↑日本公開版予告編 ●虫プロの「白鳥の歌」・伝説の長篇アニメーション『哀しみのベラドンナ』とは ※文中での敬称は略させていただきました。 白鳥は己が生命のまさに燃え尽きんとするとき、生涯にもっとも美しい声で鳴くと言われる。これを「白鳥の歌」という。 1973年に公開された長篇アニメーション『哀しみのベラドンナ』は、直後に製作会社の株式会社虫プロダクション(以下虫プロ)が倒産したことで「虫プロを倒産に追いやった作品」と言われることがあるが、これは正確ではない。会社の経営不振は製作前から始まっていたのであり、むしろ最後の力を振り絞って完成させた虫プロの「白鳥の歌」というべき作品だろう。 1961年に手塚治虫が創始した虫プロは、日本でいち早くテレビアニメーション製作を開始し、『鉄腕アトム』(63~66)『ジャングル大帝』(65~66)『リボンの騎士』(67~68)など、手塚漫画の人気作を原作に次
●おことわりとお詫びこの文章は、もともとTwitterでの、以下の烏賀陽弘道氏の私へのメンションの返答として書いたコメントである。 「私の世代にとっては「サルでもかけるマンガ教室」での相原コージとのコラボレーションで神格化されている竹熊健太郎さんも、一月万冊から本を出す話があり、番組出演の誘いが清水有高さんからあったと聞く。あれはどういう経緯だったのだろう?」 https://twitter.com/hirougaya/status/1420597608720916483?s=20 このツイート、実は烏賀陽氏と一月万冊の間に起きているトラブルについての私の見解を表明するきっかけとして、私から烏賀陽氏に「烏賀陽さんのTwitterで私に話題を振ってください」とお願いしたものだ。読者にとっては何の関係もないと思える竹熊が口を挟むきっかけが欲しかったのである。そして、くだんのツイートが書かれ、そ
以下に掲載するのはかつて私が更新していたブログ「たけくまメモ」で、2009年7月19日に発表した「町のパン屋さんのような出版社」というエントリである。2000年代に入って私はスランプに陥り、それまでのフリーランサー生活(ライター業や編集業)が苦痛になっていた。2年近く、まったく仕事をしなかった時期もある(生活のためのアルバイトはやっていた)。 そうした中で、私はおぼろげに、出版社の発注で原稿を書く下請け仕事ではなく、自分で企画して自分で出版する、「自分出版社」のようなことができないか、と考えるようになった。アマゾンで誰でも自作を電子書籍として販売できる、Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)が日本でサービスを開始したのは2012年のことで、電子出版の時代は、まだ到来して無かった。 その頃にあれこれ考えていた夢想をまとめたものがこのエントリである。私は現在、夢想を現実にしたいと動き
来年、ミッキーマウスの著作権が切れるが、ディズニーはどうするのだろう。ただし切れるのは黒目だけのミッキーで、白目があるミッキーはもう少し先。ディズニー法務部では、来年以降、ミッキーマウスのポルノが現れた場合の法的対抗策を考えているらしい。— 竹熊健太郎《Aタイプ》 (@kentaro666) July 5, 2023 あ。切れるのは米国の話で、日本では黒目のミッキーはとうに切れている。ただしYouTubeに載せることはできない。YouTubeは米国の企業なので、載せても著作権チェックに引っかかる仕組み。— 竹熊健太郎《Aタイプ》 (@kentaro666) 2023年7月5日 マイ感想 「黒目と白目で違う著作権なのだ」とかいうリクツが通じるとは…安藤健二 @ando_kenji さーん、今所属のハフポスで、この来年に向けた記事書いてくれ!https://t.co/LRDrZEKlpF >来
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