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  • 夜に星を放つ/窪美澄/感想・レビュー・あらすじなど/文藝春秋 -    桜さくら堂

    行きつけの本屋さんで、直木賞受賞作という黄色い帯がある本が目にとまりました。 「夜に星を放つ」というこの本は、夜をイメージした黒地にカラフルな色のイラストがファンタスティックだったので、手に取ってページをパラパラと繰ってみました。 なかには、5つの短編がありました。 🌟真夜中のアボカド 🌟銀紙色のアンタレス 🌟真珠星スピカ 🌟湿りの海 🌟星の随に(まにまに) 夜に星を放つ/窪美澄・作/文藝春秋 🌟 真夜中のアボカド コロナ禍にリモートワークで自宅に籠りがちの日々、32歳のOL綾ちゃんは、アボカドの種を思いつきで水耕栽培をはじめます。 そんな綾ちゃんには半年位前に婚活アプリで出会った恋人の麻生さんがいて、仲が深まってきていました。綾ちゃんはこのまま交際を続けていって、いつか結婚出来たらいいなという思いがありました。 2人は夜空を見上げて双子座の話なんかをします。ロマンテックですね

      夜に星を放つ/窪美澄/感想・レビュー・あらすじなど/文藝春秋 -    桜さくら堂
    • 【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!「栗山ノート2」出ます!カズオ・イシグロ「クララとお日さま」文庫に!窪美澄とミロコマチコの新作も気になる(2023.7/3週) - また、本の話をしてる

      栗山ノート2 posted with ヨメレバ 栗山英樹 光文社 2023年07月18日 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 栗山ノート posted with ヨメレバ 栗山英樹 光文社 2019年10月17日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す というわけで、暑い!出る本、栗山英樹「栗山ノート2」(7/18)出ます。WBCで1もすごく売れたらしいし、2はサブタイトルが「世界一への軌跡」、読む人さらに増えそう。栗山さん、監督もパッと辞めてカッコいいよな。あ、そういえば、「ほぼ日」で連載中の糸井さんと栗山さんの対談もすご〜くおもしろいですよ。必見! クララとお日さま posted with ヨメレバ カズオ・イシグロ/土屋 政雄 早川書房 2023年07月19日 売り上げランキング : 楽天ブ

        【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!「栗山ノート2」出ます!カズオ・イシグロ「クララとお日さま」文庫に!窪美澄とミロコマチコの新作も気になる(2023.7/3週) - また、本の話をしてる
      • 『トリニティ』窪美澄|何かを捨ててより良いものを拾って生きる - 書に耽る猿たち

        『トリニティ』窪美澄 ★ 新潮文庫 2021.9.1読了 トリニティとは、キリスト教でいう三位一体のことだ。三角形に表してバランスを保つような図をたまに見るような気がする。昔仕事でトリニティをサブタイトルにした商品を売ったことを思い出した。この作品では、女性の生き方についてトリニティに当たるのは、仕事、結婚、男、子供、夢、何であるのかを問いかけている。 1960年代、ある出版社で出会う3人の女性。売れっ子ライターの登紀子、時代の寵児となるイラストレレーターの妙子、仕事より結婚を選ぶ出版社社員の鈴子。生きる目的も価値観も違う彼女たちが、どう思いどう生きたのか。窪さんの丁寧で細かな描写が存分に発揮され、情景が目の前に鮮やかに浮かび上がるようだ。 実はこの小説は、鈴子の孫である奈帆が就職がうまくいかず鬱になりかけていたのを、登紀子から過去の話を聞きだすという設定になっている。昭和を生きた3人の女

          『トリニティ』窪美澄|何かを捨ててより良いものを拾って生きる - 書に耽る猿たち
        • 芥川賞・直木賞、受賞エッセー 高瀬隼子さん、窪美澄さん:朝日新聞デジタル

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            芥川賞・直木賞、受賞エッセー 高瀬隼子さん、窪美澄さん:朝日新聞デジタル
          • 夜に星を放つ  窪 美澄を読んで。 - 60代あひる日記

            このアンソロジーの中で、 星の随に が一番心に残りました。 どの物語も隣人の出来事のように身近なテーマで、心寄り添えるものでした。 ブログに訪問してくださりありがとうございます。押していただくと励みになります。♥️ にほんブログ村

              夜に星を放つ  窪 美澄を読んで。 - 60代あひる日記
            • あのころの、  著:窪美澄 / 瀧羽麻子 / 吉野万理子 / 加藤千恵 / 彩瀬まる / 柚木麻子

              夢、あこがれ、自信。 悲しみ、怒り、とまどい。 不安、嫉妬、そして別れ。 熱い注目を集める気鋭女性作家6人が、あのころ「女子高生時代」ならではのセンシティブな心模様、取り巻く情景を鮮烈に紡が出す。 いまを全力で駆け抜ける現役女子高校生と、かつて女子高生だったすべての大人の女性たちに贈る、珠玉の青春アンソロジー。

                あのころの、  著:窪美澄 / 瀧羽麻子 / 吉野万理子 / 加藤千恵 / 彩瀬まる / 柚木麻子
              • 【書評】窪美澄「夜に星を放つ」ー直木賞受賞作!孤独と不安を抱えた年齢も性別も別々の男女を主人公にした5つの物語 - また、本の話をしてる

                夜に星を放つ posted with ヨメレバ 窪 美澄 文藝春秋 2022年05月24日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 窪美澄の直木賞受賞作。全5編の短編集だ。窪美澄はデビュー作からずっと読んできたが、個人的には初期の数作で受賞してもまったくおかしくなかったと思っている。主人公たちがいる場所のまさに真っ只中から発信されたようなキシキシとした物語ではなく、こういうやさしく救いを感じる小説でスンナリと受賞してしまうのがなんだかとても不思議ではある。とはいえ、待望の受賞、よかった!よかった! タイトルがとてもいい。表題作はなく、このタイトルは全体にかかっている。どの作品も星とその世界がうまく織り込まれているのだ。各物語の主人公は孤独と不安を抱えた年齢も性別も別々の人々だ。海が近い祖母の家で16歳の夏を過ごす主人公が年上の女性に惹かれていく

                  【書評】窪美澄「夜に星を放つ」ー直木賞受賞作!孤独と不安を抱えた年齢も性別も別々の男女を主人公にした5つの物語 - また、本の話をしてる
                • 『さよなら、ニルヴァーナ』窪美澄|人間の中身を見たい - 書に耽る猿たち

                  『さよなら、ニルヴァーナ』窪美澄 文春文庫 2021.10.16読了 衝撃を受けた事件といえば、私の中ではオウム真理教による地下鉄サリン事件、4人の幼児・幼女を誘拐し殺人した宮崎勤事件、そして、神戸児童連続殺傷事件である。子供を殺し首を小学校の門に置いた自称酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)。衝撃だったのは、加害者がまだ14歳という中学生だったこと。子供なのにあのような残忍なことができるなんてと、同じくまだ子供だった私も恐怖に慄いた。 少年法に守られ、加害者の名前や住所だけでなく処遇についても明らかにされないことから、少年法の意義や問題点がたびたび論点になった。私が大学で法学部を選び、「犯罪心理学」をテーマにしたゼミに入ったこともこの事件による影響が大きかったかもしれない。でも、今となっては文学部に行けばよかったかなと思う。 窪美澄さんのこの小説は、酒鬼薔薇少年の事件から着想を得て書かれてい

                    『さよなら、ニルヴァーナ』窪美澄|人間の中身を見たい - 書に耽る猿たち
                  • 【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!窪美澄「トリニティ」文庫化、和田誠と安西水丸関連本2冊も気になる!(2021.8/5-9/1週) - また、本の話をしてる

                    トリニティ posted with ヨメレバ 窪 美澄 新潮社 2021年08月30日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す 楽天koboで探す Amazonで探す Kindleで探す 出る本。文庫化です。窪美澄「トリニティ」(8/30)、新潮文庫から文庫になります。この小説、第36回織田作之助賞大賞受賞作で直木賞候補にもなり、僕は2019年のマイベスト5位にしました。1964年、同じ出版社で出会った3人の女性の物語。気鋭のライター、新雑誌の表紙に抜擢される新人イラストレーター、専業主婦の道を選ぶ事務職の女性。それぞれの生き方、考え方、時代の空気がリアルに描かれていてすごくおもしろかったです。当時の平凡出版(現マガジンハウス)が舞台のモデル。ぜひ読んでみてください! ◯僕の書評はこちら! 出た本、2冊。鬼籍に入った2人のイラストレーターの関連本です。 ISSUE 和田誠のたね po

                      【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!窪美澄「トリニティ」文庫化、和田誠と安西水丸関連本2冊も気になる!(2021.8/5-9/1週) - また、本の話をしてる
                    • やめるときも、すこやかなるときも  著:窪美澄

                      [内容紹介] 大切な人の死を忘れられない男と、恋の仕方を知らない女。 欠けた心を抱えたふたりが出会い、お互いを知らないまま、少しずつ歩み寄っていく道のり。 変化し続ける人生のなかで、他者と共に生きることの温かみに触れる長編小説。

                        やめるときも、すこやかなるときも  著:窪美澄
                      • 恋愛仮免中  著:奥田英朗 / 窪美澄 / 荻原浩 / 原田マハ / 中江有里

                        人気、実力とも当代随一の作家5人が腕を競う、恋愛小説アンソロジー。 3年越しの恋人が無断で会社を辞めてショックを受け、結婚を焦るOL。 夏の日、大人の異性との出逢いに心を震わせる少年と少女。 長年連れ添った夫婦の来し方、そして行く末。 人の数だけ恋の形はある。 人の心が織りなす、甘くせつない物語の逸品。

                          恋愛仮免中  著:奥田英朗 / 窪美澄 / 荻原浩 / 原田マハ / 中江有里
                        • 【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!BRUTUS最新号は「東京の正解」!石田ゆり子の新刊、窪美澄の文庫化も気になる(2020.7/2週) - また、本の話をしてる

                          ◯Amazonで探す ◯楽天ブックスで探す さて、出た雑誌。「BRUTUS」の最新号の特集は「東京の正解」。「都市の正解」シリーズはいろいろ出ていますが第5弾は満を持しての東京。Amazonから目次を。とりあえずこれは読まなくちゃ!! 目次 東京MAP 2020 東京の正解 東京っぽい店の正解 ──── 粋と辺境。 ヴィーガンの正解 ─────── おいしく、楽しく、美しく。ヴィーガン百花繚乱。 スーパーカーの正解 ───── モナコ、ドバイにも負けない、東京はスーパーカーの街。 街の正解 ────────── 清澄白河、下北沢、上原、百軒店、吉原、阿佐ヶ谷、今行きたい6つのエリア。 クリエイターの正解 ────── 東京の未来につながる、新進クリエイター。 美術館の正解 ──────── 若冲、ピカソ、刀剣も! 東京の美術館は収蔵品がすごいんです。 恋愛ドラマの正解 ────── 孤独な

                            【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!BRUTUS最新号は「東京の正解」!石田ゆり子の新刊、窪美澄の文庫化も気になる(2020.7/2週) - また、本の話をしてる
                          • 【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!小林信彦「日本橋に生まれて」窪美澄「朱より赤く」、「SWITCH」「Number」の最新号も気になる!(2022.1/5週) - また、本の話をしてる

                            日本橋に生まれて 本音を申せば posted with ヨメレバ 小林 信彦 文藝春秋 2022年01月26日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 出る本、小林信彦「日本橋に生まれて 本音を申せば」(1/26)出ます。小林さんが23年も連載を続けてきた週刊文春のコラム「本音を申せば」の最終巻。ある時までは週刊誌でその後は単行本でずっと読んできました。定点観測の素晴らしさを感じると共に、芸能の本質というものを教えてもらった気がします。完結、パチパチパチ!! 朱より赤く posted with ヨメレバ 窪 美澄 小学館 2022年01月26日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 窪美澄の新作「朱より赤く」(1/26)出ます。副題が「高岡智照尼の生涯」。ううむ、伝記物?めずらしい!アマゾンの紹介

                              【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!小林信彦「日本橋に生まれて」窪美澄「朱より赤く」、「SWITCH」「Number」の最新号も気になる!(2022.1/5週) - また、本の話をしてる
                            • 【文学賞】第167回芥川賞・直木賞(令和4年上半期)決定!芥川賞は高瀬隼子さん「おいしいごはんが食べられますように」、直木賞は窪美澄さん「夜に星を放つ」!! - また、本の話をしてる

                              2022年上半期の芥川賞、直木賞受賞作が発表になりました。芥川賞は全候補が女性でしたが受賞したのは2度目のノミネートの高瀬隼子さん「おいしいごはんが食べられますように」。直木賞は窪美澄さんの「夜に星を放つ」!どちらもパチパチパチ!高瀬さんの作品は受賞前からかなり話題になっていました。直木賞・窪さんはデビュー作から読んでいて応援していたので個人的にはすっごく嬉しい!3度目のノミネートでの受賞。よかったなぁ。 芥川賞◯高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」 おいしいごはんが食べられますように posted with ヨメレバ 高瀬 隼子 講談社 2022年03月24日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す ◯アマゾンの紹介文はこちら 「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」 心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。

                                【文学賞】第167回芥川賞・直木賞(令和4年上半期)決定!芥川賞は高瀬隼子さん「おいしいごはんが食べられますように」、直木賞は窪美澄さん「夜に星を放つ」!! - また、本の話をしてる
                              • 「心の穴を閉じる小説を書いていきたい」第167回直木賞の窪美澄さん会見(全文)(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE)

                                第167回芥川賞・直木賞が20日発表され、芥川賞には高瀬隼子(たかせ・じゅんこ)さんの「おいしいごはんが食べられますように」、直木賞には窪美澄(くぼ・みすみ)さんの「夜に星を放つ」がそれぞれ選ばれた。同日夜、2氏の記者会見が都内のホテルで開かれた。 【動画】第167回「芥川賞・直木賞」発表 受賞の高瀬隼子さん、窪美澄さんが会見(2022年7月20日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「第167回「芥川賞・直木賞」発表 受賞の高瀬隼子さん、窪美澄さんが会見(2022年7月20日)」の記者会見開始時間に対応しております。 ◇     ◇ こんなにおいしいお水を飲んだのは生まれて初めて司会:では窪さん、まず受賞された今のお気持ちからお願いいたします。 窪:はい。今日はコロナとか、すごい酷暑とかの中を皆さんお集まりい

                                  「心の穴を閉じる小説を書いていきたい」第167回直木賞の窪美澄さん会見(全文)(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE)
                                • 【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!窪美澄「夜に星を放つ」、宮部みゆき「子宝船」、木皿泉「カゲロボ」文庫化も気になる!!(2022.5/4週) - また、本の話をしてる

                                  夜に星を放つ posted with ヨメレバ 窪 美澄 文藝春秋 2022年05月24日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 窪美澄さんの短編集「夜に星を放つ」(5/24)出ます。タイトルいいなぁ。表紙もなんだか好き。窪さんの小説、デビュー作からずっと読んでるのですが、この頃ちょっと積ん読になってる。すみません、すみません!アマゾンの紹介文を!! かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。 コロナ禍のさなか、婚活アプリで出会った恋人との関係、30歳を前に早世した双子の妹の彼氏との交流を通して、人が人と別れることの哀しみを描く「真夜中のアボカド」。学校でいじめを受けている女子中学生と亡くなった母親の幽霊との奇妙な同居生活を描く「真珠星スピカ」、父の再婚相手との微妙な溝を埋められな

                                    【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!窪美澄「夜に星を放つ」、宮部みゆき「子宝船」、木皿泉「カゲロボ」文庫化も気になる!!(2022.5/4週) - また、本の話をしてる
                                  • 【谷原章介店長のオススメ】窪美澄「夜に星を放つ」  「リアルな情景に自分の手をじっと見つめたくなる」|好書好日

                                    谷原章介さん=松嶋愛撮影 「だったら対等に勝負しようぜ!」 つい先日、第167回直木賞の受賞作が発表されました。「夜に星を放つ」(文藝春秋)。著者の窪美澄(くぼ・みすみ)さんが、受賞後の記者会見で話していた言葉に惹かれました。 「(短編の)5編のうち2編がコロナについて書いている。この3年間のあいだ、非常に重いものを私もみなさんも抱えて生きていたと思う。せめて小説のなかでは、ちょっと心が明るくなるようにと思って書いたのがこの作品集です。ちょっとでも息抜きになってくれればいいなと思って作品をつづってきました」 (2022年7月20日 22時00分配信、朝日新聞デジタル) 「息抜き」、という言葉に、まず目が留まりました。溜まったストレスを、物語として皆で共有したい。積み重なった辛苦を、束の間であっても軽くしたい。かわいらしい装丁も魅力的だったので、さっそく本を手に取ってみました。ところが……。

                                      【谷原章介店長のオススメ】窪美澄「夜に星を放つ」  「リアルな情景に自分の手をじっと見つめたくなる」|好書好日
                                    • 朝活読書『ぼくは青くて透明で』窪美澄 著と、『トランスフォーマー/リベンジ』 - popohaumomの日記

                                      ガストの目玉焼きモーニング♡ 『ぼくは青くて透明で』窪美澄 著 装丁:大久保明子さんという方 装画:水元さきのさんという方 表紙イラストを眺めながらモーニング♫ 儚げなイラストです。 物語のトビラ 登場人物が皆それぞれに 葛藤や悩みを抱えて生きていて、 読んでいて何とも言えない気持ちになるような それぞれの背景の連作になっていました。 切なくてもどかしくて、心が痛くなる、 タイトルと表紙のイラストが表わす通りの 繊細な物語でした。 高校生2人の男の子、あまりに純粋な想いに、 母性?自分の息子だったら、、と考えると 愛しさがこみ上げて、 涙がちょちょぎれ(死語w)ました。 男女の恋愛よりも尊い、 とさえ感じてしまうような、 二人の “想い” の描写には、心が震えました。 性差なく、誰が誰を好きになっても不思議無い 当たり前の世の中になって欲しいと、 あらためて強く思いました。 金子みすゞさん

                                        朝活読書『ぼくは青くて透明で』窪美澄 著と、『トランスフォーマー/リベンジ』 - popohaumomの日記
                                      • 『いるいないみらい』窪美澄|いろいろな家族のかたち - 書に耽る猿たち

                                        『いるいないみらい』窪美澄 KADOKAWA[角川文庫] 2022.6.19読了 タイトルの「いる」「いない」とは、自分に子供が「いる」か「いない」かの未来のことである。つまり、赤ちゃんを産むか産まないか、産めるか産めないか、家族をつくるかつくらないか、そういった未来永劫に正解も不正解もなく、結論がわからないテーマに窪美澄さんが真っ向から挑んだ作品である。 そのテーマにまつわる短編が5作収められている。1作めの『1DKとメロンパン』から、ちょっと涙が流れそうになる。今は子供が欲しくないと思う知佳に対して、夫の智宏の受け止め方が優しい。だけど、智宏のような旦那さんばかりとは限らないし、こんな風にうまくおさまる綺麗な夫婦だけではない。現実的にはそれぞれの夫婦ごとにいろんな事情がある。 子のいない仲の良い夫婦2人の関係性を描いた作品、子供が大嫌いという独身女性、数ヶ月の我が子をかつて亡くした離婚

                                          『いるいないみらい』窪美澄|いろいろな家族のかたち - 書に耽る猿たち
                                        • 2024/2/17『夜に星を放つ』窪美澄 7/10 - 川さんの読書記録

                                          5つの物語が描かれていて、ハッピーエンドというわけではないけれど、そこにある感情に寄り添って読み進めてみると少し優しくなれるような気がしました。 主人公らはそれぞれ悩みを抱えていて、繊細でどことなく悲しみを感じる。でも、最後には微かな希望が生まれて終わるのが好きでした。 夜に星を放つ (文春e-book) 作者:窪 美澄 文藝春秋 Amazon

                                            2024/2/17『夜に星を放つ』窪美澄 7/10 - 川さんの読書記録
                                          • 『朱より赤く 高岡智照尼の生涯』窪美澄|苦難に満ちた波瀾万丈の人生 - 書に耽る猿たち

                                            『朱(あか)より赤く 高岡智照尼の生涯』窪美澄 小学館 2022.3.6読了 幼い頃叔母に育ててもらったみつ(後の高岡智照)は、12歳の時、産みの父親に騙され舞妓になるよう売られてしまった。舞妓、芸妓を経て、社長夫人になり、さらに女優や文筆業まで行う。一方で多くの男性に翻弄され蔑まれお金で売られていく。情夫のために指を詰めたり、生きる意味を無くし自死をしようともする。本当の愛には恵まれなかった彼女が行き着く安寧の先は尼だった。尼になるまでの人生が告白文として書かれている。 この時代に身寄りのない女性が一人で生きて行くことは困難だった。持って生まれた人も羨やむ美貌で身体を売り生きていくことは出来たが、この美貌が仇となる。どんなことも極端過ぎると幸せにはなれないのだろう。それでも強く生き抜く彼女の姿に同じ女性として心を打たれ逞しく輝いて見えた。 作中に、箱根・塔ノ沢の「福住楼」という旅館の名前

                                              『朱より赤く 高岡智照尼の生涯』窪美澄|苦難に満ちた波瀾万丈の人生 - 書に耽る猿たち
                                            • 【窪美澄】『ははのれんあい』久しぶりに出会ったダメ男!ダメ男が賢い女を育てるのか?賢い女がダメ男をつくるのか? - 本をプレゼントしよう

                                              茶箱 ダメ男が賢い女を育てるのか?賢い女がダメ男をつくるのか? 『ははのれんあい』 【著者】窪美澄 【出版社】角川書店 読みどころ ● 母親の強さがわかる ● いろんな家族の在り方 あらすじ 僕の家には、僕の家族には、恥ずかしいことなんて何ひとつない。 長男の智晴(ちはる)を産んだ由紀子は、優しい夫と義理の両親に囲まれ幸せな家庭を築くはずだった。しかし、双子の次男・三男が産まれた辺りから、次第にひずみが生じていく。死別、喧嘩、離婚。壊れかけた家族を救ったのは、幼い頃から母の奮闘と苦労を見守ってきた智晴だった。智晴は一家の大黒柱として、母と弟たちを支えながら懸命に生きていく。直木賞候補作『じっと手を見る』の著者が描く、心温まる感動の家族小説。 【amazonあらすじより】 [ははのれんあい]窪美澄 男の子って優しいな 女の子ならほかの女性のもとに逃げた父親は許せないと思うから 父親はエネルギ

                                                【窪美澄】『ははのれんあい』久しぶりに出会ったダメ男!ダメ男が賢い女を育てるのか?賢い女がダメ男をつくるのか? - 本をプレゼントしよう
                                              • 【書評】窪美澄「いるいないみらい」-子どもがいる未来、いない未来、どっち?5つの物語を収録した短編集 - また、本の話をしてる

                                                いるいないみらい posted with ヨメレバ 窪 美澄 KADOKAWA 2019年06月28日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 5つの物語を収録した短編集。どの話も「子ども」がテーマになっている。主人公たちの未来に「子ども」がいるのかいないのか。語り手は夫だったり妻だったり、独身の女性だったりするのだけど、選択肢として「いる未来」と「いない未来」がある。というわけで、このタイトルはいい。巧いなぁ。 設定はいろいろ。子どもが欲しいと願っている夫と今の経済状態ではそれは無理だと言う妻の話(「1DKとメロンパン」)。妻が妊活を始め、なんだか重苦しい気分になる夫、病院に行くと自分の数値が低いことが分かり追い詰められて(「無花果のレジデンス」)。子どもが大嫌いな独身女性が、ちょっとしたことから同じマンションに住む女の子と交流を持つことにな

                                                  【書評】窪美澄「いるいないみらい」-子どもがいる未来、いない未来、どっち?5つの物語を収録した短編集 - また、本の話をしてる
                                                • 『『朱より赤く 高岡智照尼の生涯』窪美澄|苦難に満ちた波瀾万丈の人生 - 書に耽る猿たち』へのコメント

                                                  ブックマークしました ここにツイート内容が記載されます https://b.hatena.ne.jp/URLはspanで囲んでください Twitterで共有

                                                    『『朱より赤く 高岡智照尼の生涯』窪美澄|苦難に満ちた波瀾万丈の人生 - 書に耽る猿たち』へのコメント
                                                  • 【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!村上春樹「街とその不確かな壁」出ます。窪美澄は新作と文庫化、「本の雑誌」目黒考二・北上次郎・藤代三郎追悼号を買えっっ!(2023.4/3週) - また、本の話をしてる

                                                    街とその不確かな壁 posted with ヨメレバ 村上 春樹 新潮社 2023年04月13日 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す さて、出る本。村上春樹「街とその不確かな壁」(4/13)出ます。情報は今のところこれしかありません。アマゾンも新潮社も紹介文は同じ! 村上春樹、6年ぶりの最新長編1200枚、待望の刊行! その街に行かなくてはならない。なにがあろうと――〈古い夢〉が奥まった書庫でひもとかれ、呼び覚まされるように、封印された“物語”が深く静かに動きだす。魂を揺さぶる純度100パーセントの村上ワールド。 ほぼ同じタイトルで書かれた「文學界」の中編小説についてはこちらで書いています。また大騒ぎになるのかなぁ。ううむ。とにかく期待!! (追記4.10 16時)著者メッセージも出ました! あ、そういえば秋にこの小説の特別仕様上製本が出るみ

                                                      【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!村上春樹「街とその不確かな壁」出ます。窪美澄は新作と文庫化、「本の雑誌」目黒考二・北上次郎・藤代三郎追悼号を買えっっ!(2023.4/3週) - また、本の話をしてる
                                                    • 【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!窪美澄「いるいないみらい」文庫化!雑誌「BRUTUS」最新号は「人生変えちゃう、1泊旅」!!(2022.4/4週) - また、本の話をしてる

                                                      いるいないみらい(1) posted with ヨメレバ 窪 美澄 KADOKAWA 2022年04月21日 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 出る本、窪美澄「いるいないみらい」(4/21)、文庫化です。これ、タイトルいいなぁ。既読ですが、子どもがいるかいないか、欲しいのか欲しくないのか、子どもをテーマにした5つの物語が収録された短編集。なかなかよかったです。僕の書評をぜひ! BRUTUS (ブルータス) 2022年 5/1号 雑誌 /マガジンハウス posted with カエレバ 楽天市場で探す Amazonで探す 出た雑誌「BRUTUS」最新号は「人生変えちゃう、1泊旅」。おぉ!そろそろ旅行にも行きたいぞ。どんな内容だろう?まずはアマゾンの紹介文を! 旅する気持ち、忘れてませんか? 旅先で得る刺激が生み出すポジティブな力は、 このイマ

                                                        【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!窪美澄「いるいないみらい」文庫化!雑誌「BRUTUS」最新号は「人生変えちゃう、1泊旅」!!(2022.4/4週) - また、本の話をしてる
                                                      • 『きみに贈る本』中村文則 佐川光晴 山崎ナオコーラ 窪美澄 朝井リョウ 円城塔 - 愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。

                                                        各小説家が、『きみに贈る本』を紹介するという、書評書です。 自己紹介がわりに、自著をそれぞれ一冊ずつ紹介しています。 各人の本のチョイスも楽しければ、文章も楽しいです。 やはり、人を惹きつける小説を書く人は、何でも魅力的な文章を書けるんだなぁ、と感心しました。 読みたい本もたくさん見つかりました。

                                                          『きみに贈る本』中村文則 佐川光晴 山崎ナオコーラ 窪美澄 朝井リョウ 円城塔 - 愛すべき本たちの備忘録。たまにかたい本も。
                                                        • 直木賞作家・窪美澄さん"中原中也と小林秀雄をふった悪女"を題材に選んだ深い理由 ものを書く女が目立つと叩かれる…そんな時代はいつまで続くのか

                                                          第167回芥川賞は候補者全員が女性、直木賞も5人中4人が女性と、日本の女性作家の注目度が高まっている。直木賞を受賞した窪美澄さんが最新作『夏日狂想』のテーマに選んだのは、大正から戦後の昭和を生きた「ものを書く女」の生涯だ――。 女流作家が認められたのは近代に入ってから ――「書く女」を題材に小説を執筆した理由は? 以前、1960年代に出版社で出会った3人の女性を主人公に、雑誌文化のはしりの頃を背景にした『トリニティ』という作品を書いたのですが、それよりもっと前の“ものを書く女”について書きたい思いがありました。雑誌はわりと新しいメディアなので女性が参入しやすかったと思うのですが、昔の文壇となると、もっと難しかったのではと思います。

                                                            直木賞作家・窪美澄さん"中原中也と小林秀雄をふった悪女"を題材に選んだ深い理由 ものを書く女が目立つと叩かれる…そんな時代はいつまで続くのか
                                                          • 【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!。宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」出ます!窪美澄は新作「ぼくは青くて透明で」と文庫化「ははのれんあい」!!(2024.1/4週) - また、本の話をしてる

                                                            成瀬は信じた道をいく posted with ヨメレバ 宮島 未奈 新潮社 2024年01月24日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す さて出る本。宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」(1/23)出ます。あの「成瀬は天下を取りにいく」の続編!?とにかくこの話は成瀬あかりというキャラが抜群におもしろい。今度は彼女、観光大使になるのかな?アマゾンの紹介文を! 成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇! とにかくこれは読んでみなくちゃおもしろさが分かりにくいのでぜひ一読を! ◯「成瀬は天下を取り

                                                              【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!。宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」出ます!窪美澄は新作「ぼくは青くて透明で」と文庫化「ははのれんあい」!!(2024.1/4週) - また、本の話をしてる
                                                            • 【文学賞】第36回織田作之助賞は窪美澄さんの「トリニティ」に!おぉ、よかった、よかった - また、本の話をしてる

                                                              窪美澄「トリニティ」 今年の織田作之助賞に窪美澄さんの「トリニティ」が決定しました。おぉ、これは嬉しいぞ!今年上半期の直木賞候補でしたが、残念ながら受賞を逃し、かなり気に入っていた僕はガッカリだったのですが、ここで受賞できてよかった、よかった。パチパチパチ!窪さんの小説はずっと読んでいてファンなので本当にうれしいです。織田作之助賞については大阪文学振興会のホームページから引用してみますね。 織田作之助賞は、大阪生まれの作家で、小説のみならず評論活動でも活躍し、日本文学に一時期を画した織田作之助の生誕70年を記念して1983年に創設しました。2014年に装いを新たにし、織田作之助賞(既刊の単行本)と織田作之助青春賞・織田作之助U-18賞(公募)の三本立てになりました。両賞とも、各種団体にご支援いただき、織田作之助賞実行委員会が運営しています。 織田作之助、名前は知っているし、大阪の作家という

                                                                【文学賞】第36回織田作之助賞は窪美澄さんの「トリニティ」に!おぉ、よかった、よかった - また、本の話をしてる
                                                              • 【感想・あらすじ・レビュー】夜空に浮かぶ欠けた月たち:窪美澄 - うずまきぐ~るぐる

                                                                夜空に浮かぶ欠けた月たち:窪美澄著のレビューです。 ☞読書ポイント 感想・あらすじ 窪美澄プロフィール 試し読み 合わせておすすめ その他作品 ☞読書ポイント こころの病気とはどんな時起こるのだろうか?どんな症状が出るのだろうか?自分を含め周りに辛い人がいたら早めに気づけるかがポイント。そして、病院へいくことも。様々なケースがこの物語にはある。小説としてだけでなく参考になる部分も学びも多い一冊。人はちゃんと回復する力を持つ生きものであることを知る。 夜空に浮かぶ欠けた月たち (角川書店単行本) 作者:窪 美澄 KADOKAWA Amazon 感想・あらすじ ある町の「純喫茶・純」と「椎木メンタルクリニック」に通う人々の話。メンタルクリニックと言うことで、精神的に疲れている人たちの話が次々と登場する。 なかなか大学生活に馴染めない学生の不登校、ADHD、産後うつ等々、いわゆるクリニックへ行っ

                                                                  【感想・あらすじ・レビュー】夜空に浮かぶ欠けた月たち:窪美澄 - うずまきぐ~るぐる 
                                                                • 【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!横尾忠則の新作は猫、「BRUTUS」最新号は犬。窪美澄、原田マハの文庫化も(2020.4/2週) - また、本の話をしてる

                                                                  Amazonで探す 楽天ブックスで探す 出た本。横尾忠則「タマ、帰っておいで」出ました。横尾さんの愛猫への鎮魂歌。まずはアマゾンの内容紹介を。 「この絵はアートではない。猫への愛を描いた」――横尾忠則 日本が世界に誇るアーティスト・横尾忠則が描いた「愛猫への鎮魂歌(レクイエム)」! 横尾さんが愛した猫「タマ」の絵が一冊の画集になりました! 愛猫「タマ」が亡くなったその日から、魂を鎮めるために描いたタマの絵、なんと91点! そのすべてがこの一冊に! 絵はもちろん、タマについて綴った文章や日記なども多数収録されているらしい。 これはぜひぜひ読みたいぞ。うむ! Amazonで探す 楽天ブックスで探す 猫の次は犬!出た雑誌、「BRUTUS」最新号の特集は「犬(きみ)がいてよかった」。いいなぁ、この表紙。内容はこんな感じ! 目次 「BRUTUSのバイト犬 犬井けん」作・ほしよりこ スター犬だいふく、

                                                                    【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!横尾忠則の新作は猫、「BRUTUS」最新号は犬。窪美澄、原田マハの文庫化も(2020.4/2週) - また、本の話をしてる
                                                                  • 「夜に星を放つ」(著者:窪美澄)を読んで - 徒歩子ブログ

                                                                    図書館で予約待ちしてようやく順番が回ってきた本です。 表紙の絵が以前から気になっていた本です。 (一部ネタバレあり) 夜に星を放つ (文春e-book) 作者:窪 美澄 文藝春秋 Amazon 目次 真夜中のアボカド 銀紙色のアンタレス 真珠星スピカ 湿りの海 星の随に(まにまに) 5つの短編物語でいろいろな星座の星がでてきます。 星に詳しくはないのですが、普通に読み進めることができました。 恋話あり家族愛ありでじっくり読むと主人公の気持ちがじんわり伝わってくるようなお話だったような気がします。 徒歩子は5つの話の中で真珠星スピカのお話が一番心に残りました。 3人家族のお話なのですが、お母さんが交通事故である日突然亡くなり、中学生の娘のもとに現れ霊になって見守る。。といった内容です。 最後の方で真珠星スピカがでてきます。 その中でお父さんにはお母さんの霊が見えないという設定が、血のつながり

                                                                      「夜に星を放つ」(著者:窪美澄)を読んで - 徒歩子ブログ
                                                                    • ”親になる”以外にも幸せはある―書評★いるいないみらい(窪美澄) - ミッツケールちゃんの「みつける よのなか」blog

                                                                      いろいろな生き方が認められつつある現代。 結婚して子どもを産んで育てて一人前、という価値観から離れた人生を選ぶ人も増えてきている。 一方で、 自由に生きたいのに、外野から従来の価値観を押し付けられて苦しんでいる人、 自分自身は昔ながらの生き方をしたいのに諸事情あって選択できない人、 はたまた、従来の価値観を悪いとは思わないけれど、今は別のことに熱中したい人、 など、悩みの幅も広がってきた。 人がいれば、人の数だけある人生の形。 模範解答などはないけれど、自分の未来を考える上で、いろんな生き方を見てみたいと思うもの。 そんなときにこの短編集を手に取ってみてはどうだろうか。 いるいないみらい 作者: 窪美澄出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2019/06/28メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 今はいない子ども、それと私 タイトルの「いる/いない」が指すのは、他でもない。

                                                                        ”親になる”以外にも幸せはある―書評★いるいないみらい(窪美澄) - ミッツケールちゃんの「みつける よのなか」blog
                                                                      • 【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!窪美澄の新作「朔が満ちる」、糸井重里、小さいことばシリーズ。そして酒井駒子さんの絵本!(2021.7/2週) - また、本の話をしてる

                                                                        朔が満ちる posted with ヨメレバ 窪 美澄 朝日新聞出版 2021年07月07日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す さて、出る本。窪美澄「朔が満ちる」(7/7)出ます。なんだか分からないけれどいいタイトルだな。まずはアマゾンの紹介を。 かつて中学1年の時に僕は、酒を飲む度に荒れる父親に手を焼き、遂に斧で殴りかかって殺そうとしたことがある──心に傷を負ったまま家族とも離れ、悪夢のような記憶とともに生きていく史也。荒んだ生活の中で、看護師の千尋との出会いから、徐々に自身の過去に向き合おうとする──これは「決別」と「再生」の物語。 サバイブ、したのか? 俺ら。 家族という戦場から―― 家庭内暴力を振るい続ける父親を殺そうとした過去を封印し、孤独に生きる文也。 ある日、出会った女性・梓からも、自分と同じ匂いを感じた―― 家族を「暴力」

                                                                          【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!窪美澄の新作「朔が満ちる」、糸井重里、小さいことばシリーズ。そして酒井駒子さんの絵本!(2021.7/2週) - また、本の話をしてる
                                                                        • 【連載】わたしの読書記録術 ゲスト:みおりん ――窪美澄『夜空に浮かぶ欠けた月たち』を読んだあとに。|KADOKAWA文芸「カドブン」note出張所

                                                                          新しい本を1冊読む度、過去に読んだ本の記憶は少しずつ薄れてゆくものです。 あんなに心を揺さぶられたはずなのに、気が付けばさっぱり思い出せない——。 そんな経験がある方におすすめなのが「読書記録」。 いつどんな本を読んで、何を感じたのか。それらを整理しておくことで、1冊1冊から得た感動をいつでも思い返すことができます。 このコーナーでは、毎回特別なゲストをお招きして、とっておきの「読書記録術」を教えていただきます。 記録の仕方もこだわりも各人各様。思わずまねしたくなるアイデアに出会えるかもしれません。 本を閉じたあとに始まる、「読書時間のつづき」を一緒に味わい尽くしましょう。 ※本記事は2023年11月12日にカドブン(kadobun.jp)に掲載した記事の転載です。 みおりんが教える「わたしの読書記録術」ゲストのご紹介みおりん 勉強法デザイナー。地方から自宅浪人で東京大学に合格した経験をも

                                                                            【連載】わたしの読書記録術 ゲスト:みおりん ――窪美澄『夜空に浮かぶ欠けた月たち』を読んだあとに。|KADOKAWA文芸「カドブン」note出張所
                                                                          • 【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!窪美澄「ははのれんあい」。雑誌「ユリイカ」の坂元裕二特集、ブレイディみかこ×鴻上尚史対談集、村山由佳の猫の本も気になる!(2021.1/5週) - また、本の話をしてる

                                                                            ははのれんあい(1) posted with ヨメレバ 窪 美澄 KADOKAWA 2021年01月28日頃 売り上げランキング : 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す さて、出る本。窪美澄「ははのれんあい」(1/28)出ます。タイトル、いいなぁ。いびつな家族を描いた物語にも興味津々。窪美澄は信頼できる。アマゾンから内容を! 僕の家には、僕の家族には、恥ずかしいことなんて何ひとつない。 長男の智晴(ちはる)を産んだ由紀子は、優しい夫と義理の両親に囲まれ幸せな家庭を築くはずだった。しかし、双子の次男・三男が産まれた辺りから、次第にひずみが生じていく。死別、喧嘩、離婚。壊れかけた家族を救ったのは、幼い頃から母の奮闘と苦労を見守ってきた智晴だった。智晴は一家の大黒柱として、母と弟たちを支えながら懸命に生きていく。直木賞候補作『じっと手を見る』の著者が描く、心温まる感動の家

                                                                              【新刊案内】出る本、出た本、気になる新刊!窪美澄「ははのれんあい」。雑誌「ユリイカ」の坂元裕二特集、ブレイディみかこ×鴻上尚史対談集、村山由佳の猫の本も気になる!(2021.1/5週) - また、本の話をしてる
                                                                            • reading log【夜に星を放つ】窪美澄 著(第167回 直木賞受賞作)|実況!統計チャレンジ

                                                                              河﨑秋子「絞め殺しの樹」(小学館) 窪美澄(くぼみすみ)『夜に星を放つ』(文藝春秋) 呉勝浩「爆弾」(講談社) 永井紗耶子「女人入眼」(中央公論新社) 深緑野分「スタッフロール」(文藝春秋) 今年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」で、北条家を中心にしたお話。「女人入眼」が 北条政子がらみで最有力候補なんだろう。時流に乗ってる感じだ。 log・考察 この短編は、夜空の星や星座からインスピレーションを得て、イメージを膨らませているようだ。それぞれの話にからませてテーマや表現したい感情を込めあるらしい。 真夜中のアボカド♊ふたご座 ふたご座(Gemini)、冬の星座。 暗いカストルが兄ちゃんで、明るいポルックスが弟だそうだ。お話の中では、ふたごの主人公を象徴させる感じで2回登場する。 登場人物たちが真剣に悩んでいるのは解るが、あまり緊張感なく深く考えることもなく のほほんと読み終えた。作者もきっと

                                                                                reading log【夜に星を放つ】窪美澄 著(第167回 直木賞受賞作)|実況!統計チャレンジ
                                                                              • 【夜に星を放つ/窪美澄】 - 生き地獄を分析する

                                                                                夜に星を放つ 作者:窪 美澄 文藝春秋 Amazon ★ 「もう何も失いたくない でも私は、また人と関わりたいと思った。」 という帯の言葉が素敵だなと思って購入した本。 コロナ禍、色々な人間関係を失ってしまった人たちの短編集。 文章があんまり好みじゃないのと、少し浅くて、無理やり星の話にこじつけたのかなって感じだった。 夜に星を放つ [ 窪 美澄 ] 価格: 1540 円楽天で詳細を見る ランキング参加中書評 ランキング参加中図書室

                                                                                  【夜に星を放つ/窪美澄】 - 生き地獄を分析する
                                                                                • 芥川賞に高瀬隼子さん「おいしいごはんが食べられますように」 直木賞は窪美澄さん「夜に星を放つ」:東京新聞 TOKYO Web

                                                                                  芥川賞に選ばれた高瀬隼子さん㊨と、直木賞に決まった窪美澄さん=20日夜、東京都内のホテルで(日本文学振興会提供)  第167回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が20日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれた。芥川賞は高瀬隼子(じゅんこ)さん(34)の「おいしいごはんが食べられますように」(「群像」1月号)に、直木賞は窪(くぼ)美澄(みすみ)さん(56)の「夜に星を放つ」(文芸春秋)に決まった。

                                                                                    芥川賞に高瀬隼子さん「おいしいごはんが食べられますように」 直木賞は窪美澄さん「夜に星を放つ」:東京新聞 TOKYO Web