ハーバード大学識者インタビューの3回目は、核問題の専門家、マリアナ・ブジェリン(Mariana Budjeryn)博士の話を紹介する。彼女は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の思惑や、ウクライナの安全保障が裏切られたブダペスト覚書などについて語った。 【写真】プーチンが核ミサイルで狙いうる「日本の大都市」の名前 ウクライナ出身のブジェリン氏はキーウの大学を卒業後、ブダペストにある中央ヨーロッパ大学で博士号を取得、米タフツ大学で訪問教授を務めた後、ハーバード大学ケネディスクールのベルファーセンター上席研究員に就任した。 ウクライナの侵略戦争をめぐっては、6月24日公開コラムで紹介したように、「西側で肘掛け椅子に座っている訳知り顔の評論家が、ウクライナ人に対して『ああすべきだ、こうすべきではない』などと指図すべきではない」と手厳しく批判している。 ーーロシアのウラジーミル・プーチン大統領が