「幸田 文 対話」を読みました。 これは、岩波書店刊 1997年 ( 平成9年 ) 、幸田文さんの没後に編まれた本です。 本に掲載された人は全部で26人。 懐かしい顔ぶれが並びます。 中には、歴史的人物ではないかと感じる人もいる。 それが、この本を読むとぐっと身近に感じるのが不思議でした。 この本を読みたいと思ったのは、沢村貞子×幸田文 対談があったから。 常々、二人が似てると思っていたので、どんな話かが知りたかったんです。 どんなところが似てるのか 幸田文さんと沢村貞子さんが似てると思うのは、私だけでしょうか。 どんなとこが似てると思うかといえば、一番は、着物の好みが似ているところかな。 それから料理上手なところ。 おふたりは4つ違いで、明治の、ほぼほぼ男尊女卑の時代に生まれました。 職業婦人であるよりも先に、まず、女として家庭のことをしっかり仕込まれました。 ※ 幸田文 1904年 (