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橘玲の検索結果281 - 320 件 / 439件

  • 【ショック】FIREについて橘玲氏が「バカげている」と指摘したこと - Mikeの投資ブログ

    一日一回バナークリックで応援いただけると嬉しいです! 橘玲氏のFIREに関する記事があるのでご紹介します(参照元)。 橘氏は、FIREをFI(経済的独立)とRE(早期退職)に分けて論じています。FIは、基本的に4%ルールに基づきます。つまり、年間生活費を25倍した金融資産を株式と債券に分散投資することで、30年間それを取り崩しても生活していける確率が95%というものです。生活費が大きくなれば、必要な資産も大きくなりますが、できるだけ早くFIREするには、例えば年間4万ドル(約440万円)として100万ドル(1億1千万円)が目安となったりします。そこに至るまでの過程や、また4%ルールに従う生活は、ミニマリストの考え方と近いものがあると、橘氏は指摘します。また、人生を変えたいが、将来経済的に安心できない、といった若者が、先に富を蓄えるその手法が具体的に示されていることから、若者たちの間でブーム

    • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

      経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

        世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
      • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

        経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

          世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
        • 日本の大学生が留学しなくなった単純な理由 週刊プレイボーイ連載(591) – 橘玲 公式BLOG

          日本人の留学生がどんどん減っているようです。新聞社の調査によると、ハーバード、スタンフォード、MIT、プリンストン、エール、UCバークレー、ジョン・ホプキンズのアメリカの有力大学7校で、中国人の正規留学生(一部は交換留学生なども含む)は2022年時点で1万2600人超、それに対して日本人留学生はわずか600人で、人口が日本の5分の1しかいない台湾からの留学生より少ないというのです。 この記事は、「日本の地盤沈下を防ぐためにも、産官学が支援して米有力大への留学に挑戦する金銭的、心理的なハードルを下げる必要がある」と結んでいますが、彼ら/彼女たちが留学に尻込みするのははたしてこれだけが理由でしょうか。 新卒一括採用を日本人は当たり前だと思っていますが、このような制度があるのは世界のなかで日本だけです。なぜなら、グローバルスタンダードでは年齢差別と見なされるからです。 2007年に改正された雇用

          • 成人は18歳ではなく25歳にした方がいい? 週刊プレイボーイ連載(519) – 橘玲 公式BLOG

            4月から成人年齢が18歳に引き下げられ、高校生でも父母の同意なく、「携帯電話を契約する、一人暮らしの部屋を借りる、クレジットカードをつくる、高額な商品を購入したときにローンを組む」(政府広報)ことが可能になりました。結婚ができる年齢も男女一律で18歳となり、これまで16歳だった女性の婚姻年齢が引き上げられました。こちらも父母の同意は必要ありません。 とはいえ、飲酒や喫煙はこれまでどおり20歳からで、成人としての完全な権利が認められるわけではありません。だとしたら「成人」とはいえないのではないか、との疑問は当然ですが、18歳から大人としての自覚をもたせるようにするのが国際社会の流れなので、日本もそれに合わせたということでしょう。 ただ、大人としての権利を与えることと、大人として振る舞えることは別の問題です。早くも、「18歳、19歳がアダルトビデオ(AV)出演を強要されるのではないか」との不安

            • バイアスとノイズにまみれた人間の判断は必ず間違う – 橘玲 公式BLOG

              ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2021年12月30日公開の「専門家や経営者も「ノイズ」により、 客観的無知を認められずに許容範囲を超えるミスを犯す」です(一部改変)。 fizkes/shutterstock ****************************************************************************************** ダニエル・カーネマンはエイモス・トベルスキーとともに、さまざまな独創的な実験によって、人間には多種多様な認知の歪み(バイアス)があり、選択や行動はつねに一定の方向にずれてしまうことを明らかにした。こうして行動経済学が誕生し、カーネマンは心理学者と

              • 「他人を傷つけるような表現は許されない」は正しいのか? 週刊プレイボーイ連載(397) – 橘玲 公式BLOG

                あいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展・その後」がわずか3日間で中止されました。慰安婦像や昭和天皇をモチーフにした映像作品を展示したことが政治家などから批判され、脅迫行為にまで発展したためと主催者は説明しています。 この事件に関してはすでに多くが語られているので、ここではすこし別の視点から考えてみましょう。それは「共感」です。 前提として、「表現の自由」はもちろん守られるべきですが、「どのような表現でも許される」などということはありません。「そんなことはない」というのなら、バナナを持ったオバマ元大統領のイラストをネットにアップして、「表現の自由だ」といったらどんなことになるか試してみればいいでしょう。 リベラルな社会には暗黙の、しかし厳然たる「ポリティカル・コレクトネス(PC/政治的正しさ)のコードがあります。マイノリティを侮辱したり、攻撃したりするような「PCに反する表現」は事実上

                  「他人を傷つけるような表現は許されない」は正しいのか? 週刊プレイボーイ連載(397) – 橘玲 公式BLOG
                • 日本人の自尊心はじつは高かった? 週刊プレイボーイ連載(474) – 橘玲 公式BLOG

                  国際比較では日本人の自尊心(自己肯定感)はきわめて低く、それが高い自殺率の原因になっているとしばしば指摘されます。 実際、日本、アメリカ、中国、韓国の高校生に「人並みの能力があると思うか?」と訊くと、「とてもそう思う」「まあそう思う」と答えた割合は日本が最低です(もっとも高いのは中国とアメリカ)。 「自分はダメな人間だと思うことがあるか?」と訊くと、「そう思う」は日本の高校生がもっとも高く、韓国の高校生がもっとも低くなります。これほどまで自尊感情が低いと、ちょっとしたことで生きる気力をなくしてしまうのかもしれません。 しかし近年になって、こうした研究に疑問が呈されるようになりました。自尊心の国際比較は、すべてアンケート形式で主観的な感情を訊いているだけで、それが本心かどうかはわからないのです。 IAT(潜在連合課題)は、無意識(潜在意識)の傾向を“見える化”する手法として心理実験で広く使わ

                  • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                    経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

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                    • 検察法改正でほんとうはなにが問題だったのか? 週刊プレイボーイ連載(432) – 橘玲 公式BLOG

                      検事総長らの定年延長を可能にする法案改正に対し、SNSで「#検察庁法改正案に抗議します」の投稿が広がり、大きな政治争点になりました。とはいえ、素人にはいったい何が問題なのかよくわかりません。 この改正案はもともと、年金支給年齢の引き上げにともない、国家公務員の定年を65歳まで延長するという改革の一部です。一般の公務員の定年はこれまで60歳でしたが、検察官は63歳とされていました。ところがこのままだと検察官の定年が2年早くなってしまうため、それを是正する必要があるというのが法案改正の本来の趣旨です。 政府としては、公務員の定年延長を先行させることで、65歳までの雇用に二の足を踏む民間企業の背中を押したいとの思惑があるようです。とはいえ、年功序列のまま定年を延ばせば人件費が膨らんでしまいますから、60歳以上は給与を引き下げたり、短時間勤務に移行したり、役職定年制を設けて管理職から外すようにして

                      • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                        経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

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                        • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                          経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

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                          • 「凡庸でやさしい男」か「有能でも冷たい男」かの選択 週刊プレイボーイ連載(419) – 橘玲 公式BLOG

                            「オレの気持ちがわからないのか!」「わたしがどう思ってるか気づいてよ!」今日もこんな言葉が日本のあちこちで飛び交っていることでしょう。でもよく考えると、「相手のことがわかる」には2つの異なる能力が必要です。 ひとつは「共感力」で、泣いたり怒ったり喜んだりしている相手の気持ちを自分に重ね合わせて感じることです。この能力が欠けていると、「冷たい」とか「自分勝手」となじられることになります。 もうひとつは相手がなにを考えているかを理解することで、いわば「読心力」ですが、心理学では「こころの理論」と呼ばれます。この能力が欠けていると、相手がなぜそんなふうに感じるのかがわからなくなります。 「こころの理論」を説明する格好のキャラクターが、『スタートレック』シリーズに登場するヴァルカン人のミスター・スポックです。スポックは徹底して合理的ですが共感力がないわけではなく、だからこそカーク船長ら乗組員と友情

                            • 「わたしは幸福」というひとは「幸福」なのか? 週刊プレイボーイ連載(418) – 橘玲 公式BLOG

                              大統領選に向けてアメリカでは保守派(共和党支持)とリベラル(民主党支持)が憎み合っていますが、反トランプのリベラルにとって「不都合な事実」は、さまざまな調査で保守派の方がリベラルより一貫して幸福度が高いことです。 これについてはさまざまな理由が考えられますが、巷間に広まっているのが、「保守派の方が家族を大切にし、コミュニティ(教会など地域共同体)とのつながりが強いからだ」との説明です。それに対してニューヨークやサンフランシスコのような都会に住むリベラルは孤独で、高給かもしれないけれど長時間のストレスフルな仕事で疲弊し、うつが疫病のように蔓延しているとされます。 徹底的に社会的な動物であるヒトにとって、幸福感は愛情や友情のような人間関係からしか得られません。そう考えれば、「古きよきアメリカ」を体現する古風な生き方にこそ幸福な人生があるとの主張はものすごく説得力があります。だとすれば、幸せにな

                              • 【タブー?】『事実 vs 本能 目を背けたいファクトにも理由がある』橘玲 : マインドマップ的読書感想文

                                事実 vs 本能 目を背けたいファクトにも理由がある 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、再び先日の「未読本・気になる本」の記事でも人気だった1冊。 おなじみ橘玲さんが、炎上しがちなテーマを「これでもか!」とばかりに詰め込んだ問題作です。 アマゾンの内容紹介から。この残酷な知識社会を生き抜くためには、「本能」の壁を乗り越えて「事実(ファクト)」に目を向けなければならない。最新知見から明らかになる現代ニッポンの姿とは? 異色の社会評論! 単独でのセールをほとんどしない集英社さんが版元ですから、2割引きのKindle版がオススメです! "Who was the greatest" ~ Mark 9:30-37 / Art4TheGlryOfGod by Sharon 【ポイント】■1.目黒の女児虐待死事件でメディアが絶対にいわないこと この事件について大量の報道があふれましたが、じつは意図的に触

                                  【タブー?】『事実 vs 本能 目を背けたいファクトにも理由がある』橘玲 : マインドマップ的読書感想文
                                • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                                  経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

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                                  • 本人の意志と自己責任が徹底されたデンマークはどういう社会か? – 橘玲 公式BLOG

                                    ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2018年3月29日公開の「懲罰的な意味合いの強い日本と違う 幸福度世界第3位のデンマークの「自己責任」論」です(一部改変)。 Pcala/Shutterstock ****************************************************************************************** 日本ではこのところずっと、「格差」と「自己責任」が議論になっている。社会学者・橋本健二氏は『新・日本の階級社会』(講談社現代新書) のなかで、SSM調査(1955年以来、10年に一度、全国規模で無作為抽出によって実施されている社会学者による日本最大規模の調査

                                    • 1940年代の日本とイラク・アフガニスタンは同じじゃないのに 週刊プレイボーイ連載(490) – 橘玲 公式BLOG

                                      米軍がアフガニスタンから撤退し、イスラーム原理主義組織タリバンが全土を掌握したことで、2001年10月の空爆以来20年続いた戦争はアメリカの「敗北」に終わりました。 米大学の試算では、アメリカがこの戦争に投じた費用の総額は2兆2600億ドル(約250兆円)で、20年間、毎日3億ドル(約330億円)を費やしたことになります。これをアフガニスタンの人口4000万人で割れば、1人当たりGDPがわずか500ドル(約5万5000円)ほどのこの国で、1人5万6000ドル(約600万円)を配ることができました。 それに加えて、これまで2500人の米国軍人、4000人ちかくの米国民間人、10万人を超えるアフガニスタンの軍・警察関係者や民間人が死亡しています。このとてつもない損害に対し、得たものはさらなる混乱だけなのですから、すべてが最初から間違っていたと考えるほかありません。 なぜアメリカは、ベトナム戦争

                                      • 【読書】「朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論」橘玲:著 - 「言葉こそ人生」読むだけ元気お届け人の"今ここを生きる心"の裏側

                                        朝日新聞を批判したり擁護したりする内容ではなく、日本における「リベラル」がいかに世界基準の”リベラリズム”からかけ離れていっているかについて、鋭く論評されている著作です。 橘玲先生の分析を読んで、胸に支えていたある種の気持ち悪さがスッキリしました。 私も「明日は今日よりずっとよくなる」という希望を持っているリベラル派ですが、同時に日本ファースト、守るべき文化や歴史がある保守派でもあると思っています。 朝日新聞(的なマスコミ全般)が嫌われるのは、リベラルの思想ではなくて、真実を捻じ曲げて情報操作をしようとする報道姿勢と、ダブルスタンダードをしても気にしない点が理由なのでしょう。 朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論 (朝日新書) 作者: 橘玲 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2018/06/13 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る imakokowoikiru

                                          【読書】「朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論」橘玲:著 - 「言葉こそ人生」読むだけ元気お届け人の"今ここを生きる心"の裏側
                                        • トランプ大統領を生んだ「ケンブリッジ・アナリティカ事件」とはなにか? – 橘玲 公式BLOG

                                          ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2020年6月4日公開の「ブレグジットとアメリカのトランプ大統領誕生に多大な影響を与えたケンブリッジ・アナリティカ事件の内幕と「行動マイクロターゲティング」の手法」です(一部改変)。 ブリタニー・カイザー(Netflix『グレート・ハック: SNS史上最悪のスキャンダル』予告より ****************************************************************************************** ブリタニー・カイザーの『告発 フェイスブックを揺るがした巨大スキャンダル』(染田屋茂、道本美穂、小谷力、小金輝彦訳、ハーパーコリンズ・ジャパン

                                          • 「日本人は世界一会社を憎み…」橘玲氏に聞く、“言ってはいけない”日本の人事制度の残酷な現実

                                            どの世代が損をしたか?氷河期部長&課長の憂鬱 出世・給料・役職定年 団塊、バブル、就職氷河期、ゆとり――。どの世代が恵まれていて、どの世代が割を食っているのか?現在、課長や部長として企業を支えるのは、就職難の憂き目に遭った氷河期世代。上のバブル入社組にはポストの多くを牛耳られ、下の世代に対してはハラスメントや働き方改革の面で細心の注意を払わなければならない。一方、団塊世代は「勝ち逃げ」とやゆされることが多いが、実際にはどうだろうか。内情が分かりにくい役職定年にも切り込みつつ、実額&実年齢の独自データと徹底取材で実態に迫った。 バックナンバー一覧 『非正規と正社員の格差は「身分差別」役職定年は「大いなる矛盾」、橘玲氏が喝破』に続き、ベストセラー作家の橘玲氏に、行き詰まりを見せている日本の人事制度の問題点について話を聞いた。特集『どの世代が損をしたか?氷河期部長&課長の憂鬱 出世・給料・役職定

                                              「日本人は世界一会社を憎み…」橘玲氏に聞く、“言ってはいけない”日本の人事制度の残酷な現実
                                            • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                                              経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

                                                世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
                                              • リベラルがリベラルと対立する時代 週刊プレイボーイ連載(543) – 橘玲 公式BLOG

                                                リベラリズムとは、簡単にいえば、「誰もが自分らしく生きられる社会をつくるべきだ」という価値観ですが、それが世界を覆うにつれて利害が複雑に対立し、あちこちで紛争が起きるようになりました。性犯罪をめぐる刑法の規定の見直しも、そうした事例のひとつです。 現行の刑法では、被害者の抵抗が「著しく困難」でないと罪に問えないと解釈され、「必死に抵抗した形跡がない」などの理由で無罪判決が相次ぎ、社会問題になりました。法制審議会の部会に提示された法務省の試案では、従来の「暴行・脅迫」に加え、「アルコール・薬物を摂取させる」「予想と異なる事態に直面させて、恐怖・驚愕させる」など処罰対象となる8項目を例示し、性犯罪により厳しく対処する方針が示されました。 議論が分かれたのは、「意思に反して」だけを構成要件とした「不同意性交罪」の扱いです。被害者団体などは、「相手を「拒絶困難」にさせて性交する」という要件が残れば

                                                • 【アクセス4位】先進国で「男子劣化」が起きている理由 – 橘玲 公式BLOG

                                                  ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなってしまったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 アクセス4位は2017年9月22日公開の「ポルノ大国の先進国で「男子劣化」が深刻な問題になっている」理由です(一部改変)。 ****************************************************************************************** フィリップ・ジンバルドー、ニキータ・クーロンの『男子劣化社会』(高月園子訳、晶文社)の原題は、イギリス版が『つながらない男:テクノロジーはどのように“男であること”を妨げるのか?(Man Disconnected: How technology has sabotaged what it mean

                                                  • 子どもを遺伝子レベルで「有能」にする…「優生学2.0」というヤバい発想の正体(橘 玲) @gendai_biz

                                                    急激な技術革新によって、人間の脳や遺伝子にまでも介入することが可能になりつつある現在、「優生学2・0」とでも呼ぶべき考え方が出現している。『裏道を行け ディストピア社会をHACKする』(講談社現代新書)を上梓した作家の橘玲氏が解説する。 脳をエンハンスメントする DBS(脳深部刺激療法)は頭蓋骨を開頭したうえで脳の特定部位に電極を埋め込む外科手術で、1950年代のアメリカで同性愛の「治療」に使われたことで批判を浴び、ロボトミーとともに葬り去られたが、近年、パーキンソン病の治療法として復権し、投薬や心理療法の効かない難治性うつ病に劇的な効果があるとして注目を集めている。 興味深いのは、DBSで認知機能が向上したとの報告が相次いでいることだ。 ドーパミンを分泌させる報酬系(側坐核)を電気刺激すると幸福度が上がるので、不安障害やうつ病で試験が行なわれている。するとその副産物として、「言語能力から

                                                      子どもを遺伝子レベルで「有能」にする…「優生学2.0」というヤバい発想の正体(橘 玲) @gendai_biz
                                                    • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                                                      経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

                                                        世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
                                                      • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                                                        経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

                                                          世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
                                                        • SNSが結びつける「エロス資本」と「おぢ」、女神化した女性と交際し一発逆転を狙う「無理ゲー」が不幸な事件を招く 橘玲氏に聞く「エロス資本」(下) | JBpress (ジェイビープレス)

                                                          新宿のタワーマンションに住む25歳の女性が、51歳男性に刺殺された事件。報道によれば、容疑者は愛車を売り1000万円以上を女性に渡したが、女性に冷たくされ犯行に及んだという。 昨今、いわゆる男性の恋愛感情を利用し金銭を騙しとる「頂き女子」と餌食になる「おぢ」、という関係性が話題になっており、今回の事件と関連づけて論じる向きもある。 作家の橘玲氏はこうした事件が起きるのは「エロス資本のマネタイズが容易になったことが背景にある」と分析。今後も同様の事件が起きると予測する。インタビューを3回に分けてお届けする。 湯浅大輝(フリージャーナリスト) 【連載:橘玲氏に聞く「エロス資本」】​ (上)新宿タワマン刺殺事件を「頂き女子」文脈で語ってはいけない…橘玲氏が問う、エロス資本のマネタイズはダメなのか? (中)橘玲氏が「頂き女子りりちゃん」マニュアルを分析…“ギバーおぢ”は単なる「金づる」、ナンパ師と

                                                            SNSが結びつける「エロス資本」と「おぢ」、女神化した女性と交際し一発逆転を狙う「無理ゲー」が不幸な事件を招く 橘玲氏に聞く「エロス資本」(下) | JBpress (ジェイビープレス)
                                                          • 「超富裕層はなんでもできる」という不都合な事実 週刊プレイボーイ連載(415) – 橘玲 公式BLOG

                                                            カルロス・ゴーン日産元会長の国外逃亡は、スパイ映画のような鮮やかな手口で世界じゅうを驚かせました。レバノンで行なわれた記者会見では4カ国語を巧みに操りながら自らの無実を“プレゼンテーション”し、まさに悲劇のヒーロー気取りです。 ルノーの筆頭株主であるフランス政府は、国内の雇用と自国の権益を守るため、「カネのなる木」である日産を吸収合併しようと画策していました。その日産が2016年に三菱自動車を傘下に加えたことに経産省が危機感を覚え、ルノーとの不利な合併を避けたい日産の日本人経営陣と「クーデター」を謀った。これがゴーンの主張で、おそらくはその通りなのでしょう。逮捕にいたるまでの手際のよさを見れば、東京地検はもちろん官邸にまで話が通じていたとしても不思議はありません。 ゴーンがこのように考えていたのなら、日本でどれほど法廷闘争しても勝ち目はまったくなく、刑務所に放り込まれて“人生終了”なのです

                                                            • 日本には1億人の「被害者」がいる 週刊プレイボーイ連載(511) – 橘玲 公式BLOG

                                                              近所にあるチェーン店の居酒屋でランチを食べていたときのことです。厨房のスタッフが配膳に出てくるのを見て、混んできたのかなと思ったら、一人の客がホールスタッフの女性と話し込んでいることに気がつきました。50代と思しき男性で、席がちょっと離れていたので正確にはわからないのですが、メニューの金額表示についてなにごとか問いただしています。 私が理解した範囲では、「1000円までの注文に割引」のような記載があって、そのつもりで頼んだら、それは「税込み1000円」の意味だった。それに対して男性は税抜きで1000円分を注文してしまい、結果として食べたくもないものに余分なお金を払わなくてはいけなくなった、というような話です。それに対して女性スタッフが「ここに書いてあります」とメニューを見せながら何度も説明するのですが、男性は納得せず、「そんな書き方じゃわからないっていってるだろ」とだんだん声が大きくなって

                                                              • 適切な罰則はよりよい社会をつくる 週刊プレイボーイ連載(463) – 橘玲 公式BLOG

                                                                日本の「民主主義社会」の特徴は、罰則を極端に嫌うことです。新型コロナ対策の特別措置法でも、当初は「罰則などとんでもない」され、感染抑制対策は国民の努力義務(行政からのお願い)になりました。その結果が「自粛警察」の跋扈で、それがあちこちでトラブルを起こしたことでようやく、改正特措法では入院を拒否した感染者や、営業時間の短縮命令に応じない事業者に過料を科すことになりました。 コロナ禍が始まって1年経って罰則の導入へと一歩踏み出したわけですが、ルール違反を「罰する」ことはこれほどまで恐る恐るやらなければならないことなのでしょうか。 処罰の効果については、公共財ゲームを使った興味深い研究があります。参加者はそれぞれ同額のお金を渡され、そのなかから好きな金額をファンド(投資信託)に拠出することができます。ファンドは預けられた資金を運用して増やし、参加者全員に均等に分配します。 A、B、Cの3人に10

                                                                • 作家・橘玲から若者たちへ 来たるべき「残酷な評判社会」を生き抜く術

                                                                  いまや若者にとってインターネットやSNSは生活に欠かせなくなったが、その裏側には大きなリスクが潜んでいる。とりわけこれから社会に出ていく若者は、確実にやって来る「評判社会」への対応が欠かせない。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』『上級国民/下級国民』の著者で作家の橘玲氏が残酷な未来を予言する。(取材・構成/池田道大) * * * これからの社会を考えるキーワードは「評判社会」です。SNSやインターネットが日常のインフラになると、ネットによって個人が数値化されて評価されるようになります。 今は初対面の人と話をするとき、スマホをいじって相手のことを検索するのだといいます。すると「この人、エラそうなことを言っているけど、ツイッターのフォロワーが500人しかいない」とか「この若者は、着てるのはユニクロでぜんぜんイケてないけど、フォロワーが10万人もいるのか。これは真剣に話を聞かないと」などと、そ

                                                                    作家・橘玲から若者たちへ 来たるべき「残酷な評判社会」を生き抜く術
                                                                  • 共同親権導入に向けて、戸籍制度を廃止しよう(橘玲) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                    日本では、離婚すると子どもの親権を父親と母親のどちらかが持つことになります。これが「単独親権」で、日本人は当たり前と思っていますが、いまや世界では少数派です。 離婚によって夫婦関係は解消されますが、親子の関係までなくなるわけではありません。そう考えれば、「どちらか一方しか親として認めない」という制度には無理があります。 子どもは離婚後も、父母の双方を親と思っているでしょう。それにもかかわらず、法律によって父子、あるいは母子のいずれかの関係を強制的に切り捨てるのは、子どもの人権の観点から重大な問題があります。 法律家のあいだでも、単独親権によって離婚訴訟がこじれ、その後の面会や養育費の支払いの障害になっているとの認識が広まっています。裁判所は「幼い子どもの養育には母親が必要」との立場なので、父親が親権を失うことがほとんどです。「親でなくなった」ことで子どもと面会すらさせてもらえないなら、真面

                                                                      共同親権導入に向けて、戸籍制度を廃止しよう(橘玲) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                    • 同性婚でなぜ「社会が変わってしまう」のか? 週刊プレイボーイ連載(553) – 橘玲 公式BLOG

                                                                      首相秘書官が記者団に対して、「同性のカップルが隣に住んでいるのはちょっと嫌だ」「同性婚を導入したら国を捨てる人が出てくる」「(他の)秘書官も皆そう思っている」などと発言したと報じられ、更迭されました。この秘書官は首相の演説のスピーチライターを務め、「将来の経産次官候補」ともいわれていたことから、岸田首相は釈明に追われています。 「失言」のきっかけは、首相が国会で、同性婚制度について「社会が変わってしまう課題」と述べて批判されたことでした。秘書官はこの発言を擁護しようとして、「あなたたちだって、本音では嫌だと思ってるんでしょ」と述べたようです。 同性愛者らに対して「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり生産性がない」と雑誌に書いた衆議院議員が総務省の政務官に登用されるなど、「自民党の保守派議員は性的マイノリティに差別意識をもっているのではないか」とこれまでも批判されてきました。秘書官の発言はその

                                                                      • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

                                                                        経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

                                                                          世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
                                                                        • わたしたちはなぜ、知能の遺伝を認められないのか? – 橘玲 公式BLOG

                                                                          ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2019年1月31日公開の「「学力は教育によって無限に開発できる」というのはフェイクニュース 一般知能は77%という高い遺伝率を誇る「遺伝的な宝くじ」である」です(一部改変)。 ***** 日本における行動遺伝学の第一人者、安藤寿康さんとの対談『運は遺伝する 行動遺伝学が教える「成功法則」』が発売されました。 ここで書いたことはその後、『スピリチュアルズ 「わたし」の謎』として まとめています。 あわせてお読みいただければ幸いです。 ************************************************************************************

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                                                                            これはとても不穏な話です。 あなたが巨大なゴミ処理場を訪れたとしましょう。当然のことながら、そこにはゴミしかありません。圧倒的な量のゴミに圧倒されて、「これは大問題だ」と社会に警鐘を鳴らすかもしれません。 しかし、さらに俯瞰すると、そこにはとてつもなくゆたかな現代日本の消費社会があります。食品、衣料品から家電製品まで、ゴミが増えるのは安価なモノが大量に流通し、気軽にそれらを購入し、使い捨てることができるからです。それに対して、最貧国にはゴミはほとんどありません。モノを捨てるだけの経済的な余裕がないのです。 このことは、ゆたかさと廃棄物がトレードオフであることを示しています。 私たちが、魅力的なモノがあふれた快適な生活を望み、それが実現すると、ゴミが増えていきます。社会がどんどんゆたかになると同時に、ゴミがどんどん減っていくなどということはあり得ません。今の快適な生活をつづけたいのなら、私た

                                                                              ゆたかで幸福な社会から「廃棄」されたひとたち 週刊プレイボーイ連載(398) – 橘玲 公式BLOG
                                                                            • サマー・オブ・ラブ(愛の夏)という現代の寓話 週刊プレイボーイ連載(442) – 橘玲 公式BLOG

                                                                              黒人男性が警察官による過度な制圧によって死亡した事件を受けて、全米に「ブラック・ライブズ・マター(黒人の生命も大切だ)」の抗議行動が広がりました。 スターバックス発祥の地としても知られるワシントン州シアトルのキャピトルヒルは、カフェやギャラリーが集まるアート&カルチャーの人気スポットです。6月に入るとこのお洒落な街でデモ隊と警察が衝突を繰り返すようになり、6月8日、警察署長は不測の事態を避けるために警察署を封鎖して地域から退去することを決断します。こうして、21世紀に突如として“コミューン(自治区)”が誕生しました。 トランプ大統領はこの「異常事態」をはげしく非難しましたが、1958年生まれで10代で西海岸のヒッピームーブメントを体験したシアトルの女性市長は、この状況がいつまで続くのかテレビレポーターに訊かれ、「わからない。もしかしたらわたしたちは“愛の夏”を過ごせるかも」と答えています。

                                                                              • 「解決できる問題」はとうに解決されているという不都合な現実 週刊プレイボーイ連載(547) – 橘玲 公式BLOG

                                                                                今年の事件といえば、世界ではロシアによるウクライナ侵攻、国内では安倍元首相銃撃事件でしょう。両者に共通するのは、その後の展開が紆余曲折を繰り返していることです。 隣国への一方的な侵略が許されないのは当然ですが、核保有国同士の戦争は人類滅亡につながってしまうので、クウェートに侵攻したイラクをアメリカ主導の多国籍軍で懲罰したようなことはロシアにはできなせん。それに代わってきびしい経済制裁を課したわけですが、中国やインドなどは同調せず、先進諸国もエネルギー価格の高騰で国内政治が動揺したため、ロシア産原油の取引を事実上黙認している状態が続いています。 より深刻なのは新興国で、ウクライナとロシア産の穀物輸入が途絶え食料価格が上がったことで、中東やアフリカからヨーロッパにふたたび難民が押し寄せています。物価を下げるにはロシアへの制裁を緩和しなければなりませんが、それはできないので、「世界の人権の守護神

                                                                                • 「買い占め問題」を解決する現実的な方法 週刊プレイボーイ連載(424) – 橘玲 公式BLOG

                                                                                  新型肺炎の影響が世界的に拡大していますが、今回は社会問題になっているマスクの転売(高額販売)について考えてみましょう。 ドラッグストアで100円で売っているマスクを、5000円でネットで転売して暴利を得るのは「不道徳」そのものに思えます。しかしこれは同時に、5000円払ってもマスクを手に入れたい消費者がいることを示しています。 そんな切羽詰まったひとに対して、どんなアドバイスができるでしょうか。 すぐに思いつくのは、「マスクは少量でも入荷されるのだから、ドラッグストアに並べばいい」でしょう。しかし、朝10時の開店時間に行ってみると、そこにはすでに長蛇の列ができています。 もっと早くから並ぼうとしても、仕事の都合とか、子どもを保育園に送りに行くとか、老親の介護とか、その時間に店に行けない事情があるかもしれません。その場合はどうすればいいのでしょうか。こたえは、「あきらめなさい」しかありません