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  • アメリカ大統領選挙の支持地盤で読む、アメリカ文学リスト - ボヘミアの海岸線

    2020年アメリカ大統領選挙は激戦だった。2016年大統領選挙以降、世界中で、共和党と民主党それぞれを支持する「支持州」と「支持層」に注目が集まったように思う。 アメリカの大統領選挙は、人口ごとに選挙人数が割り振られ、州ごとにどちらかの政党を選ぶ「勝者総取り方式」が大半だ。そして州ごとにどちらかの政党を選ぶ傾向があり、この傾向は「土地」と「社会構成」を反映するため、多くのニュースやエッセイが問いを投げかける。 各政党の支持地盤はどんな地域か、どんな歴史があるのか、どんな人たちが住んでいるのか? この問いにたいする論考やエッセイ、書籍はすでにたくさんあるが、「アメリカ文学」もこの問いにたいして答えのひとつを持っている、と思う。 文学は、土地と社会と人によって育まれる。「どんな人たちなのか」「その人たちが生きる土地はどんな場所か」「その土地はどんな歴史を持っているのか」を知るには、うってつけだ

      アメリカ大統領選挙の支持地盤で読む、アメリカ文学リスト - ボヘミアの海岸線
    • オーウェル『1984年』序文からわかる、ピンチョンのつまらなさとアナクロ性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

      Executive Summary トマス・ピンチョンのオーウェル『1984年』序文は、まったく構造化されず、思いつきを羅列しただけ。何の脈絡も論理の筋もない。しかもその思いつきもつまらないものばかり。唯一見るべきは、「補遺;ニュースピークの原理」が過去形で書かれていることにこめられた希望だけ。だが、考えて見れば、ピンチョンはすべて雑然とした羅列しかできない人ではある。それを複雑な世界の反映となる豊穣な猥雑さだと思ってみんなもてはやしてきた。だが実はそれは、読者側の深読みにすぎないのかもしれない。そしてその深読みが匂わせる陰謀論が意味ありげだった時代——つまり大きな世界構造がしっかりあって、裏の世界が意味をもった60-80年代——にはそれで通ったのに、1990年代以降はもっと露骨な陰謀論が表に出てきてしまい、ピンチョン的な匂わせるだけの陰謀論は無意味になった。それがかれの最近の作品に見られ

        オーウェル『1984年』序文からわかる、ピンチョンのつまらなさとアナクロ性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
      • 【2021年まとめ】海外文学の新刊を読みまくったので、一言感想を書いた - ボヘミアの海岸線

        2021年は、海外文学の新刊を読みまくった。 『本の雑誌』の新刊ガイド連載「新刊めったくたガイド」の海外文学担当になったからだ。 「新刊めったくたガイド」は、ジャンルごとにわかれて、毎月4冊以上の新刊を紹介する連載だ。日本文学、海外文学、SF、ミステリ、ノンフィクションと、ジャンルごとに担当者が書いている。 本の雑誌463号2022年1月号 本の雑誌社 Amazon これだけ新刊まみれになるのは人生はじめての経験だったので、記憶が飛ばないうちに、読んだ海外文学の感想を書いておくことにした。 ここで言う「新刊」の定義は以下のとおり(『本の雑誌』ルール)。 ・2021年に発売した、海外文学の翻訳 ・新訳、復刊は対象外 目次 ■2021年のアイ・ラブ・ベスト本 【アメリカ】ローレン・グロフ『丸い地球のどこかの曲がり角で』 【アメリカ】 ジェニー・ザン『サワー・ハート』 【ポルトガル】 ゴンサロ・

          【2021年まとめ】海外文学の新刊を読みまくったので、一言感想を書いた - ボヘミアの海岸線
        • 80年代のギャグ漫画「奇面組」に出てきた先生の発言が「当時はギャグ」だったのに「今は正論」になってきているという話→「過渡期だったんだなぁ」

          SQUIRM @SQUIRM_Pynchon 『奇面組』に出てきた日条先生の言葉が非常に現代的で驚く。当時はギャグとして成立していたのだろうが、今だと超正論。 pic.twitter.com/sFy600BzWl 2022-04-03 14:48:37

            80年代のギャグ漫画「奇面組」に出てきた先生の発言が「当時はギャグ」だったのに「今は正論」になってきているという話→「過渡期だったんだなぁ」
          • ドイツ、ナミビア虐殺認め謝罪 1500億円支援、賠償は否定:時事ドットコム

            ドイツ、ナミビア虐殺認め謝罪 1500億円支援、賠償は否定 2021年05月28日18時36分 ドイツによる虐殺のモニュメント=2017年6月、ナミビア・リューデリッツ(AFP時事) 【ベルリン時事】ドイツ政府は28日、20世紀初頭に当時の植民地ナミビアで犯した虐殺について、同国に対して正式に謝罪し、11億ユーロ(約1500億円)の復興・開発支援金を拠出すると表明した。ただ、道義的な責任であることを強調し、法的な賠償は否定した。 【中国ウォッチ】日米欧の「侵略」批判強化 台湾・新疆問題で反撃 マース外相は声明で、当時のドイツの行為を正式に「ジェノサイド(集団虐殺)」と認めると表明。「ナミビアと犠牲者に許しを請う」と謝罪した。支援金については「計り知れない犠牲者の苦しみを認識する態度」の表れとして拠出すると説明したが、「法的な賠償請求権は発生しない」とも明言した。 ドイツは、第2次世界大戦中

              ドイツ、ナミビア虐殺認め謝罪 1500億円支援、賠償は否定:時事ドットコム
            • 『小説の読み方、書き方、訳し方』(柴田元幸・高橋源一郎)を読む - 関内関外日記

              小説の読み方、書き方、訳し方 (河出文庫) 作者:柴田元幸,高橋源一郎 発売日: 2016/11/14 メディア: Kindle版 新型コロナウイルスの流行とともにおれの読書量は減った。減ったどころじゃなく八割減とかそういうレベルだ。居酒屋か旅館か、というレベルだ。なぜアウトドアではなくインドアの読書が減ったのか。図書館が閉鎖されたからだ。ここ数年のおれの読書習慣とは、図書館とともにあった。なぜか。貧乏だから本を買う金がなく、貧乏だから本の置き場がないからだ。 しかし、いよいよ本を買った。正直にいえば古本だ。おれは圧力鍋のレシピ本がほしくなった。ネットオフで探した。あった。三冊買えば送料無料になる。単行本としては持っていなかった田村隆一の『1999』があったので二冊目。さて、三冊目。高橋源一郎で検索して出てきたこれを買って三冊。 高橋源一郎とおれ。おれと高橋源一郎。これについてはさんざん語

                『小説の読み方、書き方、訳し方』(柴田元幸・高橋源一郎)を読む - 関内関外日記
              • Cakes連載『新・山形月報!』

                ずいぶん間が空いた山形月報ですが、今回は文学好きの間では話題ながらも難物と言われるコーマック・マッカーシー遺作2部作を中心に、ホームズの格闘術と、財政金融政策の話。文学にネタのような真面目な格闘術、さらには経済話といつもながらバラバラですが、さて、どんな話になるでしょうか! ずいぶん間が開いた (一年以上かよ!)。いつもながら、採りあげるつもり満々の本が一冊あって、それをどう料理しようか考えるうちに、ずるずる先送りになってしまうというありがちな話ではあります。 で、今回扱うのは、それではない。 コーマック・マッカーシーの遺作となる2部作『通り過ぎゆく者』『ステラ・マリス』だ。 マッカーシー『通り過ぎゆく者』 コーマック・マッカーシーは、現代にあって、本当の意味での文学を書けた数少ない作家の一人だ。そして、それは文学というものの意義が変わってきた現代では、決して容易なことではない。 村上龍は

                  Cakes連載『新・山形月報!』
                • Liu Cixin’s War of the Worlds

                  In Liu Cixin’s work, civilizations engage in a Hobbesian struggle for survival.Illustration by Robert Beatty Two rival civilizations are battling for supremacy. Civilization A is stronger than Civilization B and is perceived by Civilization B as a grave threat; its position, however, is more fragile than it seems. Neither side hesitates to employ espionage, subterfuge, and surveillance, because th

                    Liu Cixin’s War of the Worlds
                  • 『重力の虹』トマス・ピンチョン|重力を切り裂いて、叫べロケット - ボヘミアの海岸線

                    この上昇は<重力>に知られるだろう。だがロケットのエンジンは、脱出を約束し、魂を軋らせる、深みからの燃焼の叫びだ。生贄は、落下に縛り付けられて履いても、脱出の約束に、予言に、のっとって昇っていく…… ーートマス・ピンチョン『重力の虹』 これまでの人生で、読書会を開催したのは2回だけ。1回目は2015年『重力の虹』読書会、2回めは2019年『重力の虹』読書会だ。来年からは「ガイブン読書会・鈍器部」として『重力の虹』以外の読書会もやるつもりだが、きっと『重力の虹』読書会はまた開催するだろう。『重力の虹』は、こんなふうに私をパラノイア的に熱狂させる。 トマス・ピンチョン 全小説 重力の虹[上] (Thomas Pynchon Complete Collection) 作者:トマス ピンチョン 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/09/30 メディア: 単行本 トマス・ピンチョン全小説

                      『重力の虹』トマス・ピンチョン|重力を切り裂いて、叫べロケット - ボヘミアの海岸線
                    • 村上春樹の人気は?ブックメーカーを参考にして2023年ノーベル文学賞を予想してみた - 日々の栞

                      もうそろそろ「村上春樹、今年こそノーベル賞受賞なるか?」というニュースを見かける季節になると思うので、一足先にブックメーカーを参照して今年のノーベル文学賞を予想したいと思う。 「村上春樹、今年こそノーベル賞受賞なるか?」というのはもはや秋の風物詩だ。 街とその不確かな壁 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 特に今年は、村上春樹が新作長編『街とその不確かな壁』を出版するなど、活動的な一年だった(まだ今年は終わっていないが)。また、ヨーロッパで最も権威がある賞の1つと言われている、スペインのアストゥリアス王女賞の文学賞を受賞するという快挙を達成している。 もうこれは、今年もマスメディアで「村上春樹、今年こそノーベル賞受賞なるか?」祭りが盛り上がってしまうのだろう。やれやれ。 少し気は早いかもしれないが、今年もブックメーカー(賭け屋)において村上春樹の人気がどうなのか確認してみた。 今年も村上

                        村上春樹の人気は?ブックメーカーを参考にして2023年ノーベル文学賞を予想してみた - 日々の栞
                      • やくしまるえつこさんが選んだ本

                        やくしまるえつこさんが選んだ本 相対性理論「天声ジングル」発売記念『やくしまるえつこ選書フェア』 2016/04/27~2012/05/09 安部 公房(1974) 無関係な死・時の崖 (新潮文庫) 安部 ヨリミ(2012) スフィンクスは笑う (講談社文芸文庫) アルフレッド・ベスター(2008) 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) アルフレッド・ベスター(1965) 分解された男 (創元SF文庫) アンナ・カヴァン(2007) ice アンナ・カヴァン(2013) アサイラム・ピース アンナ・カヴァン(2014) われはラザロ R・A・ラファティ(2013) 第四の館 (未来の文学) 伊藤 計劃(2010) 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) 稲生 平太郎(2013) 何かが空を飛んでいる ウィスット ポンニミット(2010) ロマンス タムくんのラブストーリー短編集 ウィリ

                        • 1937年の絵画に「スマホを手にした先住民族の姿」が描かれていると話題に! - ナゾロジー

                          その時代に存在するはずのない遺物を「オーパーツ」と呼びますが、私たちは時に、先人たちの遺した美術品の中に、それを発見することがあります。 今回、紹介する絵画も、オーパーツが描かれているとして、海外掲示板・Redditで話題になった一枚です。 西欧人と先住民族の入り乱れる様が描かれていますが、中央やや右下にいる男性に注目してください。 右手に持っているその物体は、明らかに、私たちが慣れ親しんでいる「スマホ」に見えます。 では、この絵画はいつ制作され、何を描いたものなのでしょう? そして、男性が手に持つ「スマホ」のような物体は、何なのでしょうか? People Believe This 1937 Painting Is “Proof” Of Time Travel https://www.iflscience.com/people-believe-this-1937-painting-is-p

                            1937年の絵画に「スマホを手にした先住民族の姿」が描かれていると話題に! - ナゾロジー
                          • 【永久保存版】2020年度 米文学研究会 I&II/米文学演習 I&II 必読書リスト

                            100 Must Read Books for Undergraduate Americanists An A to Z Book Guide 2020 2020年度版 20世紀アメリカ文学必読書リスト 100 ――すべてのアメリカ文学専攻学部生のために―― 巽 孝之・選 20世紀はアメリカの世紀だった。1898年の米西戦争で勝利して以降、世界初の民主主義の実験場として始まったはずのこの国は、何と自ら批判してきたはずの帝国主義というゲームに積極的に参加することになった。そして第二次世界大戦以降の米ソ冷戦時代には、アメリカを中心に考えさえすれば世界平和が相対的に保障されるという「パックス・アメリカーナ」の理念が蔓延した。まさに 19世紀の「パックス・ブリタニカ」に取って代わったのである。 かくして、 アメリカ文学といえば 20世紀ではないか、という第一印象がもたらされる。帝国主義化して軍事経

                              【永久保存版】2020年度 米文学研究会 I&II/米文学演習 I&II 必読書リスト
                            • Amazon.co.jp: トマス・ピンチョン全小説 ブリーディング・エッジ (Thomas Pynchon Complete Collection): トマス・ピンチョン (著), 佐藤良明 (翻訳), 栩木玲子 (翻訳): 本

                                Amazon.co.jp: トマス・ピンチョン全小説 ブリーディング・エッジ (Thomas Pynchon Complete Collection): トマス・ピンチョン (著), 佐藤良明 (翻訳), 栩木玲子 (翻訳): 本
                              • 『心霊の文化史』吉村正和|「自己啓発・社会改革」を目指した19世紀スピリチュアリズム - ボヘミアの海岸線

                                19世紀後半において心霊主義は、現代のイメージとは逆に、建設的で明るい社会改革運動という側面も備えていた。心霊主義は、心身ともに健康な個人を完成する手段であるだけでなく、「改善、進歩、人間性」を標榜して社会の完成をも目指す<自己>宗教として理解されていたのである。 ーー吉村正和『心霊の文化史 スピリチュアルな英国近代』 トマス・ピンチョン『重力の虹』第1部(イギリス編)に、心霊現象研究協会(SPR:The Society for Psychical Research)や降霊会メンバーが登場する。これらはピンチョンが想像したものではなく、イギリスに実在した。 イギリスは、1860年代から70年代にかけて、心霊主義(スピリチュアリズム)が一世を風靡した。その影響は現代では考えられないほど強く、サイキックや霊媒、降霊術などについて「科学的」に研究する機関として、心霊現象研究協会がつくられるほどだ

                                  『心霊の文化史』吉村正和|「自己啓発・社会改革」を目指した19世紀スピリチュアリズム - ボヘミアの海岸線
                                • 小説の値打ちと脱成長論の愚をめぐって - Cakes連載『新・山形月報!』

                                  2022年6月24日 「新・山形月報!」、今回はまだ最終回ではないはずです!? 取り上げられたのは、リチャード・フラナガン、トマス・ピンチョン、ドン・デリーロ、バルガス・ジョサ、マーク・トウェインなどの作品……。さらにマイケル・ヤングの『メリトクラシー』、柿埜真吾の『自由と成長の経済学』にまで話は及びます。 だんだん終わりが近づいてきました。この「連載」は不定期もいいところで、一年半も間が空いたりとか、定期購読されていた皆様にはたいへん申し訳ございませんでした。いろいろ書きかけて、他の仕事にかまけているうちにタイミングを失ったような原稿は結構あって、今回はそういうのを少しお蔵出し。 前回の最後で、ウラジーミル・ソローキンの小説を紹介した。珍しく時事ネタとからめられたので書きやすかったけれど、通常だと小説はなかなか扱いがむずかしい。単独性が強くて、なかなか他の本と関連づけて紹介しづらくて、何

                                    小説の値打ちと脱成長論の愚をめぐって - Cakes連載『新・山形月報!』
                                  • エサレン協会 - Wikipedia

                                    エサレン協会、1972年 エサレン協会[† 1](エサレンきょうかい、英: Esalen Institute、通称: Esalen)は、アメリカの非営利的リトリート施設であり、オルタナティブな人間性教育に取り組んでいるカリフォルニア州ビッグサーのインテンショナル・コミュニティ(意図を持った共同体)である[1]。ビッグサー温泉とも呼ばれていた[2]。エサレンという名称はアメリカ先住民の一部族名にちなんだもので、その部族の聖地とされる場所は当協会の敷地に所在している[3](→エセレン族)。人口は白人が大部分を占め、高い教育を受けた人が多い[4]。海野弘は、ある特定の時期に不思議な人々が集まってきた特別な場所としてアスコナのモンテ・ヴェリタになぞらえている[5]。 この協会は、1960年代に始まったヒューマン・ポテンシャル運動における最大規模の「成長センター」であり、最も重要な役割を果たした[6

                                      エサレン協会 - Wikipedia
                                    • 初めてJamf Proを触る時に知っておきたかったこと|good-sun(a03)

                                      Jamf Pro何も分からん。触り始めてから半年近く経ちました。光陰ビュンビュン矢の如し。 試行錯誤しながらここまで来たところで、昔の自分が知りたかったであろうことを自分のために書くます。Jamf素人のメモなので、こうした方が良いといったことがあれば、ぜひにコメントをお寄せいただけると嬉しいです。 なお、note公開にあたり、基本的にはインターネットで検索できる情報を元に構成しました。また、内容に多少の脚色やぼかしなどがあることはご了承くだされ。 ヘッダー画像はテキストから画像を生成するやつ。微妙に手指がちょっと変な感しますね。 このnoteを書いている人の背景100人前後規模の職場へ1人目専任情シスとして採用された。 自分はMDM経験なし、何それ美味しいの状態からスタート。 MDMってなんなの前職は両手で数えられる人数しかいない職場だったので、スプレッドシートで端末のメモがあるくらいでし

                                        初めてJamf Proを触る時に知っておきたかったこと|good-sun(a03)
                                      • 1937年の古い絵はiPhoneを持っている男を示しています - これは時間旅行の証拠でしょうか - ブログ | 知的好奇心ラウンジ

                                        1937年の古い絵はiPhoneを持っている男を示しています - これは時間旅行の証拠でしょうか (図 ピンクン / ウィキペディア パブリックドメイン) (Fig.) スマートフォンを持つネイティブ 1937年のこの古い絵画で、iPhoneのように目に見えるガジェットを持っているネイティブ・アメリカンを見つけられますか。このミステリアスな物体は、時間旅行の可能性についての推測を引き起こしました。7年前かそれ以上前にこの壁画を描いた時代に、誰かが21世紀のハンドヘルド機器を持ち帰った可能性はありますか。 この壁画は「ピンクン氏とスプリングフィールドのセトリング(Mr. Pynchon and the Settling of Springfield)」で、1937年にイタリアの抽象画家ウンベルト・ロマーノ(Umberto Romano)氏によって描かれた17世紀のシーンです。マサチューセッツ

                                          1937年の古い絵はiPhoneを持っている男を示しています - これは時間旅行の証拠でしょうか - ブログ | 知的好奇心ラウンジ
                                        • ピンチョン『ブリーディング・エッジ』読書会が楽しすぎて時が溶けた

                                          ありのまま、起こったことを話すと、読書会が始まったかと思ったら、いつのまにか終わってた。何を言ってるのか分からないかもしれないが、私も何が起きたのか分からない。 トマス・ピンチョンの最新作『ブリーディング・エッジ』のオンライン読書会に参加したら、時間が溶けた。みなさんのオリジナルな斬り口、読者目線、ネタ、面白解釈、論争発火点を次々と聞いているうちに、あっという間に4時間が過ぎた。 ウェブで死者と出会う意味 もちろんピンチョンだから、どこをどう料理しても面白い。 百科全書な小説で、神話や歴史から始まって文学、数学、物理学、暴力と陰謀とパラノイア、都市伝説と幻想怪奇、洒落と地口、メタフィクション、セルフパロディなど、いくらでも、どれだけでも話せる。 たとえば誰かが「ここ良いよねー」と言うと、皆でふむふむと読み直しながら、あーでもない、こーでもないと同意したりツッコんだり。オンラインだから各人の

                                            ピンチョン『ブリーディング・エッジ』読書会が楽しすぎて時が溶けた
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