

                                                                          ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2017年11月9日公開の「気鋭の社会学者が見たニューヨークの最底辺とセレブの意外な共通点と超えられない壁」です(一部改変)。 shutterstock/AS Inc ****************************************************************************************** スディール・ヴェンカテッシュはインドで生まれ、カリフォルニアで育ち、シカゴ大学で社会学を学んでいた。文化人類学や社会学にはエスノグラフィーという分野があり、文明と接触した経験のない伝統的社会(かつては「未開社会」と呼ばれた)や、先進国のなかのマイノリティー

                                                                          • BLM(ブラック・ライヴズ・マター)に対する保守派の論理とは – 橘玲 公式BLOG

                                                                            ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2020年8月21日公開の「日本ではほとんど報道されない、BLM運動の嚆矢となった「ファーガソン事件」の真相と背景にある黒人の犯罪率の高さ」です(一部改変)。Diamond Onlineに寄稿した「“白人は「生まれる前から」レイシスト”。リベラルな白人こそが差別の元凶という過激な主張の真意とは?」と合わせてお読みください。 ****************************************************************************************** 警官の過度な制圧によって黒人男性が死亡した事件をきっかけに、アメリカ各地で抗議行動の嵐が吹き荒れた

                                                                            • 映画『ジョーカー』が描いた「下級国民の反乱」(橘玲)

                                                                              映画『ジョーカー』が大きな反響を呼んでいる背景になにがあるのか(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM &(C)DC Comics 現在公開中の映画『ジョーカー』(ホアキン・フェニックス主演)が、公開直後から世界的なヒットとなっている一方で、アメリカではその衝撃的な内容が社会の脅威となりかねないと不安視する声も出るなど、大きな社会現象となりつつある。『ジョーカー』がなぜ反響を呼ぶのか。その背景になにが描かれているのか。著書『上級国民/下級国民』(小学館新書)で世界的な分断の構図を解き明かした作家の橘玲氏が、『ジョーカー』の世界観とその背景を読み解く。 【*以下の記述は映画『ジョーカー』の重大な「ネタバレ」を含みます】 * * * 映画『ジョーカー』が世界的に大ヒットし、同時に論争を巻き起こしている。アメリカンコミック『バットマン』のあ

                                                                                映画『ジョーカー』が描いた「下級国民の反乱」(橘玲)
                                                                              • 「誰がやっても同じ」という残念な現実 週刊プレイボーイ連載(493) – 橘玲 公式BLOG

                                                                                【9月30日執筆のコラムを一部加筆訂正しました。】 自民党の総裁選で岸田文雄氏が決選投票で河野太郎氏を破り、第27代総裁に選出されました。自民党は岸田政権の下で10月31日投開票の衆院選に臨むことになります。 総裁選の討論で岸田氏は、コロナ対策のほか、新自由主義(ネオリベ)から脱却し、「『成長と分配の好循環』による新たな日本型資本主義」を掲げ、「令和版 所得倍増計画」で経済格差の是正を目指すとしました。「真性保守」の安倍元首相が頑強に反対してきた選択的夫婦別姓では党内の推進議連に参加しており、同性婚についても「多様性を認めるということで、議論があってもいい」と述べています。 このように見ると、岸田氏が掲げる政策は「リベラル政党」である立憲民主党にとてもよく似ています。なぜこんなことになるのか。その理由は、そもそも日本の政治には選択の余地がほとんどないからです。 人類史上未曾有の超高齢社会に

                                                                                • ひとは自分の行動を合理的に説明できるか? 週刊プレイボーイ連載(425) – 橘玲 公式BLOG

                                                                                  神奈川県の知的障がい者施設で入所者ら45人が襲われ、19人が刺殺されるという衝撃的な事件の裁判(横浜地裁)で、元職員(30歳)の被告に求刑どおり死刑が言い渡されました。 新型肺炎のニュースに隠れてしまったものの、この裁判はマスコミ各社によって大きく扱われました。その報道には、はっきりとした共通性があります。それは、「犯行の理由が解明されていない」です。 このような結論に至るには、当然のことながら、「正しく裁判すれば被告の動機がわかるはずだ」との前提があります。しかし、これはほんとうなのでしょうか。すなわち、「ひとは自分の行動を合理的に説明できるのか?」という問題でもあります。 ルール違反をした子どもに対して、親や教師は「なんでそんなことをしたの!?」と問い詰めます。ちゃんと説明できる子もいれば、できない子もいるでしょう。なんと答えていいかわからず黙り込んでしまう子どもは、いつまでも許されず