緊急事態宣言が全国に拡大してから、外出自粛の日々が続いている。出勤を控え、テレワークに移行した人も多いだろう。だが、「自粛」が「萎縮」になってはいないだろうか。海外の大学やシンクタンクの活動を見てそう気づき、地元のテレビ会議に参加して、改めてコロナ禍のなかで活動を持続することの大切さを感じた。 英の大学・研究機関などの発信 そのサイトを見た時に、衝撃を受けた。 英国の大学、「ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)」のホームページだ。 同校はロンドン大学に属する社会科学系の大学で、とりわけ経済学ではノーベル賞の受賞者を輩出するなど評価が高い。 ホームページは普段通りだが、その中にある「COVID-19 LSEリソース・センター」の入り口をクリックすると、いきなり「新型コロナウイルスへの社会科学の対応をリードする」という標語が現れ、その下に「LSEの公共政策部門は、新型コロナに対する