ダモン(古希: Δάμων, Damon)とピュティアス(Πυθίας, Pythias)は、古代ギリシャの伝説、および、その伝説内の登場人物。話の大筋は、僭主ディオニュシオスから死刑を宣告されたピュティアスが友人ダモンを人質として置いていくことで一時的に釈放を許され、身辺整理をしに出ていった後、約束を守って戻り、そのことに僭主ディオニュシオスが感動する。 ダモンとピュティアスの伝説は、ピサゴラスの学徒の団結を通じ[1]、友情を信じて疑わず[2]約束を実行する真の知己は[3]どんな宝よりも貴い[4]ことを教える話として、後世の西洋に語り継がれた。日本でも太宰治『走れメロス』などに影響を与えた。 日本語でのカナ表記は以下のように様々である。また、ピュティアス(Pythias)は中世ヨーロッパで伝承された際に誤って流布された名で本来はPhintiasであり[5] 、Phintiasに基づくカナ