紹介 一般史学および哲学との関連から音楽史を問い直し、音楽史学の、さらに広く音楽学の根本的な諸問題をきわめて鋭く剔出して、大きな反響を呼び起こした「音楽史の理論」書。(書物復権) カール・ダールハウス (ダールハウス) (著/文) 1928~89年。該博な知識と透徹した思考力によって20世紀後半を代表する音楽学者。ベルリン工科大学教授、プリンストン大学客員教授、ドイツ音楽学会会長などを歴任。著書に『音楽美学』(シンフォニア)、『絶対音楽の理念――19世紀音楽のよりよい理解のために』(シンフォニア)、『リヒャルト・ワーグナーの楽劇』(音楽之友社)、『ベートーヴェンとその時代』(西村書店)など多数。