大仙陵古墳(だいせんりょうこふん)または大山古墳(だいせんこふん、大仙古墳)は、大阪府堺市堺区大仙町にある古墳、天皇陵。形状は前方後円墳。百舌鳥古墳群を構成する古墳の1つで、日本最大の古墳にして、世界最大級の墳墓である。 実際の被葬者は明らかでないが、宮内庁により百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかのみささぎ)として仁徳天皇の陵墓に治定されている。仁徳天皇陵(にんとくてんのうりょう)や仁徳陵古墳とも言う[4][5]。 ユネスコは2019年7月6日、大仙陵古墳を含む「百舌鳥・古市古墳群」を世界文化遺産として登録することを決定した[6]。 古墳の概要[編集] 築造時期[編集] 採集されている円筒埴輪や須恵器の特徴から5世紀前半から半ばに築造されたものと考えられている。前方部埋葬施設の副葬品は5世紀後期のものと考えられるが、前方部に存在する副次的な埋葬施設の年代として問題ないとされる。 治定につ