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ブックマーク / juangotoh.hatenablog.com (13)

  • パソコンにおける80系 VS 68系の時代 - 仮想と現実

    1974年に、Intelの8080とモトローラの6800という8ビットCPUが登場した。8080が、電卓用4ビットCPU 、4004から8008を経て進化したのに対し、6800はミニコンのアーキテクチャ(DEC PDP-11をモデルにしたといわれている)を縮小して設計されたらしい。つまり8080は電卓が進化したCPU。6800はミニコンが退化したCPUといえる。Intel 8080とその後継アーキテクチャを80系、モトローラ6800とその後継アーキテクチャを68系と呼び、これらが戦いを繰り広げた時代があった。 特徴として、8080はレジスタが多めで、数値をいくつも代入してちゃっちゃと計算するのに向いていた。それに対し6800は直行性の高い命令で、一貫性の高いプログラムを作成するのに向いていた。誤解を恐れずいうなら、8080はとにかく実用性重視。6800は理念重視といえるのではないだろうか。

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    quick_past 2020/02/07
    6809良い石だったのになあ・・・
  • 古よりのMacintosh批判への答え - 仮想と現実

    north.thco.mp この記事、気持ちとしてはなるほどなあとは思うのだ。Macは伝統的に「オシャレ」で「カッコよく」「コンピューターの理想」で「使わないやつは馬鹿」みたいな傲慢さを醸し出していた。ついでに高価なので使う人を単純に値段で選別していた。しかし、実際のところ、そんなにMacユーザーがDOSやWindowsのユーザーをいちいち小馬鹿にしたりしてはいなかったし、CMでもMac以外をdisることはなかった。いやラーメンズのCMとかあったじゃんと思うでしょ。あれもうすっかりMacの優位性失われた後のもので、むしろMacユーザー側が「うわ、かっこ悪いからやめてほしいなあ」と思ったものだ。少なくとも日テレビMacのCMなんて、キャノン販売が代理店やってた時代の、観音の絵のやつとか、なにひとつ優位性を語るどころか、意味すらわからないぼんやりファッショナブルなものがごく少数あっただけ

    古よりのMacintosh批判への答え - 仮想と現実
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    quick_past 2020/02/07
    DOSerが煽られてるって認識はいつ始まったんだろう?おいらも長年win使いだったけど覚えがない。Macsbugだけど、当時はMacの雑誌にもトラブル解決のためにインストールを推奨する記事があって、入れてるユーザも多かったよ
  • R800というCPU - 仮想と現実

    MSX turbo Rに採用されたR800というCPUは、Z80互換で10倍速と言われた、当時のMSXユーザーにとっては夢のようなCPUであった。考えてほしい、今使っているあなたのパソコン、10倍速くなりますと言われてワクワクしないユーザーがいるだろうか。実際は画面描画用のVDPが前世代のままで、画面表示にウェイトがかかりまくったので、TurboRであらゆるソフトが10倍速く動いたわけではなかったのだけど。 もともと、Z80というCPUは、8ビット時代においてやたら高機能なCPUだった。BCDによる十進数計算をサポートし、大量のメモリ領域を1命令で転送するブロック転送なんてのも機械語に入ってたくらいである。そんな複雑で高機能なCPUなので、クロックあたりの速度はそれほと高くなかった。大概の命令に4クロックくらいかかるし。Apple IIやCommodore 64が採用していた6502と比べ

    R800というCPU - 仮想と現実
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    quick_past 2019/11/12
    BASICは遅いのもだけど、それ以上に少し大きくて複雑なプロジェクトには全く向いてない言語だった。マシン語は色々めんどくさいけど、そこを乗り越えられれば便利な言語だったしgameに向いてた。
  • 米中対立がRISC-V開発を促してるのだろうか。 - 仮想と現実

    RISC CPUの元祖はIBMの801かもしれないが、MIPSやARMに繋がる現代の多くのRISCアーキテクチャの大はカリフォルニア大学バークレイ校のBerkeley RISCだろう。 RISC-VのVは「ファイブ」であり、バークレイ校で作られた5番目のRISC命令仕様だ。この仕様はオープンソース化され、RISC-Vファウンデーションに移管されて普及を目指している。仕様がオープンであるため、この命令セットのCPUを誰が作ってもライセンス料などは発生しない。主にその要因で結構注目を集めているし、多くの企業や組織がRISC-Vファウンデーションに参加、なんらかの商品化を目指している。とはいえ、RISC-Vのいい点はなにもオープンであることだけではない。 既存のCPUは、x86にしてもARMにしても、長い年月の積み重ねで命令数は増加し、回路は複雑化している。ARMも64bitモードの命令セット

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  • 玉音放送のあとの解説放送はドラマで再現されないのだろうか - 仮想と現実

    昭和20年8月15日正午の玉音放送、終戦を象徴するものとして数々のドラマでも流されてきたが、録音された昭和天皇の詔勅部分だけを流し、登場人物が終戦をしるという形になっている。ただ、あの終戦の詔勅というものは、当時の国民の殆どが聞いたことのなかった天皇陛下の肉声であり、また、独特の文語調の朗読であるため、あれだけを聞かされたとしたら、正直一発で理解できない人が多かったと思うのだが、大概のドラマではラジオの前で主人公が「戦争が終わった」と即座に理解するものだ。 実際の放送は、正午に天皇陛下の録音を流した後、NHKのアナウンサーがあらためて詔勅を朗読、続いて鈴木貫太郎首相の内閣告諭、終戦決定の御前会議の内容報道、ポツダム宣言受け入れの説明、これまでソ連を通じて和平工作を行っていた事実といったかなり突っ込んだ内容が放送されたらしい。その後、映画「日のいちばん長い日」で描かれたような8月9日から1

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  • Kiwi:68008+V9990+SID音源×2という「あの頃ほしかった系」コンピューター - 仮想と現実

    www.ist-schlau.de 以前たまたま見つけたドイツのサイトだが、自作コンピューターの説明と販売を行っている。販売ページを見ると、基板と部品のセットで€333.33。ただし追加部品がいくつか必要になる。基板には表面実装LSIのみ実装済みで、他のものはすべて自分ではんだ付けする必要があり、まあそれなりに覚悟がいるキットだ。このコンピューター、なんとも「あー、昔こういう仕様のパソコンがあったらよかったなあ」的なスペックなのである。 CPUが68008 モトローラの16ビットCPU、68000の8ビットバス版。これはできたら8ビットバスバージョンじゃなく、完全な68000であってほしいところだけど、自作となるとこの辺が妥当なところか。とにかくm68kアーキテクチャである。フラットな4MBメモリマップが使える。ホビーパソコンとしてこれはうれしい。 VDPがV9990 あの、MSX3用に開

    Kiwi:68008+V9990+SID音源×2という「あの頃ほしかった系」コンピューター - 仮想と現実
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    quick_past 2018/05/11
    当時のパソコン雑誌には、68008の自作ボードをPC-8001に接続してCP/Mを動かす記事もあったなあ・・・
  • 枝野幸男氏の「お祝い」騒動について - 仮想と現実

    枝野幸男「草津白根山の噴火によって訓練中の自衛官が亡くなった事に心から哀悼の意を表します。また被害に遭われた皆さんに心からお祝いを称します」 被害に遭われた方に『心からお祝い』するのが立憲民主党なようです#kokkai pic.twitter.com/xKr7hIdNDk— DAPPI (@take_off_dress) 2018年1月24日 このツイート主のテキスト書き出しは 「草津白根山の噴火によって訓練中の自衛官が亡くなった事に心から哀悼の意を表します。また被害に遭われた皆さんに心からお祝いを称します」 このツイートにつながるスレッドの大多数がこの「お祝い」を受け入れ、枝野氏を批判している。だがおかしいだろう。自衛隊員の死亡について哀悼の意を表しておいて、その他被害にあった民衆をお祝いするのは前後で意図が合わない。いわゆる左翼へのステロタイプなら一般民衆への被害を大きく盛り上げて、自

    枝野幸男氏の「お祝い」騒動について - 仮想と現実
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    quick_past 2018/01/27
    百歩譲ってこれが空耳ネタで(程度は最低そのものだが)面白がってるだけだとしても、それが拡散されるうちにこの動画自体チェックされなくなり、「お祝いと言った」とされる部分だけ独り歩きする。最初からそれ狙い
  • MacPaintとPICTフォーマット - 仮想と現実

    初代Macintoshに同梱されたMacPaintは、その後のビットマップペイントソフトの共通祖先となったと言っていい、偉大な影響力を誇った。左にツールパレットを配置し、中央にドキュメントウィンドウ。ツールパレットをクリックすれば鉛筆やブラシ、塗りつぶしバケツが切り換えられる。このあたり前のフォーマットを作ったのがこのソフトだ。これ以前のものは、例えばろくなパレットがなく、キーボードの特定のキーでツールを切り替えるなど、直感的とはいえない操作性のものが多かったのだ。ただ、初期MacPaintは、メインウインドウは一つだけで、動かすこともできない、ただの背景みたいな動作だっだりして、メモリが128KBしかなかった当時の妥協の産物でもあったりする。スクロールバーもなく、ハンドツールでスクロールする。画像も576×720ピクセルモノクロ固定だったりする。 このMacPaintが作成する画像ファイ

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    quick_past 2017/11/01
    そのPICTがあったからこそWYSIWYGができたという流れも。PicCommandで使うプリンター用のコメントが変更されると、プリンタドライバの挙動が変わったり、PostScriptで描画したり。あとWMFは内部的にはまだ使ってたような。
  • 「リベラル」という語が差別語に近づいている - 仮想と現実

    かつてリベラルといえば、理想主義的だがマルクス主義のようなギチギチの理論に縛られず、現実的な政治思想を指していたはず。なので知識人がリベラルであると表明するのはむしろ当然だった。しかしいま「リベラル」という言葉は、「反日左翼」「与党の方針に常に反対しかしないものを考えない連中」みたいなイメージで語られることが多く、リベラルであると自称する事自体ためらわれる時代になっていると感じる。 「リベラル」がそもそも「リベラリズム」=「自由主義」なのだが、これは来啓蒙思想から起こった考えで、権力が人民を支配する原理は神によるのではなく、社会契約に基づくということ、そこから平等思想が生まれ、人間の自由がうたわれた。この自由はすなわち権力からの自由であり、権力が個人の自由を侵すことを忌避する。個人の自由を最大限に尊重することから、この考えは国家を小さくして、極力民間の自由に任せる方向に向かう。このへんは

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    quick_past 2017/10/16
    差別者は言う「だって差別者ばかりなんだもん。」むしろその為のレッテルとして唱え続けてきたくせになあ。
  • 中世風ファンタジーで気になる白金貨 - 仮想と現実

    毎度「小説家になろう」等のWeb小説ネタなのだが、これも一つのテンプレなのだろうけど、Web小説の中世風「剣と魔法の世界」において、大概の場合貨幣は銅貨、銀貨、金貨、白金貨が設定されている。金貨の価値は現代の日円にして10万円程度とされていることが多いが、金貨の上に白金貨という貨幣があり、一枚で100万円とかそれ以上の価値を持つことになっている。作品によっては金貨の上が大金貨、その上が白金貨というパターンもあり、その場合白金貨の価値は1000万円以上。通常取引に使われることはなく、大規模な不動産取引などでまれに使われるくらいのレアな貨幣になっている。 なぜそんな高額貨幣があるのかといえば、主人公は大概すごい戦闘力を持っていてそうそう狩れないドラゴンなどの上位モンスターを狩りまくったり、現代知識を生かした商品開発(リバーシなど)が大ヒットしてすごいお金を儲ける事になるためだと思うのだけど、

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    quick_past 2017/02/18
    普通にミスリルのことだとおもってた・・・
  • CG以前に特撮の瑕疵が見えなかった唯一の作品は2001年宇宙の旅だと思う - 仮想と現実

    映画歴史において、極初期にジョルジュ・メリエスの「月世界旅行」があったように、映画において特撮は重要な要素だと思う。そして、それはどうやってもチャチに見えてしまう事との格闘だった。 ミニチュアセットはどうしても小さく見える。カメラを寄せて大きく見せても、ボケ具合で小さく見える。現代逆にティルトシフト撮影で近景遠景をぼかすことで実写の風景が模型に見えるテクニックが登場しているが、つまりあれである。カメラが被写体に近いと、距離のちょっとした差で大きくボケてしまう。これを解消するには、ミニチュアモデルを大きくする必要があるが、実物大にまで拡大してはミニチュアである意味がない。 ボケをなくすためには、カメラの絞りを大きく絞る方法もあるが、それだと光が足りなくなる。2001年宇宙の旅は、その方法で露出時間を増やして解決していた。極限まで絞って、一コマの宇宙船を撮影するのに数分とかかけて撮影したのだ

    CG以前に特撮の瑕疵が見えなかった唯一の作品は2001年宇宙の旅だと思う - 仮想と現実
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    quick_past 2016/07/20
    ソラリスはラストが背景に切り貼りしてるの見て解っちゃうもんなあ・・・。2001年は特撮品質もそうだけど、あらゆるデザインが今でもそれっぽく見えてあれが凄いなあと。
  • 江戸しぐさの人は「江戸っ子大虐殺」の設定を無くしたいんじゃないかな。 - 仮想と現実

    江戸しぐさって、「現代では忘れられた江戸時代のマナー」みたいな設定だったわけでしょ。まあそういうのを芝三光というおっちゃんがもっともらしく語ってむにゃむにゃやってたわけだ。「江戸時代の人はね」って。こんなのってあんまし実証性とか考えてないよね。100年以上前のことだし、「いい話」だし、うやむやでもおっちゃんがもっともらしく語れば、話を聞きに来る人は「ほうほう、なるほどねえ~。現代人もこういう事をすればいいんだねえ」って納得しちゃうもん。こういうのは聞き手がわざわざ「嘘だ」と思って聞きに来るわけじゃねえからな。 そこに弟子入りしたのが、なんか公民権運動のノンフィクションで賞とかとった越川禮子氏。多分この人頭いいもんで「これ、細かいとこ突っ込まれたらやばい」と思ったんだろうね。だって江戸しぐさっていかにも日常のちょっとした所作なんだよね。文献やそれを伝えた江戸講なるものが廃れて失われたと言って

    江戸しぐさの人は「江戸っ子大虐殺」の設定を無くしたいんじゃないかな。 - 仮想と現実
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    quick_past 2015/04/22
    なんか、向こうから人が来たら傘を退けるみたいな、そんなもん誰に教わるでもなく機転きかせて思いつくようなもんだろう。ってのにいちいち名前つけて、江戸の商人が始めたんだとか言われても違和感しかないわな。
  • 初期パソコンはアマチュア無線ショップで売られていた - 仮想と現実

    パソコンを買うとしたら、メーカー直販、大型家電店といった選択肢もあるけど、まあパソコン専門店も強い。ところでパソコンなるものが登場した頃はそんなに一般の人が買うものではなかったし、インターネット以前の時代なのでメーカー直販というのもまずなかったろう。あたりまえだけどパソコン専門店なんてものはパソコンが登場したあとでできたものだ。ではどこで売られていただろう。 前提として、MZ-80やPC-8001、もっと遡ってTK-80などが売られていた時代、それらはあまり実用的な「道具」とはみなされていなかった。「個人が所有できるコンピューター」というなんだか漠然とした凄さはあったものの、周辺機器も少なく、グラフィック能力も最低限。データ保存はカセットテープで数分かかるようなシロモノである。ソフトウェアが商品になるという考えもハードが出たあとで徐々に出来上がっていった感じで、当時パソコン買った人はなんだ

    初期パソコンはアマチュア無線ショップで売られていた - 仮想と現実
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    quick_past 2015/04/22
    Radio Shack。四日市だと最初は理工産業、関西電波(後のギガス)、大矢知電機(現マイクロキャビン)、SHARP支店くらいにしかなかった。1985年あたりからキヤノンゼロワンとかBit-Innとか色々できたけど淘汰されちゃったね。
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