和歌山県では果物に被害を及ぼすカメムシの数が、紀の川市で平年の10倍以上にのぼるなど、各地で平年を上回る状況になっていて、県が注意を呼びかけています。猛暑が続いて、カメムシの活動が活発になったことが原因とみられるということです。 和歌山県農作物病害虫防除所は先月26日から今月5日まで、みかんや柿などの果物の果汁を吸い被害を及ぼす「チャバネアオカメムシ」や「クサギカメムシ」などの数を調査しました。 その結果、紀の川市では、「チャバネアオカメムシ」は平年のおよそ5倍にあたる1844匹、「クサギカメムシ」がおよそ11倍にあたる848匹に増えていました。 また、みなべ町でも、「チャバネアオカメムシ」が平年のおよそ5倍にあたる8168匹、「クサギカメムシ」がおよそ4倍にあたる552匹にのぼるなど、各地で平年を大きく上回る状況が続いています。 和歌山県によりますと、猛暑が続いてカメムシの活動が活発にな