私は触診が苦手だ。 婦人科の触診とか、異性のお医者さんに触れられるのが苦手とか、そういうのはよく聞くけど、私の場合は少し違う。 すべての科において、どのお医者さんでも苦手なのだ。 好きな食べ物がバラバラなように、同じ診断を受けていても、得意なこと・困っていることは人それぞれ。このブログに書かれていることは、発達障害者みんなが感じていることではない。私が思い、考えていること。たった一つの事例。 私と同じことで困っている人に、私のような人を理解したいと思う人に、届いたら嬉しいと私は思う。 苦手な理由 その1:お医者さんが尋ねる「痛い」の基準がわからない。 どの病院・診療所に行っても、たいてい触診はあって、みんな私の身体を押したり動かしたりして、こう尋ねる。 「これは痛いですか?ここは?ここは?」 先生の尋ねる「痛い」とはどんなものなのか、その基準が私にはわからない。痛いと言えば全部痛いし、痛く