『正チヤンの冒険』(しょうちゃんのぼうけん)は、画・東風人(樺島勝一)と作(文)・織田小星(織田信恒)の作った新聞4コマ漫画。大正時代に『アサヒグラフ』や『朝日新聞』などで、タイトルを変更しながら連載された。初め無記名の連載だったが、作者名が記されたのは、1924年(大正13年)3⽉1⽇付の紙面からである[1]。主人公の少年、「正チャン」と相棒の「リス」による様々な冒険の旅を描き、西洋的なセンスにあふれた絵柄と童話を思わせる幻想的な物語で、当時の読者に大好評を博した[2]。椛島が1965年没、織田が1967年没であり、2016年の著作権法改正の影響を受けずに現在はパブリックドメインとなっている。 出版 最初は『正チヤンのばうけん』のタイトルで、『アサヒグラフ』の1923年(大正12年)1月の創刊号から8月末の最終号まで連載された。『アサヒグラフ』が廃刊となってからは『朝日新聞』の朝刊で連載