風邪のようにウイルスに感染した場合、鼻やのどなど複数のところに症状が表れるのが特徴だ。一方、細菌は「原則として一つの臓器に1種類の菌が感染する」ので、一つの症状が強く表れやすい。例えば鼻水だけがダラダラ出続け、頬(ほお)の片側に痛みがある場合、細菌性副鼻腔炎などが考えられるという。こういうときはすぐに受診しよう。 3. 寒くてガタガタ震える 発熱すると寒さを感じやすくなるもの。それにはランクがあり、最も強いものはガタガタと体が震え、止めようと思っても止まらない。これを医学的には「悪寒戦慄(おかんせんりつ)」と呼ぶが、風邪でこのような状態になることはめったにない。「細菌感染している可能性が高まります」と岸田さんは指摘する。悪寒戦慄がある場合は、早めに受診したほうがいいだろう。 「悪寒戦慄に加えて咳があるときや、先述した『2峰性の病歴』(症状が改善傾向にあったものの、悪寒を伴う発熱を起こす)が
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