ラップを形成する核となる要素は、大きく分けて下の3つです。 ・「内容(歌詞、content)」 ・「歌唱(フロウ、flow)」 ・「韻(ライム、rhyme)」 ここでは、要素の1つである韻について解説をします。 何を韻を踏んだと見なすかは、人によって少し異なる場合がありますが、 ほとんどの人が韻を韻と認識するための要素は、「複数の言葉が共通点をもつ」ことです。 そして、その共通点とは、おもに「母音の一致」です。 「ばなな」と「あたま」を例にとって考えてみましょう。 「ば・な・な」も「あ・た・ま」も、母音だけでつづればどちらも「あ・あ・あ(a・a・a)」です。 つまり、この2つは母音が一致しており、韻として用いることができるわけです。 キングギドラの「見まわそう」から、ZEEBRA(ジブラ)の最初の4小節を見てみましょう。 (0:42から) 超常現象 巻き起こし 阻止するこの現状 まるで外は