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無責任の体系の検索結果1 - 19 件 / 19件

  • 大阪万博の中止はもう無理なのか…3187億円の税金を使って「カジノ建設の露払い」をするという無責任の体系 計画の責任を問うべき人が見当たらない

    大阪万博の中止はもう無理なのか…3187億円の税金を使って「カジノ建設の露払い」をするという無責任の体系 計画の責任を問うべき人が見当たらない この空気は東京五輪の前とよく似ている 大阪・関西万博開催まで1年を切ったが、日に日に「中止」または「延期」せよという声が弱まってきている気がする。どうせ、反対しても強行するに決まっているという諦めムードが漂っているのは、東京五輪の前とよく似ている。 これまでに挙げられた万博開催を中止すべしという「理由」を列挙してみたい。 第1は大幅な工期の遅れと膨れ上がる費用である。 「多額の税金が投入される会場整備費は、当初見込みの約2倍となる2350億円まで膨らんだ。独創的なデザインを競う海外パビリオンは想定よりも建設スケジュールが大きく遅れ、着工はわずか十数カ国(4月上旬時点)にとどまる」(47NEWS 4月15日 10:30) さらに昨年の東京新聞(11月

      大阪万博の中止はもう無理なのか…3187億円の税金を使って「カジノ建設の露払い」をするという無責任の体系 計画の責任を問うべき人が見当たらない
    • 自民党の構造と政党政治のゆくえ  政治改革で見落とされた論点とは?【中北浩爾】【河野有理】

      『公研』2024年1月号「対話」 ※肩書き等は掲載時のものです。※この「対話」は2023年12月に収録しています。 自民党派閥のパーティー券裏金化問題が世間を騒がせている。 この問題の背景には何があるのだろうか、派閥の行く末は? SNS上では政治や宗教に対する過剰なバッシングも見られる中、 日本政治の現状と過去、今後の見通しについて語っていただいた。 中央大学法学部教授 中北浩爾 × 法政大学法学部政治学科教授 河野有理 パーティー券問題に潜む「無責任の体系」 河野 本日は「政治改革で見落とされた論点とは?」というテーマで自民党や日本政治の今後について考えていきたいと思います。早速ですが、今回発覚した自民党のパーティー券裏金化問題について、中北先生はどのように見ていらっしゃいますか。 中北 今回の問題を理解しようとしたとき、私は丸山眞男の「無責任の体系」という議論を想起しました。メディアな

      • 毒親ブームと「宗教2世」問題|ダッヂ丼平

        はじめに20世紀のイギリスを代表する宗教社会学者ブライアン・ウィルソンは、1997年に来日した際、東洋哲学研究所が開催したセミナーで世界中の新宗教が共通して直面する課題について講演した。この講演の中で列挙された問題の大半は、新宗教が社会から受けるさまざまな攻撃と関連している。いうなればこの講演録は、一般社会の敵意と偏見が引き金となって新宗教に降りかかる困難を詳細にリストアップしたものだ[ウィルソン1998]。 このリストに挙げられているものの中で、特筆すべきなのはマスメディアの報道が引き起こす害悪と、背教者たちの語る残虐な話の2つである。背教者というのは新宗教研究における学術用語であり、かつて所属していた教団に敵対し、批判を熱心におこなう元信者を指して用いられる。 そして残虐な話とは、過去に所属していた教団がいかに酷い団体であるかを社会に訴える目的に特化した、虚偽の内容も含まれるようなバイ

          毒親ブームと「宗教2世」問題|ダッヂ丼平
        • 『「VTuberの倫理学」を検討する』の検討 ~「VTuber批評」の必要性~|バーゲンバーゲン

          はじめにこの文章では『青春ヘラ』Vol.7「VTuber新時代」に掲載されている論考『「VTuberの倫理学」を検討する──バーチャル・アイデンティティと「場」の形成』について、非アカデミックな立場から批評的な視点で検討を行う。 ペシミ:「VTuberの倫理学」を検討する──バーチャル・アイデンティティと「場」の形成 「VTuberの存在論」を考えた上で「VTuberの倫理学」が必要である、との思いから書かれた論考。VTuberに特有のアイデンティティをめぐった問題は、その複雑さからしばしば炎上や分断につながってしまいます。それらはなぜ起こるのかをVTuber特有の「身体性」の面から考え、解決方法をリレーショナル・アートとの比較から提示します。 青春ヘラver.7「VTuber新時代」内容紹介実はわたしも同じような問題意識を持っていた。 VTuberたちは定期的に炎上するし、そうでなくても

          • 大阪万博の中止はもう無理なのか…3187億円の税金を使って「カジノ建設の露払い」をするという無責任の体系(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

            2025年大阪・関西万博開幕1000日前イベント(写真=内閣官房内閣広報室/CC-BY-4.0/Wikimedia Commons) ■この空気は東京五輪の前とよく似ている 大阪・関西万博開催まで1年を切ったが、日に日に「中止」または「延期」せよという声が弱まってきている気がする。どうせ、反対しても強行するに決まっているという諦めムードが漂っているのは、東京五輪の前とよく似ている。 【写真】大阪・関西万博/万博会場大屋根建設現場を報道公開 これまでに挙げられた万博開催を中止すべしという「理由」を列挙してみたい。 第1は大幅な工期の遅れと膨れ上がる費用である。 「多額の税金が投入される会場整備費は、当初見込みの約2倍となる2350億円まで膨らんだ。独創的なデザインを競う海外パビリオンは想定よりも建設スケジュールが大きく遅れ、着工はわずか十数カ国(4月上旬時点)にとどまる」(47NEWS 4月

              大阪万博の中止はもう無理なのか…3187億円の税金を使って「カジノ建設の露払い」をするという無責任の体系(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース
            • 宮崎駿の神と革命(ノート)――『君たちはどう生きるか』から『風の谷のナウシカ』へ|杉田俊介

              ★以下は、学習院大学での講演@二〇二三年十一月二五日のために事前に準備したノートです(ディスカッションを受けて、後日の加筆修正あり)。いつか書かれるべき『ナウシカ論』のための助走用のノートでもあります。ご批判を受けながら時間をかけて書き進めていくつもりです。よろしくどうぞ。(現状約32,000字) こんにちは。本日はお招き頂き、ありがとうございます。在野で、独学で批評を書いて生業にしている杉田俊介と言います。 まずは個人的な話からはじめます。私はこれまでに『宮崎駿論――神々と子どもたちの物語』(二〇一四年)、『ジャパニメーションの成熟と喪失――宮崎駿とその子どもたち』(二〇二一年)という本を刊行しました。『宮崎駿論』は幸いにも繁体字と簡体字に翻訳され、後者はまもなく繁体字版が刊行されます。後者の「あとがき」にも書いたのですが、わたしの宮崎駿論は三部作の構想になっています。もう一冊、『千と千

                宮崎駿の神と革命(ノート)――『君たちはどう生きるか』から『風の谷のナウシカ』へ|杉田俊介
              • 京大職組国際卓越研究大学制度に関わる声明 - 京都大学職員組合

                京都大学職員組合中央執行委員会は10月4日(水)に次のような声明を発しました。 ↓ 231004_国際卓越研究大学制度に関わる声明.pdf http://files.kyodai-union.gr.jp/doc/seimei/231004_kokusaitakuetsu_seimei.pdf 以下、声明文のテキストです。 2023年10月4日 国際卓越研究大学問題にかかわる声明 京都大学職員組合中央執行委員会 今年9月1日、文部科学省が国際卓越研究大学の認定候補を発表し、京都大学の「落選」が明らかとなりました。わたしたち京大職組は、これを契機として京都大学のあり方、さらに日本の大学政策について根底的な方向転換が必要だと考え、以下3点を提案します。 1  政府・文部科学省に対して、国際卓越研究大学制度を廃止し、恣意的な予算配分をやめ、公費により大学を維持する責任を果たすことを求めます。 日本

                • 集団的無関心によって支えられている集団的西側の前代未聞の悪

                  現在のガザジェノサイドを、ロシア起源の用語《集団的西側[коллективного Запада]》にて、痛烈に批判する一連の知識人がいるのを繰り返し示してきたが、他方で「集団的無関心」という現象もある。それを私はルソーやフロイトの用語「同一化」の有無でまずは把握しようとしてきたが、この「集団的無関心」がとくに日本において際立っているとしたらーー実際私にはそう見えるーー、たんに「同一化」だけでは説明しづらい。ひょっとして半世紀以上前に丸山真男が掲げたスキーマが役立つのではないか。 要するにガザジェノサイドに「涼しい顔」をし続けている者たちは「私化」へひきこもっているタイプではないか。ーー《私化の場合には、関心の視野が個人個人の『私的』なことがらに限局され、原子化のそれのように浮動的ではない。両者とも政治的無関心を特徴とするが、私化した個人の無関心の態度は、自我の内的不安からの逃走というより

                    集団的無関心によって支えられている集団的西側の前代未聞の悪
                  • 実録 集落営農の犠牲者 岩手県北上市で起こっている「貸しはがし」事件記(3)

                    去る11月30日で品目横断的経営安定対策の秋期加入申請が終了した。岩手県北上市・北藤根地区で、貸しはがしトラブルに巻き込まれた伊藤栄喜氏(59)は、秋播き小麦の作付けで加入を申請、受理された。だが、夏の収穫後、それらの農地の一部では耕作できなくなる可能性がある。認定農業者の経営基盤を失わせてまで、集落営農組織化に突き進む農協・兼業農家をなぜ誰も止められないのか。今号では、本誌質問状に対する農水省回答を検証しつつ、農政を蝕む「無責任の体系」を問う。(秋山基+本誌特別取材班) 本誌が編集長名で農水省宛てに出した質問状(10項目)の要約は以下の通りだ。 (1)「品目横断的経営安定対策のポイント」(雪だるまパンフ)に記されている貸しはがしの定義とは何か。 (2)貸しはがしの定義がなされていないとすれば、それはなぜか。 (3)今後も貸しはがしを定義する考えがないとすれば、それはなぜか。 (4)同対策

                      実録 集落営農の犠牲者 岩手県北上市で起こっている「貸しはがし」事件記(3)
                    • 消費と解放 - コメカブログ

                      前回更新からあっという間に一ヵ月経ってしまった……。忙しいとどうしても、ブログを書くことについ構えてしまう感じになるな。なんとかチョコチョコ更新するぞ……。 上野 正しさだけで商売ができるとは、普通なかなか思えないですが。 辻井 私は企業にとって、その正義感こそが必要だと思っていましたね。 上野 どうしてですか。 辻井 消費者のためになることが、すなわちそれが百貨店にとっての正義です。消費者が不利益になることをしてはならない、ということです。 上野 そのお考えをどこでお持ちになりました?それまでの商人は売り抜ければそれでいい。どんなものでも売った時に商行為は終わる。変なものを掴まされたら、それは掴まされた側の責任。そういう考え方がありました。とくに敗戦直後は、そういう風潮があったと思います。 辻井 そうかもしれません。でも私は学生時代からずーっと、何事も「人のためになる」と実感できないと、

                        消費と解放 - コメカブログ
                      • この国に一番必要な「(空気に抗って)引き返す」成功体験を得るためにも、「万博」はやっぱり止めたほうがいいのではという話|宇野常寛

                        PLANETSCLUBは僕の私塾のようなもので、月3回のオンライン講座を開講している。うち2回は僕が信頼する研究者や批評家の講座で、僕が今自分で勉強したいと考えていることをメンバーと一緒に学ぶというのがコンセプトだ。毎回受講生同士のグループディスカッションや、講師との質疑応答も盛り上がっている。僕自身の講座は、僕が考えている最新ことや僕が培ってきた発信のノウハウを共有する講座で、もう4年も続けている。 地道にコツコツとやっているのだけれど、僕を潰したくてしかたがない同業者からはオンラインサロンのスタンド(campfire)をつかっているというだけで、「最近の若手言論人のオンラインサロン文化はダメだ」と印象操作的な攻撃を加えられている。そういう人に限って自分は敵の風評を流して貶め、陥れて、身内に対しては陰湿な「飲み会」政治で固めている陰険極まりない共同体を運営して商売していたりするので、しっ

                          この国に一番必要な「(空気に抗って)引き返す」成功体験を得るためにも、「万博」はやっぱり止めたほうがいいのではという話|宇野常寛
                        • 日本人の発想とはどのようなものか? 竹内整一『「おのずから」と「みずから」』|じんぶん堂

                          記事:筑摩書房 自然と自己の「あわい」を生き抜いた日本人は何を体現していたのか 書籍情報はこちら 「自粛」について 「自粛」は、近代日本の和製漢語である。辞書には、「自分から進んで行ないや態度をつつしむこと」という語義で、たとえば、 自粛自粛といひて余り窮屈にせずともよしと軍部より内々のお許ありしと云ふ(永井荷風『断腸亭日乗』) というような例が挙げられている(『日本国語大辞典』)。 自粛とは、まずは「自(みずから)-粛す」という、自分から慎む意である。が、この初期語例自体が示しているように、じつは、自分の意志というより、その他の要因によってそうしているという実態がある。それを引き締めたり緩めたりするのは、軍部の、しかも内々のお許しがあったりなかったりしてのことである。そこではそれは、お上が、世間が、みんながそうしているからそうしているというような「自(おのずから)-粛す」といった方がふさ

                            日本人の発想とはどのようなものか? 竹内整一『「おのずから」と「みずから」』|じんぶん堂
                          • ベルナルド・ベルトルッチ『暗殺の森』(1970/伊=仏=独) - 海外文学読書録

                            暗殺の森[4K修復版](字幕版) ジャン=ルイ・トランティニャン Amazon ★★★★ 1938年。哲学講師マルチェロ(ジャン=ルイ・トランティニャン)はファシズムに傾倒して組織の一員になった。彼は少年時代、青年リーノ(ピエール・クレマンティ)にレイプされかけて射殺したというトラウマがある。マルチェロは組織にパリへ出張するよう命じられ、ブルジョワの婚約者ジュリア(ステファニア・サンドレッリ)を伴って向かう。目的は反ファシズムの亡命者クアドリ教授(エンツォ・タラシオ)の身辺調査だった。クアドリには若妻アンナ(ドミニク・サンダ)がいる。マルチェロとアンナはいい感じになり……。 原作はアルベルト・モラヴィア『同調者』【Amazon】。 ファシズムに傾倒した人間の一つの類型を示していて面白かった。組織の人間によると、ファシストに協力する動機は恐怖か金だという。根っからのファシズム信奉者はいない。

                              ベルナルド・ベルトルッチ『暗殺の森』(1970/伊=仏=独) - 海外文学読書録
                            • 従軍慰安婦問題の本質(2)|現代日本社会の諸相

                              ※-1「慰安婦」は兵器・武器・弾薬と同様に兵站の一部 昔,戦争の時代,旧大日本帝国は「従軍慰安婦」を各戦地に軍需物資と同様なあつかいで,つまり「準・兵站」の必需品として本格的に動員・調達することが通常であり,いわば軍務同然の「お仕事」になっていた。 付記)冒頭の画像資料は,高崎隆治編著『アジア全域に「慰安所」があった 100冊が語る「慰安所」・男のホンネ』梨の木舎,1994年の表紙カバーを借りた。 なお,「兵站」(へいたん,Military Logistics)とは,補給・輸送・管理という3つの要素からなりたつ総合的な軍事業務を指し,戦闘地帯へ後方から必要な物資や兵員を配置するといった活動全般を意味する。 ロジスティクスという言葉はこの「兵站」という軍事用語をビジネス用語に転用したものである。 従軍慰安婦に関してそうした事実は,とくに中国戦線において明白であったが,ほかのどの戦地においても

                                従軍慰安婦問題の本質(2)|現代日本社会の諸相
                              • 『大阪万博の中止はもう無理なのか…3187億円の税金を使って「カジノ建設の露払い」をするという無責任の体系 計画の責任を問うべき人が見当たらない』へのコメント

                                大阪万博の中止はもう無理なのか…3187億円の税金を使って「カジノ建設の露払い」をするという無責任の体系 計画の責任を問うべき人が見当たらない この空気は東京五輪の前とよく似ている 大阪・関西万博開催まで1年... 131 人がブックマーク・51 件のコメント

                                  『大阪万博の中止はもう無理なのか…3187億円の税金を使って「カジノ建設の露払い」をするという無責任の体系 計画の責任を問うべき人が見当たらない』へのコメント
                                • 丸山眞男を読む | 朝日カルチャーセンター横浜教室

                                  来年は、戦後80年の節目である。敗戦直後の混乱期を除いて、戦後政治を一貫して担ってきた自民党は様々な意味で変貌し、敗戦と戦後改革によって形成された戦後政治の基本的前提も崩れようとしている。この講座では、敗戦直後の日本に向けて、民主化や近代化のあるべき姿について様々な発信を行った丸山眞男の論文を読むことを通して、戦後政治の原点を確認し、日本が何を目指していたかを振り返りたい。テキストとして、丸山著『超国家主義の論理と心理』、『政治の世界』(いずれも岩波文庫)の2冊を用いる。(講師・記) *2024年4月開講。全6講。 <各回のテーマ> 【春期:2024年4月期『超国家主義の論理と心理』より】 1.超国家主義の論理と心理 満州事変以後の日本がなぜ無謀な世界戦争に突入したのか。軍や政府の指導者が何を考え、何を目指していたのか。日本のエリートの思考と行動の様式の分析を通して考える。 2.軍国支配者

                                    丸山眞男を読む | 朝日カルチャーセンター横浜教室
                                  • 『大阪万博の中止はもう無理なのか…3187億円の税金を使って「カジノ建設の露払い」をするという無責任の体系 計画の責任を問うべき人が見当たらない』へのコメント

                                    パチンコはまだ国内企業の技術で回しているが、カジノはチップやトランプとか監視技術は海外製よな。丁半とか日本独自のやればっていうが技術がないから出来ないわけで

                                      『大阪万博の中止はもう無理なのか…3187億円の税金を使って「カジノ建設の露払い」をするという無責任の体系 計画の責任を問うべき人が見当たらない』へのコメント
                                    • cider_kondoのブックマーク / 2024年1月20日 - はてなブックマーク

                                      『公研』2024年1月号「対話」 ※肩書き等は掲載時のものです。※この「対話」は2023年12月に収録しています。 自民党派閥のパーティー券裏金化問題が世間を騒がせている。 この問題の背景には何があるのだろうか、派閥の行く末は? SNS上では政治や宗教に対する過剰なバッシングも見られる中、 日本政治の現状と過去、今後の見通しについて語っていただいた。 中央大学法学部教授 中北浩爾 × 法政大学法学部政治学科教授 河野有理 パーティー券問題に潜む「無責任の体系」 河野 本日は「政治改革で見落とされた論点とは?」というテーマで自民党や日本政治の今後について考えていきたいと思います。早速ですが、今回発覚した自民党のパーティー券裏金化問題について、中北先生はどのように見ていらっしゃいますか。 中北 今回の問題を理解しようとしたとき、私は丸山眞男の「無責任の体系」という議論を想起しました。メディアな

                                      • 24色のペン:元祖「リベラル」丸山真男の復習=鈴木英生(オピニオン編集部) | 毎日新聞

                                        「60年安保闘争」のさなかに「復初の説」と題して講演する丸山真男。戦後の民主主義建設の原点に立ち返れと語った=東京都千代田区の都市センターホールで1960年6月12日、東京本社写真部員撮影 東京大法学部教授を務めた政治学者、丸山真男(1914~96年)といえば、「リベラル」の代名詞。戦後民主主義を褒めるにもけなすにも、「丸山は~」とやれば収まりがいい。かく言う私も、このウェブコラムを始めて約1年半で、既に3回も丸山の名前を出した。けれど、本人の思想には言及していない。ちょうど先日、黒川みどり静岡大教授(65)が「評伝 丸山眞男 その思想と生涯」(有志舎)という本を出した。この際、復習しよう。そもそも、丸山って何を主張した人でしたっけ? 黒川さん、私のぶしつけな問いに「日本政治思想史の研究者として精神構造としての天皇制と格闘し、自立した『個』の大切さを説き続けた人です」と答える。 話をかみ砕

                                          24色のペン:元祖「リベラル」丸山真男の復習=鈴木英生(オピニオン編集部) | 毎日新聞
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