関西電力の通信子会社オプテージが「mineo(マイネオ)」ブランドで展開する格安SIMサービスで攻勢をかける。2023年2月から3月にかけて新たなメニューやサービスを相次ぎ投入。ラインアップを拡充して多様なニーズに応えることで契約数の増加につなげると同時に、既存顧客のつなぎ留めを強化する。 格安SIMを手掛けるMVNO(仮想移動体通信事業者)は、携帯大手による2021年の官製値下げ以降、厳しい戦いを余儀なくされている。それまでMVNOが最大の売りとしていた料金面の優位性が一気に薄れてしまったからだ。オプテージの巻き返しとなるか。 月額250円プランで2回線目やガラケーに照準 オプテージがまず2023年2月1日に追加したのは通話オプションの「10分通話パック」。月額110円(税込み)を支払えば、専用アプリ不要で1カ月に最大10分(440円分)までの国内通話が可能となる。余った通話時間は翌月に