秋になると思い出す。競馬シーズンの出来事です。 競馬場の近くには通称オケラ街道と呼ばれる屋台、商店が並びます。 お金がそんなになくても、安くお酒が飲めて、おでん、串なども食べられる、フトコロに優しい商店街という意味もあるらしいです。 そんなオケラ街道。東京競馬場から府中に向かう帰り道にもあります。 私は昔、競馬をしていた時期がありました。 時々当たることもありましたが、勝負ごとに弱く、負けることが多く結局やめました。 時々勝つこともあり、お小遣いが2倍、3倍、5倍、時には10倍。 勝った時の快感、一瞬の栄光が忘れられずに、何年か東京競馬場に週末に通っていました。 大きくかけることはなく、お小遣いを数倍にできれば良い程度の賭け金。 ある日、財布に万札2枚を入れて、最寄りの駅から府中まで、京王線で、気合を入れて競馬場に向かいました。 家族を大切にしていましたので、遊ぶ時間は決めて、馬券を買うレ