僕は、僕は誰も信じない どうせなにも許せないから ドブ川に沿って帰る 遠くでチャイムが鳴ったら 寂しくなるでしょ 今は、今はしょうがない 意味不明の落書きが濃くなった わからないように伝えたいけど 耳を塞いでいてよ 「明日、ミサイルが落ちるから 治療はこれでやめにしよう」 なんども他人の肩を躱して 次の信号に立っていた 空想のあの通り魔が笑っている 大して理由のないまま 「届いて」と願うこともないかな 冗談・本音、どれでもないのは 空き缶と一緒に捨ててしまった 僕を、僕を誰も選ばない だけどもう泣けもしないなら ドブ川が夕に光る 遠くで誰か死んでも 悲しくないでしょ 誰も、誰も信じない 意地を張って戻れなくなった わからないように伝えたいから 絶対に理解しないでね 「今夜はミサイルが落ちるから 下着を僕にくれませんか」 明日も他人と肩を並べて 既に満たされた未来を待っている 空想のあの通り