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蝦夷地 歴史の検索結果81 - 106 件 / 106件

  • 弘前忍者屋敷、所有者売却で存続危うし 取り壊しの恐れも | 河北新報オンラインニュース

    弘前藩の忍者集団「早道之者(はやみちのもの)」の活動拠点だったとされる「忍者屋敷」(青森県弘前市森町)が、存続の危機に直面している。屋敷の所有者が売却を決め、買い手次第では取り壊される恐れもあるからだ。文化的価値が高いとして、関係者らは保存を熱望している。 弘前公園南側の追手門から徒歩5分の住宅地。表通りから袋小路に入った先に忍者屋敷がある。木造平屋で、登記簿上の床面積は119平方メートル。江戸時代後期に建てられたとされる。内部には客間の裏に人が隠れられる空間、歩くと音が鳴る「うぐいす張り」の仕掛けが残る。 青森県内の忍者を研究している青森大の清川繁人教授によると、早道之者は1674年に結成され、明治初頭まで暗躍した。常時約20人、多い時は60人以上で編成され、主に蝦夷地(北海道)や南部藩に関する諜報(ちょうほう)活動に従事していたという。 清川教授が屋敷の存在を知ったのは3年前。古文書に

      弘前忍者屋敷、所有者売却で存続危うし 取り壊しの恐れも | 河北新報オンラインニュース
    • 北斗市で松前藩戸切地陣屋特別展 「日本最初の星形要塞」の秘密に迫る

      1855(安政2)年に国内初の稜堡(りょうほ)式城郭として築造された「松前藩戸切地(へきりち)陣屋」(北斗市野崎)の成り立ちや歴史、設計技術などを紹介する北斗市郷土資料館の特別展「松前藩戸切地陣屋跡展-星の系譜-」が6月30日まで開かれている。同展を企画した学芸員の時田太一郎さんに、最新の研究を通して分かった戸切地陣屋の「秘密」を聞いた。 特別展を企画した学芸員の時田太一郎さん 戸切地陣屋とは ―――まず、戸切地陣屋について簡単に教えてください。 時田さん:当時脅威を増していた諸外国、特に北方からの勢力に対する防衛のため、幕府は安政2年に蝦夷地を直轄地にすることを決め、警備を北方の5藩に分担させることにします。このうち箱館奉行所のある重要地、函館平野一帯の警備は松前藩に任せます。その拠点として同藩が築いたのが戸切地陣屋です。五稜郭が完成する9年前のことですね。 現在の松前藩戸切地陣屋跡(空

        北斗市で松前藩戸切地陣屋特別展 「日本最初の星形要塞」の秘密に迫る
      • 北海道遺産一覧~次世代に引継ぎたい北海道の宝物 - もっともっと北海道~もっと知りたい知ってほしい北海道

        「次世代に引継ぎたい北海道ならではの宝物」それが北海道遺産です。一般的に遺産とは「過去のもの」というイメージですが「北海道遺産」は地域の未来を創造していく資産です。北海道遺産は、学術的な価値や美的な価値などの「客観的な評価基準」と、地域が保全・活用に取り組んでいるものや、今後の取り組みに期待できるものなどの「思い入れ価値」が選定の基準となり、この二つに「北海道らしさ」を加味して選定されています。 道央エリア 札幌市 【第一回選定】 北海道大学札幌農学校第2農場 【第二回選定】 開拓使時代の洋風建築(時計台、豊平館、清華亭) 札幌苗穂地区の工場・記念館群 【第三回選定】 大友亀太郎の事績と大友堀遺構 パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF) 札幌軟石 江別市 【第二回選定】 江別のれんが 北広島市 【第四回選定】 北海道米のルーツ「赤毛米」 小樽市 【第一回選定】 小樽みなとと防

          北海道遺産一覧~次世代に引継ぎたい北海道の宝物 - もっともっと北海道~もっと知りたい知ってほしい北海道
        • 歴史まとめ.net

          紫式部日記を追加。 紫式部を追加。 高市皇子を追加。 ヤマトタケルのモデルは天武天皇だった説を追加。 有間皇子を追加。 蘇我倉山田石川麻呂を追加。 大友皇子/弘文天皇を追加。 木梨軽皇子を追加。 ヤマトタケルの祟りを追加。 大御葬歌とヤマトタケルの実在性を追加。 スサノオの功績と蘇我氏との類似性を追加。 スサノオ神話とヤマト建国を追加。 公暁を追加。 平家滅亡後も生きながらえた人達を追加。 平正盛を追加。 源頼政を追加。 北条時行を追加。 小店(こだな)を追加。 大店(おおだな)を追加。 江戸のリサイクル商売を追加。 御家門を追加。 御三卿を追加。 4代・徳川家綱を追加。 2代・徳川秀忠を追加。 6代・徳川家宣を追加。 7代・徳川家継を追加。 10代・徳川家治を追加。 11代・徳川家斉を追加。 12代・徳川家慶を追加。 9代・徳川家重を追加。 14代・徳川家茂を追加。 13代・徳川家定を追

          • メドベージェフの「切腹」発言について考えてみた - シニア、世界情勢を考える。by tadashian

            こんにちは、そして、こんばんは、ただっしゃん(@tadashian1)です。 当ブログにお立ち寄り頂き、誠にありがとうございます。 久しぶりの投稿です。 昨年の夏にギックリ腰を、冬には大腸ポリープの摘出と色々ありました。 健康がなによりと感じる今日この頃です。 皆さま、お体ご自愛下さい。 ---------------- ロシアのメドベージェフ前大統領が、めちゃくちゃな発言をしています。 『朝日新聞DIGITAL』2024年1月30日付。 ロシア前大統領「悲しいなら切腹を」 北方領土めぐる岸田首相発言に [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル (asahi.com) ロシアのメドベージェフ前大統領は30日、岸田文雄首相が同日の施政方針演説で、領土問題を解決して日ロの平和条約締結の方針を堅持すると表明したことについて、「いわゆる北方領土についての『日本人の感情』は知ったことではない。それは『係

              メドベージェフの「切腹」発言について考えてみた - シニア、世界情勢を考える。by tadashian
            • ずんだもんと学ぶ擦文時代-最新研究で明らかになった古代アイヌ文化期の実態|ToyNupuri

              この記事は、YouTubeで公開する予定の同名の動画を書き起こしたものになります。本文は約24000文字程度あります。また、この記事の内容はあくまでトイヌプリの個人的な見解です。 ※動画はまだ制作中ですが、それとは別に短い動画を公開しました。こちら ① 擦文時代とは何か?ずんだもん:ずんだもんなのだ。今回は古代の北海道の歴史について解説するのだ。 北海道(いらすとや)四国めたん:飛鳥時代から平安時代に並行する北海道には、擦文時代って呼ばれている時代区分があるわよね。 ずんだもん:擦文土器を使っていた時代と文化が擦文時代・擦文文化と定義されているのだ(横山 1990)。擦文土器の成り立ちについては後で解説するけど、土器で時代を区別するのはちょっと古い考え方なのだ。昔は縄文時代と弥生時代も土器で区別していたけど、今は水田稲作が弥生時代の指標になっているのだ(藤尾 2015)。中世アイヌ文化期に

                ずんだもんと学ぶ擦文時代-最新研究で明らかになった古代アイヌ文化期の実態|ToyNupuri
              • 「江戸時代=鎖国」ではなかった! 『「鎖国」を見直す』 | BOOKウォッチ

                江戸時代の日本は鎖国をしていた――長年の「通説」だ。学校の授業でもそう教えられてきた。ところが近年、それを疑問視するような見方が、歴史学の世界では広がっている。むしろ主流になっているようだ。本書『「鎖国」を見直す』(岩波現代文庫)は、代表的な「見直し論者」である立教大学名誉教授・荒野泰典さんによる解説書。話し言葉で書かれており、読みやすい。この機会に知識のリニューアルをしておきたい人にはうってつけだ。 この20年ほどで様変わり 「四つの口」と聞いて、すぐに何のことかわかるだろうか。40歳以上は「知らない」という人が多いかもしれない。江戸時代に海外に向けて開かれていた「長崎」「対馬」「薩摩・琉球」「松前」という四つの窓口のことを指す。 なぜ「40歳以上」と区切ったかというと、それ以下の世代は、学校の授業で習う機会が増えているからだ。例えば1998年版『詳解日本史B』(三省堂)。 「幕府は貿易

                  「江戸時代=鎖国」ではなかった! 『「鎖国」を見直す』 | BOOKウォッチ
                • マスク外れた龍馬像、軍鶏鍋振る舞いも復活ぜよ!【2022龍馬祭】@京都2022 - うめじろうのええじゃないか!

                  こんばんわー いよいよ秋も深まり・・というか・・北国では早雪のシーズン到来・・といったところでしょうが・・^^;こちら京滋地域は秋真っ盛り、といったところです(^^) そんな秋の紅葉シーズン・行楽シーズン真っ只中にて・・ いやあ・・京都・・すごい人です・・・(~_~;) ずっとコロナでガランガランだったのもあって、こんなに人多かったっけ・・京都・・って感じで京都駅前のバスターミナルなんか長蛇の列になっていましたねー・・。 「ICOCA使えるんちゃう・・?バスで両替出来るんちゃう・・??」 などとしきりに心配されてる方もいらして、使えますよー!東京の方は「Suica」も「PASMO」も使えますよー(^^)交通系、各種使えますよー!って感じでした。笑 観光の方はぜひ、↓もご参考にしていただけたら幸いです(^^) a-jyanaika.hatenablog.com さて、私めはそう! 毎年恒例の

                    マスク外れた龍馬像、軍鶏鍋振る舞いも復活ぜよ!【2022龍馬祭】@京都2022 - うめじろうのええじゃないか!
                  • シニア、世界情勢を考える。by tadashian

                    こんにちは、そして、こんばんは、ただっしゃん(@tadashian1)です。 当ブログにお立ち寄り頂き、誠にありがとうございます。 久しぶりの投稿です。 昨年の夏にギックリ腰を、冬には大腸ポリープの摘出と色々ありました。 健康がなによりと感じる今日この頃です。 皆さま、お体ご自愛下さい。 ---------------- ロシアのメドベージェフ前大統領が、めちゃくちゃな発言をしています。 『朝日新聞DIGITAL』2024年1月30日付。 ロシア前大統領「悲しいなら切腹を」 北方領土めぐる岸田首相発言に [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル (asahi.com) ロシアのメドベージェフ前大統領は30日、岸田文雄首相が同日の施政方針演説で、領土問題を解決して日ロの平和条約締結の方針を堅持すると表明したことについて、「いわゆる北方領土についての『日本人の感情』は知ったことではない。それは『係

                      シニア、世界情勢を考える。by tadashian
                    • 須田努・清水克行『現代を生きる日本史』 - 西東京日記 IN はてな

                      『幕末社会』(岩波新書)の須田努と、『喧嘩両成敗の誕生』(講談社選書メチエ)や『戦国大名と分国法』(岩波新書)などの清水克行の2人が、縄文から現代に至るまでの「日本史」を語った本になります。 もともとは明治大学の文学部史学科以外の学生を対象にした「教養日本史」的な授業のテキストブックという形でつくられたものになります。 ですから、「歴史とはなんぞや?」「中世とはいかなる時代か?」といった大きな問いから入るのではなく、まずは歴史上の面白い事象を紹介し、そこから時代の特徴を探るような構成になっています。 歴史というと古い時代から順番に学んで、その変化を見ていくといった形になりやすいですが、本書では「流れ」よりも、当時の人々が生きた社会を直接つかみにいくようなスタイルです。 目次は以下の通り。 第0講〜第6講までを清水克行が、第7講〜第13講を須田努が担当しており、第14講が2人の手によるものに

                        須田努・清水克行『現代を生きる日本史』 - 西東京日記 IN はてな
                      • 江戸時代の三大改革と田沼の政治の内容, 違い,覚え方とは-順番と年号は語呂合わせで覚える - すみくにぼちぼち日記

                        江戸時代に行われた3大改革として知られる享保の改革、寛政の改革、天保の改革と田沼の政治。 これらの改革は、誰が改革を行ったか、どの順番で行われたのかなどを問われることが多い重要な事柄です。 この記事では、そんな三大改革と田沼の政治について、その内容や順番、覚え方、語呂合わせなどをご紹介します。 江戸時代の三大改革と田沼の政治の内容と覚え方-順番は語呂合わせで覚える 順番の覚え方の語呂合わせ 三大改革と田沼の政治の内容と覚え方 享保の改革-徳川吉宗 田沼の政治-田沼意次 寛政の改革-松平定信 天保の改革-水野忠邦 自宅学習ならスタディサプリがおすすめ 終わりに 江戸時代の三大改革と田沼の政治の内容と覚え方-順番は語呂合わせで覚える 江戸時代の重要な改革である三大改革と田沼の政治は、1700年第初頭から1800年代に行われた政治改革です。 三大改革である享保の改革、寛政の改革、天保の改革は質素

                          江戸時代の三大改革と田沼の政治の内容, 違い,覚え方とは-順番と年号は語呂合わせで覚える - すみくにぼちぼち日記
                        • 琉球の朝貢と冊封の歴史 - Wikipedia

                          琉球の朝貢と冊封の歴史(りゅうきゅうのちょうこうとさくほうのれきし)では、三山時代の1372年、明の洪武帝の招諭を受けて行われた中山王察度の入貢、1402年の武寧の冊封から、1866年の尚泰の冊封、そして1875年に明治政府によって清への進貢が禁止されるまでの歴史を中心に記述する。なお明治天皇による尚泰の琉球藩王冊封、そして進貢禁止後の琉球と清の朝貢、冊封復活への動きについても同記事内で紹介する。 文中の年代については、14世紀の和暦が南朝年号と北朝年号、17世紀の中国が清と南明諸勢力の年号等、3つ以上の元号の併記となる部分があり、煩瑣であると判断して西暦のみで統一した。 概要[編集] 略歴[編集] 14世紀後半、元をモンゴル高原に追って中国の統一を成し遂げた明は、成立直後から周辺諸国に対して積極的に朝貢を呼びかけた。明の呼びかけに応じた国のひとつに琉球があった。14世紀後半、沖縄本島には

                          • 松浦武四郎もその門人だった【山本亡羊読書室旧蹟】@京都2022 - うめじろうのええじゃないか!

                            油小路は五条上ルは上金仏町。 ここに、「山本亡羊読書室旧蹟」があります。 何のことやらよく解らなかったのですが・・・ある日「歴史発掘ミステリー京都千年蔵」という番組でここが取り上げられていて、あっ!!ここか!!と感動しました! いやはや・・さすがは京の都には、とてつもない史跡がこれでもか!とばかりに存在していて・・まったくもって飽きることがありません・・! 「歴史発掘ミステリー京都千年蔵」と言えば、前回取り上げた「証拠の阿弥陀さま」、「大原問答」の勝林院が第一回放送で取り上げられていて、その時はたまたま勝林院を訪れた直後に番組を見て感動したのですが、今回はその番組を見てここを知ったというものでした。 山本亡羊は安永生まれの江戸後期の医者で学者、本草学者で高槻藩の臨時御用医を務めていたそうです。 薬の効用を研究する為、植物を育てながら研究し書庫を設立、各地からあらゆる珍しいものを集め物産会な

                              松浦武四郎もその門人だった【山本亡羊読書室旧蹟】@京都2022 - うめじろうのええじゃないか!
                            • 北海道中枢都市 札幌市 - もっともっと北海道~もっと知りたい知ってほしい北海道

                              地図の赤い部分が札幌市です 札幌市(サッポロシ)について 北海道の中枢都市で、道庁所在地である札幌には、現在10の行政区があり、それぞれ地域の特性を生かした個性あるまちづくりを行っています。 札幌市役所 〒067-8674 北海道江別市高砂町6番地 Tel:011-382-4141(代表) 札幌市公式ホームページ - City of Sapporo 中央区 1972 年に政令指定都市へ移行したのに伴い、中央区が誕生しました。札幌市の中心部に位置し、企業や官庁が立ち並ぶオフィス街や緑いっぱいの公園、札幌駅から大通り、すすきのと続く繁華街など、多くの歴史的建造物を残しながら、札幌市の都市機能の中核として発展し続けています。 ホーム/札幌市中央区 北区 1972年、札幌市が政令指定都市に移行し、区制が施行されて「北区」が誕生しました。現在北区は、札幌10区の中で一番人口の多い地域となっています。

                                北海道中枢都市 札幌市 - もっともっと北海道~もっと知りたい知ってほしい北海道
                              • 1月27日は帯広氷まつり、求婚の日、国旗制定記念日、ハワイ移民出発の日、船穂スイートピー記念日、モーツァルトの誕生日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                おこしやす♪~ 1月27日は何の日? その日の出来事は? 2023年 1月27日は帯広氷まつり、求婚の日、国旗制定記念日、ハワイ移民出発の日、船穂スイートピー記念日、モーツァルトの誕生日、等の日です。 ■帯広氷まつり(1月最終金曜~日曜日)【北海道帯広市】 2023年氷祭り開催日程 2023年1月27~29日 の3日間で3年ぶり通常開催予定です! 氷雪像の制作は 1月21~25日 の5日間で行う予定です! www.youtube.com おびひろ氷まつりは、今回で60回目を迎えます。 氷のすべり台や回転ソリ、カーリング、雪上での自転車試乗会など雪や氷に触れて楽しむ体験ブースをはじめ、小学生の作った氷のお面や氷雪像はもちろん、寒空に輝く花火や60周年を祝う氷彫刻などの見て楽しむブースや、十勝のグルメを楽しむアイスマルシェなどのイベントが盛りだくさんです。 ●『求婚の日』 : Top 10 S

                                  1月27日は帯広氷まつり、求婚の日、国旗制定記念日、ハワイ移民出発の日、船穂スイートピー記念日、モーツァルトの誕生日、等の日&話題 - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)
                                • 戦国時代、北の海で暴れ回ったアイヌ海賊と、悩まされる戦国大名たち : Japaaan

                                  かつて蝦夷地(現:北海道)や樺太、千島列島に独自の文化を繰り広げていたアイヌ系諸部族(以下アイヌ)は、本州の人々と交流したり争ったりしていました。歴史の授業では江戸時代初期に勃発したシャクシャ… ※夷狄とは東夷(とうい。東の野蛮人)と北狄(ほくてき。北の野蛮人)の総称で、広くアイヌや蝦夷(ゑみし)といった東日本の(中央政権にまつろわぬ)諸部族を意味しました。 アイヌにも海賊がいた!?意外と、そしてかなり不利だった和人の立場 夷狄商舶往来法度とは、それまで激しい抗争を繰り広げて来たアイヌと和人の間に締結された一種の講和条約で、史料によって諸説あるものの、おおむね天文二十1551年ごろに締結されたそうです。 締結に立ち会ったアイヌの代表者はシリウチ(現:知内町)の首長チコモタインとセタナイ(現:せたな町)の首長ハシタイン。対する和人の代表は、松前大館(現:松前町)の領主・蠣崎季広(かきざき す

                                    戦国時代、北の海で暴れ回ったアイヌ海賊と、悩まされる戦国大名たち : Japaaan
                                  • ばん馬とどさんこ(北海道和種)のちがい | Pacalla(パカラ)

                                    漫画『銀の匙』で競馬ファン以外にも広く知られるようになった“ばんえい競馬”。 しかし、ばんえい競馬が話題にのぼると、よく出るのが「ばんえい競馬って、どさんこがソリを引く競馬だよね?」というコメント。 実は現在のばんえい競馬で活躍している馬たちは、どさんこではなく、通称『ばん馬』と呼ばれる馬なんです。 ばん馬とどさんこ、どちらも北海道を代表するとても魅力的な馬ですが、今回はその違いについてお届けしたいと思います。 ※この記事は動画バージョンもご用意しております。 見た目のちがい 【ばん馬】 「これ、馬ですか?」と聞きたくなるくらい、体が大きく、逞しいのが最大の特徴。体高は180cm前後で、体重は800-1200kgもあります。首と胴が太く、脚は少々短いようです。 サラブレッドの体重が400-500kgと考えると、いかにたくましい体つきが想像できますね。 主な毛色は鹿毛・栗毛・青毛・芦毛の4種

                                      ばん馬とどさんこ(北海道和種)のちがい | Pacalla(パカラ)
                                    • 知られざる探検家列伝

                                      日本にも、歴史上多くの探検家、あるいは冒険家と呼べる人が登場しています。間宮林蔵、河口彗海、大谷光瑞、白瀬矗、あるいは植村直巳……。しかし、ほとんど知られていないものの目を見張る業績を築いた人や、痛快・傑作な行動をとった人がたくさんいます。 私は、そんな人々に焦点を当ててみたいと思いました。 知られていないということは、あまり資料がないということです。それでも断片的な情報から紹介を試みたいと思います。なかには資料が怪しげで、本当に実在したのかさえ疑わしい人もいますが、それも一興でしょう。マジメな調査研究ではなく、オモロイ人探しと思ってください。 条件は「戦前の日本人」ですが、時には枠からはみ出ます。私の好みで、探検でなくても、戦後でも、日本人でなくても、その行動が面白いと思えば収録します。 もし紹介した人物のもっと詳しいことを知っている人がいらっしゃれば、連絡ください。また、こんな「知られ

                                      • 京都ハリストス正教会@京都2021 - うめじろうのええじゃないか!

                                        函館の観光スポットのひとつに、「ハリストス正教会」があると思います。元町のトラディッショナルゾーンにそびえる塔は、その美しさが映える函館観光の撮影スポットでもありますよね。 私は函館には、2008~2014年の計6年間住まわせていただいたのですが、最初札幌から函館に引っ越すことになった時、いの一番に思ったのが「高田屋嘉兵衛の拓いた街に住める!」でした^^; 高田屋嘉兵衛とは、函館の宝来町のグリーンベルトに銅像が建っているのを見た事がある方もいらっしゃるかと思いますが、淡路島出身の廻船商人です。北前船で蝦夷地と上方を結ぶ海運業ですね。 高田屋嘉兵衛については、語り出したら止まらないので^^;、それだけでカテゴリーをひとつ追加しなくてはならなくなるので、ここでは触れませんが・・^^;龍馬や幕末と並んで私のライフワークのひとつになっており、近畿に来た現在、淡路島の五色町にも度々足を運んでおります

                                          京都ハリストス正教会@京都2021 - うめじろうのええじゃないか!
                                        • 【書評】史料の博捜で柳田國男説を乗り越える──高野信治『神になった武士』評|呉座勇一

                                          釈迦や孔子のような特別な人間、聖人が神になるのは理解できる。しかし日本では、天下人であった豊臣秀吉や徳川家康、また楠木正成や加藤清正などの英雄的武将のみならず、必ずしも著名でないローカルな武士も神格化され、祭祀を通じて記憶され続けている。 本書『神になった武士』(吉川弘文館)は、徳川家康の神格化(東照大権現)など著名な例に特化した従来の研究に対し、武士祭神の全貌を明らかにしたものである。地誌・名所図会・文芸書類まで博捜することで、神となった武士を網羅的に収集し、統計的に把握した点は他に類を見ず、称賛に価する。 本書によれば、武士が登場して以降、古代から現代までに神に祀られた武士の総人数は2431人だという。そのうち、祭神が一つ、つまり一ヶ所でのみ祭祀されている武士は2112人で圧倒的に多い。 これらはローカルな神と言える。武士が一族として先祖を祭祀し、家の守護を祈るケースだけではなく、地域

                                            【書評】史料の博捜で柳田國男説を乗り越える──高野信治『神になった武士』評|呉座勇一
                                          • 三重県|人権教育(調査・資料):寄稿「アイヌ民族とともに歩んだ探検家 松浦武四郎」

                                            三重県出身で,江戸時代末期から明治にかけて活躍した松浦武四郎は,蝦夷地(北海道)を調査するなかでアイヌの人々と出会い,多くのことを学びました。今回は,松浦武四郎記念館学芸員の山本命さんによる寄稿から,文化の違いを正しく理解し,異なる文化,価値観を受け入れていこうとする武四郎の姿勢に学ぶとともに,彼の足跡を通してアイヌの人々の文化やくらしについて考えてみたいと思います。 はじめに 江戸時代の終わりごろ,アイヌ民族の生命と文化を守るために力を尽くした男がいた。 三重県松阪市出身の探検家・松浦武四郎である。 松浦武四郎の生涯を大きく分けてみると,17歳から26歳までは日本全国をめぐる旅,28歳から41歳までは合計6度に及ぶ蝦夷地(北海道)の探査,51歳で迎えた明治維新においては政府開拓使で蝦夷地にかわる道名,国名(現在の支庁名に相当),郡名とその境界の撰定に関わり,晩年68歳からは大台ケ原の探査

                                            • 本州より南の北海道 - ezohikiの日記

                                              幻想的なヒグラシ♀の羽化 夜光塗料のような薄緑色です 大松前川右岸の竹林にて 何言ってるの?アッペでしょ、って思われるかも知れませんが、ご覧のとおり北海道南端は本州北端より南に位置します。 また、日本海から津軽海峡へ暖流が流れ込み恵山沖で冷たい親潮と交わるため、特に夏場は東へ行くほど冷涼となり、西側の松前半島は温暖湿潤気候(最暖月平均22℃以上)であるのに対し、東側の下北半島は西岸海洋性気候(同22℃未満)となります。緯度のみならず気候もアッぺコッペ。 近所の庭のカラタチ(函館市内にて) 冬には結実してました🍊 北の大地に根付いた柑橘類のハシクレ 幕末~明治の頃、本州と北海道の分布境界線を提唱した英国の動物学者ブラキストン。彼の著書が「蝦夷地の中の日本」です。 え、「日本の中の蝦夷地」では?これまたアッぺじゃね?でもここでいう“日本”とは、中世より和人が渡り定着、近世においては幕藩体制に

                                                本州より南の北海道 - ezohikiの日記
                                              • 『歴史は勝者がつくるという虚妄』

                                                いたって幼稚な虚妄の説だと見るたびに思わされるのは、 「歴史は勝者によってつくられる」 というものです。近代以後の歴史家が、いかにして歴史を造形してきたかを、ほんの僅かでも知っていたら絶対に言わないことでしょう。 昨日まで、大がかりな心臓の検査のために入院していたのですが、点滴が終わるのを待つあいだ、スマホで見つけた記事のなかに、歎息すべきものがありました。 静岡で苦悩する旧幕臣たちを見て、下北半島でさらに過酷な生活を強いられた旧会津藩士に思いを馳せる【青天を衝け 満喫リポート】 どんなスタンスの人たちによる対談なのかは、たいして読み進めないうちに知れてしまいました。江差の「嘆きの松」が、脇哲さんによる創作であることは、歴史ファン周知のことなのです。 ずう~~~っと気になってた、江差の「#土方歳三 #嘆きの松」。やっぱり完全な作り話だった。脇哲が「誰も書かなかった #箱館戦争」に書いたけど

                                                  『歴史は勝者がつくるという虚妄』
                                                • アイヌゆかりの地に駐屯した「第七師団」とは何だったのか?|じんぶん堂

                                                  記事:白水社 アイヌ、屯田兵、監獄、炭鉱……それらとともにあった「北鎮」とは? 渡辺浩平著『第七師団と戦争の時代──帝国日本の北の記憶』(白水社刊)は、近代日本が忘却した「北方の物語」をよみがえらせる。日露戦争から樺太の自衛戦闘まで、忘れられた北への眼差しを恢復する試み。 書籍情報はこちら この本は近代日本における北方の物語である。 日本が近世から近代へと向かう過程で、北からの脅威が大きな課題だった。それは、江戸幕府にとっても、また、明治政府にとっても、共通するものだった。北とは言うまでもなく、ロシアである。 そこから「北鎮」という言葉が生まれる。北鎮とは、北方の脅威から自らを護る、という意味だ。北鎮の前線基地は北海道であった。 この地が「北方の鎮護」にあるとする考えは、江戸時代に醸成され、明治政府が蝦夷地を北海道とあらため、開拓使、その後、屯田兵をおいた理由もそこにあった。屯田兵は

                                                    アイヌゆかりの地に駐屯した「第七師団」とは何だったのか?|じんぶん堂
                                                  • アイヌ通史 - 岩波書店

                                                    辺境の民から搾取の対象へ、そして人種的に劣った「滅びゆく民」へ、また単一民族神話における不可視の存在へ……。アイヌを従属化していった和人と、そのプロセスに介入・抵抗し、自らを先住民族として再定義してゆくアイヌの複雑に交差する歴史。コロニアリズム/レイシズム研究を導入した画期的アイヌ史、待望の翻訳。 謝 辞 日本語版への序文 序 凡 例 地 図 第一章 「人種」、エスニシティとアイヌ 近代日本における「人種」と国民 先住民族、創られたインディアン――競合する歴史 第二章 夷人と鬼 初期の表象 松前藩 夷人を教化する――蝦夷地における幕府 犬と人間 一九世紀のアイヌの表象 第三章 旧土人 蝦夷地の変貌――異域から内国植民地へ 開拓と移民政策 初期のアイヌ政策と強制移住 一八九九年の北海道旧土人保護法 第四章 滅びゆく民族 学者たち 役人と教育者 「滅びゆく民族」の表象 第五章 瞳輝く――アイヌ

                                                      アイヌ通史 - 岩波書店
                                                    • あなたに北海道を愛しているとは言わせない(前篇) 『羊をめぐる冒険』をめぐる冒険|春木晶子

                                                      『ゲンロンβ』に掲載された「北のセーフイメージ」が好評の、春木晶子さんによる論考をお届けします。春木さんは〈ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾〉第4期の卒業生。ここに掲載するのは、その最終課題として提出され、最優秀賞を受賞した『羊をめぐる天然──あなたに北海道を愛しているとは言わせない──』に、大幅な加筆・修正を加えたものです。『ゲンロンβ55』掲載の後篇には、主任講師の佐々木敦さんによる解題をあわせて掲載します。 『羊をめぐる冒険』から『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』へ。忘却された北海道と忘却された自己をめぐり、その「皮」を剥いでいく批評の旅をお楽しみください。(編集部) 1、塔を倒す羊 東京の北東に聳える塔を、毎日のようにわたしは、両国にある職場から眺めている。 東京スカイツリーは8年前の春、首都東京に誕生し、それまで半世紀にわたって首都の象徴を務めた東京タワーに取って代わっ

                                                        あなたに北海道を愛しているとは言わせない(前篇) 『羊をめぐる冒険』をめぐる冒険|春木晶子