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福嶋亮大の検索結果1 - 8 件 / 8件

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福嶋亮大に関するエントリは8件あります。 自然社会災害 などが関連タグです。 人気エントリには 『プーチンのロシア、習近平の中国、そして戦前日本の「意外な共通点」と「相違点」(福嶋 亮大) @gendai_biz』などがあります。
  • プーチンのロシア、習近平の中国、そして戦前日本の「意外な共通点」と「相違点」(福嶋 亮大) @gendai_biz

    ロシアによるウクライナへの侵攻がつづいています。 長い目で見ると今回の侵攻は、ロシアが「ポスト共産主義の時代への移行」を模索するなかで起きた出来事と言えるかもしれません。 『ハロー、ユーラシア 21世紀「中華」圏の政治思想』(講談社)において、西洋近代の思想とは異なる「ユーラシア」のさまざまな思想を紹介した立教大学准教授の福嶋亮大さんが、20世紀=《実験の世紀》から今回の侵攻に至るまでの思想史的なうねりを描きます。 中国、ロシア、戦前日本の共通点や相違点も浮き彫りになり、侵攻について新たな視点が得られるはずです。 《実験の世紀》 政治史上の20世紀を私なりに一言で言い表せば《実験の世紀》ということになる。そして、その最大の実験室は疑いなくソヴィエト(「会議」「評議会」の意)である。フランス人研究者エレーヌ・カレール゠ダンコースが述べるように、「ソヴィエト連邦」とは土地の名前でも人間の名前で

      プーチンのロシア、習近平の中国、そして戦前日本の「意外な共通点」と「相違点」(福嶋 亮大) @gendai_biz
    • 福嶋亮大が語る、平成文学の負債と批評家の責務 「灰から蘇ってくるものも当然ある」

      福嶋亮大氏は昨年9月、『らせん状想像力 平成デモクラシー文学論』を刊行した。「私―異常な主観」、「世界-ディストピア」、「言語-俗語化の浸透」といった傾向のみられた平成30年あまりの文学について考察した内容だ。舞城王太郎、川上弘美、村上春樹、多和田葉子、高橋源一郎、阿部和重、高橋源一郎、村上龍などなど……。ナラティヴ、内向、政治と文学、私小説、犯罪、歴史と虚構などのテーマに沿って多くの作家、作品が論じられている。昭和から平成、そして令和の今に至るまで日本の文学はいかに変わったのか、あらためて著者の見解を聞いた。(円堂都司昭/4月16日取材) 意識のもつ不安定さや空虚さを、平成文学はかたどっていた 福嶋亮大氏 ――『らせん状想像力』は、まず「はじめに」で問題群を提示した後、第一章の「舞城王太郎と平成文学のナラティヴ」に入ります。福嶋さんは2004年に東浩紀氏が発行していたメールマガジン「波状

        福嶋亮大が語る、平成文学の負債と批評家の責務 「灰から蘇ってくるものも当然ある」
      • 福嶋亮大 | 内なる敵と負の祝祭――震災とコロナウイルスのあいだで | 遅いインターネット

        東日本大震災から9年。いま、ウイルスという目に見えない存在が、再びわたしたちの生活を揺るがしています。メディアの報道と政府の対応に翻弄される日々の中で、福嶋亮大さんは、こう呼びかけます。「いまわたしたちが直面している現実が、正しくも、美しくもないことを引き受けるべきである」と。ひと呼吸おいて、読んでみてください。 本記事をはじめ、「遅いインターネット」ではコロナ禍が浮き彫りにした社会や生活の課題をめぐって、様々な観点から特集しています。 ウイルスと放射性物質──21世紀のパラダイム 年初から全世界の話題が新型コロナウイルス一色となるなか、2020年3月11日に東日本大震災および福島第一原発事故から9年を迎えた。この二つの出来事が重なったのは、さまざまな意味で象徴的である。 そもそも、ウイルスと放射性物質は好一対の存在である。原発事故においては、人工物である放射性物質が自然の空気や水に入りこ

        • 福嶋亮大が語る、パンデミック以降の倫理と表現 「隣人愛という概念は、改めて注目すべき」

          仏作家アルベール・カミュが1947年に発表した小説『ペスト』に再び注目が集まるなど、新型コロナウイルスの影響で書籍の消費動向にも様々な変化が生まれている。しかしながら、『復興文化論』『ウルトラマンと戦後サブカルチャーの風景』『百年の批評』などの著作で知られる気鋭の文芸批評家・福嶋亮大は、今回のパンデミックによる文化の内在的な変化はマイルドなものに留まると予想している。その一方で、各国のコロナ対策によって管理社会が到来することへの危惧から、キリスト教の「隣人愛」という概念に着目しているとのことだ。その真意とはいかなるものか。古今の書籍を参照に挙げながら、現状の認識を語ってもらった。(編集部) 新型コロナウイルスには表象的な貧しさがある ーー新型コロナウイルスは多方面にさまざまな影響を与えています。文化に対してはどのような影響が出ると考えていますか。 福嶋:今回のパンデミックは経済的・政治的に

            福嶋亮大が語る、パンデミック以降の倫理と表現 「隣人愛という概念は、改めて注目すべき」
          • 中国の急激な膨張を支える《天下主義》という強烈なイデオロギーの正体(福嶋 亮大) @gendai_biz

            香港、ウイグルといった周辺地域を飲み込み、急激な膨張を遂げている中国。そうした動きの背後には、いくつかのイデオロギーが隠されているという。『ハロー、ユーラシア 21世紀「中華」圏の政治思想』(講談社)を上梓した、文芸評論家で立教大学准教授の福嶋亮大氏がその実態を解説する。 強権をむきだしにする中国 未来予測は常に難しいが、中国とその周辺はその最たるものである。2010年代以降、香港の自治は急速に失われ、ついに2020年の国家安全法の施行に到ったが、このような急変を予想できた学者やジャーナリストはいるだろうか。返還から50年の節目である「2047年」に香港の自治が守られるかどうかは、以前からしきりに問題になっていたが、事態はそれほどのんびりとは進まなかったのである。 イギリス統治時代の最後の香港総督であったクリス・パッテンは、近年のインタビューで「雪は解け始めると、あっという間に解けてしまう

              中国の急激な膨張を支える《天下主義》という強烈なイデオロギーの正体(福嶋 亮大) @gendai_biz
            • 独哲学者マルクス・ガブリエルの思想は過大評価か? 福嶋亮大が『新実存主義』を読む

              1980年生まれのドイツの哲学者マルクス・ガブリエルは『世界はなぜ存在しないのか』(2013年/邦訳2018年)が世界的なベストセラーになったことで、一躍スターとなった。本書『新実存主義』(2018年/邦訳2020年)はそのガブリエルが「心の哲学」に立ち入って自説を述べながら、それについてジョスラン・マクリュール、チャールズ・テイラー、ジョスラン・ブノワ、アンドレーア・ケルンという4人の哲学者がそれぞれの立場から応答した本である(もっとも、彼らの議論がかみ合っているようにはあまり思えない――ガブリエルの2編の論文と冒頭のマクリュールの導入だけでも十分だろう)。大きくふたつのポイントを挙げておこう。 <1>ガブリエルはもともと、構築主義を批判する立場から「新しい実在論」を掲げたことで名をあげた。構築主義とはごく単純化して言えば、現実なるものは存在せず、たださまざまな解釈や表象を現実と取り違え

                独哲学者マルクス・ガブリエルの思想は過大評価か? 福嶋亮大が『新実存主義』を読む
              • 宇野常寛×福嶋亮大が語る、Web3と批評的言説のこれから 「人類社会の“時差”を意識することが重要」

                WEB3という言葉で新たなテクノロジーが褒めそやされる今、批評的言説はいかにして可能なのかーー。二人の著作で取り上げられた人物や書籍を起点に、批評やインターネットのこれからの可能性について対談してもらった。(編集部) ロレンスはずっと変身を重ねて、同時に失敗を重ねてきた 宇野常寛『砂漠と異人たち』(朝日新聞出版) 福嶋:『砂漠と異人たち』は面白かったですが、まさかT・E・ロレンス(編注:アラブ民族独立に尽力したイギリス陸軍将校)のことをこんなに熱烈に書いているとは知らず驚愕しました(笑)。考えてみると、デヴィッド・リーン監督の映画『アラビアのロレンス』は最初にロレンスのバイク事故のシーンから始まるけど、いわばロレンスって仮面ライダーみたいな人ですね。ロレンスは変身に変身を重ねてアラブの独立にもコミットするわけだけど、それが同時に失敗の連鎖でもある。失敗が同時に成功であるという逆説の人だと思

                  宇野常寛×福嶋亮大が語る、Web3と批評的言説のこれから 「人類社会の“時差”を意識することが重要」
                • 【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】あなたに文学が何だか決める権利はない――福嶋亮大「文壇の末期的状況を批判する」批判(北村紗衣)|書肆侃侃房 web侃づめ

                  【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】あなたに文学が何だか決める権利はない――福嶋亮大「文壇の末期的状況を批判する」批判(北村紗衣) Thinkstock/Photo by rihard_wolfram怒りを歌え、女神よ、ペーレウスの子アキレウスの 呉茂一訳『イーリアス』第一書 ヨーロッパ文学の歴史は激おこぷんぷん丸から始まるというのは、よく言われる話です。いえ「激おこぷんぷん丸から始まる」と言っているのは私だけかもしれませんが、とにかく怒りから始まるというのはしばしば指摘されます。 トロイア戦争を描いた古代ギリシアの叙事詩『イリアス』は紀元前8世紀頃に成立したと考えられており、英雄アキレウスの怒りを歌うべく、語り手が芸術の女神ムーサから霊感を賜ろうと祈るところから始まります。『ギルガメシュ叙事詩』などさらに古い文学作品もありますが、とにかく『イリアス』がヨーロッパ文学の祖のひとつであることは

                    【お砂糖とスパイスと爆発的な何か】あなたに文学が何だか決める権利はない――福嶋亮大「文壇の末期的状況を批判する」批判(北村紗衣)|書肆侃侃房 web侃づめ
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