スピーカー 讃井將満(さぬい・まさみつ)教授 集中治療専門医、麻酔科指導医。1993年旭川医科大学卒業。麻生飯塚病院で初期研修の後、マイアミ大学麻酔科レジデント・フェローを経て、2013年自治医科大学附属さいたま医療センター集中治療部教授。2017年より現職。臨床専門分野はARDS(急性呼吸促迫症候群)、人工呼吸。研究テーマはtele-ICU(遠隔ICU)、せん妄、急性期における睡眠など。関連学会で数多くの要職を務め、海外にも様々なチャンネルを持つ。 新型コロナウイルス感染症自体は軽症でも、重い後遺症に苦しんでいる人は多い。しかも、精神的・経済的にも追い詰められている。平畑光一・ヒラハタクリニック院長に讃井教授が訊く、軽症者の後遺症の実態(後編)。 新型コロナウイルス感染症自体は軽症でも後遺症は重くなる場合があること、症状が非常に多彩で、かつ各種検査で異常が見つかりにくいこと、若い世代、と