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清少納言の検索結果41 - 51 件 / 51件

  • 清少納言の罪―秋は夕暮れ? 夏は夕暮れ?― - 光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

    ずいぶん大それた題名をつけてしまいました。 でも、何のことはありません。彼女の『枕草子』冒頭の「春はあけぼの」で始まる名高い一節が、「夕焼けの季節といえば秋」というイメージを日本文化のうちで固定させてしまったことです。そのせいで、実は夏こそが夕焼けの季節であることに気づかず、夏の夕焼けの美しさを見逃す人を増やしてしまった。これはけっこう罪作りなことでした。 こちらはこの夏、いつもの宝ヶ池公園で撮影した真っ赤な夕焼け。 ということで、引用してみます。 春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる 雲のほそくたなびきたる。 夏は夜。月のころはさらなり。やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、 ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。 秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行く とて、三つ四つ、二つ三つなど、飛びい

      清少納言の罪―秋は夕暮れ? 夏は夕暮れ?― - 光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~
    • 「枕草子 清少納言が込めた想い」(視点・論点) | 視点・論点 | NHK 解説委員室 | 解説アーカイブス

      京都学園大学 教授 山本 淳子 「春は、あけぼの。」 この冒頭の一節で知られる、古典文学の名作『枕草子』。今から千年前の平安時代中期、天皇の后に仕えた侍女・清少納言によって記され、日本最古の随筆作品として、現在も多くの人に愛されています。この冒頭部分を、学校の授業で暗唱したという方もいることでしょう。その際、『枕草子』は作者・清少納言の個性的な美意識を特徴とすると、聞かれた方も多いのではないでしょうか。 しかし、枕草子を貫く個性は、実は清少納言一人のものではありませんでした。 一条天皇の后・定子は、摂関家の長男を父に持つ一方、母は宮廷の女官出身の女性、つまり平安のキャリアウーマンでした。天皇の女性秘書官を務め、漢文にも明るい知性によって摂関家の妻、それも正妻の座を獲得した母は、その成功体験を子育てに生かしました。息子にも娘にも、教養と、臆せず前に出る積極性、そして親しみやすさを教え込んだの

        「枕草子 清少納言が込めた想い」(視点・論点) | 視点・論点 | NHK 解説委員室 | 解説アーカイブス
      • 清少納言の日本、カウリスマキのフィンランド - 翡翠輝子の招福日記

        「好き」というエネルギーは人を動かす。読後、改めてそう感じた『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』。 著者のミア・カンキマキは広告会社に勤める38歳独身のフィンランド人女性。 ヘルシンキ大学の日本文学講座で『枕草子』を読んで以来、15年間愛読し続けています。 清少納言を「セイ」と呼ぶのが斬新。「セイ、あなたと私は驚くほど似ている」「セイの有名なものづくしリストに触発され、私も書いてみた」といった具合。千年前に書かれたものなのに、驚くほど身近でまるで自分に話しかけているみたいだと感じ、好きが高じて、長期休暇を取って京都に滞在し、ロンドンの大英博物館で資料を読み込みます。 フィンランドでうらやましいのは、10年間同じ職場に勤めると、1年の有給がもらえる制度。友人のジャーナリスト、アンネも利用して来日していました。 bob0524.hatenablog.com 世界的な知名度では、紫式部の

          清少納言の日本、カウリスマキのフィンランド - 翡翠輝子の招福日記
        • もし「清少納言」が「兼好法師」と語り合ったら

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          • 片渕須直監督、“清少納言を捉え直す”新作は「1000年前の人をどれだけリアルに描き出せるかが使命」 「マイマイ新子」とのつながりも : 映画ニュース - 映画.com

            新作は、2009年公開の「マイマイ新子と千年の魔法」でのリサーチで、舞台となった山口県防府市に子どもの頃の清少納言が住んでいたことを知ったことがきっかけ。「マイマイ新子」にも後の清少納言となる、1000年前に生きた諾子(なぎこ)という少女を登場させたが、映画の完成後も、「この世界の片隅に」を経て、清少納言が生きた時代の調査を続けていたという。「義務教育でも習う『枕草子』の世界は、十二単を着て和歌を詠むようなつまらなそうな世界だが、歴史をたどるとそうじゃないことがわかった」そうで、中宮定子に仕えた清少納言は、紫式部に悪口を書かれたり、藤原道長の子分のスパイの疑いをかけられたりと、現代人が思い描く宮中の女性とは異なる人物像に興味を持った。 「『枕草子』は風流を書いているだけではない。ドキュメンタリーなんです。創作ではなく、清少納言は実際にあった出来事を書いている」といい、「春はあけぼの」の山を

              片渕須直監督、“清少納言を捉え直す”新作は「1000年前の人をどれだけリアルに描き出せるかが使命」 「マイマイ新子」とのつながりも : 映画ニュース - 映画.com
            • をしへて!佐多芳彦さん ~清少納言が酷評! 藤原宣孝の派手な服装 - 大河ドラマ「光る君へ」

              NHK公式【大河ドラマ「光る君へ」】風俗考証を担当する佐多芳彦さんに、藤原宣孝が御嶽詣の際に着た派手な衣装について伺いました。<ドラマをもっと楽しむコラム>

                をしへて!佐多芳彦さん ~清少納言が酷評! 藤原宣孝の派手な服装 - 大河ドラマ「光る君へ」
              • 下重暁子 藤原道長からいじめ抜かれた定子を清少納言は懸命に守ったが…紫式部が日記に<清少納言の悪口>を書き連ねた理由を考える ひとりになったら、ひとりにふさわしく 私の清少納言考|教養|婦人公論.jp

                2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』で注目を集める平安時代。主人公の紫式部のライバルであり、同時代に才能を発揮した作家、清少納言はどんな女性だったのでしょうか。「私は紫式部より清少納言のほうが断然好き」と公言してはばからない作家、下重暁子氏が、「枕草子」の魅力をわかりやすく解説します。縮こまらず、何事も面白がりながら、しかし一人の個として意見を持つ。清少納言の人間的魅力とその生き方は、現代の私たちに多くのことを教えてくれます。 最後の一人になっても離れないと誓った、定子への想い 清少納言が仕えた中宮・定子との絆がさらに深くなったのは、皮肉にも、道長からのいじめともとれる行動が如実になったことがきっかけでもあった。 道長は娘彰子を十二歳とまだ少女のうちに入内させ、天皇にはいくら定子を愛しているといっても、権力を握る道長に反抗する力はなく、ここに、一条天皇をめぐって二人の后が並立するという

                  下重暁子 藤原道長からいじめ抜かれた定子を清少納言は懸命に守ったが…紫式部が日記に<清少納言の悪口>を書き連ねた理由を考える ひとりになったら、ひとりにふさわしく 私の清少納言考|教養|婦人公論.jp
                • 「清少納言がみていた宇宙と、わたしたちのみている宇宙は同じなのか?」書評 文理融合で世界の不思議に誘う|好書好日

                  「清少納言がみていた宇宙と、わたしたちのみている宇宙は同じなのか?」 [著]池内了 私の知る範囲で最も文学に造詣(ぞうけい)の深い天文学者が著した本書は、まさに天文学である。と同時に、科学と文学の豊富な知識を駆使しつつ縦横無尽に世界を解きほぐす内容を「新しい博物学」と名付けた気持ちもよく理解できる。 ハワイに設置されている日本のすばる望遠鏡は、枕草子の「星は すばる」という有名な一節にちなんで命名されたものだ(全国公募をした結果約3500通の応募があり、著者は命名委員の一人だった由)。 その一節に続く「ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし」を糸口として、七夕伝説、金星、流れ星が登場する文学が紹介される。万葉集、漢詩、古事記、源氏物語、日本書紀、梁塵秘抄の後に、谷村新司でまとめたのも心地よい。 「じしゃく」の章も同様だ。古今東西の磁石の歴史に加えて、磁石が歌舞伎と狂言に登場していたとは

                    「清少納言がみていた宇宙と、わたしたちのみている宇宙は同じなのか?」書評 文理融合で世界の不思議に誘う|好書好日
                  • 【光る君へ】第21回「旅立ち」回想 大河ドラマ史に残る名シーン「枕草子誕生秘話」 傷心の定子を癒す優雅で感傷的な言の葉の世界 清少納言の真心とまひろの絶妙のアシスト

                    「たったひとりの悲しき中宮のために」。 大河ドラマ史に残る名シーン、と言わずにはいられません。大河ドラマ「光る君へ」。第21回「旅立ち」では、日本文学史に燦然と輝く「枕草子」誕生の瞬間が、この上なく雅やかに、見る者の涙を誘う感傷的な趣きで映像化されました。主演はもちろん清少納言。共演が中宮定子。さらにまひろの巧みなアシストまで。古典文学を愛好する方々にとっては、夢のような情景だったのではないでしょうか。いつまでも見ていたくなる場面でした。 この一連の場面が見る人に強い印象を与えるのは、ききょう(清少納言)とまひろの心温まる会話劇がきっかけになったからでしょう。いつの間にか、こんなにシスターフッドあふれる2人になっていました。 最高の2人、親友になるのが当たり前では? ほぼ同時代を生き、史上屈指の女性文学者である2人。「双璧」と言ってもよいかもしれません。実際の接点があったかどうかは別にして

                      【光る君へ】第21回「旅立ち」回想 大河ドラマ史に残る名シーン「枕草子誕生秘話」 傷心の定子を癒す優雅で感傷的な言の葉の世界 清少納言の真心とまひろの絶妙のアシスト
                    • 『はなとゆめ』冲方丁 清少納言と中宮定子、『枕草子』誕生の物語 - ネコショカ(猫の書架)

                      冲方丁、三作目の歴史小説 2013年刊行作品。冲方丁(うぶかたとう)は、2009年の『天地明察(てんちめいさつ)』から歴史小説を書くようになった。2012年には二冊目の歴史小説となる『光圀伝』を上梓。そして三作目の歴史小説となるのが本作『はなとゆめ』である。 もともとは、岐阜新聞、福島民報など、新聞七紙にて連載されていた作品。連載時の挿画は遠田志帆(えんたしほ)が担当していた。 はなとゆめ (単行本) 作者:冲方 丁 角川書店 Amazon 角川文庫版は2016年に刊行されている。文庫版では特典として表紙裏に、書下ろしの掌編小説「物尽くし」が収録されている。これ、気づいてない人も多いかも。文庫版をお持ちの方は、是非、カバー裏を見て欲しい。 はなとゆめ (角川文庫) 作者:冲方 丁 KADOKAWA/角川書店 Amazon また、本作は電子ビジュアル版も2016年に刊行されており、こちらには

                        『はなとゆめ』冲方丁 清少納言と中宮定子、『枕草子』誕生の物語 - ネコショカ(猫の書架)
                      • ブスが大嫌い!自分に釣り合う男性を選んでいる間に婚期を逃した美女「清少納言」紹介(山内琉夢) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                        清少納言は、平安時代を代表する文学作品「枕草子」の著者です。 枕草子の「春はあけぼの〜」からはじまる物語をご存知の方も多いのではないでしょうか。 彼女の作風でもある風景を美しく表現した秀逸な言葉使いは枕草子にも登場し、現代でも高い評価を得ています。 一方で、身分の低い庶民や不細工な人、お年寄りを嫌った清少納言は過激な内容も枕草子に書き記していました。 観音寺境内の清少納言像 ・清少納言は面食い観音寺看板女流作家としてだけでなく、絶世の美女としても知られる清少納言。彼女は自身が恵まれた容姿に生まれたためか、他人の容姿を厳しく精査しており、枕草子でも顔立ちの醜くくて性格の悪い人は取り柄のない者としています。 また、醜い男女が二人で昼寝しているのを見かけたときには「見苦しい」と一蹴しており、醜い者同士が顔を見合わせるのは「生きている価値がない」とも言い切っているのです。 ほかにも、「説教を説く僧

                          ブスが大嫌い!自分に釣り合う男性を選んでいる間に婚期を逃した美女「清少納言」紹介(山内琉夢) - エキスパート - Yahoo!ニュース