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INAに関するエントリは17件あります。 宇宙技術宇宙開発 などが関連タグです。 人気エントリには 『SpaceXのロケットが安い理由は再使用ではない、という話|ina111 / 稲川貴大』などがあります。
  • SpaceXのロケットが安い理由は再使用ではない、という話|ina111 / 稲川貴大

    結論:安いロケットエンジンを持っているからである。 SpaceXのFalcon1(退役済み)やFalcon9に使われているMerlinエンジンはRP-1(灯油に似た燃料)と液体酸素(LOX)を推進剤にしたロケットエンジン。A~Dとバージョンがあり、推力は34〜62トン重と2倍近くも差があるエンジンであるが、価格はおよそ1億円だと噂されている。極めて安い。 エンジンだけではなく全体で低コストの方法が取られているが、2002年創業のSpaceXはNASA等の技術をうまく活用している。 この記事ではMerlinに通じるエンジンのうち、日本語での情報が少ないNASAのFastracエンジンの紹介。 SpaceXのMerlinエンジンはSpaceXのCTO of PropulsionでもあったTom Muellerさんが設計していた彼のSpaceXの前職場であるTRW社のTR-106やTR-107が

      SpaceXのロケットが安い理由は再使用ではない、という話|ina111 / 稲川貴大
    • ロケット打上げと緯度の話|ina111 / 稲川貴大

      ロケット射場は赤道近くが良いだろうと信じている人は多い。実際にそうなのだろうか? 結論:目的の軌道(目的地)による この記事の結論ロケット打上げには人工衛星ごとの目的地がある。 宇宙空間では特定の1点に留まることは出来ない。したがって地球周辺であれば地球周回軌道というところで運動し続ける。 射場緯度の有利不利はこの目的の軌道に依存する。 静止軌道と地球低軌道静止軌道という軌道は赤道直上の高度約3.6万kmにある。日本上空にいれば、ずっと日本上空に見える極めて特殊な軌道。この静止軌道は気象衛星やBS/CS放送衛星に使われている。希少価値のある重要な軌道である。 一方、近年では地球低軌道が多用されている。国際宇宙ステーションがあったり、地球観測、最近の通信衛星、科学衛星、軌道上サービス、宇宙ゴミ掃除と多種多様なミッションの衛星が飛んでいるのは地球低軌道である。地球低軌道は高度2000km以下を

        ロケット打上げと緯度の話|ina111 / 稲川貴大
      • ロケット打上中止後の延期は失敗なのか?|ina111 / 稲川貴大

        日本の新しい基幹ロケットのH3の初号機の打上げが2023年2月17日に予定されていた。 日本の大型ロケットの現行機種H-ⅡAからは約20年ぶり、その前のH-Ⅱからは約30年ぶりの新機種なので、自分としても楽しみに見ていた。 結果としては1段目メインエンジンのLE-9の推力立ち上がり後に固体ロケットブースターSRB-3への点火信号を送らず、離昇せずにアボートに入った。打ち上げ時期を変更して次回の打上げを目指すようだ。 中止か失敗か? 共同通信社や一部の速報で「衛星打ち上げ失敗」と報道された。その他の報道が「中止」や「打ち上げされず」という言葉を使っていたのと比べて、強い言葉を使っていた。(現時点でも訂正されてない) さらに、会見で記者さんの態度が悪く、ネット上で炎上した。ロケットエンジン並の火の付き方で興味深かった。 結論あえて成功・失敗の2つにスパッと分けるのであれば、H3に与えられたミッ

          ロケット打上中止後の延期は失敗なのか?|ina111 / 稲川貴大
        • 再使用ロケットの経済性|ina111 / 稲川貴大

          最近、世界中で再使用ロケット開発の機運が高まっている。再使用ロケット、つまり打ち上げた後に着陸・回収して繰り返し使うロケットのことだ。 これはSDGsの文脈が強くなってきたことに加え、SpaceXやBlue Originのロケットの派手な演出のためだろう。SpaceXのロケットの着陸する姿は多くの人を興奮させた。 ちなみに、スペースシャトルも1980年代には開発された再使用ロケットなのだが、色々あって再使用しても全く経済的で無かったので、最近では再使用ロケット枠に入れられてない資料もある。 SpaceXのFalcon Heavyロケットのブースター着陸国内状況国内の研究では90年代から再使用ロケットの研究(RVT→RV-X、CALLISTO等)がされている。RVTに関しては時期も早く、机上検討だけではなく実際にフライトまでしている現在から見るとかなり先駆けの研究である。 さらに、実用に向け

            再使用ロケットの経済性|ina111 / 稲川貴大
          • 近未来のロケットは都市ガスで飛ぶ|ina111 / 稲川貴大

            性能が良く、環境に優しく、安く、将来は月でも火星でも使えるロケット。近未来のロケットの燃料は都市ガスである。 都市ガス? 家のコンロをひねれば出てくるガスは都市ガスとプロパンガス(LPガス)に分かれていて、化学物質が違う。都市ガスは天然ガスとも呼ばれ、物質としてはメタン、化学式ではCH4である。ロケットの燃料としては少し高くて純度の高い純メタンと不純物が混ざっているLNG:液化天然ガスの両方がある。 ロケットの燃料?ロケットは作用反作用の法則で自分の持っている燃料(推進剤)を噴出しながらその反力で飛んでいくものであるが、その持っている推進剤と噴出方法によっていくつか種類がある。 地上から打ち上がっているものは化学推進のロケットであり、化学推進ロケットには推進剤種類によって液体・固体・ハイブリッドと分かれる。液体推進剤は化学反応が起こる物質の種類だけあるので膨大な種類が考えられるが実用的なも

              近未来のロケットは都市ガスで飛ぶ|ina111 / 稲川貴大
            • 空中発射ロケット企業Virgin Orbitはなぜ破綻したのか?|ina111 / 稲川貴大

              航空機にぶら下げたロケットで小型人工衛星を打ち上げる、いわゆる「空中発射ロケット」のVirgin Orbitが2023年4月4日に倒産し、5月には資産が売却され事業停止した。 4月時点では民事再生法に相当するChapter 11であり、事業継続も検討されていたが、航空機や工場、試験場など主な資産が売却されたので事実上の会社清算で経営破綻となった。 ここではVirgin Orbitの悪かった点を挙げていくが、彼らは民間で人工衛星打上成功させた世界有数の偉業を成し遂げた企業である。技術的には本当にすごいことを成し遂げている。歴史に名を残す企業だと思っている。 一方で事業としては継続できなかった。 この理由を、同業のロケット企業をやっている身からの目線で見てみる。 空中発射ロケットの歴史空中発射ロケットで小型人工衛星を軌道投入させるコンセプトを実現したのはVirgin Orbitで2社目である。

                空中発射ロケット企業Virgin Orbitはなぜ破綻したのか?|ina111 / 稲川貴大
              • 宇宙技術の標準規格|ina111 / 稲川貴大

                「ISO準拠!」なんかすごそう、なんだかわからないけど! と言ったときのISO(アイエスオー)は、多くはISO9001規格を指している。これは国際標準化機構(ISO)が決めている規格である。ISO9001という文章番号の規格に品質マネジメントについて書かれている。規格を守り認定団体に監査されてはじめて品質管理を守っていると名乗れる。内部統制改善とブランディングのためにアピールする会社は多い。 よく見る「ISO」はISO9001(品質マネジメント)やISO14001(環境マネジメント)。その他にもISO規格は大量にあり、発行済のStandard(標準)文章は2万を超えて日々増えている。例えば、ISO 1は「製品の大きさを測る温度の基準は20℃」だったりする。 2万もあるので、多分野で大量にある。 ISOの宇宙の規格ISOはいくつかの技術委員会(TC)とさらにその下に分科委員会(SC)がある。

                  宇宙技術の標準規格|ina111 / 稲川貴大
                • ロケットの自律飛行安全の話|ina111 / 稲川貴大

                  ロケットは自爆装置がついている。 もしくはこれ以上飛んでいかないような仕掛けが組み込まれている。モデルロケットではなく本格的なロケットに限るが、想定外の場所に飛んでいくと大事故に繋がるので、事故防止のために厳重に入念に丹念に慎重に安全装置として飛行中断する機能が組み込まれている。 そういう飛行中断機能も含めて周りの安全を守ってあげることは政府の目も入れる必要があるので(一定のところから)許認可事項になっている。日本語だと飛行安全とか地上安全という専門用語になる。打上げ安全とか保安とか色々な言い方があるが、英語だとRange safetyと言われる分野。 飛行中断システムの従来と今後従来はロケットが「どこを飛んでいるのか」をレーダーで把握をし、「状況を判断」のためにロケットから送られてくる無線をテレメトリ局で受信し、飛行管制官が判断し、「異常時には停止」するために地上からコマンド局を通して無

                    ロケットの自律飛行安全の話|ina111 / 稲川貴大
                  • 東工大の卒業式で祝辞、述べてみた|ina111 / 稲川貴大

                    母校の東京工業大学の卒業式(正式には学位授与式、学部および大学院の2回)で来賓として祝辞を読む機会を頂いた。2024年3月26日。 東工大は24年10月には東京医科歯科大学と合併して東京科学大学となるので、「東京工業大学」としては最後の春の卒業式だった。 そんな大事な機会に、もっと王道的に凄い卒業生がアボガドロ定数ほどいる中で、私を推薦してくれた益学長には感謝です。 聞いてる卒業生・親御さんたちに、眠くならない時間を提供出来たので良かった。加えて、なにか新しいことやろうという気持ちの人が一人でも出てきたら嬉しい。 祝辞国内屈指の大学の卒業式に同席できて光栄です。 最初に、自己紹介します。 私は10年ちょっと前に機械系で学部、修士と東工大を出ました。 今は宇宙開発、民間でのロケット開発を行うベンチャー、スタートアップ企業の社長をしています。 創業時の11年前は数人で始めた会社は、今では170

                      東工大の卒業式で祝辞、述べてみた|ina111 / 稲川貴大
                    • ホロライブEnglish 一伊那尓栖(Ninomae Ina’nis)INTERVIEW | Febri

                      「ホロライブEnglish」メンバーインタビューの第3弾は、「holoMyth」のひとりとして2020年9月にデビューした一伊那尓栖(にのまえいなにす)。「お絵かき配信」などで大人気の神絵師VTuberに、クリエイター&配信者としてのこだわりや、憧れのホロライブの一員として活動を続けることへの思いなどを語ってもらった。 ――伊那尓栖さんは2018年頃からホロライブを好きだったそうですが、ホロライブの存在を知ったきっかけを教えてください。そして、そのときにどのような印象を受けたのかも教えてください。 伊那尓栖 ホロライブを知ったのがいつだったかは正確にはおぼえていないのですが、ずっとYouTubeや配信が好きだったので、おすすめ動画やキズナアイさんやファンアートを通じて自然にこの文化に出会いました。たぶん、最初に見たメンバーは(白上)フブキ先輩だったと思います。あと、えーちゃん(友人A)のT

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                      • 110億円調達の米国ロケットベンチャー企業Vector Launchの破産はナゼ?|ina111 / 稲川貴大

                        2019年12月Vector Launch Inc.という超小型ロケットを開発する米国のスタートアップ企業が破産した。 正確には米連邦破産法の第11条なので再建型な手続きであり、事業再開する可能性はある。同社は2016年創業で、crunchbaseによると$102.8M(日本円で110億円ほど)の資金調達が報道されていたので破産は話題になっている。 破産の経緯は、世界最大のベンチャーキャピタルのSequoia Capitalが8月に資金を引き上げたことがトリガーになったとのこと。8月に当時のCEOが退任し、150人以上の従業員をレイオフしている。 110億円調達するも創業3年で破産はなぜか?Vector Launch Inc.は突然生まれた会社なのではなく、00年代からGarvey Spacecraft Corporation(GSC)の会社の技術と構想を実現するための会社であった。GSC

                          110億円調達の米国ロケットベンチャー企業Vector Launchの破産はナゼ?|ina111 / 稲川貴大
                        • すてら/フォロー非推奨 on Twitter: "昨日のオタク同人制作話、こんな感じだった https://t.co/InA8uVoR1h"

                          昨日のオタク同人制作話、こんな感じだった https://t.co/InA8uVoR1h

                            すてら/フォロー非推奨 on Twitter: "昨日のオタク同人制作話、こんな感じだった https://t.co/InA8uVoR1h"
                          • INA GRM:エクスペリメンタルミュージックの過去・現在・未来

                            20世紀における実験音楽の歴史を振りかえると、技術的/芸術的の両面において個人と研究機関の双方がイノベーションを推進する原動力となってきたことがわかる。 ある個人のアイデアや技術が、彼らが名目上所属していた研究機関そのものを形成したケースもあった。 たとえばKarlheinz Stockhausenは、ケルンのWDR Electronic Music Studioの存在とまさしく同義であった。 その一方で、Daphne OramやDelia Derbyshireなど実験音楽の先駆者たちは、その作品群がBBC Radiophonic Studioという研究機関としてのアイデンティティに従属していた事情もあり、彼らの生前においてほとんど脚光を浴びる機会はなかった。 20世紀後半の実験音楽の発展において決定的かつ根本的な個人/研究機関の共生関係となったのが、Pierre SchaefferとGR

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                            • 【春近温泉】 テルメリゾートINA|伊那市 - 人生の暇つブしログ

                              こんにちは。うらいで~編集長です。 今回、ご紹介するのはココ! 温泉も入れる複合スポーツ施設 てるめりぞーといな 『テルメリゾートINA』 《目次》 テルメリゾートINA 1F プールゾーン 2F 温泉ゾーン 3F フィットネスゾーン 料金形態 基本情報 ランキング 近くのおすすめスポット NEXT → テルメリゾートINA 3階建ての大きな施設です1997年にオープンした温泉・プール・フィットネスを兼ね備えた3階建てのスポーツ施設『テルメリゾートINA』。 子供と一緒に遊べる温水プールや、全裸入浴と水着入浴が楽しめる珍しい北欧式の温泉、トレーニングやエアロビクスなどのフィットネスゾーン、レストランなど身も心もリフレッシュできる温泉利用型健康増進施設となっています。 この日は平日でしたがたくさんの車が停まっていて、年配の方を中心に地元民で賑わっていました。ほとんど会員の方のようで、ここで一

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                              • ロケットの雷・静電気対策のあれこれ|ina111 / 稲川貴大

                                MOMOロケット2019年5月に「宇宙品質にシフトMOMO3号機」というロケットの打上げに成功した。これにより国内では民間初の宇宙空間へ到達したロケットが出来た。 その後、連続成功を目指して2019年7月に「ペイターズドリームMOMO4号機」という同型機の打上げ実施。しかし、この4号機は残念ながら途中で緊急停止して、ミッション成功ならずという結果だった。 詳細は上のPDFをみてもらうのが良いが、要は以下の通り。 ・機体搭載の無線機が止まって、安全装置であるエンジン停止機能が働いた ・無線機が止まった理由は絞り込め無かったが、中でも可能性が高いのは以下の通り ・静電気・雷による電子部品故障 ・ケーブルやコネクタが外れるか切れるかして電源が落ちた次号機への対策の実務としては、細かい設計変更や作業工程管理や作業自体の改善がメインで実施している。しかし、この記事としては、推定される原因の一つである

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                                • 韓国の新型ロケット「ヌリ」がちゃんとスゴイ件|ina111 / 稲川貴大

                                  2022年6月に2号機で初めて打上げ成功した韓国の新型ロケット、「ヌリ」(計画名:KSLV-2)について、ネット上や報道だと下に見ている雰囲気を感じた。自分の認識は全く違って、素晴らしいロケットが出来ていると思っている。 韓国は最新トレンドを捉えた合理的で高レベルのロケット開発を成功させている。この事実は広く知られるべきだと思う。 一般的な概要については下記リンクを参考にして欲しい。ここでは私のようなロケット技術者からヌリがどう見えているかを書く。 経緯韓国は政府が宇宙機関KARIを設立するのも遅く(本格活動は1989年から)、予算の問題もあり宇宙関連技術の発達は遅かった。また、地理的・技術的側面での難しさに加えて他国に頼れるため、国産ロケットを作る気持ちが弱かった。 とにかく地理が悪い。 ロケットは他国の都市上空を飛ばすことは現実的ではない。このため、日本と中国とフィリピンの隙間を縫うよ

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                                  • 【VRChat】ホロライブEnglishのNinomae Ina’nisのイラストが展示された個展ワールドが登場

                                    【VRChat】ホロライブEnglishのNinomae Ina’nisのイラストが展示された個展ワールドが登場 ホロライブEnglishのNinomae Ina’nis(にのまえいなにす)さんの描いたイラストを展示する個展ワールド「A trip down tako lane」が、ソーシャルVR「VRChat」にオープンしました。ワールド制作担当は柚葉さん。現在パブリックで公開されており、誰でも入場できます。 Ninomae Ina’nisさんは、ホロライブEnglishの第1世代としてデビューしたVTuberです。本記事執筆時点でYouTubeチャンネル登録者数は140万人を突破する人気VTuberであると同時に、非常にクオリティの高いイラストを描くイラストレーターとしても知られています。 会場はとてもシンプルな円形。外周をぐるっと一周する順路が設けられています。 展示されているのは、N

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