並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 165件

新着順 人気順

海洋研究開発機構の検索結果1 - 40 件 / 165件

  • 西之島の不思議:大陸の出現か? | 2014<JAMSTECニュース<独立行政法人海洋研究開発機構

    東京の約1000km南方に、南北約650m、幅約200mの小さな無人島があった。西之島である。2013年11月20日、西之島の海岸線から約300m南東沖に海底噴火が確認され、新島を形成した(2013年11月25日のJAMSTECニュース・コラム参照)。新島は爆発的に、かつ着実にマグマを噴出して成長を続けた。2013年12月、西之島は新島と結合し、一体化した。2014年5月、西之島は、面積は以前の4倍、南北、東西ともに幅1,250mの島に成長した。激しい爆発は船舶の接近を拒み、いまも流出している西之島の溶岩は、未だ採取されていない。しかし、旧西之島は1973年から74年に噴火しており、その噴出物およびそれ以前の溶岩は採取され、分析されている。驚くべき事に、これらの岩石はすべてSiO2(シリカ)量が60%前後の非常に均質な「安山岩」である。安山岩は大陸を形成する物質であり、海の真ん中で噴出する

    • JAMSTEC | 独立行政法人海洋研究開発機構

      コラム:福徳岡ノ場の噴火 [2021/12/02更新] 噴出した軽石の成分分析や漂流予測のシミュレーション、軽石に付着した生物の研究などについてご紹介します。 JAMSTEC創立50周年 [2022/08/04更新] 2021年10月に50年の節目を迎えました。ご支援いただいた皆様に深く感謝し、さらに未来に向かって成長し続けます。

      • ヨーロッパウナギ産卵場所を推定 海洋研究開発機構などが公表 | NHKニュース

        長く謎とされてきたヨーロッパウナギの産卵場所として、大西洋の海底山脈付近と推定されるとした研究結果を海洋研究開発機構などの国際研究チームが公表し、今後、資源管理に役立つ可能性があるとして注目されています。 ヨーロッパに生息するヨーロッパウナギは、国際自然保護連合から絶滅危惧種に指定され、北大西洋のサルガッソー海で産卵していると考えられていましたが、調査で卵や成熟したウナギは発見されず、産卵場所の特定はできていませんでした。 海洋研究開発機構やフランスの研究機関などはニホンウナギの産卵場所が太平洋の海底山脈の周辺で、水温と塩分が急激に変化する海域であることに注目して、大西洋でも同じようなところを探しました。 すると、大西洋中央海嶺という海底山脈の付近で、水温と塩分が急激に変化する海域が存在することを発見しました。 その海域は、サルガッソー海から東へ数百キロほど離れていて、海流データを使ったシ

          ヨーロッパウナギ産卵場所を推定 海洋研究開発機構などが公表 | NHKニュース
        • 地球の40万倍を超える高重力環境でも生存できる生命体が発見される(海洋研究開発機構) : カラパイア

          海洋研究開発機構が九州大学とスウェーデンの界面化学研究所、および琉球大学と共同研究で、地球の40万倍を超える高い重力の下でも微生物が生育することを発見したそうだ。今回の研究は、地球よりもはるかに大きな重力の下での(微)生物の振る舞いを初めて明確にしたと同時に、生命存在の可能性が重力によっては制限されないことを示すもので、地球外生命の探索に大変重要な寄与をすると考えられているんだ。 ソース:地球の40万倍を超える高重力環境でも生命が存在しうることを発見 実験では、毎分最高 66,000 回転で回転可能な遠心機を用いて高重力下における 5 種類の微生物(大腸菌、乳酸菌、酵母菌、Paracoccus denitrificans(パラコッカス デニトリフィカンス、主に土壌に生息している微生物)、Shewanella amazonensis(シュワネラ アマゾネンシス、アマゾン川の河口から採取された

            地球の40万倍を超える高重力環境でも生存できる生命体が発見される(海洋研究開発機構) : カラパイア
          • マリアナ海溝世界最深部に生息する超深海性ヨコエビの特異な生態の解明と新規セルラーゼの発見 プレスリリース<JAMSTECについて<独立行政法人海洋研究開発機構

            1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦)海洋・極限環境生物圏領域の小林英城主任研究員らの研究チームは、マリアナ海溝チャレンジャー海淵の世界最深部(深度、10,900 m)に生息するヨコエビ(学名:Hirondellea gigas, 和名:カイコウオオソコエビ)の生態解明に取り組み、その食性究明において、タンパク質、脂質、多糖類などに対する分解活性を解析したところ、新規で有用性の高い消化酵素の検出及び精製に成功しました。 その結果、カイコウオオソコエビは、植物性多糖を分解するセルラーゼ、アミラーゼ、マンナナーゼ、キシラナーゼといった酵素を保持し、それら酵素の反応生産物であるグルコース、マルトース、セロビオースを大量に体内に含有しており、超深海において植物を分解、栄養としていることが明らかになりました。 また、各酵素の性質について調べたところ、これら酵素は高い反応性を有して

            • エノキは煮崩れるのか? ― キチンが超臨界水中で分解される様子を高解像度顕微鏡で観察 ― プレスリリース<海洋研究開発機構

              1.概要 海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦)海洋生命理工学研究開発センターの出口茂研究開発センター長らは、深海熱水噴出孔に見られる高温・高圧の水環境で起こる物理・化学現象を直接観察できる高解像度光学顕微鏡を用いて、250気圧の高圧下でエビやカニなどの甲殻類に含まれる多糖の一種「キチン」が400℃近い高温・高圧水中で分解される様子を観察することに成功しました。さらに、キチンを主成分とした細胞壁をもつエノキの細胞の構造が、200℃以上で煮崩れ始め、最終的に400℃近辺で完全に分解される様子を観察することにも成功しました。 キチンはセルロースに次いで世界で豊富に存在するバイオマス(※1)とされ、その有効活用が期待されています。一方、同じく高温・高圧の環境である深海の熱水噴出域にもハオリムシやゴエモンコシオリエビなどキチン質からなる深海生物が生息していることが知られています。JAMSTEC海洋生

              • プレスリリース ウナギの幼生の食性を解明 独立行政法人海洋研究開発機構

                1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)の海洋・極限環境生物圏領域大河内直彦プログラムディレクターと、東京大学大気海洋研究所の塚本勝巳教授、マイク・ミラー研究員は共同で、これまで知られていなかった天然環境中におけるウナギの幼生「レプトセファルス」(※1 以下、「ウナギレプトセファルス」という。)の食性について、JAMSTECが2009年に開発したアミノ酸の窒素同位体比を用いた手法(※2)を応用し、正確な栄養段階(※3)を推定しました。 長い間謎であったウナギレプトセファルスの食性については、これまで体表栄養吸収説、マリンスノー説、オタマボヤのハウス説、ゼラチン質動物プランクトン説という4つの学説(※4)に分かれていましたが、本研究の結果は、ウナギレプトセファルスの栄養段階はかなり低いことを明確に示し(平均2.4)、マリンスノー説を支持しまし

                • 海洋研究開発機構 不正アクセスで約2000人分のIDなど盗まれる | IT・ネット | NHKニュース

                  海洋に関する調査・研究や深海探査などを行っているJAMSTEC=海洋研究開発機構は、職員が業務システムにアクセスするためのアカウントが乗っ取られ、不正アクセスによっておよそ2000人分の職員の業務用のIDやパスワードなどが盗まれたと発表しました。 JAMSTECによりますと16日、自宅などから業務システムに接続するVPNと呼ばれる外部接続サービスで、不正なアクセスがあると契約先のセキュリティー会社から指摘がありました。 JAMSTECが調査したところ、今月8日から16日にかけて、1人の職員のIDやパスワードを使って何者かが本人になりすまし、VPN接続を通じて複数回の不正アクセスが行われていたということです。 そして職員が機構内の業務システムを利用するためのアカウント情報が保存されているサーバーから退職した人を含めた役員や職員、スタッフなど、1947人分のアカウントのIDや暗号化されたパスワ

                    海洋研究開発機構 不正アクセスで約2000人分のIDなど盗まれる | IT・ネット | NHKニュース
                  • 地球深部探査船「ちきゅう」により東北地方太平洋沖地震の原因が明らかに(海洋研究開発機構発表) - IRORIO(イロリオ)

                    海洋研究開発機構などの共同研究グループは、地球深部探査船「ちきゅう」の海底掘削調査により、東北地方太平洋沖地震の際に日本海溝軸付近の浅部プレート境界断層が地震性滑りを起こしていたことを科学的に実証し、巨大地震発生時における断層の滑りメカニズムや巨大津波の発生メカニズムの解明に向けて大きく前進した、と発表した。 今回、「ちきゅう」は震源海域において世界最高記録となる水深約6900メートル、海底下約850メートルまで掘削し、実際にプレート境界断層の地質試料を直接採取することに成功した。また、掘削孔内に複数の温度計を設置・回収し、断層運動で生じた残留摩擦熱の直接計測も実施した。 これらの調査と実験室での検証実験を組み合わせることにより、日本海溝軸付近まで破壊が伝搬したプレート境界断層の実態を解明した。このプレート境界断層は掘削地点の海底下深度820メートルと比較的浅い所に存在しており、厚さは5メ

                      地球深部探査船「ちきゅう」により東北地方太平洋沖地震の原因が明らかに(海洋研究開発機構発表) - IRORIO(イロリオ)
                    • 水深6000m海底にプラスチックごみ 海洋研究開発機構が分析 | NHKニュース

                      水深およそ6000メートルの深海で、35年前のハンバーグの袋が見つかるなど、さまざまなプラスチックごみが深海にたまっていることが分かりました。調査を行った海洋研究開発機構は、深海ではプラスチックが分解されにくいことを示すものとみて分析を進めています。 このうち有人の潜水調査船「しんかい6500」を使った調査では、房総半島沖の水深およそ6000メートルの海底で、35年前の昭和59年製造と記されたプラスチック製のハンバーグの袋が原形のまま見つかったということです。 ほかにも、生物にかじられたようなあとがある歯磨き粉の容器などさまざまなプラスチックごみが海底にたまっており、海洋研究開発機構は、深海ではプラスチックが分解されにくいことを示すものとみて詳しい分析を進めています。 また、台風15号の通過後に巨大なネットを使って相模湾の沖合およそ20キロの地点の海面をすくったところ、台風前にはなかったプ

                        水深6000m海底にプラスチックごみ 海洋研究開発機構が分析 | NHKニュース
                      • 深海の巨大ザメ「オンデンザメ」海洋研究開発機構が撮影に成功 | NHKニュース

                        深い海にすむ巨大なサメ、「オンデンザメ」の珍しい映像を静岡県沖の深海で撮影することに、海洋研究開発機構の研究グループが成功しました。 「オンデンザメ」は体長が4メートルを超える深海では最大級のサメで、主に北太平洋の水深500メートルから1000メートルほどに生息していて、その生態はほとんどわかっていません。 海洋研究開発機構の研究グループは、2016年に静岡県沖の駿河湾の水深およそ600メートルの深海の2か所に、餌とともにカメラを設置しました。 すると、体長3メートルを超える「オンデンザメ」がゆっくりと現れ、餌である魚の切り身を食べようとする姿が撮影されました。 この「オンデンザメ」は顔の先端付近に釣り糸が巻きついていて、もう1台のカメラにも同じ「オンデンザメ」が姿を現したということです。 研究グループによりますと、深海で活動する「オンデンザメ」の姿が撮影されるのは珍しいということです。

                          深海の巨大ザメ「オンデンザメ」海洋研究開発機構が撮影に成功 | NHKニュース
                        • 天体衝突イベント由来の新たなエジェクタ層を中新世の深海堆積物から発見―約1,160万年前の生物大量絶滅イベントの原因解明か―<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                          2019年 11月 20日 2019年 12月 12日訂正 国立研究開発法人海洋研究開発機構 国立大学法人東京大学 国立大学法人神戸大学 学校法人千葉工業大学 国立大学法人九州大学 国立大学法人東京工業大学 学校法人早稲田大学 1. 発表のポイント ◆北西太平洋南鳥島沖の深海堆積物から、中新世天体衝突イベント由来のエジェクタ層(放出物質の堆積層)を発見した。エジェクタ層にはオスミウム同位体比の負異常、白金族元素の異常濃集、ニッケルに富むスピネルを多数含む球状粒子(スフェルール)の産出などの天体衝突イベント由来の証拠が確認された。 ◆エジェクタ層の堆積年代は約1,100万年前と推定され、陸上に大きなクレーターが存在しないことから、世界で2例目の海洋天体衝突イベントの発見である可能性が高い。 ◆エジェクタ層の堆積年代は、約1,160万年前(中新世)に起こった最も年代の新しい生物大量絶滅イベント

                          • 【コラム】スケーリーフット研究小史<トピックス<海洋研究開発機構

                            【インド洋での深海熱水発見】 今では生命誕生の最有力候補地と考えられている深海底熱水噴出孔ですが、発見されたのは意外と最近の1977年で、インド洋ではじめて発見されたのは2000年のことでした。東京大学海洋研究所(当時)の観測船「白鳳丸」が1993年に得た観測結果をもとに実施されたJAMSTECの深海調査研究船「かいれい」及び無人探査機「かいこう」の調査航海によって、インド洋海域で初となる熱水域「Kaireiフィールド」が中央インド洋海嶺において発見されました(2000年12月14日既報) (Hashimoto et al. 2001)。しかし残念ながら、この航海ではスケーリーフットの存在をみつけることはかないませんでした。 【スケーリーフットという奇妙な形態の生物の発見】 インド洋最初の熱水域「Kaireiフィールド」が見つかって7ヶ月後(2001年)、米国の観測船「Knorr」と無人探

                            • 房総半島沖の水深6,000m付近の海底から大量のプラスチックごみを発見―行方不明プラスチックを探しに深海へ―<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                              1. 発表のポイント ◆深海底に沈むプラスチックごみの実態はほとんど知られていない。 ◆房総半島から約500km沖、水深6,000m付近の海底をプラスチックごみの集積地と見込み調査した結果、ポリ袋や食品包装等の使い捨てプラスチックが大量に見つかった。 房総半島沖の大深度の海底に広がるプラスチックごみの密度(平均4,561 個 km-2)は、過去に記録された大深度の海底におけるプラスチックごみと比べて2桁も高く、海溝や海底谷など、ごみなどが集まりやすいと考えられる窪地と比較しても高い値を示した。 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター 海洋プラスチック動態研究グループの中嶋亮太副主任研究員らは、房総半島から約500km沖、水深6,000m付近の深海平原(※1)において、2019年9月に有人潜水

                              • 植物プランクトンDicrateria rotundaが石油と同等の炭化水素を合成する能力をもつことを発見<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                2021年 7月 19日 国立研究開発法人海洋研究開発機構 国立大学法人豊橋技術科学大学 大学共同利用機関法人自然科学研究機構生理学研究所 1. 発表のポイント ◆植物プランクトン:ハプト藻の一種であるDicrateria rotunda(D. rotunda)が石油と同等の炭化水素(炭素数10から38までの飽和炭化水素)を合成する能力をもつことを発見した。これまでいずれの生物からもこの能力をもつものは報告されていない。 ◆北極海の研究航海で得られた株ARC1を始めとする計11種のDicrateria属を調べたところ、全てが一連の飽和炭化水素を合成する能力を有しており、この生物種に共通する能力であることが明らかとなった。 ◆D. rotunda ARC1の飽和炭化水素は暗所および窒素欠乏条件で増加した。今後、これらの飽和炭化水素の生理機能や合成経路の解明することにより、バイオ燃料の開発につ

                                • 真核生物誕生の鍵を握る微生物「アーキア」の培養に成功-生物学における大きな謎「真核生物の起源」の理解が大きく前進-<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                  2020年 1月 16日 国立研究開発法人海洋研究開発機構 国立研究開発法人産業技術総合研究所 国立大学法人長岡技術科学大学 株式会社マリン・ワーク・ジャパン 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 1. 発表のポイント ◆私たち人間を含む真核生物の祖先に最も近縁な微生物を深海堆積物から培養することに世界で初めて成功した。 ◆培養した微生物は「アーキア」と呼ばれる微生物系統群に属し、他の微生物との共生に依存した生育をすること、真核生物に特有とされてきた遺伝子 (例えばアクチンやユビキチン等) を多く持つこと、細胞外に非常にユニークな触手状の長い突起を伸ばすこと等が明らかとなった。 ◆細胞構造や生理学的特徴ならびに生命史を踏まえ、真核生物の誕生について新しい進化説 (E3 model) を提案した。 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是)超先鋭研究開発部門の井町寛之主

                                  • JAMSTEC | 独立行政法人海洋研究開発機構

                                    JAMSTEC創立50周年 [2022/02/22更新] 2021年10月に50年の節目を迎えました。ご支援いただいた皆様に深く感謝し、さらに未来に向かって成長し続けます。 JAMSTECパーク [2022/02/22更新] JAMSTECが贈る「オンラインテーマパーク」。遊びながらも、海の研究を身近に感じられるコンテンツを探しにぜひお越しください!

                                    • 「ちきゅう」により世界最深の海底下微生物群集と生命圏の限界を発見 ―石炭・天然ガスの形成プロセスを支える「海底下の森」が存在―:プレスリリース<海洋研究開発機構

                                      「ちきゅう」により世界最深の海底下微生物群集と生命圏の限界を発見 ―石炭・天然ガスの形成プロセスを支える「海底下の森」が存在― 1.概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)高知コア研究所地球深部生命研究グループ・海底資源研究開発センター地球生命工学研究グループ(兼任)の稲垣史生上席研究員らは、国立研究開発法人産業技術総合研究所、国立大学法人高知大学、国立大学法人千葉大学、ブレーメン大学(ドイツ)、スイス連邦工科大学(スイス)、カリフォルニア工科大学(米国)、マサチューセッツ工科大学(米国)、クレイグベンター研究所(米国)等が参加する国際研究チームと共同で、地球深部探査船「ちきゅう」による統合国際深海掘削計画(IODP, ※1)第337次研究航海「下北八戸沖石炭層生命圏掘削」により青森県八戸市沖の約80kmの地点(水深1,180m)から採取さ

                                      • 石油と同等の燃料を合成できる植物プランクトン。海洋研究開発機構が世界初の発見

                                          石油と同等の燃料を合成できる植物プランクトン。海洋研究開発機構が世界初の発見
                                        • 話題の研究 謎解き解説<プレスリリース<海洋研究開発機構

                                          「しんかい6500」で南大西洋初の有人潜水調査を行い、水深4,204mの海底で、世界最深記録となる鯨骨生物群集を発見した。 鯨骨から、新種と思われる41種の生物を発見した。 鯨骨生物群集は、幼生が海流に流される「分散」によって、世界の海へ分布を広げたことが示された。 鯨骨って、なに? 分散で広がったって、どういうこと? ブラジル沖航海の首席研究者を務めた北里洋アドバイザー(プレスリリース時はプロジェクト長)と、鯨骨を発見した藤原義弘分野長代理に聞きます。 南大西洋初の有人潜水調査が行われたブラジル沖航海 北里さん、こんにちは。世界最深の鯨骨生物群集を発見したと聞きました。どんな研究航海だったのですか? 北里:こんにちは(写真2)。

                                          • 【地震学】南海トラフ巨大地震発生帯で「ゆっくり滑り」を観測/#海洋研究開発機構©2ch.net : 時事ネタ速報2chまとめのblog

                                            2017年06月18日14:41 by masarox+α= Bthrough 【地震学】南海トラフ巨大地震発生帯で「ゆっくり滑り」を観測/#海洋研究開発機構©2ch.net カテゴリ地震南海トラフ masarox Comment(0) 1: 白夜φ ★@無断転載は禁止 ©2ch.net 2017/06/16(金) 22:04:29.83 ID:CAP_USER 南海トラフ巨大地震発生帯の海溝軸近傍で誘発・繰り返す「ゆっくり滑り」を観測 - 地球深部探査船「ちきゅう」によるIODP 第365次研究航海の成果より - 1.概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という)地震津波海域観測研究開発センターの荒木英一郎主任技術研究員、ペンシルバニア州立大学のDemian M. Saffer教授、東京大学大学院理学系研究科の井出哲教授らは、南海トラフ巨大地震の

                                            • 2015<JAMSTECニュース<海洋研究開発機構

                                              2015年5月30日20時23分、小笠原諸島西方沖、深さ約680kmを震源とするマグニチュード8.1(気象庁)の地震(以下、「小笠原沖地震」と呼ぶ)が起こった。気象庁の観測史上初、47全都道府県で震度1以上を記録したので、驚いた人も少なくなかろう。地震は伊豆小笠原海溝から沈み込んだ太平洋プレートで起きたが、日本付近には太平洋プレート、フィリピン海プレートが沈み込んでおり、エネルギーの減衰が少ないこれらの沈み込むプレート(スラブ)内部を震動が伝わったため日本全国で大きな揺れとなった。しかしこの地震、他の点において世界に類を見ない不思議な地震である。 不思議その1:場所 図1: P波トモグラフィーの小笠原を通る東西断面図(断面の位置は図2参照)。P波伝搬速度の等深平均からのズレを色で表示し、青、赤はそれぞれ高速異常、低速異常を表す。冷たいスラブは高速異常としてイメージされる。白丸は過去の震源の

                                              • 新種の巨大深海魚「ヨコヅナイワシ」を発見~駿河湾深部に潜むアクティブなトップ・プレデター~<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                                1. 発表のポイント ◆セキトリイワシ科として最大種となる新種の発見 ◆非常に栄養段階が高く、駿河湾深部のトップ・プレデター ◆生態系への影響力があり、脆弱で環境変動の影響を受けやすいトップ・プレデターの深海域における多様性と役割の解明が急務 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是、以下「JAMSTEC」という。)地球環境部門 海洋生物環境影響研究センター 深海生物多様性研究グループの藤原義弘 上席研究員及び河戸勝 准研究副主任らは、神奈川県立海洋科学高等学校所属の実習船「湘南丸」を用いた深海調査を駿河湾で実施し(図1)、セキトリイワシ科の新種となるヨコヅナイワシNarcetes shonanmaruae(図2)を発見しました。 本種はこれまでに報告されているセキトリイワシ科魚類の中で最大種であり、全長約140 cm、体重25 kgに達します。駿河湾の水深2,171

                                                • プレスリリース「超深海・海溝生命圏を発見―マリアナ海溝の超深海水塊に独自の微生物生態系―」<海洋研究開発機構

                                                  2015年 2月 24日 独立行政法人海洋研究開発機構 国立大学法人東京工業大学 公立大学法人横浜市立大学 国立大学法人東京大学 1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)海洋生命理工学研究開発センターの布浦拓郎主任研究員らと国立大学法人東京工業大学、公立大学法人横浜市立大学、国立大学法人東京大学の共同研究グループは、世界最深の海であるマリアナ海溝チャレンジャー海淵内の超深海(水深6000m以深)水塊(水温や塩分などの特性が比較的均質な海水の広がり)中に、上層に拡がる深海水塊とは明瞭に異なる微生物生態系、即ち、独自の超深海・海溝生命圏が存在することを世界で初めて明らかにしました。 超深海の海溝環境における微生物調査の歴史は1950年代に遡りますが、これまでの研究は主に海底堆積物を対象としており、海溝内水塊は未探査の海洋微生物生態系として残され

                                                  • 「10の科学成果」に海洋研究開発機構 微生物進化に関する発見 | NHKニュース

                                                    アメリカの有名科学雑誌「サイエンス」が、ことしの画期的な10の科学成果を選んで公表し、日本の海洋研究開発機構の研究グループなどが行った微生物の進化に関する発見などが選ばれました。 アメリカの有名な科学雑誌「サイエンス」は、年末に、その年の画期的な10の科学成果を選んで公表しています。 ことしは、最も重大な成果として、国立天文台も参加した国際研究グループが行った、世界初のブラックホールの撮影が選ばれました。 また、日本の海洋研究開発機構の井町寛之主任研究員などの研究グループが、私たちヒトを含む多細胞生物が分類される、真核生物というグループに進化した可能性がある微生物を発見し、生物の進化の謎に迫る重要な成果をあげたとして選ばれています。 一方で、この研究はまだ正式な論文としては発表されておらず、「プレプリントサーバー」と呼ばれる、発表前の論文を事前にネット上で公表するシステムが利用されていて、

                                                      「10の科学成果」に海洋研究開発機構 微生物進化に関する発見 | NHKニュース
                                                    • 地下深部の超極限的な環境に「常識外れな微生物群」を発見 ~マントル岩石と生命との関わりや地球初期の生命進化の謎の解明に前進~ | プレスリリース<海洋研究開発機構

                                                      地下深部の超極限的な環境に「常識外れな微生物群」を発見 ~マントル岩石と生命との関わりや地球初期の生命進化の謎の解明に前進~ 1.概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦)高知コア研究所地球深部生命研究グループの鈴木志野特任主任研究員らは、J・クレイグベンター研究所、南カリフォルニア大学、ニューファンドランド・メモリアル大学、デルフト工科大学と共同で、マントル由来の岩石域から湧き出る強アルカリ性の水環境に、極めて特異なゲノム(※1)構造を持つ常識外れな微生物が生息していることを発見しました。 上部マントルの主要な岩石であるカンラン岩が水と反応し、蛇紋岩と呼ばれる鉱物に変質する反応は、「蛇紋岩化反応」と呼ばれています。地球上には、この蛇紋岩化反応を介して、pH11を超える強アルカリ性(※2)の非常に還元的(※3)な水が湧き出ている場所があります。本研究では、米国・カリフォルニ

                                                      • 南鳥島沖に高濃度レアアース、中国鉱山の30倍超す 海洋研究開発機構・東大が発表 - 日本経済新聞

                                                        日本近海に予想以上に豊富な資源が眠っていることが明らかになってきた。海洋研究開発機構と東京大学の研究チームは21日、小笠原諸島・南鳥島沖(東京都)の海底の泥に含まれるレアアース(希土類)は、海底から浅い場所に最高で中国鉱山の30倍超の高濃度であることが分かったと発表。採掘する技術やコストに課題は残るが、国産資源が乏しいだけにメタンハイドレートなどと合わせ海洋資源に期待が高まる。東大の加藤泰浩教

                                                          南鳥島沖に高濃度レアアース、中国鉱山の30倍超す 海洋研究開発機構・東大が発表 - 日本経済新聞
                                                        • 2011年東北地方太平洋沖地震の観測と解析 - 海洋研究開発機構

                                                          DONET(Dense Oceanfloor Network system for Earthquakes and Tsunamis) > Japanese > English

                                                          • 大陸は海から誕生したとする新説を提唱―西之島の噴火は大陸生成の再現か - プレスリリース<海洋研究開発機構

                                                            1.概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という)海洋掘削科学研究開発センターの田村芳彦上席研究員らは、地球になぜ大陸が出現したのか、という課題に対して、地球物理学的データと岩石学的・地球化学的データを総合的に用いることによって、従来とは全く異なる新しい仮説を提唱しました。 代表的な海洋島弧である伊豆小笠原弧とアリューシャン弧において、地球物理学データ及び水深データを用いた地殻構造の推定を行い、さらに、この地殻構造と海底火山から噴出するマグマを比較した結果、地殻の厚さと噴出するマグマのタイプに相関があることが分かりました。この結果は、地殻の薄い場所で安山岩質の、地殻の厚い場所で玄武岩質のマグマが噴出していることを示しており、これまでの常識を覆すものです。これは、地殻の薄い海洋島弧の海底火山において安山岩質マグマがつくられること、つまり「海において大

                                                            • バレンツ海の海氷減少がもたらす北極温暖化と大陸寒冷化 ―日本の冬の寒さを説明する新たな知見― プレスリリース<JAMSTECについて<独立行政法人海洋研究開発機構

                                                              1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)地球環境変動領域・寒冷圏気候研究チームの猪上淳主任研究員らは、冬季バレンツ海を発生源とする低気圧の経路が近年の海氷減少に伴い通常より北側を通過していることを気象データの解析により示しました。この低気圧経路の変化によって、北極海上はより暖められる一方、シベリアでは北からの寒気が入り込みやすい状況が形成されます。これは地球温暖化が進行するにもかかわらず、近年の日本の冬が寒い原因の一つであることを意味し、海氷減少と北極温暖化が中緯度の気候変動と密接に関連することを示した極めて重要な知見です。 この成果は、米国気象学会発行の学術誌Journal of Climateの3月号に掲載予定です(1月26日付けでEarly Online Release版に掲載済み)。 タイトル: The role of Barents Sea ice on the

                                                              • スケーリーフットが身にまとう硫化鉄の生成機構を解明<プレスリリース<海洋研究開発機構 | JAMSTEC

                                                                2019年 9月 10日 国立研究開発法人海洋研究開発機構 国立大学法人東京大学大学院理学系研究科 国立大学法人東京大学大気海洋研究所 1. 発表のポイント ◆深海熱水活動域固有種スケーリーフットの鱗に含まれる硫化鉄が生じる過程を最新鋭の顕微分析により明らかにした。 ◆スケーリーフットが硫化鉄を形成するメカニズムは、スケーリーフット本体が鱗に放出した硫黄と、海水から浸透してきた鉄イオンとが徐々に反応することで生じるという、他の生物による鉱化作用とは異なるものであることが明らかとなった。 ◆このメカニズムは、スケーリーフットに限らず化学合成共生を行う生物が普遍的に硫黄などの代謝物の排出機構を持つ必要性を示唆しており、深海環境における生存戦略の新しい視点をもたらした。 2. 概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 松永 是、以下「JAMSTEC」という。)海洋機能利用部門 生命理工学セ

                                                                • 外洋の深海底堆積物に酸素に満ちた超低栄養生命圏を発見 ~地球内部の生命圏と元素循環に新しいパラダイム~ プレスリリース<海洋研究開発機構

                                                                  2015年 3月 17日 独立行政法人海洋研究開発機構 国立大学法人東京大学 国立大学法人広島大学 静岡県公立大学法人静岡県立大学 国立大学法人筑波大学 1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」)高知コア研究所地球深部生命研究グループの稲垣史生上席研究員、諸野祐樹主任研究員らは、米国ロードアイランド大学・東京大学・広島大学・静岡県立大学・筑波大学などと共同で、統合国際深海掘削計画(IODP、※1)第329次研究航海「南太平洋環流域生命探査」を実施し、地球上で最も海水の透明度が高いこと(=海水中の有機物が最も少ない)で知られる南太平洋環流域の海底を米科学掘削船「ジョイデス・レゾリューション号」(※2)で掘削しました。同航海により採取されたコア試料(※3)を分析し、世界各地の海洋堆積物の堆積速度や酸素濃度等に関するデータと比較・統合した結果、全海洋の最大

                                                                  • 下町の中小企業が深海8000mに挑んだ!「江戸っ子1号」のその後(海洋研究開発機構)

                                                                    「江戸っ子1号」──東京や千葉の中小企業が中心となり、JAMSTECや大学、金融機関などと連携して開発された海底観測装置である。 2013年には、日本海溝の水深約8000mの海域で魚類などの3Dハイビジョンビデオ撮影に成功し、話題になった。 2015年にガラス球の製造を担当する岡本硝子(株)を中心に事業化し、「江戸っ子1号」シリーズの販売を開始。現在、世界で唯一市販されている海底観測装置である。 さらにJAMSTECと岡本硝子は、1年間継続して観測できる「江戸っ子1号365型」と、それを用いた海底環境の観測法を開発。海底資源を開発する際の環境影響評価手法として、国際標準化することを目指している。(海と地球の情報誌「Blue Earth」より作成) 東京・千葉の中小企業が深海を目指す 「これがすべての始まりです」と言って、東京東信用金庫の桂川正巳さんが1枚の書類を出した。 「2009年6月、

                                                                      下町の中小企業が深海8000mに挑んだ!「江戸っ子1号」のその後(海洋研究開発機構)
                                                                    • 【コラム】線状降水帯の停滞が豪雨災害を引き起こす<トピックス<海洋研究開発機構

                                                                      2020年7月4日未明から朝にかけて、熊本県や鹿児島県では、数十年に一度のこれまで経験したことのないような大雨となり、気象庁は大雨特別警報を発表しました。雨量は24時間で400mm以上となる地点が複数あり、球磨川の氾濫によって熊本県の人吉市や球磨村などで広く浸水したり、土砂崩れが起こるなど7月5日の時点で既に大きな被害が生じています。お亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災された全ての方々及び関係者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 梅雨前線に伴う大雨特別警報が出た近年の豪雨としては、平成29年7月の「九州北部豪雨」、平成30年7月の「西日本豪雨」があり、いずれも「線状降水帯の停滞」が大きな原因となっています。 本コラムでは、線状降水帯がなぜ「数十年に一度」クラスの大雨をもたらすのか、について概説します。 コラムのポイント 線状降水帯とは? ・積乱雲が数十km以内

                                                                      • 地球の40万倍を超える高重力環境でも生命が存在しうることを発見 / プレスリリース<JAMSTECについて<独立行政法人海洋研究開発機構

                                                                        1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)海洋・極限環境生物圏領域の出口 茂チームリーダーらは、九州大学、Institute for Surface Chemistry(界面化学研究所、ストックホルム、スウェーデン)および琉球大学と共同で、地球の40万倍を超える高い重力の下でも微生物が生育することを発見しました。今回の研究は、地球よりもはるかに大きな重力の下での(微)生物の振る舞いを初めて明確にしたと同時に、生命存在の可能性が重力によっては制限されないことを示すもので、地球外生命の探索に大変重要な寄与をすると考えられます。 この成果は、Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 誌(電子版)に掲載される予定です。

                                                                        • 外洋の深海底堆積物に酸素に満ちた超低栄養生命圏を発見 ~地球内部の生命圏と元素循環に新しいパラダイム~ プレスリリース<海洋研究開発機構

                                                                          2015年 3月 17日 独立行政法人海洋研究開発機構 国立大学法人東京大学 国立大学法人広島大学 静岡県公立大学法人静岡県立大学 国立大学法人筑波大学 1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」)高知コア研究所地球深部生命研究グループの稲垣史生上席研究員、諸野祐樹主任研究員らは、米国ロードアイランド大学・東京大学・広島大学・静岡県立大学・筑波大学などと共同で、統合国際深海掘削計画(IODP、※1)第329次研究航海「南太平洋環流域生命探査」を実施し、地球上で最も海水の透明度が高いこと(=海水中の有機物が最も少ない)で知られる南太平洋環流域の海底を米科学掘削船「ジョイデス・レゾリューション号」(※2)で掘削しました。同航海により採取されたコア試料(※3)を分析し、世界各地の海洋堆積物の堆積速度や酸素濃度等に関するデータと比較・統合した結果、全海洋の最大

                                                                          • JAMSTEC(海洋研究開発機構)を楽しむ8冊+α - HONZ

                                                                            ♪じゃあむすてっく、じゃむすてっく、じゃむじゃむじゃむじゃむじゃーむすてーーっくっ♪ 自作のJAMSTECのテーマが頭のなかを流れ続けている。暑さでおかしくなったのではない(たぶん)。もうすぐ、HONZでは「大人の社会科見学」としてJAMSTECの横須賀本部に行くのである。これが浮かれずにいられようか。 JAMSTECって何? と思った方。そういう方のためにこのブックガイドを用意した。まずはなんといってもこちらの本だ。 JAMSTECに入り、有人潜水調査船しんかい6500のパイロットを目指す女性を描いた小説……って、いきなりフィクションを紹介してしまってすみません。しかし、著者は、深海探査に関して、JAMSTECの全面協力を得て実に詳しく取材しており、おそらく研究者やそれを支える人たちの気持ちまで、リアルに描かれていると思われる。潜水調査船制作の技術継承の危機の話(しんかい6500も、もう

                                                                              JAMSTEC(海洋研究開発機構)を楽しむ8冊+α - HONZ
                                                                            • プレスリリース<JAMSTECについて<独立行政法人海洋研究開発機構 - 東日本大震災で発生した津波が巨大化した原因となった場所を特定

                                                                              1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)地球内部ダイナミクス領域(市原 寛技術研究副主任、浜野洋三上席研究員、笠谷貴史技術研究副主幹)および東京大学地震研究所(馬場聖至助教)の研究チームは、海溝付近に置かれた観測装置(海底電位磁力計)を用いて、東日本大震災で発生した津波に伴う磁場の変動を捉ることに成功しました。このデータを解析した結果、東日本大震災で発生した津波が巨大化した原因として注目されていた短周期の津波の発生場所を特定することに成功しました。 この成果は、東日本大震災において津波が巨大化した原因の解明に役立つとともに、今後の大地震における津波予測にも貢献することが期待されます。 なお、本成果は、日本学術振興会の科学研究費補助金新学術領域研究 (研究課題番号:22109510) から援助を受けており、Earth and Planetar

                                                                              • 日本近海は生物多様性のホットスポット ~全海洋生物種数の14.6%が分布~<独立行政法人海洋研究開発機構

                                                                                1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤 康宏)海洋・極限生物圏領域の藤倉克則主任研究員らは、国際プロジェクト「海洋生物のセンサス:Census of Marine Life(CoML)(※1)」の一環として、京都大学フィールド科学教育研究センター、東京大学大気海洋研究所と共同で、日本の約50名におよぶ海洋生物分類学研究者の協力のもとに、現時点の文献データから日本の排他的経済水域(EEZ)内における種多様性について包括的に解析しました。その結果、日本近海は種多様性が極めて高い生物多様性のホットスポットで、全海洋生物種数の14.6%(注1)が分布することがわかりました。また、この数は今後日本近海から出現すると予測される種数の約20%でしかないこともわかりました。ほかにも、 日本近海に出現する種数は、バクテリアから哺乳類まであわせると33,629種。 軟体動物が最も多様(8,658

                                                                                • 最大で9度も下がる!ヒートアイランドを軽減させる「凄い計算」(海洋研究開発機構)

                                                                                  近年、夏の熱中症が特に問題になっています。熱中症による2017年5月~9月の救急搬送数は、5万2984人(総務省HPより)。その原因の1つは、都市の気温が郊外より高くなる「ヒートアイランド現象」です。 このたび、スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を使った暑熱環境シミュレーションで、そのヒートアイランド対策を検証したうえで実現する、というモデルケースが確立されました。埼玉県との共同研究の中心を担っている、JAMSTECの松田景吾研究員に話を聞きました。 そもそも「ヒートアイランド」とは ──まだまだ毎日、暑くてとけてしまいそうです。「ヒートアイランド現象とは何か」から教えてください。 ヒートアイランド現象とは、都市部の平均気温が郊外より高くなる現象です。次のような原因が考えられます(図1)。 まず、都市部にはアスファルトやコンクリートで覆われた地面やビルがたくさんあること。 アスファル

                                                                                    最大で9度も下がる!ヒートアイランドを軽減させる「凄い計算」(海洋研究開発機構)