生殖能力をなくす手術を受けていなくても、戸籍上の性別を変更することが静岡家庭裁判所浜松支部の決定で認められたことを受けて、戸籍上の性別は女性で、男性として社会生活を送る申立人が13日、会見を開き「多くの人にとって当たり前のことが僕にも当たり前になった」と喜びを語りました。 静岡県浜松市に住み、戸籍上の性別は女性で男性として社会生活を送るトランスジェンダーの鈴木げんさん(48)は、戸籍上の性別を変更するには生殖腺を取り除く必要があるとする性同一性障害特例法の規定について「手術を事実上強制するもので人権を侵害し、憲法に違反する」と主張して、手術を受けなくても性別変更を認めるよう求めていました。 これについて静岡家庭裁判所浜松支部は、規定は憲法に違反して無効だとする判断を示し、法律で必要とされる手術を受けていなくても戸籍上の性別を変更することを認めました。 これを受けて鈴木さんは13日、パートナ