世界有数のクリエイティブシティーのひとつである東京。この街の“芸術”は、伝統的なものから、アンダーグラウンドまで様々なレイヤーから構成されている。中でも、今を生きるアーティストやアートファンが関わる現代アートを取り巻くシーンは、日々刻々と進化を続け、表現の視点、アウトプットも多様だ。現代だからこそ赤裸々に表現される時代背景を兼ね備えた心情。作品に滲み出た感覚は独特の表現を持ち、独自性を高めている。 これらの新たな表現が産まれる場所も、当然のように活性化している。“なければつくればいい”というようなD.I.Yの精神の定着や、アートの可能性が広がっていることによる周辺領域からの参画など状況の変化も手伝って、単なる“箱”に留まらない、それぞれの持ち味を活かした強いキュレーションを持った“箱”が目に見えて増えている。 東京の現代アートシーンで、自分の好みの作品、さらには新しい価値観を見つけるのであ