親がまったく教えることがなくても「いつの間にか部屋の中を走り回っていた」というのが当たり前なのです。人間には本能として「走る」という運動能力がDNAに組み込まれています。二足歩行で立って走るという運動は、ロボットで再現するのも難しいかなり複雑な動きですが、乳幼児でも自然にできるのです。 一方、道具を使う運動、たとえば「自転車に乗る」は、必ず誰か(親など)の助け(道具を使いこなす知識やコツ)が必要になります。教わらなくてもいつのまにか走れるというDNAに組み込まれた運動プログラムは実に緻密で優秀です。 学童期は、子どもが小学校で運動会デビューする時期です。乳幼児期は本能としてただ楽しく走りまわっていたことが、生まれて初めて人と比較される能力のひとつになります。 昔から運動会の徒競走でヒーローになる「足が速い」男の子は不思議と女子の人気を集めます。思春期を迎える前の女子が本能的に察する異性への
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