並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

81 - 104 件 / 104件

新着順 人気順

piyologの検索結果81 - 104 件 / 104件

  • 攻撃発生中のExchange Serverの脆弱性 ProxyLogonなどについてまとめてみた - piyolog

    2021年3月2日、MicrosoftはExchange Serverの定例外のセキュリティ更新プログラムを公開し、今回修正された複数の脆弱性は既に悪用する動きが確認されているとして、早急な対応を呼び掛けています。また米CISAが脆弱性に対して緊急指令を発令し、侵害の兆候を優先した対応を推奨しています。ここでは関連する情報をまとめます。 1. どんな脆弱性なのか教えて Microsoft Exchange ServerでProxyLogonと呼称された深刻な脆弱性を含む7件が確認された。影響はサポート対象製品全て。悪用された場合、サーバー上で任意のコード実行が行われる恐れがある。 修正以前から4件の脆弱性の悪用が確認されている。攻撃を受けていた場合、メールのデータ窃取の被害が報告されている。複数の攻撃者による悪用が報告されている。 早急な脆弱性修正が強く推奨されている他、サーバーが第三者か

      攻撃発生中のExchange Serverの脆弱性 ProxyLogonなどについてまとめてみた - piyolog
    • 既に攻撃発生中で緊急対応レベルなCitrix製品の脆弱性CVE-2019-19781についてまとめてみた - piyolog

      2019年12月17日に脆弱性情報が公開されたCitritx製品「Citrix Application Delivery Controller」「Citrix Gateway」「Citrix SD-WAN WANOP」において、2020年1月に入ってから探査活動が発生し、11日頃この脆弱性を検証できる実証コードも公開されました。この脆弱性を既に悪用する動きも活発化しています。ここでは関連する情報をまとめます。 1.概要編 ① いま何が起きてるの?(1月17日時点) 話題となっているのは2019年12月にCitrixが情報公開した脆弱性 CVE-2019-19781。CERT/CCが評価した1月11日時点のCVSSスコア(現状値)は9.5。*1 年明け早々に脆弱性探査活動が発生していると報告あり。製品は国内外に複数存在する。1月11日に入り攻撃手法の詳細が公開され誰でも試せる状態となった。

        既に攻撃発生中で緊急対応レベルなCitrix製品の脆弱性CVE-2019-19781についてまとめてみた - piyolog
      • JAXAへの不正アクセスについてまとめてみた - piyolog

        2023年11月29日、今年夏ころに宇宙航空研究開発機構に対し不正アクセスが行われていたとして複数の報道機関が報じました。ここでは関連する情報をまとめます。 ネットワーク機器の脆弱性を悪用し攻撃か 宇宙航空研究開発機構(JAXA)で不正アクセスが確認されたのは一般業務用のイントラネットワークの管理(アクティブディレクトリ)サーバーで、外部から機構内ネットワークにアクセスされていた可能性がある。*1 JAXAはWebサイト等で不正アクセスの事実について公表を行っていないが、11月29日の参議院文教科学委員会でJAXA理事長が攻撃は事実と発言した。*2 被害にあったサーバーには役職員や派遣社員5,000件余りがサーバー上に保管されていたため、これら個人情報などが外部へ流出した可能性があるが、*3 情報流出の有無については調査中としている。また、ロケットや人工衛星の運用にかかる情報など機密性の高

          JAXAへの不正アクセスについてまとめてみた - piyolog
        • 正規番号でファックス誤送信が起きたNTT西の電話サービス故障についてまとめてみた - piyolog

          2020年6月30日、NTT西日本は電話サービスの故障が発生(同日中に復旧)したと発表しました。このサービス故障の影響を受け、石川県や兵庫県の一部の回線で電話不通やファックス誤送信のトラブルが発生しました。ここでは関連する情報をまとめます。 正しい番号でファックス誤送信 なぜか、電話がつながらない。送ったファックスが見知らぬ人の所に届いている。見覚えのないファックスがたくさん届く。こんな不思議な現象が石川県で起きました。原因はNTTの #電話回線の故障。多くの個人情報が流出しましたが、詳しい原因は分かっていません。https://t.co/soUL5OKiLc pic.twitter.com/Ai8bW2O2jP— 北陸中日新聞 (@c_hocknews) 2020年6月30日 サービス故障の影響を受けた顧客の新規の着信不可、誤着信が発生。実際に電話やファックスが着信しない、誤った相手につ

            正規番号でファックス誤送信が起きたNTT西の電話サービス故障についてまとめてみた - piyolog
          • システム管理をしていた元社員による社内データ削除事案についてまとめてみた - piyolog

            2023年1月24日、警視庁は退職後に男が元勤務先のデータの削除を行ったとして不正アクセス禁止法違反と電子計算機損壊等業務妨害の容疑で逮捕したと発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 退職時に社内システムの認証情報を持ち出しか 容疑は不正アクセス禁止法違反と電子計算機損壊等業務妨害。男は2022年6月4日、自宅近くの喫茶店のWifiに接続し、以前に勤務していた都内の電気計器メーカーの元同僚のIDを使って、元上司のPCを遠隔操作し、社内ネットワークやクラウドサービスに不正ログイン。サーバー上で保管されていたデータを削除することで同社の業務を妨害した疑いがもたれている。*1 *2 男は取り調べに対して「自分は行っていない」と容疑を否認している。男は社内で人間関係の悪化(元同僚とのトラブルと報道)を理由に2021年12月に同社を退職しており、警視庁は同僚らへの嫌がらせを目的に行ったとみ

              システム管理をしていた元社員による社内データ削除事案についてまとめてみた - piyolog
            • 国際宇宙ステーションで発生した不正アクセス疑惑についてまとめてみた - piyolog

              2019年8月25日、米NASAの宇宙飛行士がISSミッション中に不正アクセスを行った疑いがあるとNYTなどが報じています。*1 *2 *3 ここでは関連する情報をまとめます。 ISS滞在中に妻銀行口座へのアクセス 米NASA宇宙飛行士が妻の銀行口座にアクセスしていた。 銀行口座へのアクセスは宇宙飛行士も認めている。 アクセスを行ったのはISSミッション中で、宇宙飛行士は2018年12月3日~19年6月24日の半年間滞在していた。 銀行のオンラインサービスのパスワードは変更されておらず、また妻からアクセスを禁止するとの話もなかった。 妻の口座から資金の移動、利用は行われていなかった。 NASAは個人的な問題なのでコメントは控えると声明を出している。 妻側の動き 妻はカンザス出身の元米空軍諜報員。国家安全保障局で勤務していた。 スレットインテリジェンス、サイバーセキュリティのサービス会社も立

                国際宇宙ステーションで発生した不正アクセス疑惑についてまとめてみた - piyolog
              • 前職の名刺情報を転職先に不正提供した事案についてまとめてみた - piyolog

                2023年9月15日、警視庁は転職先へ前職の名刺管理システムから取引先などの情報提供を行っていたとして不正アクセス禁止法違反などの容疑で男を逮捕したと発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 個人情報の不正提供容疑で摘発 警視庁は男を不正アクセス禁止法違反、個人情報保護違反の容疑で逮捕。個人情報保護法第179条の個人情報データベース等の不正提供等での摘発は全国で初めて。 東京都千代田区の建設技術者の派遣会社が使用していた名刺管理システム「Sansan」において、男の同僚だった社員のID、パスワードを転職予定の別の人材派遣会社のグループ会社社員へ送信し、2021年6月から2022年9月の8回にかけて名刺情報などのデータベースを閲覧するために不正アクセスしたなどの疑い。*1 *2 *3 男は「転職先での営業活動に使用できると思った」と供述し、容疑を認めている。*4 名刺管理システムには

                  前職の名刺情報を転職先に不正提供した事案についてまとめてみた - piyolog
                • アフラックとチューリッヒの情報流出についてまとめてみた - piyolog

                  2023年1月10日、アフラック生命保険とチューリッヒ保険の2社は顧客情報の一部が流出したことが判明したとして謝罪しました。原因として2社が委託していた事業者が不正アクセスを受けた可能性があると報じられています。ここでは関連する情報をまとめます。 委託先事業者で不正アクセス被害か 顧客情報の流出を公表したのはアフラック生命保険とチューリッヒ保険の2社で、いずれも海外の外部サイトに自社の顧客情報が掲載されているとの情報を把握し発覚したもの。*1 情報流出の原因については詳細な流出の経緯・状況は調査中としているが、2社とも外部委託先の事業者のサーバーが不正アクセスを受けた可能性を説明している。また2社は同じ米国の事業者へ委託を行っていたことが報じられている。*2 アフラックは委託先の事業者に対してダイレクトメールに記載されたQRコードより視聴できる動画配の信業務を委託していた。 委託先事業者が

                    アフラックとチューリッヒの情報流出についてまとめてみた - piyolog
                  • 30万件超の犯行予告文書をファックス送信した脅迫事案についてまとめてみた - piyolog

                    2023年8月23日、警視庁が今年1月から5月にかけ全国で相次いだ犯行予告に関与していたとして男2人を威力業務妨害の容疑で逮捕したことが報じられました。男らは30万件以上の行為に及んでいたとも報じられています。ここでは関連する情報をまとめます。 実在弁護士になりすまし全国に脅迫行為 威力業務妨害の容疑で逮捕されたのは二人の男。2023年1月23日7時から7時半にかけ、東京音楽大学に対して金銭(30万円)の支払いに応じなければ334個の爆弾を起爆するなどと書かれた内容をファックスで2回送信し、この対応を受け大学側の業務を妨害した疑いがある。爆弾は実際に使われてはおらず、ファックスの送信元として記載されていた名前や振込先の口座情報に無関係の弁護士の名前が使用されていた。 動機について、男Aは「ファックス送信による嫌がらせを立案しアピールをしたかった」、男Bは「ファックスを送ることで大事になり面

                      30万件超の犯行予告文書をファックス送信した脅迫事案についてまとめてみた - piyolog
                    • 事業者に発行したVPNアカウント盗用による台湾政府へのサイバー攻撃についてまとめてみた - piyolog

                      2020年8月19日、台湾の法務部調査局は政府機関や関係者の複数のメールアカウントを対象にしたサイバー攻撃が中国により行われ、機密情報の窃取が試みられたと発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 www.mjib.gov.tw 政府に情報サービスを提供する事業者を狙う 台湾法務部調査局は中国政府と関係があるとみられるハッカーグループを名指しし、台湾に対するサイバー攻撃が2018年頃より行われていたと発表。 攻撃はデータ窃取が目的で、政府文書、データ等が流出した可能性があると担当者は見解を示した。 証跡の消去が行われていることから具体的な被害の特定には至っていない。少なくとも2つの市政府、1つの国立大学を含む中央、地方の10の政府機関と国内4社のハイテク系企業が攻撃を受けていた。 6,000人超のメールアカウントも標的となっていた。 政府機関向けにサービス提供を行う情報サービス事業者

                        事業者に発行したVPNアカウント盗用による台湾政府へのサイバー攻撃についてまとめてみた - piyolog
                      • 2022年2月に発生したウクライナへのDDoS攻撃についてまとめてみた - piyolog

                        2022年2月15日、ウクライナ政府は軍や金融機関に対してDDoS攻撃が行われシステム障害が発生したことを公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 DDoS攻撃で銀行サービス一時使えず 2022年2月15日午後からウクライナ関係の複数のWebサイトに対してDDoS攻撃が行われた。攻撃を受けたサイトは数時間から半日程度の間接続ができない状態となった。金融機関(PrivatBank)ではPrivat24の利用者において残高や直近の取引が表示できないなど支払いやアプリの利用に問題が生じてしまった。軍関係の通信状況や金融機関の預金者への影響は発生していない。*1 米国をはじめDDoS攻撃の実行者に関して特定の国を名指しにした公式の声明は出ていないがウクライナ当局関係者は「1つの国家」が攻撃の背後関係からうかがえることを述べている。*2 *3 過去の経緯からロシア関与を示唆する声明が出ている

                          2022年2月に発生したウクライナへのDDoS攻撃についてまとめてみた - piyolog
                        • 宿泊予約管理システムへの不正アクセスとチャット機能の不正利用についてまとめてみた - piyolog

                          2023年6月1日、ホテルグランヴィア大阪は同社が利用している宿泊予約管理システムが不正アクセスを受け、さらに一部の宿泊予約をした人へフィッシングサイトへ誘導するメッセージが送信されていたことを公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 管理システムのチャット機能を不正利用 不正アクセス被害にあったのはホテルグランヴィア大阪が利用していたBooking.comの宿泊予約管理システム。不正アクセス後、当該システムのチャット機能を通じて宿泊予約者に対しフィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信が行われた。 ホテルグランヴィア大阪はBooking.comから連絡を受け不正アクセスの事実が判明。初報時点では第三者が当該システムを通じて宿泊予約者の情報が流出した可能性があるとしていたが、その後のBooking.comの調査を通じて流出の痕跡はないとして外部への情報流出は否定した。 宿泊予約管理

                            宿泊予約管理システムへの不正アクセスとチャット機能の不正利用についてまとめてみた - piyolog
                          • 保守作業中のディスク容量不足で発生したトヨタ国内全工場の稼働停止についてまとめてみた - piyolog

                            2023年9月6日、トヨタは国内工場の稼働停止につながった8月28日に発生した生産指示システムの障害について原因を明らかにしました。ここでは関連する情報をまとめます。 部品発注できず丸1日以上工場稼働停止 今回障害が発生したのは生産指示システムと呼ばれる車両部品の発注など管理するシステムで、トヨタと取引先の部品メーカーの間で使用されている。*1 *2 2023年8月28日昼頃にシステムで不具合が生じ、部品調達に支障が生じた影響を受け翌日29日朝より国内12工場25生産ラインの稼働を停止した。さらにこの影響で国内の部品メーカーの工場も稼働停止となった。*3 部品在庫が残っていた宮田工場、ダイハツ工業の京都工場(トヨタ車製造)の計2工場3ラインは29日も稼働を継続していたが、トヨタはその後全工場の稼働停止を決定。*4 また日野自動車も障害が発生したシステムを利用していることから、羽村工場、新田

                              保守作業中のディスク容量不足で発生したトヨタ国内全工場の稼働停止についてまとめてみた - piyolog
                            • SIMスワップ詐欺による暗号資産口座への不正送金事案についてまとめてみた - piyolog

                              2023年5月11日、警視庁はSIMスワップ詐欺を通じて他人の銀行口座から不正送金を行っていたとして、電子計算機使用詐欺などの容疑で女を逮捕したと公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 SIMスワップ詐欺で約9,000万円の不正送金か 警視庁サイバー犯罪対策課は電子計算機使用詐欺、詐欺、組織犯罪処罰法違反などの容疑で女を逮捕。SIMスワップ詐欺は愛知県警が摘発していた事例が公表されていたが、警視庁が同手口による犯行を摘発したのは初めて。*1 2022年9月2日に、不正取得した都内の女性の個人情報を使用して栃木県内の携帯電話販売店でその女性になりすまし「携帯電話を紛失した、SIMカードを再発行したい」と虚偽の申告をしてSIMカードをだまし取った後、女性の銀行口座(ネットバンキング)に不正アクセスし、197万円を犯行グループが管理する暗号資産用の銀行口座に不正送金した疑い。再発行の際

                                SIMスワップ詐欺による暗号資産口座への不正送金事案についてまとめてみた - piyolog
                              • 板橋区職員の動画配信アプリを通じた情報流出についてまとめてみた - piyolog

                                2023年12月20日、東京都板橋区は職員が個人で使用していた動画配信アプリを通じて個人情報の流出が発生した可能性があると発表したことが報じられました。ここでは関連する情報をまとめます。 アプリを起動させたまま職場の会話配信 情報流出の可能性が生じたのは区税や保険料、保育料、住宅使用料の納付案内を行う板橋区が設置した板橋区納税案内センター。最大28人の氏名、住所、住民税の未納額などの情報が外部に流出した可能性がある。 センターに勤務する同区職員(税未納者への連絡業務の管理者を担当)が2023年12月12日17時頃から19時半にかけて、自身の所有するスマートフォン上で動画配信アプリを配信状態としたままスマートフォンを机の上に置き業務を行っていた。 職員は出勤中に使用した動画配信アプリを起動したままにしており、当時その配信を閲覧する視聴者が5人がいた。センターのオペレーター3人が未納者とやり取

                                  板橋区職員の動画配信アプリを通じた情報流出についてまとめてみた - piyolog
                                • J:COMのメッシュWi-Fiの情報流出についてまとめてみた - piyolog

                                  2023年11月22日、J:COMは同社のサービスであるメッシュWi-Fiのアプリ一部利用者および同社からメッシュWi-Fiサービスの提供を受けているケーブルテレビ会社の一部の利用者の情報が不正アクセスにより外部に流出したと公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 米国企業への不正アクセスが発端 不正アクセスはJ:COMに直接行われたのではなく、同社へメッシュWi-Fiサービスの提供を行っていたPlume Designが被害にあったことを発端とするもの。*1 Plume社は米国カリフォルニアに本社を置くスマートWifiなど、45か国以上でSaaS型ビジネスを行っている企業。Plume社が運用していたモバイルアプリのアクセスログサーバーに対して不正アクセスが行われ、サーバー上からJ:COM、ケーブルテレビ事業者の一部の顧客含む情報が外部に流出した。サービス提供にあたり、J:COMはカ

                                    J:COMのメッシュWi-Fiの情報流出についてまとめてみた - piyolog
                                  • 日本も情報提供した米国のランサムウエア攻撃者の起訴についてまとめてみた - piyolog

                                    2023年5月16日(現地時間)、米国司法省が3種のランサムウエアを用いて米国内の医療機関をはじめとした複数の分野に対して攻撃を行ったとして、ロシア国籍の男を起訴したことを公表しました。また日本の警察庁も捜査協力を行ったことが報じられています。ここでは関連する情報をまとめます。 ランサムウエアの展開に関わっていた男を起訴 ワシントンDC、ニュージャージー州地区より起訴*1 *2されたのはWazawaka、m1x、Boriselcin、Uhodiransomwarというハンドルネームを使用していたロシア国籍の30歳の男で、Lockbit、Babuk、Hiveの3種類のランサムウエアを使用したアフィリエイトとして主に活動に参加していた疑い(Babukは開発も関わっていた疑い)がある。次の表は起訴状に記載されていた被害組織の事例。男はランサムウエアの展開だけでなく、被害組織に対して身代金要求を行

                                      日本も情報提供した米国のランサムウエア攻撃者の起訴についてまとめてみた - piyolog
                                    • Cisco IOS XE の脆弱性 CVE-2023-20198 / CVE-2023-20273 についてまとめてみた - piyolog

                                      2023年10月16日、Ciscoは同社のネットワーク製品のOSとして搭載されているCisco IOS XEに未修正(当時)の脆弱性 CVE-2023-20198 および CVE-2023-20273 を悪用する活動が確認されたとしてセキュリティ情報を公開しました。 CVE-2023-20198は権限昇格の脆弱性で、リモートから管理者に相当するアカウントを作成される恐れがあります。またその後の調査でさらに別の脆弱性 CVE-2023-20273 が悪用されていることも判明しました。同社は CVE-2023-20198 を最大の深刻度であるCriticalと評価しており、脆弱性への対応を強く呼び掛けています。ここでは関連する情報をまとめます。 脆弱性 CVE-2023-20198 / CVE-2023-20273 の概要 Cisco社の複数のネットワーク製品に搭載されているCisco IOS

                                        Cisco IOS XE の脆弱性 CVE-2023-20198 / CVE-2023-20273 についてまとめてみた - piyolog
                                      • 不正アクセスで入手した名刺情報を投資勧誘に悪用していた事案についてまとめてみた - piyolog

                                        2024年2月9日、警視庁サイバー犯罪対策課などは法人向け名刺管理サービスを利用する企業のアカウントに不正アクセスを行い名刺情報の閲覧を行っていたとして、不動産販売会社の男を逮捕したと公表しました。男らは不動産投資の勧誘に入手した名刺情報を使用していたとみられています。ここでは関連する情報をまとめます。 2年前から名刺管理サービスに不正アクセスか 男の逮捕容疑は不正アクセス禁止法違反。男は会社の部下と共謀し、2022年11月からSansanの社員に偽装し、都内の空調設備会社の社員に対してメールを送信。名刺管理サービスのログインに必要となる認証情報を取得し、さらに2023年2月に名刺管理サービスに接続を行った疑い。 その後男は再び不正アクセス禁止法違反の容疑で逮捕されており、2023年2月から3月にかけて、Sansanの従業員になりすまして北海道、愛知県など4社にフィッシングメールを送りパス

                                          不正アクセスで入手した名刺情報を投資勧誘に悪用していた事案についてまとめてみた - piyolog
                                        • Nortonアカウントへのリスト型攻撃についてまとめてみた - piyolog

                                          2023年1月13日、Gen Digitalよりリスト型攻撃によりアカウントが不正ログインされた可能性を知らせるアナウンスが利用者へ行われているとBleeping Computerが報じました。同社のパスワードマネージャーを利用している場合は影響を受ける恐れがあるとして注意が呼び掛けられています。ここでは関連する情報をまとめます。 侵害開始10日超で事態把握 既に外部へ流出している認証情報を使用するリスト型攻撃を行うことでNortonアカウントへの不正ログインが行われた。Bleeping Computerによれば、Gen Digitalは攻撃の標的となった可能性のある925,000件のNortonアカウント(非アクティブなものを含む)に対してパスワードリセットや追加的なセキュリティの対策といった保護措置を講じたとしている。*1 顧客宛に通知された内容によれば、Gen Digitalが攻撃に

                                            Nortonアカウントへのリスト型攻撃についてまとめてみた - piyolog
                                          • FortiOSの脆弱性 CVE-2024-21762 についてまとめてみた - piyolog

                                            2024年2月8日(現地時間)、FortinetはFortiOSにおいて深刻な脆弱性 CVE-2024-21762 が確認されたとしてセキュリティ情報を公開し、同製品を利用する組織へ対応を呼びかけました。ここでは関連する情報をまとめます。 脆弱性の概要 Fortinetはセキュリティ情報 FG-IR-24-015を公開し、利用組織へ対応を呼びかけ。詳細は開示されていないが、既に脆弱性が悪用されている可能性について当該情報で記載している他、米国CISAはKEVカタログにこの脆弱性を追加している。国内でもJPCERT/CC、IPAが注意喚起を発出している。 CVE-2024-21762は境界外の書き込みが可能な脆弱性(CWE-787)。悪用された場合、特別に細工したHTTPリクエストを介して任意のコード(またはコマンド)が実行される恐れがある。認証の必要なく攻撃を行うことが可能。 影響を受ける

                                              FortiOSの脆弱性 CVE-2024-21762 についてまとめてみた - piyolog
                                            • Coincheck不正送金事案で検出したマルウェアについてまとめてみた - piyolog

                                              2019年6月17日、朝日新聞は2019年6月17日付朝刊1面、3面で2018年1月に発生したcoincheckの不正送金で検出されたマルウェアについて報じました。社員のPCで検出されたマルウェアの具体名が報じられたのは初めてです。ここでは関連する情報をまとめます。 朝日新聞の報道 2019年6月17日朝刊で以下が報じられた。 www.asahi.com 記事の概要は次の通り。 Coincheck社員のPCから遠隔操作可能なマルウェアが検出されていた。 マルウェアはCoincheck社員が外部とメールをやり取りした後にインストールし感染。 マルウェアは「Smoke Bot」(Mokes)、「Netwire RAT」の2種類。 これらはロシア系グループの関与が指摘されるマルウェア。 2種のマルウェアを用いた暗号資産交換所への攻撃事例は2016年以降複数確認されている。 Mokesは北朝鮮関与

                                                Coincheck不正送金事案で検出したマルウェアについてまとめてみた - piyolog
                                              • 全国初摘発「ドメイン名ハイジャック」 サイト乗っ取り金要求 京都府警、容疑で男2人逮捕(京都新聞) - Yahoo!ニュース

                                                インターネット上の住所に当たる「ドメイン名」を乗っ取り、サイト運営者に元に戻すための身代金を要求したとして、京都府警サイバー犯罪対策課と南署は9日、恐喝未遂の疑いで、滋賀県草津市の自称ITコンサルタントの男(42)と東京都港区の会社員の男(26)を逮捕した。 【図解】首相官邸、国会図書館、なのに海外? 「ドメイン名ハイジャック」と呼ばれるサイバー犯罪で、国内では2014年ごろから被害が相次いでいる。IT専門機関によると事件として摘発されるのは初とみられる。 ドメイン名は、サイトに接続するためのURLのうち、冒頭の「http://www.」に続く部分。専門機関JPCERTコーディネーションセンターによると、ドメイン名が乗っ取られるとサイトの内容が改ざんされたり、偽サイトに誘導されたりする。19年には人気アニメ「ラブライブ!」の公式サイトが正常に表示できない被害に遭った。 2人の逮捕容疑は仲間

                                                  全国初摘発「ドメイン名ハイジャック」 サイト乗っ取り金要求 京都府警、容疑で男2人逮捕(京都新聞) - Yahoo!ニュース
                                                • Jenkinsの脆弱性 CVE-2024-23897 についてまとめてみた - piyolog

                                                  2024年1月24日、Jenkins セキュリティチームは、CI/CDツール Jenkinsのセキュリティ情報を公開しました。修正された脆弱性の内 任意のファイル読み取りの脆弱性 CVE-2024-23897 は深刻度をCriticalと評価されており、既に実証コードも公開されています。ここでは関連する情報をまとめます。 脆弱性の概要 Jenkins Security Advisory 2024-01-24 Jenkinsにはスクリプトまたはシェル環境からJenkinsへアクセスするコマンドラインインターフェースの機能 (Jenkins CLI)が組み込まれており、脆弱性 CVE-2024-23897はこのCLIを介して任意のファイル読み取りが行えるというもの。さらに特定の条件下においてリモートコード実行が可能となる恐れがある。Jenkins セキュリティチームはこの脆弱性を深刻度をCri

                                                    Jenkinsの脆弱性 CVE-2024-23897 についてまとめてみた - piyolog

                                                  新着記事