注目のリゾート開発。妙高・斑尾高原一帯のスキー場やホテル跡地を取得したシンガポールの不動産投資ファンドの代表が5月9日、講演した。語られたのは「上質なマウンテンリゾート」を目指すという開発構想。自治体や住民はどう受け止めているのだろうか。 上質なリゾートをつくる 斑尾高原に野尻湖、それに新潟県の妙高を含むエリアを、一大リゾートにする構想が浮上している。 開発構想を描いているのはシンガポールの不動産投資ファンド「ペイシャンス・キャピタル・グループ」。 5月9日、長野県飯山市で開かれた講演会で、ケン・チャン代表は「雪の質、雪の量、そして雪山の高さ、非常に魅力的なコンテンツがたくさんあり、ここしかないなって。高級リゾートをつくっていくんじゃないのという質問もありますが、われわれの定義は『上質なリゾートをつくる』という考え。この信越地域でマウンテンリゾート、スキー場じゃなくてマウンテンリゾート開発