「100km制限」は50年以上続いた 2020年12月22日に、新東名高速道路の静岡県内区間(御殿場〜浜松いなさジャンクション/140km)において、最高速度が従来の時速100kmから120kmへ引き上げられた。 日本の高速道路における最高速度は、1963年に名神高速道路が開通した時点で、既に時速100kmとされていた。それ以来、50年以上にわたり、日本の最高速度は時速100kmが上限であった。 2017年になると、一部の区間で時速110kmの試験運用が始まり、時速120kmまで高めた。この成果を踏まえて、静岡県内区間の最高速度を時速120kmとした。 高速道路の最高速度を時速100kmに定めた1963年と今では、クルマの性能が大幅に異なる。例えばトヨタクラウンなら、1963年に売られていたのは2代目だが、現行型は15代目だ。50年以上の歳月があれば、クルマは技術の進歩を重ねて走行性能も大