差別的言動(ヘイトスピーチ)の規制条例を担当している沖縄県女性力・平和推進課は4日、「本年度内の条例制定を目指して取り組む」と県議会の文教厚生委員会(末松文信委員長)で明らかにした。複数の委員の質問に答えた。県が制定時期を明確にするのは初めて。同課の島津典子課長は取材に対して「約2年の議論を経た過程があるので、しっかり形にしたい」と答えた。 ▼ヘイトスピーチって何?市民団体がパンフで啓発 那覇市役所前 今後、条例の骨子案を発表し、県民意見を反映させるパブリックコメントを募集した後、法制審議会などを経て県議会に提案するという。 差別的言動を行った者の氏名公表や罰則の有無については、有識者と調整を重ねているという。島津課長は、インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷対策として厳罰化された侮辱罪について「条例案への影響についても検討したい」と述べた。 県は条例制定後に各市町村と連携するため、現在、差