旧ソ連で生産された四輪駆動のライトトラック「GAZ-69」。ポーランドで撮影(Krysek / Shutterstock) GAZ-69はソ連製の初期のオフロード車だ。重量約1500kgのこの四輪駆動トラックは1952年、西部のニジニノブゴロド市のモロトフ記念自動車工場(現GAZグループ)で最初の1台が生産された。20年後の1972年、生産を終えた。 【画像】前線付近に配備されている1940年代後半に開発が始まったソ連製のGAZ-69 GAZ-69の開発が始まったのは1940年代後半だから、ざっと80年前の設計ということになる。そのGAZ-69は、ロシア軍がウクライナの戦場で新たに使い始めた車両でもある。 最近のいくつかの画像によれば、複数のGAZ-69がロシアによる3年1カ月におよぶ対ウクライナ全面戦争の前線付近に配備されている。少なくとも1両は、ドローン対策のスクリーンが取り付けられて