<女王のコーギーのものだと気付くことなく食べ終え、「特にチーズと珍しいビスケットが美味しかった」と語っていた> ジャーナリストで王室伝記作家であるロバート・ハードマンの新書『Queen of Our Times』に、ある昼食会でのハプニングが紹介されている。 それによると2008年、エリザベス女王は、当時のアラン・ジョンソン保健長官とウェールズ大臣のポール・マーフィーとの会議後、2人をランチに招いていた。 特にトラブルもなく午後のひと時を過ごし終えた2人の閣僚。帰りの車に意気揚々と乗り込むと、マーフィー元大臣は「なんて素晴らしい料理なんだ。とても美味しかった」と、ランチで出された食事について嬉しそうに語り出した。 しばらく料理の話を続けるなか、ふとジョンソン元保健長官がこう言った。 「特にチーズと珍しいビスケットが美味しかった」 それを聞いたマーフィー元大臣はハッとした。「いや、あのビスケ